MENU フリーコール 資料請求
予備校トップ  >  大学受験の仕組み完全まとめ

大学受験の仕組み完全まとめ

大学受験の仕組みを理解して、合格のチャンスを広げましょう!

大学受験の仕組み完全まとめイメージ画像

大学の受験方法は、近年、大きく幅が広がりました。それにより、同じ大学や、その学部・学科に、複数回のチャレンジができるようになっています。

ただし、受験方法は、幅が広がることに伴い複雑化もしています。受験方法を正しく理解することは、合格のチャンスを広げるためにカギとなると言えるでしょう。

ここでは、大学受験の仕組みと受験方法、勉強方法について、詳しくまとめています。

大学受験の仕組み

大学受験の仕組みイメージ画像 最初に、大学受験の仕組みについて、詳しく見ていきましょう。

大学受験の流れ

時期 内容 備考
6月
  • 国公立大学の選抜要項が出始める
7月
  • 国公立大学の選抜要項が出揃う
  • 私立大学の「学校案内」が出始める
8月
  • AO入試出願受付開始
9月
  • センター試験「受験案内」配布
  • AO入試実施
  • 実施時期は8月頃~12月と大学によって異なるが、9月~10月の実施が多い
10月
  • センター試験出願受付
11月
  • 私立大学が「募集要項(願書付き)」を発表・配布
  • 推薦入試出願受付開始
  • 推薦入試実施
  • 大学によって時期は異なる
12月
  • 国公立大学が「募集要項(願書付き)」を発表・配布
1月
  • センター試験実施
  • 国公立大学2次試験願書受付開始
  • 私立大学一般入試願書受付開始
  • 平成30年度は1/19・20がセンター試験
2月
  • 私立大学一般入試
  • 国公立大学2次試験前期日程実施
  • 私立大学の合格発表は試験日の1週間後くらい
3月
  • 国公立大学前期日程合格発表
  • 公立大学2次試験中期日程実施
  • 国公立大学2次試験後期日程実施
  • 公立大学中期日程合格発表
  • 国公立大学後期日程合格発表

大学受験のシステム

国公立大学の入試方式
一般入試(センター試験+2次試験)
国公立大学の一般入試は、センター試験と2次試験の合計点で決まります。2次試験は、前期日程・中期日程・後期日程の組み合わせで、最大3回の受験ができます。
推薦入試(指定校・公募)
国公立大学の推薦入試は、私立大学に比べて募集人員が少なく、成績基準も厳しくなっています。地方の国公立大学では、地域の推薦枠を設けていることもあります。
AO入試
「アドミッション・オフィス入試」の略であるAO入試では、出願者の人物像を、大学が求める人物像と照らし合わせることによって合否を決めます。学業での成績に加え、部活動やボランティア活動、その他の個人的な活動の実績をアピールできます。
私立大学の入試方式
一般入試
私立大学の一般入試は、3教科で行われるのが一般的です。試験科目は、理系の学部では、英語・数学・理科、文系の学部では、英語・国語に加え、地歴・公民または数学から1科目選択のパターンが多いです。
推薦入試(指定校・公募)
私立大学の推薦入試は、受験生の個性や意欲を評価しようとするものです。学力試験は行わず、書類審査や小論文、面接で合否が決められるのが一般的です。
AO入試
私立大学のAO入試では、その大学で学ぶことに対する意欲、目的意識の高さなどが選考において重視されます。書類審査や小論文、面接のほかに、プレゼンテーションやディスカッションを課す大学もあります。
センター利用入試
センター利用入試は、センター試験の成績によって合否が決まります。個別試験は、ほとんどの大学は行いませんが、一部、行う大学もあります。

大学入試方式図解

センター試験とは

センター試験とは、大学入試センターが実施する全国統一試験です。
国公立大学では、「センター試験」と各大学が実施する「個別試験(2次試験)」を組み合わせた結果で合格者を決定するのが一般的です。したがって、国公立大学の志願者は、原則として全員が、センター試験を受験することになります。

私立大学では、各大学独自の個別試験が中心となりますが、センター試験の成績をもとに各大学で合否が決定される「センター試験利用入試」を採用しているところも多くあります。

  • ただし、新設大学等ごく一部の大学ではセンター試験を課さないところもあります。また、推薦入試等、一部の入試では個別試験(2次試験)は課されません。
センター試験 志願者数・受験者数
平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度
志願者数 現役 443,318 455,392 462,335 471,842 473,570
浪人 111,914 98,728 96,454 99,118 103,948
その他 5,440 5,012 4,979 5,007 5,153
合計 560,672 559,132 563,768 575,967 582,671
受験者数 543,271 532,350 530,537 536,828 553,892
平成29年度大学入試センター試験(本試験) 科目平均点など
受験者 平均点 前年度平均点 前年度比
国語 519,129 107.0 129.4 -22.4
世界史B 87,564 65.4 67.3 -1.9
日本史B 167,514 59.3 65.6 -6.3
地理B 150,723 62.3 60.1 +2.2
現代社会 76,490 57.4 54.5 +2.9
倫理 22,022 54.7 51.8 +2.9
政治経済 54,243 63.0 60.0 +3.0
倫理、政治・経済 50,486 66.6 60.5 +6.1
数学Ⅰ・A 394,557 61.1 55.3 +5.8
数学Ⅱ・B 353,836 52.1 47.9 +4.2
生物 74,676 69.0 63.6 +5.4
化学 209,400 51.9 54.5 -2.6
物理 156,719 62.9 61.7 +1.2
地学 1,660 53.8 38.6 +15.2
生物基礎 136,170 39.5 27.6 +11.9
化学基礎 109,795 28.6 26.8 +1.8
物理基礎 19,406 29.7 34.4 -4.7
地学基礎 47,506 32.5 33.9 -1.4
英語(筆記) 540,029 123.7 112.4 +11.3
同リスニング 532,627 28.1 30.8 -2.7

センター試験の特徴

  1. 出題水準は教科書レベルで難問や奇問は少なく、標準的な内容が中心
  2. 数Ⅲの出題がない
  3. 解答はすべてマークシート方式
  4. 時間配分の対策が重要

センター試験受験までの流れ

1受験案内を入手する

受験案内は、高校生の場合には、在学している高校で配布されるのが一般的です。高卒生は四谷学院から配布しますが、最寄りの国公立大学でも入手ができます。出願は、高校生は在学する高校で一括して行いますが、高卒生は各自で出願しなければなりません。

2受験案内の中身を確認する
  1. 「2教科以下受験用払込書」成績開示希望有・無 各1部
  2. 「3教科以上受験用払込書」成績開示希望有・無 各1部
  3. 「志願票[提出用]」1枚
  4. 「出願用の封筒」(黄色)※高校生は使用しません。
  5. 「受験案内」
3成績開示のための手続き

成績開示は有料(平成30年度:800円)ですので、希望する場合には、検定料と一緒に料金を納付しましょう。成績の開示は、次年度の4月下旬に、書留郵便で郵送されます。

4「検定料・成績開示手数料」を納付する
納付場所
郵便局・銀行(各「払込書」の裏面を確認のこと) 
※ 金額は全て平成30年度のもの
受験科目数 成績開示 納付金額
3教科以上 希望する 18,800円
希望しない 18,000円
2教科以下 希望する 12,800円
希望しない 12,000円
納付時の注意点
  • はじめに2教科以内の受験として出願し、あとから3教科以上の受験に変更することはできません。逆に、3教科以上で出願した人が2教科受験に変更することはできますが、その場合の返金はありません。
  • お金を振り込んだら、「検定料受付証明書」に受領日付スタンプが押されていることを必ず確認しましょう。検定料受付証明書は、「志願票」に貼付して出願します。
  • 「払込書」には、必ず入学志願者本人の氏名を記入します。
  • 検定料を納付せずに「志願票」のみを提出しても、受理されません。
  • 成績開示手数料を納付せずに、成績開示を希望することはできません。
5「志願票」を作成する

必ず本人自筆で、黒または青のボールペンで記入します。誤って記入した場合は、誤記入部分に二重線を引き、余白部分に訂正します。修正印は必要ありません。また、修正液は使用できません。
高校生は、「志願票」の「現住所」の欄は記入しません。ただし、成績開示を希望する高校生は、現住所の記載が必要です。
記入漏れがないかを確認し、領収日付の入った「検定料受付証明書(「払込書」についているもの)」を所定欄に貼りつけます。

6「志願票」を提出する
出願期間
10月上旬

高校生は、各高校が指定する期日までに提出します。高卒生は、10月上旬の締切日までに、大学入試センターに配達記録郵便で郵送します。

7「確認はがき」が送られてくる
日程
10月下旬

「志願票」が正式に受理されたら、その登録内容を確認するためのはがきが、高校生は在学している高校に、高卒生・大検合格者・高認試験合格者等は、出願票に記入した現住所に送られます。
10月下旬までにはがきが届かない場合には、必ず大学入試センターに問い合わせましょう。はがきの内容を確認し、もし誤りがあった場合や、受験教科等の訂正が必要な場合は、「登録内容訂正届」と「確認はがきのコピー」を、高校生は在学している高校に、高卒生・大検合格者・高認試験合格者等は、大学入試センターに直接提出することで、変更することができます。

  • 訂正期間終了後は、受験教科・受験科目数の変更はできません。
8 国公立大2次試験募集要項を取り寄せる
日程
11月上旬~12月中旬

国公立大学は、2次試験の募集要項をこの時期に配布します。センター試験の結果によっては、受験校の変更が必要となる可能性もありますので、受験する可能性のある大学に関しては、年内に入手しておきます。

請求方法

2次試験の募集要項は、各国公立大学に請求し、郵送で取り寄せます。その際、郵送料のみ受験生の負担となり、募集要項そのものは原則として無料です。志望大学が近くにある場合には、直接大学に取りに行くこともできます。インターネットやテレフォンサービスなどで請求することもできます。

9「受験票」等が送られてくる
日程
12月上旬~中旬

「受験票」「写真票」「成績請求票」「成績開示変更届」が、高校生は在学している高校に、高卒生・大検合格者・高認試験合格者等は、出願票に記入した現住所に送られます。12月中旬を過ぎても届かない場合は、必ず大学入試センターに、再発行の申請を行いましょう。

「受験票」「写真票」に写真を貼り、自署欄に署名をし、試験の日まで保管しておきます。受験票は、2次試験や入学手続きの際にも必要になりますので、絶対に失くさないようにしましょう。万が一、失くしてしまった場合は、再発行の手続きをしなければなりません。

センター本試験とその後の流れ

1センター試験本試験

試験場は、原則として都道府県を単位に指定されます。高校生は、原則として在学する学校の試験地区内の試験場となります。国公立大学の受験に必要なセンター試験の科目は、5教科7科目が主流です。理科や地歴公民が1科目しか必要でない場合に2科目受けた人については、第1解答科目(最初に受験した科目)を採用する国公立大学が多いので、注意が必要です。

2センター試験自己採点

試験後に問題冊子は持ち帰ることができますので、自分のマークした選択肢に必ず印をつけておくようにします。
高校生は、在学している高校でセンター試験自己採点会を行うことが多いでしょう。四谷学院でも行いますが、高校と予備校とで同じリサーチ会社に二重に提出してしまうと、判定が出ないこともあります。四谷学院の自己採点会に参加する場合には、必ず、高校で利用するリサーチ会社を確かめてから参加してください。

32次試験出願
2次試験出願校決定ポイント
  • 自己採点の結果、合格の可能性がある
  • 「センター:2次」の配点比率
  • 日程別募集人員の振り分け
  • 2次試験の受験科目、試験問題の特色・傾向
  • 過去の合格ライン
  • 記述模試の結果
出願にあたっての注意点

「センター試験での受験科目が出願校の入試科目の指定条件を満たしているか?」
「出願は締切日必着か、消印有効か?」
「2段階選抜はあるか?」

  • 2段階選抜とは、出願者数が予告倍率を超過した際に、センター試験の成績によって、第1段階通過者(2次試験受験者)を決定するものです。
  • 予告した一定の点数に達した人の中から、合格者を決定するという大学もあります。
    例: 東京工業大学:外国語を英語で受験した場合は950点中600点以上を基準点とする。
42次試験
2次試験に関する注意点

国公立大学志願者は、「前期」から1校、「後期」から1校、および「中期」から1校の合計3校までの大学・学部に出願し、受験することができます。「前期」から2校、「後期」から2校といったように選ぶことは認められません。
「前期」試験に合格し、所定の期日(3月中旬)までに入学手続きを完了した場合は、「中期」または「後期」試験に出願済みで受験しても、「中期」または「後期」の大学・学部の合格者とはなりません。
「中期」と「後期」の組み合わせで受験し、2つの大学・学部に合格した時は、それぞれの発表を確認した後に、入学を希望する大学・学部を本人が決定する「事後選択制」が適用されます。

2次試験の傾向

主流の「前期」2次試験は、学科試験が中心となるのに対し、「後期」は必要科目数が少なく、論文や総合問題、面接などによる選考が中心です。ただし、「前期」に論文や面接の選考が中心となる場合もあります。また、「後期」2次試験が学科試験中心となる場合もあります。

5合格発表と手続き

合格発表は、各大学・学部の掲示版に掲示されるのが一般的です。また、希望すれば「合格者受験番号一覧表」を電子郵便で送付してくれる大学もあります。入学手続き時には「センター試験受験票」「2次試験受験票」が両方必要となるので、失くさないように保管しましょう。

大学入学共通テストについて

2020年度入試(2021年度入学者選抜・現高1生から対象)より、大学入試センター試験が廃止され、「大学入学共通テスト(以下共通テスト)」が実施されます。

共通テストの目的

知識偏重から脱却し、「学力の三要素」を多面的・総合的に評価する入試への転換

  1. 知識・技能
  2. 思考力・判断力・表現力
  3. 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
スケジュール
2017年度 11月 試行調査(プレテスト) 
※英語は2018年2~3月に実施
2018年度 11月 試行調査(プレテスト)
2019年度 初頭 実施大綱の策定・公表
2020年度 2021年1月実施
変わらない点
実施日程 1月中旬の2日間で実施
出題科目 30科目
出題方法 マークシート方式が中心
※現在はマーク式のみ、変更後は一部記述式が導入
主な変更点
1. 国語と数学の共通テストに記述式問題を導入
国語 「80~120字程度の問題を3問程度」
配点:段階別(3~5段階予定)で示される成績を点数化し、国語の得点に加点する方式となります。各段階につける具体的な点数は、各大学が設定します。したがって、「200点+記述式の評価」となります。
プレテストでは、
  • センター試験の国語の大問数は4題で、現代文2題、古文1題、漢文1題。試行試験では、記述式問題の大問が大問1に追加され、5題構成となりました。記述式問題の小問は3問で、文字数はそれぞれ50字、25字、80~120字以内でした。大問が増えた分、試験時間が現行の80分から100分に増えました。
  • 記述問題の内容は、「生徒会の部活動規約」、「生徒の会話文」、「関連する高校内の新聞記事や生徒会への要望書」などを読んで、これらの資料から読み取れることや、会話の流れの中で、生徒がどういう発言をしたと考えられるかを記述するものです。
  • 公表された解答では、各問について正答例と正解の条件が示されており、正解の条件が3~4個、正解例は1~3つ記載されました。
数学 「数Ⅰの範囲から3問程度」
配点:国語とは異なり、マーク問題と同じように配点され100点内に含まれる見込みです。
プレテストでは、
  • 試験時間は現行の60分から70分に増えました。配点は示されていませんが、100点を想定していると思われます。記述問題は、大問1の中で2題、大問2の中で1題出題されました。
  • 記述問題の内容は、与えられた条件に対して「数式を使って説明せよ」「『直線』という単語を使って説明せよ」という形式です。
  • 公表された解答では、正答例と正解の条件がそれぞれ2~3個ずつ提示されたが、各問の配点は示されませんでした。
2. 英語に4技能評価を導入

現行の「読む」「聞く」の2技能に、「話す」「書く」を加えた4技能を評価する制度を導入。

  • 「話す」「書く」については、入試センターが認定した民間試験を活用します。
    • 認定された民間試験
      1. 「英検」(日本英語検定協会)
      2. 「ケンブリッジ英語検定」(ケンブリッジ大学英語検定機構)
      3. 「GTEC(ジーテック)」(ベネッセコーポレーション)
      4. 「IELTS(アイエルツ)」(ブリティッシュ・カウンシルなど)
      5. 「TEAP(ティープ)」(日本英語検定協会)
      6. 「TOEFL(トーフル)」(Educational Testing Service)
      7. 「TOEIC(トーイック)」(国際ビジネスコミュニケーション協会)
    • 民間試験はいずれも4技能の試験
    • 受験生は高校3年生の4~12月の2回までの試験結果を利用できます。
    • 各テストの結果はCEFR(セファール)という国際基準に従って、A1~C2までの6ランクに分けられます。
  • 共通テストの英語試験は、2023年までは「読む」「聞く」の2技能のままで継続して実施されます。文部科学省は「2023年までは、共通テスト(2技能)を利用するか、民間試験を利用するか、両方を利用するかは各大学が判断する」という枠組みを策定しています。
  • 国立大学協会は、「全受験生に両方の試験を必須とする方針を表明。民間試験の利用方法は、「出願資格」か「加点」のいずれか、または双方として、各大学が判断する」としました。
    →現在、各国立大学が利用の仕方について検討中です。
    • 「出願資格」と「加点」の違い
      「出願資格」の場合
      例:「英検準2級」が出願資格
      →より上位のレベルの英検2級や準1級を取得していても優遇されない。
      • 国立大学協会は「出願資格」で求めるレベルは受験機会の確保に十分配慮、という指針を出している。
      「出願資格」・「加点」双方 または 「加点」の場合
      例:「英検3級」=加点なし。「英検準2級」=10点加点、「英検2級」=20点加点、「英検準1級」=30点加点というようなイメージ。
      →上位のレベルを取得していると有利になる。
      • 英検の目安 
        3級:中学卒業程度/準2級:高校中級程度/2級:高校卒業程度/準1級:大学中級程度

      民間試験の重要性は、今後の各大学が「加点」とした場合に、どのくらいの配点とするかによって変わってきますが、公平性の問題なども指摘されているため、導入当初は配点に占める民間試験の結果の割合は低いと考えられています。

  • 私立大学は、現時点では共通テストや民間試験の利用に対する明確な方針は発表していませんが、現在のセンター利用入試はそのまま共通テストが使用されると見込まれています。また、英語の4技能評価については、すでに一般入試における民間試験の利用は始まっており、今後その活用が拡大していくことが見込まれます。

各資格・検定試験とCEFRとの対照表
参考: 大学入試英語成績提供システムへの参加要件を満たしている資格・検定試験とCEFRとの対照表について

国公立大学一般入試

センター試験の結果を見てから出願します。国公立大学の一般入試は、「2次試験」と呼ばれています。合否は、センター試験の得点と、2次試験の合計点で判定されます。前期・中期・後期の最大3校を受験することができます。

前期日程 募集人数が多く、必要科目も多くなります。
中期日程 実施は一部の公立大学のみです。
後期日程 前期日程と比較して、募集人員も必要科目も少なくなる場合がほとんどです。
近年、後期日程を廃止して前期日程に一本化する大学が増えています。
  • 前期で入学手続きをすると、後期(中期)を受験しても合否判定対象から外されるため、前期と後期(中期)の両方に合格してから進学先を選ぶことはできません。
  • 前期・中期・後期はいずれも出願締切日が同じですので、前期の結果を確認してから中期や後期の出願先を決めるということはできません。
国公立大学 志願者数・志願倍率
平成29年度 平成30年度 対前年
志願者数 前期 258,922 257,862
後期 184,227 178,242 3.3%減
公立大中期 27,637 29,604 7.1%増
合計 470,786 465,708 1.1%減
志願倍率 前期 3.2倍 3.2倍
後期 9.9倍 9.7倍 -0.2倍
公立大中期 14.0倍 13.5倍 -0.5倍
合計 4.7倍 4.6倍 -0.1倍

センター利用私大入試

センター試験を利用して出願できる入試方式です。入試に必要な科目は一般入試と同じ3教科型が主ですが、大学によって、科目数が多くなる場合もあります。センター試験の得点のみで合否を決める単独型と、一般入試と組み合わせて合否を決める併用型とがあります。

センター利用私大入試のメリット
  1. 各大学独自の個別試験を受けずに出願するだけで合否判定が出る
  2. 安全校を早い段階で確保できる
  3. 2月の試験に慣れるための模試的役割を果たす
  4. 志望大学に挑戦する回数を増やすことができる
  5. 出題範囲が限られているため、苦手分野が出題範囲外の場合は有利になる
  • 「一般入試よりも難易度が上がる」のが特徴。センター利用入試だけで受験をするということではなく、うまくセンター利用入試を活用することが重要。

複線入試(私大一般入試)

複線入試とは、ひとつの大学が複数の選抜基準を設け、日程や受験科目などをずらして実施する入試のことです。複線入試を利用することで、異なる学部の併願だけではなく、同一の学部学科も、複数回受験することができるようになりました。

個別日程方式 学部ごとに試験日を設定して入試を実施します。
全学部日程方式 全ての学部が同一日程・同一問題で入試を実施します。
複線入試の実例(2018年度 法政大学 文学部史学科 入試)
方式 科目 必要科目数 募集人員 合格者数 試験日
A方式Ⅰ日程
(個別日程)
  • 英語(100)
  • 国語(100)
  • 数学 or 地歴 or 政経 → 1(100)
3教科 53名 222名 2月7日
T日程
(全学部日程)
  • 英語(150)
  • 国語 or 数学 → 1(100)
2教科 10名 43名 2月5日
センター試験利用B方式
  • 英語(100)
  • 国語(100)
  • 日本史 or 世界史 → 1(100)
3教科 5名 107名 1月13・14日
センター試験利用C方式
  • 英語(200)
  • 国語(200)
  • 数学ⅠA(100)
  • 数学ⅡB(100)地歴 or 公民 → 1(100)
  • 理科 → 1(100)
5教科
6科目
3名 55名

推薦・AO入試

推薦入試 原則として調査書を資料とし、面接や小論文などで合否の判定をします。 指定校制 推薦される人数はかなり少なくなります。学校の成績が重視されます。
公募制 出願資格を満たしていれば誰でも出願できます。また、自己推薦・一芸一能などのユニーク型推薦も増加しています。
AO入試 推薦入試よりも早期に実施されることが多く、9月~10月が実施のピークです。 学力よりも本人の意欲や能力、適性を重視します。面接もあるので、大学で勉強したいことや志望理由がしっかりしている人が有利になります。
(文科省が提示する「大学入学者選抜実施要項」において23年度より学力把握措置が盛り込まれ、学力も重視される方向に進んでいます)

志望大学・受験科目の選択ポイント

志望大学・受験科目の選択ポイントイメージ画像 次に、志望大学・受験科目を選択する際のポイントについて見ていきます。

国公立大学の受験パターン

センター試験(マーク式)
コース 受験教科
文系 外国語+国語+地歴公民(2)+数学(2)+理科(1~2)
理系 外国語+国語+地歴公民(1)+数学(2)+理科(2)
  • 一部教育学部などの中には科目混合型として以下のようなパターンがあります。
    • 外国語+国語+地歴公民と理科から(3~4)+数学(2)
    • 外国語+国語+地歴公民(2)+理科と数学から(3~4) など
2次試験(記述式)
コース 受験教科
文系 英語+国語+数学ⅠAⅡB or 地歴公民
理系 英語+数学ⅠAⅡBⅢ+理科(1~2)
  • センター試験に加えて、主要3教科を中心に2次試験が課されることが多いですが、大学によって1~2教科を課す、4教科を課すなど様々です。

私立大学の受験パターン

コース 受験教科
文系 英語+国語+地歴公民 or 数学ⅠAⅡB
理系 英語+数学ⅠAⅡBⅢ+理科(1~2)
  • 私立文系で数学選択は「経済・経営・商・心理」に多く設定されています。
  • 早稲田と慶應の理工学部およびほとんどの医学部医学科では理科2科目が課されます。上智や関西大の理工学部など理科1科目方式のほか2科目を使って受験する方式を実施している大学もあります。
  • 医学部・歯学部・薬学部・看護医療系学部では、面接や小論文を課す大学もあります。

教科ごとの選択のポイント(志望系統別)

1. 国公立文系
教科 特記事項
英語 高2 「リスニング」:センターほぼ必須。2次試験では出題されるところもある。
→リスニング対策は必要
高1 4技能対策(「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」)が必須。
数学 センターほぼ必須。一部ⅠAのみで受けられる大学もある。
2次試験では、難関大を中心に数学が課されることが多い。出題範囲はⅠAⅡBまで。
→ⅠAⅡBまでしっかり学習が必要と考えるべき
国語 センターほぼ必須。範囲は現古漢すべてとなることがほとんど。
2次試験では数学との選択というパターンもある。
→漢文まで対策が必要
理科 センターほぼ必須。
「物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から2科目」または「物理・化学・生物・地学から1科目」のどちらかが必要。
→基礎2科目受験が主流
社会 センターほぼ必須。
公民を選択する場合「倫理・政経」を指定する大学がある。
2次試験は難関大では必須の場合が多い(一部2科目を課す大学もある)。
一般的には課されない or 数学/国語との選択というパターンが多い。
→日本史 or 世界史(私大用)+地理 or 倫理・政経(センター用)が幅が広くなる選択
  • 京大など科目選択に注意が必要な場合もある。
2. 私立文系
教科 特記事項
英語 「リスニング」:一般入試で課されることは少ないが、国際系や外国語学部などで一般入試でも出題される大学もある。センター利用入試では必要な大学が多い。
→リスニング対策は必要
数学 社会との選択が可能だが、一部受けられない学部・学科がある(文学部が中心)。
女子大の文系学部では選択できない場合が多い。
→選択するならⅠAⅡBまでしっかり学習が必要
国語 ほぼ全ての受験生に必須。漢文は文学部では必須となる大学がいくつかあるが、文学部以外では早稲田、上智、明治(法)など一部のみ。一般では現代文+古文がスタンダードだが、センター利用入試では「漢文」も必須の場合が多い。
→漢文まで対策が必要
理科 基本的に不要。
社会 数学との選択が可能だが、社会受験が一般的。
一般入試では「日本史」・「世界史」・「地理」・「政治経済」から1科目選択が基本。
「地理」や「政治経済」の選択ができない大学・学部もある。
→日本史 or 世界史の選択がもっとも幅が広くなる
3. 国公立理系
教科 特記事項
英語 高2 「リスニング」:センターほぼ必須。2次試験では出題されるところもある。
→リスニング対策は必要
高1 4技能対策(「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」)が必須。
数学 センターほぼ必須。2次試験でもほぼ必須。
2次試験出題範囲:ⅠAⅡBは必須と考える。Ⅲの有無が学部によって異なる。
看護学部
不要な場合が多い。
薬学部
国公立では必要。
農学部・理学療法などの医療系学部
必要な場合と不要な場合に分かれる。
理学部・工学部・医学部
ほぼ必須。
→数学Ⅲは必要な場合が多いが、確認が必要
国語 センターほぼ必須。
→漢文まで対策が必要
理科 センターほぼ必須。2次試験でもほぼ必須。物理・化学・生物から選択するのが基本。
センター試験:2科目。2次試験:1科目 or 2科目が基本パターン。
→センター負担増に対する対策が必須
社会 センターほぼ必須。公民を選択する場合「倫理・政経」を指定する大学がある。
→地理 or 倫理・政経を選ぶのが、幅が広くなる選択(日本史・世界史は科目負担が大きいので避けたほうが無難)
4. 私立理系
教科 特記事項
英語 「リスニング」:一般試験では基本的に不要。センター利用入試ではほぼ必須。
→リスニング対策は必要と考えるべき
数学 ほぼ必須だが、看護系などでは不要な場合もある。
出題範囲は学部によって異なるので、注意が必要。
看護学部
ⅠAのみが主流、Ⅰのみの場合やⅠAⅡBまで必要な場合もある。
薬学部・農学部・医療系学部
基本的にⅠAⅡBまで(一部の薬でⅢも必要)。
理学部・工学部・医学部
ⅠAⅡBⅢまで必要な場合が一般的。
→数学Ⅲは受験で使うのか確認が必要
国語 基本的に不要だが、看護・栄養系では必要となる場合がある。
選択する場合は、現代文のみでの受験が多い。漢文はほとんどの場合不要。
理科 ほぼ必須。一部情報系の学科では不要なケースもある。
物理・化学・生物から1科目が基本だが、医学部・早慶などでは2科目必要。
栄養系・看護医療系の学部:「化学基礎」や「生物基礎」で受験できる大学もあり、要確認。
社会 基本的に不要。

大学受験の勉強法

大学受験の勉強法イメージ画像 最後に、大学受験の勉強法について見ていきましょう。センター試験、国公立2次試験、私立大学試験のそれぞれについて解説します。

センター試験対策

センター試験は、基礎的な問題が多いことが特徴です。したがって、引っ掛けなどの意地悪な問題は、まずないと言って良いでしょう。問題のレベルは、高校の教科書レベルがきちんと理解できていれば、解けるものがほとんどです。

しかし、基礎的な問題が多いからと言って、センター試験が「簡単だ」とは、決して言えません。センター試験の最大のネックは、「問題数が多いこと」です。そのため、時間配分を意識しないと、時間内に問題が解き終わらないこともあるでしょう。

したがって、センター試験対策は、「数多くの問題をいかに扱うか」を身に付けることがポイントになってきます。具体的には、次のような対策を講じるのが良いでしょう。

解ける問題から手を付ける

センター試験では、問題数の多さにより、全ての問題に手を付けられないことを考慮に入れなければなりません。その場合、解けない問題に時間を取られてしまっては、解ける問題をみすみす逃すことになりかねません。

したがって、解ける問題から手を付ける「習慣」を身に付けておくことが大切です。問題を見て、「解けないかも……」と思ったら、その問題はいったん飛ばし、次の問題に移るようにしましょう。

問題を解く際には時間を計る

過去問題を解く際には、かならず時間を計りましょう。決められた時間の中で、どう時間配分するかを、感覚として覚えることが大切です。

また、全体の所要時間だけでなく、1問あたりにどれくらいの時間がかけられるのかも、きちんと把握しておきましょう。

国公立2次試験対策

国公立大学の2次試験では、特に難関の大学であればあるほど、「記述式」の問題が出されることが多くなります。記述式の試験は、解答を自分自身の言葉で、文章として作成しなくてはなりません。

記述式の試験に解答することは、センター試験のマークシート方式の問題に解答することとは、「次元が違う」と言っていいくらい、別のことです。

記述式の試験に解答する力、「記述力」を高めるためには、次のような勉強法が有効でしょう。

自分で作成した答案に対して先生からフィードバックをもらう

記述式の問題には、あくまで、自分の言葉で解答しなければなりません。マークシート方式に対する対策なら、模範解答がわかればそれで十分と言えるでしょう。しかし、自分の言葉で解答する記述力を高めるには、模範解答に納得するだけでは足りません。

そこで、自分で書いた答案に対し、先生からフィードバックをもらうようにしてみましょう。始めはどう書いて良いのかわからなくても、先生からのフィードバックで、「何が足りないのか」がわかってきます。記述力を高めるには、自分ひとりで勉強するだけでなく、先生に協力してもらうことが欠かせません。

添削指導を受ける

一般のクラス授業だと、先生にフィードバックしてもらうことには、時間的に限界があるでしょう。先生も、クラス授業で、一人の生徒にだけ時間を使うわけには行きません。

先生からのフィードバックを思う存分受けるためには、マンツーマンの添削指導を受けることがおすすめです。

添削指導を続けるうちに、先生も、生徒のどこに弱点があるのかがわかってきます。弱点を克服し、高い記述力を身に付けることが、マンツーマンの指導なら可能となります。

私立大学試験対策

私立大学は、一般入試では3教科での受験が一般的です。英語と国語が、文系でも理系でも必ず含まれ、そのほかに、文系なら「地歴・公民から1科目または数学」、理系なら数学となるのが普通です。

この私立大学試験の対策は、次のようにするのが有効でしょう。

勉強する科目をはじめから絞りすぎない

私立大学の受験勉強では、勉強する科目を絞った方が、効率的であるように思えるかもしれません。しかし、早い時期で勉強する科目を絞ってしまうと、進路の選択肢を減らすことにつながりかねません。

志望校が固まるまでは、あくまで5教科型の勉強を堅持しましょう。いよいよ志望校が決まった時点で、その大学に対して特化した受験対策を行うことがおすすめです。

英語は絶対に取りこぼさない

どの大学を受験するのであれ、英語が受験科目から外れることは、基本的にありません。しかも、英語の配点は、どの大学でも高くなっています。したがって、英語は徹底的に勉強し、絶対に取りこぼさないようにしましょう。

英語は、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能を伸ばすことが必要です。このうち、英語の勉強で一番基礎となるものは、「読む」ことです。その際、音読のクセをつければ、話す力、および聞く力も身に付きます。

書く力を身に付けるには、とにかく例文を、書き写すのがおすすめです。また、聞く力を身に付けるには、意味のわからない英文ではなく、すでに意味がわかっている英文、内容がわかっている英文を聞くことが大切です。

四谷学院では「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」のダブル教育で、大学受験に必要な知識を効率よく身につけることができます。一発逆転したい浪人生も、部活で忙しい高校生も、基礎からしっかり積み上げられる学習システムで志望校合格を目指しましょう!
まずはお気軽に資料請求ください。

四谷学院の『ダブル教育』とは?四谷学院の『ダブル教育』とは?
  • 無料 資料請求はこちら無料 資料請求はこちら
  • 入学説明会予約はこちら入学説明会予約はこちら

△このページのトップへ