大学受験は高2からでも間に合う!文系・理系別の勉強計画も併せて紹介

受験生への学習アドバイス
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こんにちは、受験コンサルタントの片野です。
高校2年生になると、少しずつ大学受験を見据える人が増えてきます。
しかし、入試までの期間が1年以上もあり、まだ学習していない範囲もあるため、「何をしたらよいのかわからない」という人も少なくないでしょう。
もちろん、やみくもに勉強しても結果にはつながりません。
時期に応じて対策しなければ入試を突破する学力を身につけることは難しく、長期間モチベーションを維持することも大変でしょう。

そこで本記事では、現役合格を目指す高校2年生が取り組むべき勉強法や、文系・理系向けの年間勉強計画をご紹介します。

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現役合格者はいつから勉強を始めている?


一般的に、高校3年生から受験勉強を始める方が多いため、高校2年生で受験勉強を始めるのは早すぎると思うかもしれません。
しかし実際には、多くの生徒が「高3での受験勉強スタートは遅すぎた」と感じています。
例えば、難関大学の現役合格者に限ってみると、約7割が高校2年生までに受験勉強をスタートしています。最難関といわれる旧帝国大学+早慶の現役合格者では、さらに多くの人が高校2年生までに受験勉強を始めています。

つまり、より有利に大学受験を進め、志望校合格に近づくためには、高校2年生の段階で大学受験のための勉強をスタートするべきです。
受験勉強にフライングはありません。早めにスタートを切るほうがより有利になる、ということを知っておきましょう。

大学合格につながる高校2年生の勉強法


それでは、高校2年生は大学受験に向けてどのような勉強をすればよいのでしょうか。ここからは、高校2年生でも無理なく取り組めてモチベーションアップにもつながる勉強法をご紹介します。

志望校を決める

目標を定めるために、志望校を決定しましょう。志望校を決めると、ゴールまでの距離がはっきりするため学習計画を立てやすくなります。また、志望校を決めることは勉強に対するモチベーションを維持するためにも重要です。
志望校が決められない場合は、オープンキャンパスに参加するのもよいでしょう。時期が早いほど時間や心に余裕を持ちやすいため、志望校選びは早いに越したことはありません。

基礎固めに力を入れる

高校3年生で本格的な受験対策をするためにも、高校2年生のうちに基礎を固めることが大切です。
理系の場合、まずは数学に力を入れ、数Ⅰ・A、数Ⅱ・B・Cを高校2年生のうちに仕上げましょう。受験で数Ⅲを使う予定のある人は、同時に少しずつ勉強を始めておくと、高校3年生になってからの勉強を進めやすくなります。
また、数学に比べて理科はそこまで優先度は高くありませんが、高校2年生のうちに基礎を押さえておくと、高校3年生になってからのアドバンテージになります。数学の進み具合によって、余裕があれば理科の勉強も進めるとよいでしょう。

文系の場合は、英語の基礎固めが欠かせません。特に国公立大学や難関私立大学を目指す場合は、英語で高得点が求められる傾向にあり、早めの対策が必要です。英語の基礎固めでは、時間がかかりやすい英単語から着手するとよいでしょう。
同様に、地歴公民の暗記も習得までに時間がかかるため、高校2年生のうちから少しずつ勉強を始めておくと安心です。

苦手科目を克服する

高校2年生にもなると、苦手科目が固定化してしまっている人も少なくありません。中には、中学レベルの基礎が固まっていないケースもあります。
しかし、大学受験では苦手科目があると志望校合格が遠のいてしまいます。また、高校3年生になると苦手科目克服に十分な時間をかけられなくなるのが現実です。
高校2年生のうちに苦手科目をできるだけ克服し、志望校合格につなげましょう。苦手部分を短期間で克服したいときは、個別指導塾や予備校を活用するのもおすすめです。

勉強習慣を身につける

大学受験に向けた勉強習慣を身につけるのも、高校2年生のうちに習得しておきたい要素の一つです。
本格的な受験勉強を始めてすぐに、一日に何時間も勉強するのは難しいものです。
一日数十分でもよいので時間を確保し、毎日勉強することを習慣にしましょう。隙間時間を利用する癖をつけておくのもおすすめです。勉強を生活習慣の一つにして、大学合格に向けて勉強時間を長くしていけるように、スモールステップを積み上げていきましょう。

夏期講習・冬期講習を効果的に活用しよう

夏期講習や冬期講習はまとまった勉強時間を取れる貴重なタイミングです。塾や予備校では夏休みや冬休みにさまざまな講座が実施されるため、苦手分野の克服や得意科目の強化など、目的に合った講座を活用することで、効率的に学習を進められるでしょう。
特に、苦手分野がある場合は、夏期講習や冬期講習を活用して、重点的に対策するのがおすすめです。オンライン予備校なら、自宅で授業を受けられるため、近くに塾や予備校がない方でも利用しやすいでしょう。

【理系向け】大学受験に向けた高校2年生の勉強計画


理系の場合、勉強の優先度が高い科目は数学と英語です。志望校(学科)にもよりますが、まずは数学や英語の基礎固めを徹底しましょう。
ここからは、一例として、高2理系向けの勉強計画をご紹介します。

4月~6月

数学は教科書レベルの問題を確実に解けるようにすることが第一目標のため、教科書の全範囲を勉強するのにかかる時間から逆算して、一日の勉強範囲や時間を決めていくのがおすすめです。
数学Ⅲは多くの理系学部で必須となるため、学校の授業を待つのではなく、先取りして学習を進めておくとそのあとの勉強をスムーズに進められます。

また、理系科目(特に数学と理科)は夏以降に多くの時間を必要とするため、英語の基礎はこの時期に固めておくのが理想です。
英単語や英熟語、英文法といった基礎知識を徹底的にインプットし、高校3年生から英語長文に取り組めるように学習を進めておきましょう。

7月~10月

夏休みを活用して、苦手科目の克服に時間を割くようにしましょう。数学や理科の基礎がある程度身についている場合は「問題集を解く」ことに進んでもよい時期です。
英語についても、暗記から長文読解などに進み、わからない部分はあらためて基礎の習得に戻るなど、苦手部分を見過ごさないように注意しましょう。

11月~3月

今まで学んだことを活かし「応用問題」に着手する時期です。応用問題で解けない問題があった場合は、そこが現在の実力ラインとなります。学力を底上げするために知識が曖昧な部分や、学習の抜け部分などを洗い出し、基礎をより強固なものにしましょう。

冬休みのまとまった時間はこれまでの基礎学習を総復習するのにも適しています。本格的な受験対策が始まると一日の勉強時間も長くなりやすいため、この時期から勉強時間を少しずつ伸ばすようにすると、無理なく勉強の習慣が身につくでしょう。

志望校が決まっている場合は、高校2年生の終わり頃から志望校の過去問に目を通しておくと、志望校の問題の傾向を把握できます。

【文系向け】大学受験に向けた高校2年生の勉強計画


文系の場合、配点が高く設定されやすい英語の勉強に力を入れる必要があります。また、地歴公民の暗記にも時間がかかりやすいため、高校2年生のうちから計画的に勉強を進めていきましょう。
ここからは、一例として、高2文系向けの勉強計画をご紹介します。

4月~6月

英語は一朝一夕で身につくものではないため、長期的に勉強し、基礎を徹底して固めることが大切です。基本的な勉強の流れは理系と同様に、英単語や英熟語の暗記、文法の理解から進めていきます。大学受験に英検を活用したい場合、同時に英検対策も行っていきましょう。

国語は、暗記に時間がかかりやすい古文と漢文の勉強を始めましょう。古文や漢文などの暗記が重要な科目は基礎を固めることで高得点を狙えます。
英語や数学などほかの科目で勉強時間が取られてしまうと、国語に十分な時間を確保できないケースもあるため、早い段階から少しずつ着手するのがおすすめです。

また、地歴公民は範囲が広く、履修終了が高校3年生の秋頃になるケースもあります。暗記だけでなく思考力も問われやすい科目のため、早いうちから暗記を進められる場合は、予習を兼ねて勉強を進めるとよいでしょう。暗記した内容を原因や結果、歴史的背景と関連させて、時代ごとの理解を深めることが重要です。

7月~10月

学んだ英単語や英熟語・英文法をもとに、英語の長文読解に着手しましょう。
なんとなく文章が読める、ではなく単語一つひとつの意味を理解して英語が読めるようになると高得点が期待できます。の知識

また、地歴公民については夏休みの間に教科書を1周し、大まかな流れを理解しておくとよいでしょう。繰り返し勉強する中で、各事象の時代背景なども交えて覚えられます。

11月~3月

国語、数学、英語の3教科は、この時期に大学入学共通テストを実際に解いてみて、その時点の学力把握に役立てましょう。特に英語は、どれくらいの読解力が身についているのかを知るのに役立ちます。
また、志望校が絞り込めていない場合は、この時期を目処に決定していきましょう。目標が定まることで、各科目でどのくらいの学力を身につければよいのかなど、具体的な受験勉強計画を立てられます。

まとめ:四谷学院の個別指導で早めに受験勉強を始めよう!

高校2年生で受験勉強を始めても、早すぎることはありません。志望校合格に近づくためには、高校2年生などできるだけ早い段階で勉強をスタートするべきです。大学受験で後悔しないために、心にも時間にも余裕がある高校2年生のうちに受験勉強に取りかかりましょう。

「より効率よく勉強を進めたい」という場合は、四谷学院のダブル教育をぜひご検討ください。

四谷学院では、わからない部分はわかる部分までさかのぼって指導する無学年方式を採用しているため、無理なくしっかり基礎を固められます。さかのぼって学習すると、遠回りしているように感じるかもしれませんが、基礎を固める勉強方法が実は最短ルートです。
四谷学院の55段階個別指導と科目別能力別授業の「ダブル教育」で、大学受験に向けた勉強を早めにスタートしましょう!

失敗しない予備校選びは相談会・説明会参加が重要!

志望校合格に向けて予備校に通う際は、授業形態や講師の質をよく確認して、希望に合った予備校を選びましょう。
口コミやWebサイトの情報をもとに候補となる予備校を見つけたら、相談会や説明会に参加し、授業の雰囲気や通いやすさ、サポート体制など、気になるポイントを実際に確認するのがおすすめです。複数の予備校を訪れて比較検討することで、予備校選びの失敗を未然に防げます。

以下の記事では、予備校の相談会へ参加する際のポイントをまとめています。併せてご覧ください。

大学受験予備校「説明会」の参加の仕方と確認ポイント

大学受験合格ブログ編集部A

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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