こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。
秋になると、模試だけでなく、志望校の過去問に取り組む機会も増えてきます。
「模試ではA判定やB判定だったのに、過去問を解いたら全然できなかった……」
「判定は悪くないはずなのに、本当にこの大学を受験して大丈夫?」
と不安になる人もいるのではないでしょうか。
しかし、模試の判定がよいからといって、最初から志望校の過去問で高得点を取れるとは限りません。
模試と大学の入試問題では、出題形式や問題量、求められる力が異なるためです。
今回は、模試では結果が出ているのに過去問では思うように点数が取れない理由と、そこからどのように志望校対策を進めればよいのかを解説します。

模試の判定がいいのに、なぜ過去問は解けない?
模試の判定は、現在の学力や志望者の中での位置を知るための大切な材料です。
ただし、模試の問題と志望大学の入試問題は同じではありません。
模試では幅広い範囲から問題が出題されますが、大学入試では、大学ごとに出題形式や頻出分野、問題量などに特徴があります。
そのため、「模試で点数が取れる」=「志望大学の過去問でもすぐに点数が取れる」とは限らないのです。
過去問で思うように得点できなかった場合は、「模試の判定がおかしかった」と考えるのではなく、なぜ過去問では点数を取れなかったのかをしっかりと分析してみましょう。

理由① 志望校の出題形式に慣れていない
まず考えられるのが、志望校独自の出題形式に慣れていないことです。
同じ英語でも、
- 長文問題が中心
- 英作文の配点が大きい
- 和訳や説明問題が多い
など、大学によって問題の特徴は異なります。
数学や国語でも、記述量や大問の構成は大学ごとに違います。
十分な学力があっても、初めて見る形式では、「どう答えればよいのかわからない」と戸惑うことがあるでしょう。
志望校の特徴を把握しないまま過去問に挑戦しても、思ったように得点できないのは自然なことです。
過去問を解いたら、正解・不正解だけでなく、どの形式の問題で失点したのかまで確認するのが大切です。
自分の弱点を分析し、今後の対策につなげていきましょう。
理由② 時間配分が志望校仕様になっていない
「時間があれば解けたのに、最後までたどり着かなかった」という場合は、知識不足ではなく、時間配分に原因があるかもしれません。
入試本番では、限られた時間の中で、
- どの問題から解くか
- 1問に何分かけるか
- 難しい問題をどこで切り上げるか
といった判断も必要になります。
例えば、最初の難問に時間を使いすぎて、後半の得点しやすい問題まで手が回らなかったのであれば、実力を十分に得点へつなげられていません。
過去問を解くときは、点数だけでなく、どの問題にどれくらい時間がかかったのかも振り返ってみましょう。
解き進める順番を考えるときの、重要な材料にもなります。
理由③ 「わかっている」のに答案で得点できていない
記述式の問題では、内容を理解していても、それを答案として表現できなければ得点につながりません。
特に、「解答を読めばわかるけれど、自分では書けなかった」という問題には注意が必要です。
必要な用語が抜けている、説明が足りない、途中式がうまく書けていないなど、答案を作る力が不足している可能性があります。
これは、ただ知識を増やすだけでは改善しにくい部分です。
自分の答案と模範解答を比べて、何を書けば得点につながるのかを確認しながら練習していきましょう。
また、自分ひとりでは判断しにくい答案も多いため、先生や講師に見てもらうことも大切です。
理由④ 志望校でよく出る分野に弱点が残っている
模試では比較的得点できていても、志望校で頻出の分野に苦手が残っていると、過去問では点数が伸びないことがあります。
例えば、ある分野が模試では数問しか出なかったとしても、志望大学では毎年大きな割合を占めているかもしれません。
過去問を何年分か確認すると、
「この大学では、この分野がよく問われる」
「ここを苦手なままにしておくと厳しい」
といった傾向が見えてきます。
過去問は、単に現時点の得点を確認するものではありません。
試験本番で合格点を取るために、今の自分に足りないものを見つける材料として使うのです。
そこで見つかった課題をもとに、これから重点的に対策すべき内容を整理していきましょう。
過去問が解けなかったら、まず何をすればいい?
思うように得点できなかったとき、すぐに「志望校を変えた方がいいのでは」と考える必要はありません。
まずは、間違えた問題や失点した理由を、次のように分類してみましょう。
- 知識が足りなかった
- 解き方はわかったが時間が足りなかった
- 問題形式に慣れていなかった
- 記述答案をうまく作れなかった
- ケアレスミスをした
原因が違えば、必要な対策も変わります。
知識不足なら復習が必要ですし、時間不足なら時間を測った演習を増やして、解くスピードを意識する必要があります。
「何点だったか」だけで終わらず、「なぜその点数になったのか」まで確認することが大切です。
1回の過去問だけで志望校をあきらめない
初めて志望校の過去問を解いて、思った以上に点数が取れないとショックを受けるかもしれません。
しかし、秋の段階では、まだ志望校対策を始めたばかりという人も多いでしょう。
初めての過去問演習で見つかった課題は、これから対策できる内容でもあります。
大切なのは、
過去問を解く → 課題を見つける → 必要な勉強をする → もう一度確認する
という流れを繰り返すことです。

模試の判定だけで安心してはいけませんし、1回の過去問だけで落ち込む必要もありません。
両方の結果をしっかりと分析し、今後の勉強に役立てていきましょう。
まとめ|模試の判定と過去問は、役割が違う
模試でよい判定が出ていても、志望校の過去問では思うように得点できないことがあります。
その原因として考えられるのは、
- 出題形式に慣れていない
- 時間配分がうまくいっていない
- 答案を作る力が足りない
- 志望校でよく出る分野に弱点がある
といった点です。
過去問で点数が取れなかったとしても、模試の判定との差に戸惑う必要はありません。
現時点での点数で、合否は決まらないのです。
大切なことは、過去問を通して「今の自分には、志望校合格のために何が足りないのか」を見つけることです。
模試と過去問、それぞれから得られる情報を活用しながら、残りの期間で必要な対策を進めていきましょう。
志望校対策に迷ったら四谷学院へ
「模試の判定は悪くないのに、過去問では点数が取れない」
「過去問を解いたけれど、これから何を優先して勉強すればよいかわからない」
そんな悩みがある人は、ぜひ四谷学院に相談してください。
四谷学院では、受験コンサルタントが模試の成績や志望校、現在の学習状況を確認しながら、一人ひとりに必要な学習計画を一緒に考えていきます。
また、科目別能力別授業と55段階個別指導を組み合わせたダブル教育で、自分の弱点を確認しながら、志望校合格に必要な力を身につけていくことができます。
過去問で見つかった課題を、合格に近づくための次の一歩に変えていきましょう!







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