このページでは、令和8年度(2026年度)大学入学共通テスト「情報」の出題について解説します。
情報Ⅰ
2026年度(令和8年度)は、新課程への移行後2回目の実施となりました。
全体的な難易度は、読解と思考・考察させる問題の分量が多かったので、難しくなったと感じた受験生も多かったのではないかと思います。
全体的な傾向として、教科書レベルの基礎知識を前提としつつ、それを実社会の具体的な場面(刺繍の図案、住民証明システム、文化祭のシミュレーション、桜の開花予測など)にどう適用するかを問う「思考力・判断力」重視になっています。
問題量も多く、初見のルールや図表を素早く正確に読み解く読解力が大きなポイントとなっています。

第1問 小問集合
難易度:標準~やや難
情報社会、ネットワーク、データの表現など、幅広い分野から出題されました。
問1は、コンピュータやセキュリティに関する基本的な知識を問う問題でした。
問2の「刺繍の図案」を用いた16進数への変換の問題では、ルールを正確に適用する論理的思考が求められ、かつ新しいマークシートに合わせた出題形式でした。
問3では、ユーザインタフェースにおける統計的判断(中央値の利用)が問われ、代表値の意味と読解力が求められました。
問4では、メールの送受信に関するネットワークの問題が出題され、ドメインなどの用語の意味を踏まえて問題を理解する力が求められました。

第2問 A 情報システムと社会
難易度:標準
「住民証明の発行システム」を題材にした出題で、情報の真正性や機密性を確保する仕組みが問われました。
問2・3では、問題文を読んで、システムの流れやそれぞれのコードの違いを理解できているかどうかが問われました。
第2問 B データの表現
難易度:やや難
「画像合成処理」を題材に、論理演算を用いて画像を合成するプロセスが出題されました
特に問3・4において、階調の範囲を指定することで背景を指定したり、熊の図と背景の分離と合成を複合的な論理演算の組み合わせで考えたりするのは、やや高い情報整理能力と論理的思考が求められる問題だったといえます。

第3問 プログラミング
難易度:標準
「文化祭の待ち時間シミュレーション」を題材に、アルゴリズムの理解と最適化を問う問題でした。
配列の添字が「1」から始まる点や、変数の初期化のタイミングなど、プログラムの構造を正確に整理していく能力が求められています。
分量も難易度も昨年並みで、変数や配列について問題文を読んで正しく理解していく必要がありました。
プログラミング自体は問題文に出てくる「開始時刻」「終了時刻」「待ち時間」などの用語の説明に沿ったものだったので、問題文を読解できていれば解きやすい問題だったのではないかと思います。
第4問 データの活用
難易度:標準
「桜の開花日」を題材に、欠損値の処理や回帰分析による予測が出題されました。
単なる統計用語の知識だけでなく、問題文と箱ひげ図や散布図の読み取りも必要な出題になっていました。
問1・2は、用語の確認と直前の問題文の読み取りに関する問題でしたが、問3は問2の内容を踏まえた出題になっており、読解力が求められる内容となっています。
また、問4では回帰直線から計算させる問題も出題されており、正確に計算する力も求められていました。
情報の共通テスト対策









