令和8年度共通テスト「地理」総評 | 共通テスト解答速報2026

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このページでは、令和8年度(2026年度)大学入学共通テスト地理の出題について解説します。

地理総合、地理探究

分量は昨年と同様大問6題、小問数計30問でした。

出題内容も大きな変化はなく、全ての問題に資料が用いられ、丁寧に読み取り思考する力が求められていました。
読み取る資料が複数にわたるため、時間との勝負という点も例年どおりです。

資料を丁寧に読み取れば判断できる問題が多く、難易度は例年並みという印象です。
※昨年は例年よりも難化したといえるため、昨年と比べると易化

令和8年度共通テスト「地理」正解 | 共通テスト解答速報2026
地理総合、地理探究 問題はこちら(産経新聞へリンクします) 「2026年度 大学入学共通テスト特集」TOPに戻る 地理の共通テスト対策

第1問 乾燥・半乾燥地域の生活文化の多様性

「地理総合」と共通問題でした。
平易な問題が多く、しっかり得点したい大問です。

問1はナツメヤシの実(デーツ)は「砂漠の果実」と呼ばれ、重要な食料だという知識があれば自信をもって判断できます。

問3は、資料から南半球かつ、アンデス(高山)地域ということを読み取れるかが重要でした。

問4は、飼育頭数の増加は過放牧につながり、むしろ砂漠化を進行させるのではという思考ができると判断しやすいです。

第2問 地域調査(津軽平野とその周辺地域)

「地理総合」と共通問題でした。
資料の読み取り、考察に時間がかかるものの、落ち着いて取り組めば標準的な問題ばかりです。

問2は、破線地域(水田地帯)には目立った等高線がないため、浸水深に差がでにくく、むしろため池から近いほど大きくなるのではないかと気付けると判断しやすいです。

問4は、りんごの旬が秋~冬と知っていれば容易です。
また、「日本は、同じ北半球に位置するアメリカ合衆国と生産時期が同じであるはず」という思考でも判断できます。

第3問 世界の自然環境と自然災害

思考問題が多く、やや難易度が高い大問でした。

問2は、植物の光合成により二酸化炭素濃度が変化すること、北半球と南半球の季節の違いに気付けるかどうかです。
過去問(追試)でも、同様の問題が出題されていました。

問3は、関東ローム層や南九州のシラスなどが火山灰などから形成されたものという知識や、河川と山地・丘陵地の大まかな分布を知らないと判断が難しいです。

問6は、積雪は標高が高い地域でみられること、火山灰は火口から離れたところにも堆積することを考慮できるかが重要でした。

第4問 衣料品類の生産、流通、再利用・再資源化

問2のグラフ判別は迷いやすいが、全体的には標準的な問題が多かった印象です。

問2は、資料の説明文をもとに、近年は事業所数の合計が大幅に減っていると考え年代は判別できるはずです。
素材の判断が難しいですが、岡山県倉敷市などで石油化学コンビナードが整備されたことなどを知っていれば判断できます。

第5問 人口と都市

基本問題と難問が混在しており、差がつきやすい大問という印象です。

問2は、アラブ首長国連邦とフランスで迷いますが、国の総人口などを考慮すれば判断できます。

問4も迷う人が多いと思いますが、デトロイトが自動車都市かつ、かつて経済が破綻した都市という知識があれば、中心都市と周辺地域で差が大きい方がデトロイト、中心都市で割合が高い方が生産・輸送職と判断できます。

第6問 ドナウ川、ナイル川、メコン川の流域

思考問題が多く、悩んだ人もいると思いますが、難易度は標準という印象です。

問1は、「ドナウ川流域には熱帯と乾燥帯は分布しない」、「ナイル川は上流が赤道付近(=熱帯)、中下流域は乾燥帯」「寒帯が出てくるとしたら標高が高いメコン川上流」といった思考が必要です。

問3は、EU最大の経済大国ドイツと、スロバキアとハンガリーといったEUでは経済水準が低い東ヨーロッパの比較です。
河川に関する問題なので自動車と船舶も引っかかりやすいですが、そもそも貨物輸送も旅客輸送も近年は自動車中心ということに注意が必要です。

新高3生・新高2生へのアドバイス

見慣れない資料が使われることは毎年のようにありますし、文章量や資料数が多いことも例年どおりとなっていますので、模試や過去問などを通してこの形式に慣れるということは必須です。

また、単純な知識で解ける問題はほぼ出題されず、思考力が試される問題がほとんどです。
思考問題に慣れるためにも、地理は演習量が重要だといえます。

ただし、深い思考力が必要な難問は少なく、ほとんどの問題は基本知識を組み合わせて考えれば解けるので、普段の学校・予備校での授業や教科書・参考書の内容理解が最優先となります。
このときに、穴埋め形式で用語や地名などを暗記するのではなく、原理や背景知識を理解することが重要です。
また、場所が分かっている前提の問題も出題されるため、地図帳を使った学習も不可欠です。

演習は受験学年の夏以降に始めても間に合うので、まずは

  • 普段から原理や背景知識を意識した学習
  • 地名や都市名が出てくるたびに地図帳を確認

を徹底していきましょう。

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