浪人生の中には、「今の予備校が自分に合っていないのではないか」と感じながらも、行動に踏み切れない人は少なくありません。特に、「予備校を変えるならいつまで間に合うのか」という不安を抱え、色々と調べている人も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、ベストタイミングは春、遅くても夏～9月までが目安です。しかし、それ以降でも遅すぎるというわけではありません。１日でも早く、自分に合った学習環境で勉強することが何より大切です。
・時期別に見る切り替えのポイント
・集団授業で合流する場合の注意点
・四谷学院なら途中からでも間に合う理由
目次
予備校を変えるベストな時期
春（新学期スタート）
浪人生が予備校を変える際、最も理想的なのは春です。新学期が始まるタイミングであれば、授業も基礎からスタートし、カリキュラムに沿って順調に取り組むことができるでしょう。
初対面の生徒も多いため、新しい環境にスムーズに馴染むことができる時期でもあります。
夏、夏期講習から
次におすすめなのは夏、特に7～8月に行われる夏期講習です。春からの学習の成果を振り返り、苦手分野や不安な科目を確認した上で環境を変えることができます。夏期講習をきっかけに新しい予備校に参加することで、残りの受験期間を有効に活用することが可能です。
9月から（秋以降）
夏期講習で複数の予備校を試し、秋からは新しい予備校へ通うのも比較的スムーズな移行方法です。「予備校を変えるのは9月までが目安」といわれる理由は、後期の授業が始まり、模試や出願校選びに間に合う最終ラインだからです。
ただし、秋以降でも学習環境や指導形式によっては十分間に合います。重要なのは「今のままでは力が伸びない」と感じた段階で、できるだけ早く行動することです。
時期別に見る切り替えのポイント
春（新学期スタート）
授業も一から始まり、基礎を固めながら進められるため最もスムーズに切り替えられます。新しい環境に早く慣れることで、年間計画に沿った学習が可能です。
学費についても最もお得なシーズンと言えます。
夏、夏期講習から
前期を終えて、自分の課題が明確になり始める時期です。これまでとは別の予備校・塾の夏期講習を体験しながら、秋からの正式に移籍を検討するのも有効です。
夏期講習の活用について
これまで自宅で勉強してきた浪人生で、まだ勉強にリズムがつかめていない場合には、夏期講習をきっかけとして予備校に入るケースも多くあります。最新の受験情報を得るという意味でも、講習のみ参加することは有効です。
9月から（秋以降）
秋からのスタートの場合、多少遅れを感じるかもしれませんが、十分挽回が可能な時期です。
ただし、特に志望校別のコースの場合、クラスの雰囲気になじむことや授業の進度に追いつくのが難しい場合がありますので注意が必要です。
予備校を変える前に確認しておきたいポイント
授業内容と自分の学力が合っているか
自分の苦手分野や志望校レベルに合わせて授業を選べるかどうかを確認しましょう。志望大学や出身高校だけでクラス分けがされるような予備校・塾は要注意です。
サポート体制が充実しているか
質問制度や進路指導、模試の活用など、学習を補助する体制が整っているか確認しましょう。受験戦略をしっかり立てることが合格への近道です。
自習室をはじめとする学習環境の充実度
予備校は授業だけ受けるところではありません。授業以外の時間も集中して勉強できる環境かどうかは非常に重要です。静かで集中できる自習室があるかどうかをチェックしましょう。特に直前期は自習室が込み合います。席取りや順番待ちがどのくらい生じるのか、自分が勉強したいときにいつでも利用できるのか、席数や開校時間も確認しておきましょう。
授業スケジュールの柔軟性
多くの予備校、塾では途中入学も一般的ですから、それほど心配する必要はありません。とはいえ、途中からでも参加しやすいか、入学前に行われた授業について、補講や振替が可能かを確認すると安心です。
模試・進路指導のフォロー
途中から入った場合でも、模試の受験や志望校への進路指導が受けられるかを確認しておくとよいでしょう。入学前の模試などを提出することで、自分の現状を担任の先生（受験コンサルタント、チューターなど）に把握してもらえる予備校もあります。
集団授業で合流する場合の注意点
集団授業の場合、途中から参加すると、授業内容についていくのが大変だったり、クラスメイトとの関係に溶け込みにくかったりする場合もあり、心配している人も多いかもしれません。このため、「集団授業の予備校を途中で変える場合は、春か夏までに行動する」のがセオリーとなっています。
しかし、そこは同じ目標をもって切磋琢磨する仲間です。同じ授業に出るうちに、顔見知りになり、なんとなく挨拶をして、一緒に自習室でがんばるようになる…というケースは少なくありません。大教室での授業の場合は難しいかもしれませんが、比較的人数が少ない教室であれば、こうした連帯感が生まれやすいので、途中からの参加だとしても気にする必要はないでしょう。
もしも、集団授業での途中参加に抵抗が大きいようならば、自分のペースで進められる個別指導形式を検討すると安心です。
四谷学院なら途中からでも間に合う理由
四谷学院では、55段階個別指導を採用しており、一人ひとりの理解度やペースに合わせて進められます。また、志望校別の固定クラスではなく、科目別・能力別授業のため、途中から参加しても無理なく学習を進めることが可能です。さらに、成績が伸びれば上のクラスに移動できる仕組みもあるため、途中入塾でも自分の力に応じて学習環境を最適化できます。自習室も充実しており、集中して勉強できる環境が整っているのも特徴です。
まとめ：行動するのに遅すぎることはない
予備校を変えるタイミングは、春が理想、遅くても夏～9月が目安です。しかし重要なのは、「自分に合った学習環境を選ぶ」という判断です。今の予備校に不安がある場合は、早めに情報収集を行い、必要であれば環境を変える勇気を持つことが合格への近道です。
予備校をうまく活用し、最適な学習環境で合格を目指しましょう。
