
こんにちは、四谷学院の受験コンサルタント、田中です。
高校生活の中で、大きな分かれ道となるのが「文理選択」です。
「文系と理系、どっちが自分に合っているの?」
「将来のことが決まっていなくても選ばなきゃいけないの?」
そんな悩みを抱えている高校生は少なくありません。
文理選択は、大学入試の科目や進学先、さらには将来の仕事にもつながる重要な決断です。とはいえ、まだ進路が明確に決まっていない段階で判断するのは簡単なことではないですよね。
この記事では、文系と理系の違い・選び方のポイント・よくある後悔や判断のヒントをわかりやすく解説します。ぜひ参考にしていただければと思います。
文理選択を迷っている高校生に向けて、四谷学院が「文理選択ガイダンス」を実施しています。費用は無料でZoomでも参加可能です。
「とりあえず話だけ聞いてみたい」という方も、ぜひお気軽にどうぞ。あなたの進路選びの参考にしてください。



目次
1. 文系・理系ってそもそもどう違うの?
高校での「文系・理系」の分かれ方は、主に履修科目の違いにあります。
- 文系:国語・地理歴史・公民などの文系科目が中心。数学は基礎レベルまで、理科は生物や地学を選択するケースが多い。
- 理系:数学や物理、化学などの理系科目が必須。国語や社会は最小限の履修にとどまる場合が多い。
この選択は、大学入試で受験できる学部・学科に大きく関わります。
たとえば、法学部や文学部は文系、医学部や工学部は理系といったように、将来の進路に直結する選択となるのです。
2. 高校での文理選択はいつ?どんな影響がある?
文理選択のタイミングは高校によって異なりますが、高1の終わりから高2のはじめに決めるのが一般的です。
一度選んだ進路は、時間割や進級要件に関係するため途中で変更しづらくなります。そのため、「とりあえず文系で」「理系が将来有利らしいから」などのなんとなくの選択が後悔のもとになることも。
また、「学校で授業を受ける科目=大学入試で受験する科目」となります。高校で履修していない科目を自力で勉強し、大学受験レベルまで持っていくのは非常に困難ですから、受験する学部・学科、そして将来の進路に合わせて、しっかり検討しておくことが大切です。
3. 文理選択でよくある「後悔」とは?
文理選択でよく耳にする後悔には、次のようなものがあります。
- 「数学が苦手だから文系にしたけど、将来やりたいことが理系だった。」
- 「親のすすめで理系にしたけど、授業についていけず苦しかった。」
- 「なんとなく選んでしまって、浪人時代に文転。回り道をしてしまった。」
このようなケースは、「自分に合った進路」を考える時間が不足していたことが原因になっている場合が多くあります。安易な選択で未来の自分の首を絞めることになってしまった例です。
4. 自分に合う選び方は?判断のヒント
文理選択で大切なのは、「得意・不得意」だけで判断しないこと。ではどんな要素で検討していけばよいのでしょうか?たとえば以下のようなポイントがあります。
- 興味がある分野
- 価値観や将来の働き方のイメージ
- 学びたい内容や向いている学習スタイル
もしも学校の授業では「数学」が少し苦手でも、医療に関心があるなら理系を検討する価値があります。
あるいは、国語や歴史の科目の点数が高くても、論理的思考が好きであれば理系が向いていることもあります。
迷っているときこそ、いろいろな視点から自分自身を見つめ直すことが大切です。
5. 迷ったときは「情報」と「相談」がカギ
文理選択で迷ったらインターネットやAIを使って情報を集めるという方も多いのではないでしょうか。しかし、検索した情報は断片的で「自分にとって本当に必要な判断材料」が得られないことも珍しくありません。そんなときこそ、信頼できる大人や専門家に相談することが有効です。
「どうやって選べばいいかわからない」
「このまま進んでいいのか不安」
そう思ったときに、1人で抱え込まず、相談してみましょう。自分の思っても見なかった情報をもらえたり、自分自身を別の側面から見直すことができたりと、あなたのための文理選択のヒントが見えてきます。
6. 【まとめ】迷っているなら、まずは話を聞いてみませんか?
文理選択は、これからの進路を決める大切な一歩。でも、今すぐ完璧な答えを出すのは難しいかもしれません。そこでまずは情報収集から始めてみましょう。「とりあえず聞いてみようかな」という気持ちで大丈夫です。
大学受験予備校「四谷学院」では、文理選択に悩む高校生や保護者の方に向けて「文理選択ガイダンス」を実施しています。在籍生だけでなく、一般の方のガイダンス参加も歓迎しています。
- 参加は無料
- オンライン参加も可能
- 保護者のみの参加もOK
- 友達と一緒に校舎に来るのも大歓迎!
気軽に情報を聞いて、自分に合った進路選びの参考にしてみてくださいね。



