こんにちは。四谷学院 受験コンサルタントチームの相川です。
模試を受けたあとのタイミングは、多くの受験生にとって、達成感や充実感よりも「不安」や「焦り」の方が大きくなるでしょう。
模試の判定を見て落ち込むことや、「まずい、何から復習すればいいんだろう」と手が止まってしまうことも、珍しくありません。

ですが、模試というのは「未来の結果」を想像するものではなく、「自分の現在地を知るためのツール」です。
受けっぱなしにせず上手に活用すれば、次の模試、そして入試本番への確かな一歩になります。
今回は、志望校合格をつかんだ先輩たちが実践する、「模試の復習のコツ」について、わかりやすくお伝えします。
目次
大切なのは「点数」よりも「原因」
模試を受けた後、あなたは何を考えるでしょうか。
おそらく多くの人が、「何点取れたかな」「今回の判定はどうだろう」という、結果のことばかり気になってしまうでしょう。
もちろんそれも大事ですが、本当に見てほしいのはその先にあります。
「なぜできたのか」「できなかったのか」という、失点した原因の部分です。
ケアレスミスだったのか?
解法の理解が浅かったのか?
時間配分のミスだったのか?
この「原因」をしっかり言語化しておくと、次に向けての具体的な対策が見えてきます。
Point:結果ではなく、「自分の中にある課題」と向き合うことが、成績を伸ばすための第一歩です。

復習で大事なのは「全部やらない」こと
模試の問題冊子を見て、「問題数が多すぎて、どこから手をつければ…」と感じる人も多いでしょう。
しかし、模試の復習で大事なのは、「全部やろうとしない」こと。
伸びる人は、やるべき問題を「選んで」復習しています。
最初に見直したいのはこの3つ!
本来は解けたはずなのに間違えた問題(=取りこぼし)
正解したけど自信がなかった問題(=定着していない知識)
時間切れで解けなかったが、実力的にはいけそうな問題(=対策の余地)
Point:「これは今やるべき」「こっちは後回しで良い」と、復習にも優先順位をつけてあげることが、継続のコツです。

間違えた問題こそ「伸びるチャンス」
模試で間違えた問題があっても、それは落ち込む材料ではありません。
むしろ、「今ここで出会えてよかった!」という伸びしろなのです。
解説を読むだけで終わらせずに
類似の問題を追加で解いてみる
「なぜ間違えたのか?」を振り返り、解き直しをする
解説を見ながら、自分の言葉でノートにまとめ直す
こういった小さな工夫の積み重ねが、やがて「次は解けた!」という成功体験につながっていきます。
「見返せる形」にしておくのがコツ
模試の復習は「やって終わり」にしがちですが、後で見返すときに、より効果を発揮します。
模試の冊子に直接書き込む人もいれば、「模試復習ノート」を1冊つくるという人も多いです。
間違えた問題をマークしておく
復習が終わったページにチェックをつけていく
「次の模試前に見る」ための、まとめページを付箋で目立たせる
Point:「再利用できる形」で復習しておくと、次の模試や本番直前の復習にも非常に役立ちます。

模試が終わって1週間が「差がつくゴールデンタイム」
模試を受けてから数日間は、記憶も鮮明ですよね。
「その数日のうちに何をするか」が、成績の伸びを大きく左右します。
【オススメの復習スケジュール】
【1日目】模試の冊子を軽く見返す(全体像を確認)
【2〜3日目】優先順位の高い問題だけピックアップして復習
【4〜7日目】類題演習、まとめノートづくり、弱点チェック
Point:「1週間以内に完了させる」ことで、復習の質も記憶の定着度も高まります。
まとめ「模試の復習、何から手をつければいい? 」

模試は、あくまでも通過点です。
結果に一喜一憂しすぎず、「次に向けて何をすべきか」を冷静に見つめる時間にしてください。
実際、多くの合格者が「模試で失敗したことが、本番につながった」と振り返っています。
ここで間違いを経験しておくことは、あなたを大きく成長させてくれるでしょう。
結果が悪くても、焦る必要はありません。
あなたが目標にしているのは「模試で良い点をとること」ではなく、「志望校に合格すること」なのですから。
自分の立ち位置や課題を把握したら、あとは対策を考えるだけ。
次回の模試で、「前よりもできた!」と成長を実感できるように、今できることをひとつずつ進めていきましょう!
復習がうまくいかない…そんなときは?
復習が大事なことはわかっているけれど、実際に何をやって良いのかがわからない!
…という人も多いですよね。
四谷学院には、あなたの学習を徹底的にサポートしてくれる受験コンサルタントがいます。
模試が返ってきたら、反省会をして一緒に分析しましょう。
あなたの伸びしろを、プロの目線でしっかりお伝えします。
前を向くことができたら、最適な学習計画を立てましょう。
限られた時間で結果を出すには、戦略や戦術が欠かせませんからね。
どうすれば成績が伸びるのか…
ひとりで悩まずに一度相談してみませんか?
全国の校舎でお待ちしています!





