部活や遊びに行く時間を削ってまで、成績を上げなければいけない。
そんなことを“好き”と言える人なんて、本当にいるのでしょうか。
「勉強が好き」な人は確かに存在します。
しかし、彼らも最初から勉強が得意で好きだったわけではありません。
では、どうしたら好きになれるのか?
ポイントになるのは、“勉強を楽しむ視点”を知ることです。
今回は、勉強が好きになれない、なかなかやる気が起きないという人に向けて、勉強の楽しみ方をお伝えします。
目次
勉強が好きになる3つのポイント

①「好き」には2種類ある
「勉強が好き」と聞くと、
たとえば“数学の問題を解くのが楽しくて仕方ない人”を想像するかもしれません。
しかし、心理学的に見ると、「好き」には2つのタイプがあることがわかります。
- 結果が好き
→ テストで高得点が取れたり、褒められたり、自分の成長を感じられるのが楽しいタイプです。
勉強そのものよりも、成果や評価にやる気が出る人ですね。 - 過程が好き
→ 問題を解く過程や「わかった!」という瞬間そのものが面白いタイプです。
このタイプの人は、勉強そのものを楽しめるので、苦手な分野でも自然と集中して取り組めます。
勉強が“苦ではない”人の多くは、この2つ目の「過程が好き」な人。
つまり、「考えることを楽しめるようになった人」といえるでしょう。
②「苦手」なものはパズルや謎解きに変える!
たとえば、英単語の暗記が苦手な人は、ただ丸暗記するだけだと退屈に感じますよね。
でも、ちょっと視点を変えてみると、勉強の楽しさがぐっと増します。
「なんでこの単語はこんな綴りになっているんだろう?」
「同じ語源の単語って他にどんなものがあるんだろう?」
こうして単語の仕組みや関連性に興味を持った瞬間、勉強はただの作業ではなく、まるでゲームのように変わります。
覚えるだけでなく、想像や推測する工程を挟むことで、知識として定着しやすくもなりますね。
勉強が好きな人は、勉強を「退屈なタスク」ではなく、パズルや謎解きとして楽しむことができるのです。
たとえ解けない問題に出会っても、自然と「どうやったら解けるだろう?」と考え始めるようになります。
その瞬間に脳は集中し、勉強していても時間があっという間に過ぎていくのです。
③「好き」になるきっかけは「小さな発見」にある
意外かもしれませんが、勉強を「好きになる」瞬間は、特別な出来事ではありません。
たとえば、こんな小さな発見が影響しています。
- 「昨日より少し速く問題が解けた」
- 「この公式、こういう意味だったんだ!」
- 「ノートを前よりも読みやすく書けた」
こうした小さな変化や気づきを大切にする人ほど、自然と勉強を楽しめるようになります。
ポイントは、自分の成長に気づくクセをつけること。
勉強を「自分を観察する時間」にしてみると、だんだん「勉強って結構面白いかも」と感じられるようになるのです。

無理に勉強を「好き」にならなくても良い
もちろん、最初から「勉強を好きにならなきゃ」と思う必要はありません。
受験勉強やテスト対策は地味で大変な作業の連続ですから、そう感じるのは自然なことです。
それでも、嫌いなまま続けるより、ちょっとでも「面白いところ」を見つけながら進めるほうが、ずっと長続きします。
ポイントは、興味は「最初から持つもの」ではなく、育てるものだということ。
最初は関心を持てないことでも、少しずつ理解しながら興味を育てていけば良いのです。
「好き」は努力の副産物
勉強が好きな人は、決して「努力が苦にならない人」ではありません。
努力するなかで、少しずつ面白さを見つけた人たちなのです。
だからこそ、「好きじゃないから自分は勉強に向いていない」と悩む必要はありません。
ちょっと視点を変えて、“好きになれる見方”を取り入れるだけで、勉強を面白いものだと感じられるようになりますよ。

まとめ『本当に「勉強が好き」な人なんているの?』
今回は、勉強が好きな人の共通点や、勉強を楽しむコツについてお伝えしました。
勉強が好きな人=考えることを楽しめる人
苦手なものも、パズルや謎解きとして考えられる人は伸びる
「好き」は最初からあるものではなく、小さな発見の積み重ねで育つ
明日からできる一歩
勉強中に、『おっ』と思った瞬間をメモする
できなかった問題を「なぜ?」で終わらせず、「どうすれば?」で考える
この小さな発見のメモを続けるだけで、きっと勉強の見え方が少しずつ変わっていきます。
焦らず、できることを一つひとつ増やしていきましょう。
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