
こんにちは!四谷学院の奥野です。
全教科・科目がマークシート方式の大学入学共通テストでは、「マーク箇所の誤り」などの単純なミスがなければ10点上がることも珍しくありません。
大学入試のライバルたちはほとんどが近い学力のため、ミスによる数点の差が合否を分けることになります。
本記事では、大学入学共通テストで注意したい4つのポイントを解説します。実践することで点数アップに直結するため、大学入試を控えている方はぜひ参考にしてください。
目次
①マークミスチェックはこまめにすべし

大学入学共通テストで避けたい失点の一つが、マークミスによるものです。マークミスが発生すると修正に無駄な時間がかかってしまうため、本来の実力を発揮できない可能性もあります。マークミスによって悔しい思いをしないためにも、よくあるミスのパターンと対策を見ていきましょう。
大学入学共通テストでよくあるマークミス
| ・間違った数字にマーク ・隣り合う数字を逆の順序でマーク ・数字・英字のマーク漏れ ・解答科目欄にマークがない ・2科目選択で選択できない組み合わせのマークがある |
間違った数字にマーク
解答の際、間違った数字にマークしてしまった経験がある方は多いでしょう。
例えば、選択問題で「2」にマークしたつもりが、「3」を塗りつぶしていたパターンです。
すぐに間違いに気付けた場合はその部分を直すだけで済みますが、問題と解答欄がずれた状態でマークシートを埋めていた場合は大幅な時間ロスとなってしまいます。
対策として、本番では事前に問題数を確認し、「10問ごと」「大問ごと」など一定のタイミングで解答番号と解答欄をチェックするようにしましょう。
なお、問題を飛ばす際は解答欄を空欄にせず、問題番号に「あとで見直す」という印をつけたうえでいったん塗りつぶしておくと、次の問題でマークのズレが発生するのを防げます。
隣り合う数字を逆の順序でマーク
「1234」を「1243」とマークしてしまうなど、隣り合う数字を逆の順序で塗りつぶしてしまうミスもよく見られるパターンです。
受験番号をはじめ、解答する数の桁が多い場合には、隣り合う数字が正しくマークできているか確認しましょう。思い込みによるマークミスを防ぐためにも、マーク時だけでなく、あとからしっかり見直すことが大切です。
数字・英字のマーク漏れ
問題によっては、1つの解答に複数マークしたり、数字・英字を組み合わせてマークしたりする場合があります。たとえ複数のマークが必要でも、同じ解答欄に2つのマークをしてしまうとマークミスとなってしまうため注意しましょう。
また、正しい解答が導けていても、マーク漏れがあれば得点にはなりません。複数のマークやアルファベットのマークが必要な問題は事前に確認し、問題と解答欄にズレやマークミスが生じていないかよく確認することが大切です。
解答科目欄にマークがない
そもそも解答科目欄のマークができていなかったり、複数の科目がマークされたりしている場合、解答科目の判定が行われずに「0点」となってしまう場合があります。
選択科目のマークミスは致命的な失点となるため、試験開始時と終了前に必ず確認しましょう。
2科目選択で選択できない組み合わせのマークがある
解答科目欄のマークでさらに気を付けたいポイントが、選択科目の組み合わせです。組み合わせ不可の科目を選んでしまっている場合、片方の科目は「0点」として扱われます。
特に、新課程の大学入学共通テストは、従来の教科・科目とは枠組みが大きく異なります。
選択科目の組み合わせについては、入試の募集要項を確認し、試験当日も誤った科目選択をしていないかよく確認したうえでマークするようにしましょう。
2科目選択できない組み合わせの例
| 「世界史A」と「世界史B」 「日本史A」と「日本史B」 「倫理」と「倫理、政治・経済」 「政治・経済」と「倫理、政治・経済」 |
②一工夫で計算ミスを減らす
数学や理科など、計算問題がある科目では「見直しはしているけど、計算ミスが全然減らない」と悩む方も非常に多いです。
とはいえ、自分で書いた文章や式は合っている気がしてしまうため、単に見直すだけではなかなか改善しません。
そこでおすすめの対策が、別の計算方法で確かめることです。
簡単な例として、以下のようなものがあります。
| (1)方程式を解いて出した解を、方程式に代入して成立するか確かめる (2)積分して出てきた式を微分して元に戻るか確かめる (3)数値計算をしたあとに、概算をして答えがおよそ合っているか確かめる |
ほかにも方法はありますが、今回は理科や理科基礎で特に使えるテクニックとして、(3)の「数値計算をしたあとに、概算をして答えがおよそ合っているか確かめる」方法について詳しくご紹介します。
問題を解いていて以下の計算式が出てきた場合
まずは筆算などで正確に計算し、見直しの際には次のように近い値、かつ簡単にできる計算でおよその答えの確認を行ってみましょう。

粗い計算のため、正確な結果(21.4)からは少し離れてしまいますが、およそ20であることはわかります。
すると、自分の計算結果が仮に2.1や11などになっていた場合、少なくとも計算ミスがあることに気付けます。
このように1回目に行った方法を単純になぞるのではなく、別方法で見直すことで、ミスを見つけやすくなるでしょう。
③問題文を図解して整理する
大学入学共通テスト特有の「問題文の長さ」に苦しめられている、もしくは不安に感じている方にぜひ試してほしいのが「問題文を図解して整理する」方法です。
長い問題文に対応するべく、国語の現代文に力を入れて読解力を磨くのも一つの方法ですが、より簡単に対策できる方法が「問題文の図解」です。
よく聞く方法として、問題文の中で重要な語句を〇で囲んだり、線を引いたりしながら読み進めていく方法があります。もちろん有効な方法ですが、問題文が複雑になってくると、それだけでは状況の整理が難しくなります。
そこで、語句の囲み方を工夫し、簡単な図を描きながら整理していく方法をおすすめします。
下図は、過去に数学Ⅰ・Aで出題された問題の表現を一部変えたものです。黒字は問題文、赤字は問題を解く際に書き込むとよい部分の例を示しています。

ここでのポイントは、次の3つです。
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特に大事な(3)について、解説します。
問題文の定義に沿って、問題の一番下に記入したような簡単な図を描けば、状況が理解しやすくなります。
つまり、今回の例の場合、
「1秒で4歩進み、距離にして1.5×4 = 6.0m進んでいる」と視覚的に状況が整理できます。イメージもしやすくなるのではないでしょうか。
これを踏まえて、(1)で指定された文字で言い換えると、(4歩→y歩、1.5m=x[m])
「1秒でy歩進み、距離にしてy×x = xy [m]進んでいる」
よって、1秒あたりに進む距離=平均の速度はxy となる。(アの答え)
これを頭の中だけで理解しようとすると混乱しやすく、落ち着けば簡単に解けるはずの問題にも時間がかかります。最悪の場合、時間が足りずに解答できないケースもあるかもしれません。
簡単でもよいので、図を描きながら整理するクセを付けると解答スピードが上がり、得点につなげることができるでしょう。
④受験票を忘れずに持参する

2026年度入試から、大学入学共通テストの受験票は郵送ではなくオンラインで発行され、自分で印刷する形になります。
そのため試験当日は、各自で受験票を印刷して持参する必要があります。スマートフォンなどの画面表示では試験会場に入場できないため注意しましょう。
なお、大学入学共通テストの出願は、独立行政法人大学入試センターが管轄する「大学入学共通テスト出願サイト」からオンラインで行う必要があります。
大学入学共通テストの出願方法や受験票の取得方法について、詳しくは大学入試センターホームページの「大学入学共通テスト出願サイト(Web出願)について」をご確認ください。
細かいミスを防ぐために意識すべきこと
試験当日は、誰しも焦りや緊張から細かなミスをする可能性があります。些細なミスによる失点で悔しい思いをすることがないように、大学入学共通テストにおけるミス防止のポイントを押さえておきましょう。
試験終了前に見直しをする
マークミスを防ぐためにも、試験終了前は必ず以下の見直しを行いましょう。
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時間に余裕があれば10問ごとや大問ごと、あるいは1ページごとに解答欄を見直す習慣をつけるとよいでしょう。過去問を解く際などは、マークの見直し時間も加味して時間配分をするようにしてください。
模試などで試験に慣れておく
事前に模試などを受け、マークシートの解答形式に慣れておくのも有効なマークミス対策になります。
大学入学共通テストでは教科や科目によって解答のポイントが異なるため、演習を積むことで本番でも落ち着いてマークできるようになるでしょう。
例えば、数学I・Aでは「+」や「-」などの符号と数字をそれぞれマークする必要があり、すべて正しくマークできていないと得点になりません。
また国語では、設問数が多いことからマークのズレが発生しやすく、日頃からマークを見直すクセを付けておく必要があります。
模試を受ける際は本番を意識して、マークシートの見直しもしっかり実践してください。
無駄な失点を減らして合格に近づくためにも、大学入学共通テストを受験する際は次の4点を意識しましょう。
| ①マークミスチェックはこまめにすべし ②一工夫で計算ミスを減らす ③問題文を図解して整理する ④受験票を忘れずに持参する |
特に1~3の工夫を習得することで、比較的すぐに模試や本番でも成果が出てきます。ミスによる失点や無駄な時間は、1教科では影響が少ないかもしれませんが、全教科合わせるととても大きな点数・時間ロスになってしまいます。
今回ご紹介したポイントを押さえて演習を積み、点数アップにつなげていきましょう。
失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!
大学入学共通テストのミス対策や点数アップをはじめ、志望校合格に向けた予備校選びでは、複数の予備校をよく比較検討し、自分に合った場所を選ぶことが大切です。
予備校を比較する際は、口コミやWebサイトの情報だけでなく、説明会や相談会に参加して、実際の学習環境や指導方針、サポート体制などを確認しましょう。
以下の記事では、予備校の説明会や相談会に参加する際のポイントを解説しています。併せてご覧ください。





