大学受験予備校「説明会」の参加の仕方と確認ポイント
公開日:2023/03/08
予備校や塾では「説明会」が開催されています。説明会に参加することで「どんな予備校・塾なのか?」「志望校のコースはあるか?」「合格実績はどうか?」など、予備校選びに必要な情報を得ることができます。
「説明会に実施したらしつこい営業があるのではないか?」「本当に予備校のシステムが分かるのだろうか?」という不安や、「どうやって説明会に参加するのか?」「説明会では何をチェックすべきなのか?」という疑問もあるかもしれません。
この記事では、予備校の説明会の流れや保護者の同伴、服装や持ち物、説明会で聞くべきポイントについてお話しします。
目次
予備校・塾の説明会の内容
- 予備校の特徴
- カリキュラムやサポート体制
- 質疑応答
説明会では授業を実際に行うわけではありませんから、「分かりやすい授業か?」はわかりません。しかし、授業でどんな工夫をしているのか、講師はどんな人かという点は確認することができます。また、「しっかりとしたカリキュラムか?」ということも大切です。勉強するだけならば家でもできますが、大学受験のためのカリキュラムが整っていることで、効率的に学習成果を出すことができるからです。
さらに、大学受験は情報戦の側面もあります。のどんな合格戦略を持っているのか、学習面以外でどんな受験サポートを受けることができるのか?など、進路指導面のサポートについても確認しておきましょう。
説明会で確認しておくべきポイント
- 指導方針や考え方が明確であるか
- ひとり一人へのサポートが充実しているか
- 志望大学に沿った指導が受けられるか
- 1クラスの人数はどのくらいか
- 講師はプロか、大学生か
- 質問しやすい環境か
- コースや科目選択など相談にのってもらえるか
学費や合格実績など、ホームページやパンフレットで確認できることも多くありますが、指導方針や考え方などを確認するとともに、さらに詳しい内容も教えてもらうことができます。また、説明会は気になる点をその場で質問することができるので安心です。
説明会担当者は誰?
説明会の担当者が、予備校や塾のカリキュラムを分かりやすく説明してくれますが、実際の受験サポートを行なっていないスタッフが担当するケースもあります。すると、入学後の質問をしてもあいまいな返答であったり、大学受験の情報を持っていなかったりします。せっかく時間を作って説明会に参加するわけですから無駄足にしないためにも、「どんな人が説明をしてくれるのか?」という点もあらかじめ確認しておけるとよいでしょう。
逆に言えば、大学受験のことをよく知っている部門のスタッフや、実際に進路指導の経験のある人が実施する説明会を実施しているならば、たいへん誠意のある予備校・塾であると言えるかと思います。
その予備校を選ぶ理由は?
高校生ともなると「予備校や塾は子ども自身が決める」という考え方もあります。自分で選んだ予備校だからこそ、最後まで頑張り切れるということもあります。
ただし、予備校を決めるポイントは外してはいけません。
もしもこんな理由だけで予備校・塾を選ぼうとしていたら要注意です。
・「先輩が通っていたから」
・「友達が一緒に通うから」
・「学校に勧められたから」
もちろんそうした理由も悪くありませんが、「それだけ」では理由としては十分ではありません。必ず説明会に参加して予備校選びをするとよいでしょう。
詳しい話を聞いて、総合的に「この予備校なら志望校に合格できそう!」と思えるところを選びましょう。
たいていの予備校・塾の説明会は、友達や保護者と同伴で説明会に参加することができます。「もう決まっている」としても、入学前には説明会に参加することをおすすめします。「入ってみたらイメージと違った」「他の予備校の方がよさそうだった」など、実際に見てみないと分からないことがあります。自分の目で確かめてみましょう。そうすることでモチベーションもアップしますよ!
保護者同伴での説明会参加
「一緒に参加するのは気恥ずかしい」と思う高校生も多いでしょうから、別々で参加しつつ情報を共有しておくことで、予備校選びが相談しやすくなります。小さな買い物ではありませんから、しっかり納得して子どもたちを通わせたいと思うものです。保護者の方のみで予備校の説明会に参加するのもおすすめです。
お子さん本人が乗り気でない場合は、代わりに保護者が話を聞いて子どもに教えてあげることで、その予備校・塾に興味を持ち、自分でも説明会に参加してみて入学を決める、ということも少なくありません。
説明会の服装や持ち物
説明会に参加する時の服装は、お子様は普段着(私服)でも制服でも構いません。
また持ち物は筆記用具と大きめのカバンがあるとよいでしょう。説明会では資料やパンフレットが配布されますので、大きめのバッグや紙袋などを持参するとよいでしょう。
個別相談の場合
学校の成績表や最新の模試の結果を持参すると、相談しやすくなります。そのほか、部活動などの課外活動の様子や日々の学習習慣・勉強量、得意科目・苦手科目、志望大学・志望学科等、しっかりヒアリングしてくれるはずなので、すぐに答えられるようにしておくと面談がスムーズに進み、ぴったりなカリキュラムを提案してくれます。
そのほか、受験の不安や気になる点なども、個別相談会アであれば気軽に相談できるのがメリットです。
説明会の内容以外のチェックポイント
自習室などの施設の見学
説明会が予備校・塾の校舎で行われる場合には、設備の見学をしておきましょう。受付や教室の様子など、雰囲気を見ておきます。自習室を設けているところが多いので、「十分な座席数が確保されているか」「毎日何時から利用できるか」なども併せて確認しておきます。せっかく自習室があっても席取り必要があったり、利用できる時間帯が合わなかったりすると無駄になってしまいます。
スタッフの様子
予備校を選ぶ際に「授業が良ければいい」「先生が良ければ十分」と思っていませんか?予備校において縁の下の力持ちは「校舎のスタッフ」です。
たとえば、自習室を借りる時に事務的に対応されるよりも、
「いってらっしゃい、がんばってね」
「毎日来てるね、すごいね」
などと笑顔で声をかけられればやる気も出てくるものです。こんにちは、お疲れ様、といったほんの一言が、「勉強する場」を整えてくれます。気持ちよく学べる雰囲気づくりのためには、そこで働く人たちの力が欠かせません。ぜひ校舎に行く際には教室や自習室と言った設備だけでなく、受付の様子やスタッフがどんな姿勢で働いているかもチェックしておきましょう。
校舎やその周辺の様子
校舎がきれいに掃除されているか?掲示物などがきちんと管理されているか?なども、小さなことですがとても重要なチェックポイントです。校舎の管理という基本的なができているかどうかをよく観察しておきましょう。
また、自宅や学校から通いやすいところにあるかも確認しておくよい機会です。特に高校生は学校が終わってから夕方以降に予備校に通うことになりますから、最寄り駅からどのくらい離れていて、安全に通うことができるかという点もきちんと確認しておきましょう。
納得できる予備校選び
四谷学院の場合
一例として、四谷学院の説明会の流れをご紹介します。

大学受験合格ブログ編集部
このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。
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