2020年度入試制度は
こう変わる!
入試制度改革で問われる新しい学力
ダブル教育だから身につく本物の学力
2019年度時点で高2およびそれより下の学年の人は、新たなシステムのもとで大学入試を受けることになります。センター試験が廃止されて新たに「大学入学共通テスト」が実施されるのです。
生徒さんおよび保護者の皆様には、不安を感じていらっしゃる方が多いことでしょう。ここで押さえるべきポイントは、「文部科学省はどのような観点から入試制度改革を行っているのか」ということです。文部科学省は、今回の制度改革において、次のような「学力観」をその基盤としています。
- 十分な知識・技能
- それらを基礎にして答えが一つに定まらない問題に自ら解を見出していく思考力・判断力・表現力等の能力
- これらの基になる主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
これらを「学力の3要素」と呼び、従来の高校での指導および大学入試においては①の知識や技能に重点が置かれすぎており、②の思考力・判断力・表現力、および③の主体性を持って他者とともに学ぶ態度の養成が不十分であったとして、今回の入試制度改革を推し進めているのです。
このような学力観のもとに立ったときに、
どのような方針で今高2または高1である皆さんは学習を進めていくべきでしょうか?
文部科学省がまず第一に挙げている通り、「十分な知識や技能」の重要性が失われたわけではまったくありません。大事なことは、単に知識量を競うのではなく、②にあるように思考力・判断力・表現力を育てるための基盤としての知識・技能が求められているということです。そこで必要なのは「なぜそうなのか」という原理からの理解と、その理解を基にした実戦的な応用力を、並列的に育て上げていくことです。
③に挙げられている「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」は、これまでの学力観では注目されていなかった観点でしょう。すでに発表されている小中学校の次期学習指導要領においては、「主体的・対話的で深い学び」というキーワードが提示されています。学びの姿勢として、与えられた知識をただ受動的に受け取るのではなく、自ら積極的に関心をもち、他者とのコミュニケーションを通じて知識を獲得し、さらに関心を深めていく、といった学習姿勢を重視しています。
以上の観点から見れば、四谷学院のダブル教育のもつ意義を再確認することができます。まず、知識・技能を原理から理解するクラス授業と、その実践の場としての55段階個別指導の連携は、他の予備校・塾にはないものです。表面的な理解ではなく根本からの理解、そしてそれを実際に運用する中で、
- いかに解答を発想するか
- どのように知識・技能を組み合わせるか
- 答案の中に自分の思考をどのように表現するか
が、講師との1対1の会話の中で磨かれていきます。共通テストで導入されることになっている数学・国語での記述問題についても、四谷学院では従来より55段階の中で徹底した記述指導を行ってきました。飛躍的な学力向上およびあまたの難関合格を実現してきたのは、この55段階における記述指導が大きな要因の一つです。
主体性を持って学ぶ態度は、実際の学習現場の中で
「他者との直接的なコミュニケーションを実践する中でのみ」培っていくことができます。
鍵をにぎるのは「質問力」です。日本の大学生の特徴として「講義中に促しても質問することができない」ということがよく言われます。質問することが対話による学力向上のための第一関門であり、質問する側と質問される側が協働してコミュニケーションをとることによって双方がともに成長していくきっかけとなります。
四谷学院では、クラス授業・55段階ともに、講師と生徒が直接質問と回答のやりとりを行うことで「主体的・対話的で深い学び」を実践することができます。このことは映像を通じた学習では絶対に達成できません。
小手先の試験対策ではない、根本からの学力向上が新試験対応には必要です。その準備を、今から四谷学院でスタートしてください。