自習室を120%活用するための5つのポイント!【”伸びる人”の座り方・使い方・勉強法】

受験生への学習アドバイス
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こんにちは。四谷学院 受験コンサルタントチームの相川です。

受験生にとって、自習室は「第2の勉強部屋」とも言える大切な空間ですよね。
しかし、こんな声を聞くこともあります。

「毎日自習室には来てるのに、思ったより成績が伸びない…」
「机に向かっても、集中が続かない…」
「時間だけ過ぎて、達成感がない…」

せっかくがんばろうとしているのに、これではもったいないですよね。

実は、「ただ自習室に来る」だけでは学力は伸びません。
ポイントは自習室を”どう使うか
少しの工夫で、自習室は成績を大きく引き上げる最強の武器になります。

今回は、自習室を120%活かしている生徒の共通点をもとに、すぐに実践できる「座り方・使い方・勉強法」をご紹介します。

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1. 座る場所で集中力が変わる?

「え、そこから?」と思うかもしれませんが、どこに座るかは意外と大事な視点です。

たとえば

  • 出入り口に近い場所 → 人の動きが気になって集中しにくい

  • 窓際や掲示物の前 → 視線が逸れやすい

  • 真ん中の席 → 周りも勉強しているという気持ちになり、気が引き締まる

感じ方は人それぞれ異なるため、自分のなかで一番集中できる環境を見つけましょう。
「ここに座るだけで勉強のスイッチが入る」と思えるような場所ができれば、より一層勉強が捗ること間違いナシです。

📝 Point: 試験本番は自分で席を選べないことも忘れずに

普段の学習については、自分が集中できる定位置を見つけることが効果的でしょう。

ただし、大学入試本番では、自分で座席を選ぶことができません
空調が直接当たるような席になってしまうなど、いつもの集中できる環境とは異なる場合があります。

だれでも、「未経験」のことに対応するのは難しいですよね。
いきなり慣れていない環境に置かれ、実力を発揮できないのは非常にもったいないことです。

「極端に暑い」「隣の人の貧乏ゆすりがうるさい」など、度が過ぎた環境であれば試験監督者へ相談すべきですが、些細なことであっても気になってしまうのが受験生というもの。
自分が選んだ座席でない場所で勉強する経験も、ゼロというのは非常に怖いでしょう。

すぐに勉強に集中して、短時間で取り組みたい場合は自由席。
過去問などの問題演習を本番と同じ環境で解きたい場合は指定席。
というように、環境を選べるような自習室であれば、ベストですね。

2. 時間の管理を意識する

成績を伸ばしている生徒ほど、自習室での時間の使い方が上手です。

たとえば

  • 入室した時間と勉強を始めた時間を記録しておく

  • 何時までに何をやるか、30分や1時間ごとにざっくり計画を立てている

  • 休憩も「ダラダラ」せずに「◯分だけ」と決めている

こういった 「時間への意識」が、集中力を高め、学習効率をグンと引き上げてくれます。
「自習室に来たからOK」ではなく、「自習室でどう過ごすか」までしっかりと考えましょう。

📝 Point: 試験と同じスケジュールで実力を発揮する

自分が志望している大学の入学試験が、「何時集合で」「何時から試験が始まり」「何分くらい休憩時間があって」「何時まで続くのか」を知っていますか?

当たり前のことですが、入試本番で実力を出し切り、合格点をとらなければ合格はできません。
そのとき、「試験時間○分の間、集中を続けられるか」「1日中走り抜けられるか」という点が重要になってきます。

学校が休みの日に、試験の集合時間に合わせて自習室に向かってみてください。
各科目の開始時間に合わせて、その科目の勉強を同じ時間だけやってみてください。
過去問に取り組むべき直前期よりも前に、これを一度経験しておくことは、今後の学習にも活きてくるでしょう。

3. 自習室に「やるべきこと」を持ち込もう

「何となく自習室に来て、何となく教科書を開いて、何となく1日が終わった」
…これでは、せっかくの自習時間が台無しです。

大切なのは、「今日、自習室でやるべきこと」を明確にするということ。
次に何をするか考えている時間ほど、もったいないものはありません。
限られた時間だからこそ、勉強だけに集中するための準備をしておきましょう。

ただし、まったく学習習慣がないうちは、まず「自習室に通う」ことを目的にするのも良いでしょう。
環境が変わることで、習慣も考え方も変わっていきますから、大事な一歩ですよ。

✍️ 実際に伸びている先輩はどうしてる?

  • 当日の朝や前日までに「自習室でのTo Doリスト」を作る

  • 科目ではなく「単元」「ページ数」「問題数」まで具体的に決める

  • 勉強が終わったらチェックリストに印を入れて達成感UP!

例:× 英語の勉強をする
  ○ 英単語帳 P.50〜60まで暗記+長文問題を1つ解く

終わりが見えるタスク」を決めることは、集中力を高めるのに効果的ですよ。

4. 「長時間いる=えらい」ではない!

「今日は10時間も自習室にいた=充実している!」
という感覚があるかもしれませんが、勉強時間の長さと成果は別物です。

むしろ、「集中して3時間やった」人の方が成果が出ていることも珍しくありません。

  • 勉強中でもついスマホを触ってしまう

  • 疲れてくると、椅子に座ったままボーっとしてしまうことがある

  • なんとなくノートを眺めているだけの時間が長い

このような「時間だけが過ぎていく勉強」をしていないか、ぜひ一度見直してみてください。

5. 「誰かと一緒に」が良い刺激に

「一人で黙々とやるのが苦手…」「気分が上がらない」という人もいますよね。

そういうタイプであれば、自習室で「同じ時間に来る仲間」や「一緒にがんばる存在」を意識するのもおすすめです。

  • 自習室に入る前に友達と軽く挨拶する

  • 先生や受付スタッフに『今日はこれをやります!』と宣言してから始める

  • 自習室で毎日見かける人を「ライバル」と見立てて、その人が帰るまで自分も勉強を続ける

一緒にがんばる人がいると思えると、良い意味での緊張感になり、サボらず続ける力になります。

まとめ「自習室を120%活用するための5つのポイント!」

ポイント内容
① 座る場所集中できる場所をつくる、使い分けをする
② 時間管理本番を意識する、タイマーで記録する
③ To Doリスト事前に計画を立てる、その日のタスクを持ち込む
④ 集中力「自習室にいた時間」ではなく「集中した時間」が大事
⑤ 刺激のある環境一緒にがんばる仲間、支えてくれる先生や周りの目

自習室を「本気になれる場所」にする!

自習室は、ただ机と椅子が並んでいる場所ではありません。
自分が本気になれる空間」に変えていくことが、合格への大きな鍵になります。

  • どこに座るか

  • 何を持ち込むか

  • どう時間を使うか

たったこれだけの工夫で、自習室での1時間が、普通に過ごす1時間の何倍もの濃さになります。

もし今、「集中力が続かない」「自習室がうまく活用できていない」と感じているなら、まずは今日、1つだけでも行動を変えてみてください。

自習環境がない場合はどうする?

四谷学院の自習室は、月曜日から日曜日まで、毎日開いています!
気分が乗らない日も、テスト前で集中したいときも、一緒に高め合える仲間と一緒に、勉強に取り組むことができますよ!

体への負担が少ないクッションチェア、順番待ちなく座れる膨大な座席数、先生に質問できる環境と、自習するには最高の環境が揃っています。

まずは一度、個別相談会に参加してみませんか?
実際に自習室を見学して、勉強に集中できる雰囲気を体感することもできますよ。

全国の校舎でお待ちしています!

大学受験合格ブログ編集部F

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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