大学受験は12月からでも間に合う!「受験に間に合う気がしない」と感じたときの対処法とは

受験生の悩み
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こんにちは!四谷学院の奥野です。
受験勉強のラストスパートで、「もう間に合わないかも」と焦りを感じることはあるかもしれません。しかし、焦ったまま学習を進めると効率が下がり、かえって不安が増すこともあります。

まず大切なのは、冷静に自分の現在地を把握し、学習の優先順位を整理することです。何をどういう順番ですべきかが明確になれば、限られた時間でも効果を上げられる学習計画を立てられます。

本記事では、受験直前でも焦りをコントロールしながら短期間で成果を上げる具体的な方法をわかりやすく解説します。受験直前の学習の参考にしてください。

 

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まず冷静になって状況を把握しよう

今、ここをチェックしてくれているあなたは、もしかしたら気持ちがかなり焦っているのかもしれませんね。焦る気持ちはとてもよくわかりますが、今一番大切なのは、“焦る気持ちをとりあえず横に置き、冷静になって状況を把握する”ということ。

量はもちろん質が大事だといわれています。そのため、「間に合わない」「時間が足りない」と思い込んでしまうのは危険です。まずは落ち着いて、「受験に間に合わない!」と気持ちが焦っている原因はどこにあるのか考えてみることが大切です。

例えば、「追い込み時期なのに、まだ過去問に取り掛かれていない」のか、「マイペースで勉強していたけれど、周囲から“そのペースで大丈夫?”といわれて不安になった」のか、しっかり具体的に考えてみましょう。

焦りの原因が明確になると、「もう少し勉強のペースを速めてみよう」「勉強計画を見直してみよう」といったように、具体的な解決方法がきっと見えてくるはずですよ。

 

入試から逆算して計画を立て直そう

「受験に間に合わない!」と気持ちが焦っている理由がわかったら、入試から逆算して勉強計画を立て直してみましょう。おすすめの方法は、志望する大学に合格するために具体的に何をする必要があるのかを“見える化”することです。

漠然と勉強計画を立てるのではなく、例えば“数学の勉強は一通り終わったけれど、まだ志望大学の過去問に手を付けていない”場合は、“来週から過去問に取り掛かる”といった具体的な計画を立てるのです。

また、入試から逆算して月単位・週単位で計画を立て、さらにそこから1日に必要な勉強時間を割り出し、そのとおりに勉強を進めるといった方法もおすすめです。

 

最初に見るべきは過去問や模試の結果

受験まで時間がないと感じて焦っているときは、まず自分の「現在地」を確認することが大切です。ここでいう現在地とは、過去問や模試の結果をもとに把握した、志望校の合格ラインに対して今自分がどの位置にいるのかという地点を指します。

現在地を知ることで、どの科目や分野が十分に得点できているのか、逆にどこに伸びしろがあるのかを具体的に理解できます。これにより、残りの受験期間を闇雲に勉強するのではなく、効率よく時間を使いながら弱点を補強したり、得意分野をさらに伸ばしたりする戦略的な学習が可能になります。

さらに、点数・正答率だけでなく時間配分の結果も細かくチェック・分析し、解答のスピードを客観的に把握することも大切です。まずは模試や過去問を活用して、自分の立ち位置を冷静に確認しましょう。

 

12月からでも間に合わせる!12月からの受験勉強の考え方

12月はいよいよ受験までのラストスパートに入る時期です。残りの時間を有効に使うためには、「得意科目をさらに伸ばすのか」「苦手科目を克服するのか」のどちらに重点を置くかをまず考えることが重要です。受験科目の数や自分の学力のバランスに応じて、戦略的に勉強の優先順位を決めましょう。

 

得意科目を伸ばした方がよい人

受験科目が少ない場合(2科目受験・3科目受験など)は、得意科目でより高得点を狙うことが合格への近道です。

得意分野を伸ばすことで合計点を効率よく底上げでき、手応えを感じながら残りの時間を活用できます。過去問での安定した得点を意識し、より正確でスピーディーな解答力を身につけましょう。

応用問題や難問に挑戦して得点の上限を押し上げることも重要です。時間配分の訓練や、ケアレスミスを減らす工夫を並行して行えば、得意科目を武器として最大限に活かすことができます。

模試のフィードバックをしっかり活用して失点を最小限に抑え、最後まで得点力を落とさないよう努めましょう。

 

苦手科目を伸ばした方がよい人

受験科目が多い場合は、特定の科目だけに注力するのではなく、苦手科目を減らして全体の平均点を高めることを意識しましょう。12月からの限られた時間では、一つひとつの弱点の見直しに時間をかけすぎず、最も効果的に改善できるポイントを絞ることが重要です。

弱点を補強する際は、頻出分野や点数に直結する問題を優先的に取り組むと効率的です。さらに、自分の間違いのパターンや苦手な単元を客観的に分析しながら学習すれば、より成果を上げられます。

復習を繰り返して定着させ、模試や過去問で成果を確認しながら学習することで、どの科目でも安定した得点が狙え、合格可能性を大きく高められるでしょう。

関連記事:
12月でやるべき受験勉強と勉強時間&やる気が出ない日の対処法

 

共通テストの受験有無でやるべきことが変わる

1月の大学入学共通テスト(以降、「共通テスト」)を受験しない場合は、志望校の過去問を積極的に解き、できるだけ早い段階で出題傾向をつかみましょう。過去問に早めに取り組むことで、自分の得意・不得意が明確になり、残り期間で何を優先すべきかが判断しやすくなります。

一方、共通テストを受験する場合は、英語・国語・社会を1セット、理科・数学を1セットとし、1日ごとに交互に取り組む学習方法がおすすめです。

共通テストは1日目に地理歴史・公民、国語、外国語、2日目に理科、数学という日程で行われるため、この構成に合わせた勉強は試験本番に近いリズムを作るのに役立ちます。

本番に合わせて、午前中から問題を解く練習をしておくといいでしょう。

 

間に合うかどうか考えるのではなく、“入試に合格すること”にフォーカスして全力で勉強しよう!

勉強計画をしっかり立て直し、今すべきことがクリアになったら、“入試に合格すること”だけにフォーカスして全力で勉強しましょう!

“受験で失敗したくない”という気持ちが強ければ強いほど、“これで本当に大丈夫なの?”と考えてしまうかもしれません。けれども、これ以上焦ったところで何もプラスにはならず、不安な気持ちが大きくなるだけです。

焦ったり不安に感じたりしている時間があったら、「勉強しよう」「絶対合格する!」と気持ちを入れ替えて、できる限り前向きに勉強に取り組みましょう。

どれほど成績が優秀な学生であっても、受験に“絶対”はなく、不安な気持ちは多かれ少なかれ誰でも持っているもの。努力は必ず報われるはずと自分を信じ、ひたむきに勉強に取り組むことが一番大切なことなのです!

 

無駄な焦りを解消して勉強に集中しよう!

冬は、受験生のみなさんにとって、“いよいよ受験本番が近づいてきている”と感じるシーズンでもありますよね。

もう間に合わないとあきらめかけている人の中には「今の勉強ペースでは、受験に間に合わないかもしれない」と感じている人もいるかもしれません。

でも、そこでまずしなければいけないのは、今の“気持ちだけが焦る”状態から抜け出すことです。そのためには、こちらでご紹介してきたような方法で焦りを解消し、受験本番に備えて勉強に取り組んでみてくださいね。
“受験のプロ”である受験コンサルタントがいる四谷学院では、受験勉強が間に合わないと感じたときも的確なアドバイスが受けられるので、安心して受験本番を迎えられます!

 

四谷学院の冬期講習にご参加ください!

大学受験に間に合わないと焦っている人には、四谷学院の冬期講習がおすすめです。
定員締切になっていない講座は、開講前日でも申し込むことが可能。

また、12月の冬期講習だけではなく、正月特訓、志望校対策に特化した直前講習など、ラストスパートに向けた様々なイベントを用意しております。

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皆様の参加をお待ちしております!

大学受験合格ブログ編集部A

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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