こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。
秋になると、志望校の過去問に取り組み始める受験生も増えてきます。
その一方で、
「まだ問題集が最後まで終わっていないのに、過去問を始めてもいいの?」
「まずは今使っている問題集を全部終わらせるべき?」
と、過去問を始めるタイミングで迷っている人もいるのではないでしょうか。
問題集にやり残しがあると、「中途半端な状態で過去問に進んでいいのかな」と不安になりますよね。
しかし、問題集を100%終わらせてからでなければ、過去問を始めてはいけないわけではありません。
秋以降は、問題集を終えてから過去問へ進むという一本道ではなく、過去問で課題を見つけながら、必要なところを問題集で補強するという進め方も大切です。
今回は、問題集がまだ終わっていない受験生に向けて、過去問との付き合い方や秋以降の勉強の進め方を解説します。

問題集が終わっていなくても、過去問を始めていい?
結論から言えば、問題集が最後まで終わっていなくても、過去問を始めることはできます。
もちろん、基礎的な知識がほとんど身についていない段階で、過去問ばかり解いても効率はよくありません。
一方で、「この問題集を全部終えるまで過去問には触れない」と決めてしまうと、志望校の出題形式や頻出分野を知る時期が遅くなってしまうことがあります。
大切なのは、問題集が「何ページ残っているか」ではありません。
今の自分が志望校の問題にどこまで対応できるのかを確認し、足りない部分を今後の勉強に反映することを意識しましょう。
過去問は「現在の課題」を見つけるためにも使える
過去問というと、「受験勉強が全部終わったあとに、仕上がりを確認するもの」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし、過去問にはもう一つ大切な役割があります。
それは、これから何を勉強すればよいのかを見つけることです。
実際に志望校の問題を解いてみると、
「この分野は思ったより解ける」
「この単元は問題集でもまだ練習が足りない」
「知識はあるけれど、この形式では答えられない」
といった課題が見えてきます。
問題集だけを進めていると、自分がどこまで志望校の問題に対応できるのかはわかりにくいものです。
過去問を使って現在地を確認することで、問題集のどこを優先して復習すべきなのかも判断しやすくなります。
問題集と過去問は「行ったり来たり」するもの
秋以降の勉強では、「問題集を終える → 過去問を始める」と、完全に分けて考える必要はありません。
おすすめなのは、
過去問を解く → 課題を見つける → 問題集に戻る → もう一度確認する
という流れです。

例えば、過去問の数学で確率の問題がほとんど解けなかったとします。
その場合は、「過去問が難しかった」で終わらせず、使っている問題集の確率の単元へ戻り、例題や類題を解き直してみましょう。
英語で長文は読めたものの語彙不足で失点したのであれば、単語や熟語の復習を増やす必要があります。
このように、過去問で見つかった課題を、問題集に戻って対策することが大切なのです。
問題集と過去問はどちらか一方だけに偏るものではなく、役割の違う教材として使い分けていきましょう。
基礎が不安定なら問題集が最優先
問題集が終わっていなくても過去問を始めてよいとはいえ、誰でもすぐに過去問中心の勉強へ切り替えればよいわけではありません。
例えば、基本問題でも解き方がわからないことが多い、重要な公式や単語がほとんど身についていない、といった状態なら、まずは基礎を固める時間が必要です。
過去問を解いて、「志望校特有の難しさで解けなかった」のか、「そもそも基礎が身についていなくて解けなかった」のかを区別してみてください。
後者であれば、過去問を何年分も続けて解くより、問題集に戻って基礎を固め直す方が有効でしょう。
大切なのは、「周りが過去問を始めているから自分も」と焦らないことです。
今の自分に必要な勉強を優先する意識を持ちましょう。

「問題集を全部終わらせること」が目的になっていないか
問題集を最後まで終えることには、もちろん意味があります。
しかし、受験勉強の目的は、問題集を1冊終わらせることではありません。
入試本番で必要な問題を解き、合格に必要な点数を取ることです。
そのため、秋以降は「あと何ページ残っているか」だけを見るのではなく、志望校で出題される分野を、どれだけ身につけられているかという視点も持っておきましょう。
すでに十分に解ける分野を何度も繰り返すより、過去問で見つかった苦手分野に時間を使った方がよい場合もあります。
「問題集を終えること」がゴールになっていないか、一度確認してみてください。
秋以降は「何を優先するか」を決めることが重要
秋になると、やるべき勉強が増えていきます。
問題集の残り、これまでの復習、過去問、苦手分野の対策……。
すべてを同じペースで進めようとすると、時間が足りなくなってしまいます。
だからこそ、今の自分にとって優先順位の高いものは何かを考えましょう。
過去問で頻出分野に弱点が見つかったのであれば、そこを問題集で集中的に復習する。
基礎が十分に固まっている科目なら、過去問演習の割合を少しずつ増やしていく。
このように、科目や現在の完成度に合わせて勉強の比重を変えていきましょう。
まとめ|問題集と過去問をうまく使い分けよう
問題集がまだ終わっていないからといって、必ずしも過去問を後回しにする必要はありません。
秋以降は、
過去問で今の実力を確認する → 課題を見つける → 問題集で補強する
という流れを意識しましょう。
一方で、基礎がまだ十分に身についていない場合は、焦って過去問ばかり解く必要もありません。
大切なのは、「問題集を終えたかどうか」ではなく、「志望校合格のために今何を勉強すべきか」です。
問題集と過去問、それぞれの役割を意識して使い分けながら、入試本番に向けて力を伸ばしていきましょう。
秋からの勉強の進め方に迷ったら四谷学院へ
「問題集と過去問、どちらを優先すればいい?」
「自分はもう過去問を始めても大丈夫?」
「苦手分野が多くて、何から取り組めばいいかわからない」
秋以降は、受験生一人ひとりの学習状況によって、優先すべき勉強も変わってきます。
四谷学院では、受験コンサルタントが現在の学習状況や志望校、模試の結果などを確認しながら、一人ひとりに必要な学習計画を一緒に考えていきます。
限られた時間を有効に使いながら、志望校合格に向けて必要な勉強を進めていきましょう!






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