【2026年度入試 情報学部】共通テスト50~60%台でも目指せる国公立大学の情報系学部を教えて!【まだ間に合う!】

大学受験情報
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こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。

国公立大学を目指している受験生にとって、最大の壁となる共通テスト
その点数によって出願する大学を変えることも珍しくなく、まずはそこに照準を合わせて勉強している人も多いでしょう。

「金銭面などの条件から国公立でないと進学できない」「かといって浪人も許されていない」という受験生もよく見かけます。
その状況で目標得点を下回ってしまうと…夢見ていたキャンパスライフを送れなくなってしまいますね。
もちろんそうならないために勉強をがんばっているわけですが、「備えあれば憂いなし」、万が一に備えて準備しておくことは重要です。

今回は、共通テストの得点が50~60%台でも合格を狙える国公立大学の情報系学部を一気に紹介していきます。
併願先を検討するときにも、役立ててくださいね。
ボーダー等はあくまで目安ですから、気になった大学は自分でも調べてみましょう!

また、工学部の中で「情報」と名称がつく学科がある場合もこちらに記載しています。
ただし、名称についていない場合でも情報工学を学べる工学部は多いため、以下の理工学部も参考にしてください。

【2026年度入試 理工学部】共通テスト50~60%台でも目指せる国公立大学の理工系学部を教えて!【まだ間に合う!】
こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。 国公立大学を目指している受験生にとって、最大の壁となる共通テスト。 その点数によって出願する大学を変...

目次

【目標得点別】共通テスト50~60%台でも目指せる大学を一覧でチェック!

※目標得点は「2026年度入試 受験校決定PERFECT BOOK」を参照しています。年度により実際のボーダーラインは異なるため、注意してください。

国公立大学

前期日程
目標得点率大学学部(学科)
83.0~
62.0%
会津大学コンピュータ理工
73.5~
68.0%
埼玉大学(情報工など)
73.0%奈良女子大学文化情報(生活情報通信科学コース)
72.0%兵庫県立大学社会情報科
72.0~
64.5%
静岡大学情報(情報科など)
71.5~
52.0%
高知工科大学情報学群
71.0%愛知県立大学
滋賀大学
奈良女子大学
情報科
データサイエンス
(工)
71.0~
70.0%
岡山大学(機械システム系など)
69.5~
68.5%
九州工業大学情報工(電子情報通信類など)
69.0~
68.0%
熊本大学情報融合学環
69.0~
64.0%
熊本大学(情報電気工など)
69.0~
63.0%
岐阜大学(電気電子・情報工など)
68.5~
65.5%
三重大学(総合工)
68.5~
59.0%
高知工科大学データ&イノベーション学群
68.0~
66.5%
信州大学(情報サイエンスコースなど)
68.0%宇都宮大学データサイエンス経営
66.5~
50.5%
高知工科大学システム工学群
66.0%群馬大学情報(情報)
66.0~
64.5%
静岡大学(数理システム工など)
66.0~
63.0%
兵庫県立大学(電気電子工学コースなど)
65.5~
63.0%
新潟大学(工)
64.5%長野大学共創情報科
64.0~
61.5%
茨城大学(情報工など)
63.0~
60.0%
富山大学(知能情報工学コースなど)
62.0%宇都宮大学
和歌山大学
(基盤工)
システム工
62.0~
61.0%
福井大学(電気電子情報工など)
61.5%豊橋技術科学大学
60.5~
60.0%
長崎大学情報データ科
60.5~
57.5%
岩手大学理工(情報系コースなど)
60.5~
55.5%
香川大学創造工
60.5~
55.0%
福知山公立大学情報(情報)
60.0%弘前大学
筑波技術大学
理工(電子情報工)
保健科(情報システム)※条件有
60.0~
59.0%
山梨大学(コンピュータ理工学コースなど)
60.0~
57.0%
富山県立大学情報工(情報システム工など)
59.5~
55.5%
滋賀県立大学(電子システム工など)
59.0%富山県立大学(電気電子工など)
58.0%広島市立大学情報科
57.5~
56.0%
長崎県立大学情報システム(情報システムなど)
57.5~
53.0%
名桜大学人間健康(健康情報)
57.0%長岡技術科学大学(工)
57.0~
56.0%
北九州市立大学国際環境工(情報システム工など)
57.0~
52.5%
大分大学理工(知能情報システムなど)
56.5%福島大学
佐賀大学
理工学群(共生システム理工)
理工(理工)
56.5~
52.5%
徳島大学理工(知能情報コースなど)
56.0%公立はこだて未来大学
前橋工科大学
下関市立大学
システム情報科
(情報・生命工学群)
データサイエンス
55.5~
53.5%
鹿児島大学(先進工)
55.5~
51.5%
長崎大学(工)
55.0%岩手県立大学ソフトウェア情報
55.0~
54.5%
愛媛大学(工)
55.0~
53.5%
秋田大学情報データ科
55.0~
53.0%
公立諏訪東京理科大学(情報応用工)
55.0~
52.5%
山形大学(情報・エレクトロニクス)
54.5%山口大学情報(情報)
54.0%島根大学総合理工
54.0~
53.0%
三条市立大学
岡山県立大学
(技術・経営工)
情報工(情報システム工など)
54.0~
52.5%
山口大学(電気電子系など)
53.5%周南公立大学情報科
52.5~
50.5%
秋田大学総合情報理工(社会システム工)
52.0~
51.0%
鳥取大学(電気情報系など)
51.5%公立小松大学
高知大学
生産システム科
理工(情報科)
51.0%宮崎大学
(工)
50.5~
43.0%
山陽小野田市立山口東京理科大学
(数理情報科など)
49.0%琉球大学
(工)
47.0%秋田県立大学システム科学技術(情報工)
46.0%室蘭工業大学理工(システム理化)
中期日程
目標得点率大学学部(学科)
79.0%兵庫県立大学社会情報科
75.0~
74.0%
公立諏訪東京理科大学(情報応用工)
73.0%叡啓大学ソーシャルシステムデザイン※特殊日程
71.5%岩手県立大学ソフトウェア情報
70.0%下関市立大学データサイエンス
69.0%前橋工科大学(情報・生命工学群)
66.0~
62.0%
岡山県立大学情報工(情報システム工など)
63.0%公立小松大学生産システム科
62.0~
61.0%
三条市立大学(技術・経営工)
後期日程
目標得点率大学学部(学科)
86.0~
78.0%
滋賀大学データサイエン
81.5%奈良女子大学(工)
80.0%愛知県立大学情報科
80.0~
78.0%
九州工業大学情報工(電子情報通信類など)
79.0~
77.0%
熊本大学(情報電気工など)
79.0~
73.5%
埼玉大学(情報工など)
79.0~
73.0%
岐阜大学(電気電子・情報工など)
78.0~
69.0%
静岡大学情報(情報科など)
77.5%長野大学共創情報科
76.5~
75.0%
兵庫県立大学(電気電子工学コースなど)
76.5~
72.5%
三重大学(総合工)
75.0%高知工科大学情報学群
74.5%高知工科大学データ&イノベーション学群
74.0%福知山公立大学
奈良女子大学
情報(情報)
文化情報(生活情報通信科学コース)
74.0~
72.5%
信州大学(情報サイエンスコースなど)
73.5~
71.5%
山形大学(情報・エレクトロニクス)
73.0~
71.0%
群馬大学情報
72.5~
71.0%
富山県立大学情報工(情報システム工など)
72.5~
70.0%
静岡大学(数理システム工など)
72.0%宇都宮大学
和歌山大学
データサイエンス経営
システム工
72.0~
71.0%
岩手大学理工(情報系コースなど)
71.0%宇都宮大学(基盤工)
71.0~
70.0%
富山大学(知能情報工学コースなど)
71.0~
68.0%
茨城大学(情報工など)
70.0%佐賀大学理工(理工)
69.5%弘前大学理工(電子情報工)
69.5~
68.5%
山陽小野田市立山口東京理科大学
(数理情報科など)
69.5~
67.5%
長崎大学情報データ科
69.0%広島市立大学情報科
69.0~
68.5%
福井大学(電気電子情報工など)
68.0%山梨大学
長崎大学
(工)
(工)
67.5~
62.5%
鹿児島大学(先進工)
67.0%公立はこだて未来大学システム情報科
67.0~
64.0%
滋賀県立大学(電子システム工など)
66.5%周南公立大学情報科
65.5%高知工科大学システム工学群
65.0%福島大学
山口大学
理工学群(共生システム理工)
情報(情報)
64.5%高知大学理工(情報科)
64.5~
62.5%
大分大学理工(知能情報システムなど)
62.5%島根大学
山口大学
名桜大学
総合理工
(電気電子系など)
人間健康(健康情報)
62.5~
61.0%
北九州市立大学
長崎県立大学
国際環境工(情報システム工など)
情報システム(情報システムなど)
62.0%宮崎大学(工)
61.5%秋田大学情報データ科
61.0%琉球大学
(工)
60.5~
60.0%
鳥取大学(電気情報系など)
60.0%秋田大学総合情報理工(社会システム工)
59.0%室蘭工業大学
秋田県立大学
理工(システム理化)
システム科学技術(情報工)

【地域別】共通テスト50~60%台でも目指せる大学を一覧でチェック!

※目標得点は「2026年度入試 受験校決定PERFECT BOOK」を参照しています。年度により実際のボーダーラインは異なるため、注意してください。

北海道地方

【公立】公立はこだて未来大学(北海道)

前期:システム情報科学部(目標得点率:56.0%)
後期:システム情報科学部(目標得点率:67.0%)

公立はこだて未来大学は、北海道函館市にある公立大学です。

システム情報科学部のみを設置している、情報系の単科大学となっています。

前期・後期ともに、共通テストでは古典と社会の受験が不要です。
二次試験は前期が英語+数学、後期は共通テストの得点のみで判定されます。

【国立】室蘭工業大学(北海道)

前期:理工学部 システム理化学科(目標得点率:46.0%)
後期:理工学部 システム理化学科(目標得点率:59.0%)

北海道室蘭市には、国立の室蘭工業大学があります。

理工学部のみであり、2学科を設置しています。
2年次前期までの成績でコースが決まり、後期からそれぞれの専門に分かれて学ぶことが可能です。
システム理化学科には3つのコースがあり、数理情報システムコースでは次世代のソフトウェア開発などの研究開発が行われています。

前期の二次試験は数学のみ、後期は学科試験自体がないため、共通テストの得点でほぼ合格が決まると言って良いでしょう。

東北地方

【国立】弘前大学(青森県)

前期:理工学部 電子情報工学科(目標得点率:60.0%)
後期:理工学部 電子情報工学科(目標得点率:69.5%)

青森県弘前市にある弘前大学は、5つの学部を持つ国立大学です。

理工学部は6学科に分かれており、理学と工学の幅広い分野を学ぶことができます。
電子情報工学科では、電子工学や情報工学、情報科学に関する最先端の研究を行います。

学科によって共通テストの目標得点率は異なり、電子情報工学科は比較的高くなります。
前期の二次試験は数学+物理or化学、後期は物理or化学の1科目受験です。

【国立】岩手大学(岩手県)

前期:理工学部 理工学科[情報系]・[電気電子・情報通信](目標得点率:60.5~57.5%)
後期:理工学部 理工学科[情報系]・[電気電子・情報通信](目標得点率:72.0~71.0%)

岩手大学は、岩手県盛岡市に本拠地を置く国立大学です。

理工学部は8つのコースに細かく分かれており、入試の段階でそれぞれ配点や目標点が異なります。

情報系コースはほかのコースよりも、目標得点率がやや高くなっています。
前期・後期ともに二次試験で数学+物理or化学が求められるため、理系科目を強化しましょう。

【公立】岩手県立大学(岩手県)

前期:ソフトウェア情報学部 ソフトウェア情報学科(目標得点率:55.0%)
中期:ソフトウェア情報学部 ソフトウェア情報学科(目標得点率:71.5%)
後期:ナシ

岩手県立大学は、岩手県滝沢市に本部を置く公立大学です。

ソフトウェア情報学部は4つのコースに分かれ、「情報」や「数学」の教員免許状の取得を目指すことも可能です。

共通テストでは、前期が社会or理科を選択する5教科受験、中期は社会・理科ともに受験不要。
二次試験はいずれも数学のみが課されています。

【国立】秋田大学(秋田県)

前期:情報データ科学部 情報データ科学科(目標得点率:55.0~53.5%)
後期:情報データ科学部 情報データ科学科(目標得点率:61.5%)

前期:総合環境理工学部 社会システム工学科(目標得点率:52.5~50.5%)
後期:総合環境理工学部 社会システム工学科(目標得点率:60.0%)

秋田県秋田市には、5つの学部を設置する国立の秋田大学があります。

総合環境理工学部は、3つの学科に分かれており、全8コースから専攻を選ぶことが可能です。
また、2025年には情報データ科学部が誕生しました。

前期では、いずれの学部も配点が異なるa・b方式を選択できます。
情報データ科学部では、二次試験で数Ⅲが不要な文系受験を選択することも可能です。

【公立】秋田県立大学(秋田県)

前期:システム科学技術学部 情報工学科(目標得点率:47.0%)
後期:システム科学技術学部 情報工学科(目標得点率:59.0%)

秋田県立大学は、県内に3つのキャンパスがある公立大学です。

本荘キャンパスで学ぶシステム科学技術学部は、機械工学科や情報工学科など5つの学科に分かれ、それぞれの専門分野を深めることができます。

調査書が全体の0.5%の配点を占めており、後期では学科試験がない代わりに小論文が課されています。

【国立】山形大学(山形県)

前期:工学部 情報・エレクトロニクス学科(目標得点率:55.0~52.5%)
後期:工学部 情報・エレクトロニクス学科(目標得点率:73.5~71.5%)

山形県内に4つのキャンパスがある山形大学は、8学部を設置している国立の総合大学です。

工学部は多様なコースに分かれ、専門的に学ぶことができます。
情報・エレクトロニクス学科には、「情報・知能コース」と「電気・電子通信コース」があり、技術者の養成に力を入れています。

前期試験の二次は数学+物理or化学、後期試験は小論文のみで共通テストの得点率が重要です。

【公立】会津大学(福島県)

前期:コンピュータ理工学部 コンピュータ理工学科(目標得点率:83.0~62.0%)
後期:ナシ

会津大学は、福島県会津若松市にキャンパスを置く公立大学です。

コンピュータ理工学部のみの単科大学であり、3部門で研究を深めることができます。

前期試験のみですが、一般的な受験科目のB方式だけでなく、共通テストが理科or情報1科目のみで目標得点率が高いA方式も選択できます。

【国立】福島大学(福島県)

前期:理工学群 共生システム理工学類(目標得点率:56.5%)
後期:理工学群 共生システム理工学類(目標得点率:65.0%)

福島大学は、福島県福島市に本拠地を置く国立大学です。

2025年度に募集人員が大幅に増えており、前期が70⇒102名、後期が42⇒50名と、チャンスが拡大しています。
入学後は4コースに分かれ、情報理工学コースで希望する分野を学ぶことができるでしょう。

後期の二次は面接試験のみですが、求められる得点率はそれほど高くない年もあり、共通テストの得点によっては出願先の候補となるでしょう。

関東地方

【国立】茨城大学(茨城県)

前期:工学部 情報工学科・電気電子システム工学科(目標得点率:64.0~61.5%)
後期:工学部 情報工学科・電気電子システム工学科(目標得点率:71.0~68.0%)

文理6学部を置く茨城大学は、県内の3キャンパスに分かれて学ぶ国立大学です。

日立キャンパスの工学部は、入試の段階で5学科に分かれており、技術者を多く輩出する環境となっています。

前期試験の二次は、英語・数学・物理の3教科受験です。
後期も英語と数学が課され、数学の配点が高くなっています。

【国立】筑波技術大学(茨城県)

前期:保健科学部 情報システム学科(目標得点率:60.0)
後期:ナシ

筑波技術大学は、茨城県つくば市にある国立大学です。
「視覚障害者」「聴覚障害者」のみが受験できる大学であるため、注意が必要です。

共通テストは2科目を選択、二次試験は学科がなく、小論文や全体の半分となる配点を占める面接のみとなっています。

【国立】宇都宮大学(栃木県)

前期:工学部 基盤工学科[機械・情報電子系](目標得点率:62.0%)
後期:工学部 基盤工学科(目標得点率:71.0%)

前期:データサイエンス経営学部(目標得点率:68.0%)
後期:データサイエンス経営学部(目標得点率:72.0%)

宇都宮大学は、栃木県宇都宮市に本拠地を置く国立大学です。

基盤工学科は「機械・情報電子系」と「化学系」に分かれ、専門的に学ぶことができます。
データサイエンス経営学部は、データ分析を軸とした経営学を扱います。

工学部の二次試験は、前期が3科目必要なのに対し、後期は小論文のみとなっています。
データサイエンス経営学部は、前期が英語+数学、後期は面接のみです。

【国立】群馬大学(群馬県)

前期:情報学部 情報学科(目標得点率:66.0%)
後期:情報学部 情報学科(目標得点率:73.0~71.0%)

群馬県前橋市には、4つの学部を置く国立の群馬大学があります。

2021年に設置された情報学部には4つのプログラムがあり、人文・社会科学やデータサイエンスなど様々な視点から情報にアプローチできます。

後期試験の二次は小論文のみ。
共通テスト重視型、小論文重視型と、配点を選んで出願することが可能です。

【公立】前橋工科大学(群馬県)

前期:工学部 情報・生命工学群(目標得点率:56.0%)
中期:工学部 情報・生命工学群(目標得点率:69.0%)
後期:ナシ

群馬県前橋市にキャンパスがある前橋工科大学は、全国的にも珍しい公立の工科大学です。

情報・生命工学群には3つのプログラムがあり、幅広い分野から専攻を決めることができます。

前期日程の二次試験は数学と主体性評価。
中期日程は小論文のみであり、募集人員も少ないため、共通テストの得点が重要となります。
いずれも共通テストでは、古典と社会の受験が不要です。

【国立】埼玉大学(埼玉県)

前期:工学部 情報工学科・電気電子物理学科など(目標得点率:73.5~68.0%)
後期:工学部 情報工学科・電気電子物理学科など(目標得点率:79.0~73.5%)

埼玉大学は、5つの学部がすべてさいたま市に集まる、ワンキャンパス型の大学です。

南関東という立地から受験者も集まりやすい大学ですが、共通テスト60%台で合格をつかむ人も珍しくありません。
工学部には、ほかにも環境社会デザイン学科などがあります。

二次試験は、前期が数学のみで、後期が数学+物理となっています。

甲信越地方

【国立】山梨大学(山梨県)

前期:工学部 工学科[コンピュータ理工学コース]など(目標得点率:60.0~59.0%)
後期:工学部 工学科(目標得点率:68.0%)

山梨大学は、山梨県甲府市に本拠地を置く国立大学です。

工学部は7つのコースに分かれており、入試の段階で選択することができます。
また、2年次のコース選択の際に選択肢を広く持てる、「総合工学枠」で入学することも可能です。

後期日程の二次試験は配点のない面接のみであり、共通テストの得点で合否が大きく左右されます。

【公立】公立諏訪東京理科大学(長野県)

前期:工学部 情報応用工学科(目標得点率:55.0~53.0%)
中期:工学部 情報応用工学科(目標得点率:75.0~74.0%)
後期:ナシ

長野県茅野市には、工学部のみを設置する公立諏訪東京理科大学があります。

機械電気工学科と情報応用工学科があり、自然豊かな環境で研究に集中することが可能です。

中期日程の二次試験でも数学が課され、配点も共通テストより高く設定されています。

【国立】信州大学(長野県)

前期:工学部 工学科[情報デザインコース]など(目標得点率:68.0~66.5%)
後期:工学部 工学科[情報デザインコース]など(目標得点率:74.0~72.5%)

国立である信州大学は、メインとなる松本キャンパスだけでなく、県内に全5キャンパスを置く広域型キャンパスという特徴があります。
文理8学部を置く総合大学で、甲信越地方の中でも人気の高い大学です。

工学部はこれまでの5学科から、1学科の9コースに細分化されました。

前期試験の二次は、数学が必須で、コースによっては理科科目も課されます。

【公立】長野大学(長野県)

前期:共創情報科学部 共創情報科学科(目標得点率:64.5%)
中期:共創情報科学部 共創情報科学科(目標得点率:77.5%)
後期:ナシ

長野大学は、3つの学部を置く公立大学です。

2026年度に新設される共創情報科学部は、大学内で初めての理系学部となります。

前期も中期も二次試験がなく、共通テストの得点のみで合否が決まります。

【公立】三条市立大学(新潟県)

前期:工学部 技術・経営工学科(目標得点率:54.0~53.0%)
中期:工学部 技術・経営工学科(目標得点率:62.0~61.0%)
後期:ナシ

2021年、新潟県三条市に公立の三条市立大学が誕生しました。

「ものづくりのまち」らしく、工学部の技術・経営工学科のみを設置している大学です。
「情報・制御工学」や「ロボット工学」を学ぶことができます。

出願の際、共通テストの配点が高いA方式、反対に二次試験が高いB方式を選択することが可能です。
また、共通テストでは社会科目の受験が不要であり、苦手な人にとっては受けやすい大学となるでしょう。

【国立】長岡技術科学大学(新潟県)

前期:工学部 工学科(目標得点率:57.0%)
後期:ナシ

長岡技術科学大学は、その名のとおり新潟県長岡市に大きなキャンパスを持つ国立大学です。

設置しているのは工学部の工学科のみながら、7つの分野から学ぶことができ、専門性が高いと言えるでしょう。
電気電子情報工学分野などがあります。

前期日程のみを実施しており、共通テストでは古典の受験が不要となります。

【国立】新潟大学(新潟県)

前期:工学部 工学科(目標得点率:65.5~63.0%)
後期:工学部 工学科(目標得点率:74.5%)

文理10学部を置く新潟大学は、新潟市に2つのキャンパスを持つ総合大学です。

工学科の中に9つのプログラムがあり、「電子情報通信」や「機械システム工学」を選択できます。

前期試験では、共通テストと二次試験のいずれかに傾斜がかかった方式を選ぶことが可能です。
後期試験の二次は面接のみで、共通テストの得点で合否が大きく分かれます。

北陸地方

【国立】富山大学(富山県)

前期:工学部 工学科[知能情報工学コース]など(目標得点率:63.0~60.0%)
後期:工学部 工学科[知能情報工学コース]など(目標得点率:71.0~70.0%)

富山大学は、富山県内に3つのキャンパスを持つ国立の総合大学です。

工学科は5つのコースに分かれており、「知能情報工学」や「電気電子工学」を選択できます。

二次試験は、前期が数学+物理or化学、後期が小論文と調査書になっています。

【公立】富山県立大学(富山県)

前期:情報工学部 情報システム工学科など(目標得点率:60.0~57.0%)
後期:情報工学部 情報システム工学科など(目標得点率:72.5~71.0%)

前期:工学部 電気電子工学科など(目標得点率:59.0%)
後期:工学部 電気電子工学科など(目標得点率:70.0~69.0%)

富山県射水市に工学部のキャンパスを置く富山県立大学は、公立の理系大学です。
富山市にもキャンパスはありますが、そちらは看護学部が使用し、工学部と情報工学部は射水キャンパスに通うこととなります。

工学部は、機械システム工学科や電気電子工学科など、5つの学科に分かれています。
情報工学部も3つの学科があり、データサイエンスなどを学ぶことも可能です。

後期日程は完全に共通テストの得点のみで判定されるため、少しでも高い点数を目指しましょう。

【公立】公立小松大学(石川県)

前期:生産システム科学部 生産システム科学科(目標得点率:51.5%)
中期:生産システム科学部 生産システム科学科(目標得点率:63.0%)
後期:ナシ

公立小松大学は、石川県小松市に複数のキャンパスを置いています。

生産システム科学部は、機械工学を中心に、情報工学や電気・電子工学の能力や専門知識を身につけることを目的としています。

中期日程は英語・数学・物理で出願できるため、私立志望の人でも受験できるでしょう。

【国立】福井大学(福井県)

前期:工学部 電気電子情報工学科など(目標得点率:62.0~61.0%)
後期:工学部 電気電子情報工学科など(目標得点率:69.0~68.5%)

福井県福井市を本拠地とする福井大学は、県内に3つのキャンパスがあります。
工学部は、福井市の文京キャンパスがメインです。

工学部は機械・システム工学科や電気電子情報工学科など、5つの学科に分かれており、そこからさらにコースが枝分かれしています。

入試科目はオーソドックスで、二次試験も前期は数学+理科1科目、後期は数学のみです。

東海地方

【公立】愛知県立大学(愛知県)

前期:情報科学部 情報科学科(目標得点率:71.0%)
後期:情報科学部 情報科学科(目標得点率:80.0%)

愛知県立大学は、文理5つの学部を持つ公立大学です。
看護学部以外は、長久手キャンパスに通うこととなります。

情報科学部は30年近い歴史があり、4つのコースに分かれて学びを深めます。

後期試験は共通テストが4教科のみ、二次も面接のみで配点が低いこともあり、非常に高い得点率が求められます。

【国立】豊橋技術科学大学(愛知県)

前期:工学部(目標得点率:61.5%)
後期:ナシ

愛知県豊橋市には、工学部のみを設置する豊橋技術科学大学があります。

工学部の中でも5つの課程・専攻に分かれ、専門的に学べる環境となっています。
情報系に関心がある場合は、「電気・電子情報工学」や「情報・知能工学」を選択することになるでしょうか。

二次試験は数学と志望調書のみ。
配点が高い共通テストで、しっかりと得点できるようにしておきましょう。

【国立】岐阜大学(岐阜県)

前期:工学部 電気電子・情報工学科など(目標得点率:69.0~63.0%)
後期:工学部 電気電子・情報工学科など(目標得点率:79.0~73.0%)

岐阜大学は、岐阜県岐阜市にあるワンキャンパス型の総合大学です。

工学部は4学科からさらにコースが枝分かれしており、出願の時点で選択することができます。
電気電子・情報工学科だけでなく、機械工学科にも「知能機械」コースなどがあるため、自分の関心がある分野について調べておくと良いでしょう。

求められる得点率もやや高く、二次試験も英数理が必須のため、第一志望に掲げる受験生も少なくありません。

【国立】静岡大学(静岡県)

前期:情報学部 情報科学科など(目標得点率:72.0~64.5%)
後期:情報学部 情報科学科など(目標得点率:78.0~69.0%)

前期:工学部 数理システム工学科など(目標得点率:66.0~64.5%)
後期:工学部 数理システム工学科など(目標得点率:72.5~70.0%)

静岡キャンパスと浜松キャンパスの2つを持つ静岡大学。
情報学部と工学部は、いずれも浜松キャンパスで学ぶことになります。

情報学部は3学科に分かれており、情報科学科の難易度がやや高くなっています。
工学部も5学科に分かれ、電子物質科学科や数理システム工学科などがあります。

工学部は後期日程でも二次試験で英数理の受験が必須であり、配点も高いため念入りに対策しておきましょう。

【国立】三重大学(三重県)

前期:工学部 総合工学科[情報工学コース]など(目標得点率:68.5~65.5%)
後期:工学部 総合工学科[情報工学コース]など(目標得点率:76.5~72.5%)

三重県津市のキャンパスに5つの学部が集まる三重大学。

総合工学科の中で6つのコース・専攻があり、出願の時点で選ぶ必要があります。
「情報工学」「電子情報工学」「電気電子工学」など、細分化されたコースから選択が可能です。

前期日程の二次試験はいずれも数学+理科1科目ですが、後期はコースによって大きく異なります。
特に情報工学コースは小論文が必要となるため、注意が必要です。

近畿地方

【公立】福知山公立大学(京都府)

前期:情報学部 情報学科(目標得点率:60.5~55.0%)
後期:情報学部 情報学科(目標得点率:74.0%)

京都府福知山市に本拠地を置く、福知山公立大学。

情報学部では。「ICT」など3つの領域を軸に、学びを深めていくことが可能です。

前期日程では、共通テストの6教科型か4教科型から選んで出願します。
二次は前期が小論文or数学、後期は小論文のみとなっています。

【公立】兵庫県立大学(兵庫県)

前期:社会情報科学部 社会情報科学科(目標得点率:72.0%)
中期:社会情報科学部 社会情報科学科(目標得点率:79.0%)
後期:ナシ

前期:工学部 工学科[電気電子工学コース]など(目標得点率:66.0~63.0%)
後期:工学部 工学科[電気電子工学コース]など(目標得点率:76.5~75.0%)

3つの県立大学が統合する形で2004年に誕生した兵庫県立大学。
県内に9キャンパスもあり、社会情報科学部は神戸商科キャンパス、工学部は姫路工学キャンパスを使用します。

社会情報科学部は、情報科学を軸に社会科学と組み合わせ、社会で活躍するための能力を養います。
工学部は3学科6コース制でしたが、2026年度入試から1学科5コース制に変わりました。

社会情報科学部は中期の実施もあり、多くの受験者が集まると想定されます。
前期と同様に二次で英語と数学が課されるため、しっかりと実力をつけてチャンスを広げましょう。

【国立】滋賀大学(滋賀県)

前期:データサイエンス学部 データサイエンス学科(目標得点率:71.0%)
後期:データサイエンス学部 データサイエンス学科(目標得点率:86.0~78.0%)

文理3学部を設置している滋賀大学。

2017年に設立されたデータサイエンス学部は、ビッグデータを活用できる人材の養成を目指しています。

後期日程は二次で英語+数学が課される個別学力型と、配点の低い面接試験のみの面接型があります。

【公立】滋賀県立大学(滋賀県)

前期:工学部 電子システム工学科など(目標得点率:59.5~55.5%)
後期:工学部 電子システム工学科など(目標得点率:67.0~64.0%)

滋賀県彦根市にキャンパスを置く滋賀県立大学。

工学部には、「機械システム工学科」「電子システム工学科」「材料化学科」があり、自然環境と共生できる「ものづくり」技術の創造をテーマとしています。

入試は前期・後期ともに二次試験で数学が必須であり、前期の電子システム工学科のみ物理も課されます。

【国立】奈良女子大学(奈良県)

前期:工学部 工学科(目標得点率:71.0%)
後期:工学部 工学科(目標得点率:81.5%)

前期:生活環境学部 文化情報学科[生活情報通信科学コース](目標得点率:73.0%)
後期:生活環境学部 文化情報学科[生活情報通信科学コース](目標得点率:74.0%)

西日本で唯一の国立女子大学である、奈良女子大学。
根強い人気のある大学です。

工学部は2022年に新設されたばかりで、入学定員45名の少人数教育を実施しています。
4つのエリアから複合的に学ぶことができ、「情報エリア」ではプログラミングやセンシングを扱います。
文化情報学科の「生活情報通信科学コース」は、少人数で文系出身でも安心して学ぶことが可能です。

工学部の後期日程では、二次試験で数学のみが課されます。
女子大の工学部という、ほかにはない特徴から、入試難易度も高く設定されています。
生活環境学部の後期は、二次試験が面接のみとなっています。

【国立】和歌山大学(和歌山県)

前期:システム工学部 システム工学科(目標得点率:62.0%)
後期:システム工学部 システム工学科(目標得点率:72.0%)

和歌山県和歌山市のキャンパスに、4学部1学環が集まる和歌山大学。

30年の歴史があるシステム工学部は、3領域8メジャーから専門教育を受けることが可能です。

後期日程は二次が総合問題ですが、実際は数学・物理・化学から2つを選択する形となっています。

中国地方

【公立】叡啓大学(広島県)

一般選抜:ソーシャルシステムデザイン学部 ソーシャルシステムデザイン学科(目標得点率:73.0%)

2021年に開学した叡啓大学は、ソーシャルシステムデザイン学部のみの単科大学です。

入試日程が特殊で、前期と中期の間くらいのタイミングで試験を実施します。

英語資格の出願条件がありますが、二次試験は得点を加算しない面接試験のみとなっています。

【公立】広島市立大学(広島県)

前期:情報科学部(目標得点率:58.0%)
後期:情報科学部(目標得点率:69.0%)

広島市立大学には、芸術学部を含めて3つの学部があります。

情報科学部は一括で募集を行いますが、入学後には4つの学科があり、各分野で専門的に学ぶことが可能です。

前期では共通テストで国語・社会の受験が不要、後期はさらに理科まで不要となります。
二次試験もそれぞれ数学、情報の1科目受験であり、対策がしやすくなっています。

【国立】岡山大学(岡山県)

前期:工学部 工学科[機械システム系]など(目標得点率:71.0~70.0%)
後期:ナシ

岡山大学は、10学部を設置する、中国地方で人気の国立大学です。

出願の際に、4つの「系」と、大学院進学を前提とした「情報工学先進コース」から選ぶことになります。
「機械システム系」や「情報・電気・数理データサイエンス系」が、情報工学に触れる時間が多くなるでしょうか。

すべての学部で、前期日程のみの実施となっています。
二次で英語+数学+理科2科目が必須であり、高い学力が求められます。

【公立】岡山県立大学(岡山県)

前期:情報工学部 情報システム工学科(目標得点率:54.0~53.0%)
中期:情報工学部 情報システム工学科(目標得点率:66.0~62.0%)
後期:ナシ

岡山県総社市に本部を置く岡山県立大学は、3つの学部を設置しています。

情報工学部は3つの学科に分かれており、中期日程の募集もあります。

前期・中期ともに共通テストの社会が受験不要、二次が数学+調査書のみと、非常に受けやすい形式になっています。

【国立】鳥取大学(鳥取県)

前期:工学部 電気情報系学科など(目標得点率:52.0~51.0%)
後期:工学部 電気情報系学科など(目標得点率:60.5~60.0%)

鳥取大学は、鳥取県鳥取市と米子市にキャンパスを置く国立大学です。
工学部は、鳥取キャンパスで学ぶことになります。

工学部は4学科体制で、15の教育プログラムが用意されています。
「電気情報系学科」や「機械物理系学科」から、自分のやりたいことが見つかるでしょう。

二次試験は、前期が数学+英語or理科、後期が数学のみとなっています。

【国立】島根大学(島根県)

前期:総合理工学部 総合理工学科(目標得点率:54.0%)
後期:総合理工学部 総合理工学科(目標得点率:62.5%)

島根大学には、松江キャンパスと出雲キャンパスがあります。
総合理工学部は、松江キャンパスがメインとなります。

総合理工学部は、2025年に元々の7学科から1学科へ再編されました。
引き続き、「先端ものづくり」や「数理データサイエンス」の分野を学ぶことができます。

後期日程は面接試験のみであり、共通テストの得点が重要となります。

【公立】下関市立大学(山口県)

前期:データサイエンス学部 データサイエンス学科(目標得点率:56.0%)
中期:データサイエンス学部 データサイエンス学科(目標得点率:70.0%)
後期:ナシ

2025年に看護学部を新設した下関市立大学。

データサイエンス学部も2024年にできたばかりですが、各分野について専門的なカリキュラムが準備されています。

共通テストは前期・中期ともに英語と数学が必須の3教科で出願できるため、私立志望の受験生でもチャンスがあるでしょう。

【公立】周南公立大学(山口県)

前期:情報科学部 情報科学科(目標得点率:53.5%)
中期:情報科学部 情報科学科(目標得点率:66.5%)
後期:ナシ

2022年から公立大学となった、周南公立大学。

情報科学科には3つのプログラムがあり、様々な視点からデータを扱います。

共通テストは前期・中期ともに英語+数学+情報が必須の4教科で出願できるため、私立志望の受験生でもチャンスがあるでしょう。
二次試験も、前期は数学のみ、中期は小論文のみとなっています。

【公立】山陽小野田市立山口東京理科大学(山口県)

前期:工学部 数理情報科学科など(目標得点率:50.5~43.0%)
中期:工学部 数理情報科学科など(目標得点率:69.5~68.5%)
後期:ナシ

山陽小野田市立山口東京理科大学は、工学部と薬学部を持つ公立大学です。
名前のとおり、東京理科大学の姉妹校となっています。

工学部には電気工学科や機械工学科など5つの学科があります。

前期日程でも、共通テストを国語・社会ナシで受けられるB方式があり、その分二次試験の配点が高くなっています。
私立大学に絞って勉強していた受験生にとっても、国公立大学に挑戦できる数少ないチャンスです。

【国立】山口大学(山口県)

前期:情報学部 情報学科(目標得点率:54.5%)
後期:情報学部 情報学科(目標得点率:65.0%)

前期:工学部 創成工学科[電気電子系]など(目標得点率:54.0~52.5%)
後期:工学部 創成工学科[電気電子系]など(目標得点率:62.5%)

山口県内に3つのキャンパスを置く山口大学。
メインは多くの学部が集まる山口市の吉田キャンパスですが、工学部と情報学部は宇部市にある常盤キャンパスで学びます。

2026年に情報学部を新設するのに合わせ、工学部は元々の7学科から2学科12コース制に変わります。

情報学部の入試が特殊であり、前期日程では二次試験終了後にいくつかのパターンから配点を選択することができます。

四国地方

【国立】徳島大学(徳島県)

前期:理工学部 理工学科[知能情報コース]など(目標得点率:56.5~52.5%)
後期:理工学部 理工学科[知能情報コース]など(目標得点率:67.0~61.5%)

徳島大学は、徳島市内に3つのキャンパスを持つ国立大学です。

理工学科の中でも、理学系の2コース、工学系の6コース、そして「医光・医工融合プログラム」と、それぞれの専門分野に特化して学ぶことができます。
情報系としては、「知能情報」「電気電子システム」「光システム」といったコースが、進学先の候補になるでしょうか。

前期日程は二次試験で数学+理科が必須、後期は数学と当日記入の志望調書となります。

【国立】香川大学(香川県)

前期:創造工学部 創造工学科(目標得点率:60.5~55.5%)
後期:創造工学部 創造工学科(目標得点率:66.5%)

香川大学には、創造工学部があります。

全部で7つのコースに分かれており、「情報」「人工知能・通信ネットワーク」コースなどが候補になるでしょう。

前期日程では、二次試験の配点や科目数が異なる方式が準備されているため、一番有利な入試方式を確認しておきましょう。
また、「情報」を含むいくつかのコースは、独立した募集枠もあります。

【国立】愛媛大学(愛媛県)

前期:工学部 工学科(目標得点率:55.0~54.5%)
後期:工学部 工学科(目標得点率:64.5~64.0%)

愛媛県松山市に本拠地を置く、国立の愛媛大学。

工学部には「コンピュータ科学」や「応用情報工学」コースがあり、工学系基礎力と創造性を備えた人材を養成しています。
また、「デジタル情報人材育成特別プログラム」の枠が別にあり、1年次から専門的に学ぶことも可能です。

前期では、二次で数Ⅲを使わないB方式で受験することもできます。
その場合は理科の配点が高くなるため、得意科目を活用できる方式を選択しましょう。

【国立】高知大学(高知県)

前期:理工学部 情報科学科(目標得点率:51.5%)
後期:理工学部 情報科学科(目標得点率:64.5%)

高知大学の理工学部は、高知県高知市の朝倉キャンパスで学びます。

理工学部には5つの学科があり、理学の分野がやや多くなっています。
基本的には情報科学科を選ぶことになるでしょう。

前期日程では、情報科学科のみ配点や二次の科目が異なる2方式から選んで出願できます。
また、後期日程は二次試験が面接のみとなっています。

【公立】高知工科大学(高知県)

前期:情報学群(目標得点率:71.5~52.0%)
後期:情報学群(目標得点率:75.0%)

前期:データ&イノベーション学群(目標得点率:68.5~59.0%)
後期:データ&イノベーション学群(目標得点率:74.5%)

前期:システム工学群(目標得点率:66.5~50.5%)
後期:システム工学群(目標得点率:65.5)

元々私立大学として誕生した高知工科大学は、2009年に公立大学になりました。

情報について学ぶことができる学群が多く、上記以外にも理工学群があります。
自分の関心がある分野を再確認し、一番深く学べる場所を選択しましょう。

前期日程がA方式とB方式に分かれており、共通テストが3教科で出願できるB方式は、やや目標得点率が高くなります。
基本的に二次は数学+理科が多くなっていますが、データ&イノベーション学群は、現代文や英語を選択することもでき、数Ⅲも不要です。

九州・沖縄地方

【公立】北九州市立大学(福岡県)

前期:国際環境工学部 情報システム工学科など(目標得点率:57.0~56.0%)
後期:国際環境工学部 情報システム工学科など(目標得点率:62.5~61.0%)

福岡県北九州市のひびきのキャンパスで学ぶ、北九州市立大学の国際環境工学部。

国際環境工学部には、「情報システム工学科」や「機械システム工学科」があります。
5つの学科に分かれますが、環境問題に関する授業が必修となっているのは、この学部の特徴と言えるでしょう。

後期日程は、学科によって受験科目や配点が大きく異なるため、注意が必要です。

【国立】九州工業大学(福岡県)

前期:情報工学部 電子情報通信類など(目標得点率:69.5~68.5%)
後期:情報工学部 電子情報通信類など(目標得点率:80.0~78.0%)

北九州市に位置し、九州地方で根強い人気がある九州工業大学。

情報工学部は4つの類に分かれ、「知的システム類」や「生命情報類」といったものも存在します。

二次試験について、前期日程は数学+理科1科目、後期は数学・物理・化学から1科目を選択する形です。

【国立】佐賀大学(佐賀県)

前期:理工学部 理工学科[情報分野]など(目標得点率:56.5%)
後期:理工学部 理工学科[情報分野]など(目標得点率:70.0%)

佐賀県佐賀市に本拠地を置く佐賀大学。

理工学科のコースは非常に多彩で、基礎分野を学んだうえで13コースから専攻を決めることができます。
出願の際は、7分野から選択することになります。
ただし、志望分野が決まっていない場合は、「学科一括枠」で受験し、1年次後期に配属コースを選ぶことも可能です。

前期の二次試験では、数学+物理または化学。
後期日程は、数学か理科のいずれかを選択します。

【国立】長崎大学(長崎県)

前期:情報データ科学部 情報データ科学科(目標得点率:60.5~60.0%)
後期:情報データ科学部 情報データ科学科(目標得点率:69.5~67.5%)

前期:工学部 工学科(目標得点率:55.5~51.5%)
後期:工学部 工学科(目標得点率:68.0)

長崎市内の3か所にキャンパスを置き、10学部も設置している長崎大学。

情報データ科学部は、情報科学とデータ科学のどちらも学ぶことが可能です。
工学部は入試時に一括で募集を行いますが、進学後は「電気電子工学」など5つのコースから専門分野を決めることができます。

情報データ科学部は、前期・後期ともに「文系」「理系」の入試方式を選べます。
工学部の前期日程では、共通テストの配点が高いa方式と、二次試験が高いb方式を選択可能です。

【公立】長崎県立大学(長崎県)

前期:情報システム学部 情報システム学科など(目標得点率:57.5~56.0%)
後期:情報システム学部 情報システム学科など(目標得点率:62.5~61.0%)

5学部9学科が、県内の2キャンパスに集まっている長崎県立大学。

情報システム学部は、長与町にある「シーボルト校」で学ぶことになります。

二次試験では、情報システム学科が数Ⅲ不要、情報セキュリティ学科は数Ⅲまで必要となっています。

【国立】熊本大学(熊本県)

前期:情報融合学環(目標得点率:69.0~68.0%)
後期:ナシ

前期:工学部 情報電気工学科など(目標得点率:69.0~64.0%)
後期:工学部 情報電気工学科など(目標得点率:79.0~77.0%)

九州地方で根強い人気がある熊本大学。

2024年に設立された情報融合学環は、データサイエンスを扱いながら文理融合型の教育を行います。
工学部には4つの学科があるだけでなく、2024年から「半導体デバイス工学課程」が新設され、注目されています。

情報融合学環は、「文系」「理系」から入試方式を選択することが可能です。
工学部の前期日程は、一般的な国公立大学の受験科目である、英数理受験。
半導体デバイス工学課程の募集は前期のみであるため、注意しましょう。

【国立】大分大学(大分県)

前期:理工学部 理工学科[知能情報システムプログラム]など(目標得点率:57.0~52.5%)
後期:理工学部 理工学科[知能情報システムプログラム]など(目標得点率:64.5~62.5%)

文理5学部を置く大分大学は、県内に3つのキャンパスがある国立大学です。

2023年に理工学部が再編成され、1学科10プログラム制になりました。
「知能情報システム」や「知能機械システム」、「電気エネルギー・電子工学」プログラムなどから選択することとなります。

前期日程は二次が数学+理科1科目。
後期は面接と志望理由書です。

【国立】宮崎大学(宮崎県)

前期:工学部 工学科(目標得点率:51.0%)
後期:工学部 工学科(目標得点率:62.0%)

宮崎市に3つのキャンパスが固まっている宮崎大学。

2021年より工学部は6つのプログラムに分かれて、学ぶ形になっています。
募集は学科一括で行われますが、「情報通信」「機械知能」といったプログラムから選択が可能です。

前期は、二次試験で英語+数学+理科1科目が必須。
後期は、物理か化学1科目のみの受験となります。

【国立】鹿児島大学(鹿児島県)

前期:工学部 先進工学科[情報・生体工学プログラム]など(目標得点率:55.5~53.5%)
後期:工学部 先進工学科[情報・生体工学プログラム]など(目標得点率:67.5~62.5%)

桜島の近く、鹿児島市に3つのキャンパスを置く鹿児島大学。

工学部の先進工学科には6つのプログラムがあり、「情報・生体工学」や「電気電子工学」から選択して出願する形です。
また、入学後にプログラムを決めることができる、「括り枠」も前期には設定されています。

二次試験に目を向けると、前期は英語+数学+理科1科目、後期は得点化しない面接のみとなっています。

【公立】名桜大学(沖縄県)

前期:人間健康学部 健康情報学科など(目標得点率:57.5~53.0%)
後期:人間健康学部 健康情報学科など(目標得点率:62.5%)

沖縄県名護市には、公立の名桜大学があります。

人間健康学部の健康情報学科は、「健康」とつくように、保健や医療などの分野も総合的に学ぶことが可能です。
また、「情報」と「健康」のどちらの分野に比重を置いて学ぶかは選択できるため、情報のみに関心があるという場合でも、困ることはありません。

前期日程では、共通テスト5教科のA方式と、3科目で受けられるB方式を選べます。

【国立】琉球大学(沖縄県)

前期:工学部 工学科(目標得点率:49.0%)
後期:工学部 工学科(目標得点率:61.0%)

日本最南端に位置する琉球大学。

工学部は7つのコースに分かれ、それぞれの専門分野を深めることができます。
「知能情報」や「電子情報通信」、「電気システム工学」コースなどを選ぶことになるでしょうか。

前期日程の二次試験は、数学+物理+調査書。
後期は調査書のみで、共通テストでも国語と社会が不要です。

まとめ

今回は共通テストの得点が50~60%台の得点でも合格を狙える大学について確認しました。
あくまで過去のデータを参考にしているため、最新の入試動向をチェックしておきましょう。

共通テストが終わっても、まだあなたの挑戦は終わっていません。
自分が満足できる大学に合格できるよう、二次試験の準備をしっかりしながら、出願計画を立てましょう!

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大学受験合格ブログ編集部F

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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