
こんにちは!四谷学院の奥野です!
受験直前に発熱したりインフルエンザを発症したりすると、本人はもちろん保護者も不安になるものです。
しかし、適切に判断し必要な手続きをすれば、追試験などの救済措置を受けられる可能性があります。無理に試験会場へ向かわず、まずは体調を確認し大学へ連絡することが重要です。
本記事では、受験直前に体調を崩したときに取るべき対応を解説するとともに、救済措置の内容や保護者ができるサポートを整理しました。いざというときに慌てないで済むよう、ぜひ参考にしてください。



目次
受験直前に発熱した場合にすべきこと

受験直前に急に発熱したり体調不良になったりすると、「どうすればよいのか」「試験は受けられるのか」と不安になってしまうでしょう。
しかし、焦って自己判断で動いてしまうと、症状が悪化するだけでなく、追試験などの受験機会も失ってしまうかもしれません。まずは身体を休めることを最優先にしながら、正しい手順で対応しましょう。
ここでは、発熱時に受験生がどのように行動すべきか、その流れを詳しく解説します。
【前提】無理に試験会場に向かわない
学校保健安全法では、インフルエンザに罹った場合、「発症後5日経過」かつ「解熱後2日(幼児は3日)」を満たすまでは出席停止と定められています。
これは感染拡大を防ぐための基準であり、受験についても基本的な考え方は同じです。
実際、発熱やインフルエンザの疑いがある状態で試験会場へ向かっても受験不可となってしまい、無理に会場へ行くメリットはありません。
また、症状を隠して受験する行為は、周囲の受験生や試験スタッフに感染を広げる可能性があり、絶対に避けるべきです。
まずは自分と周囲の安全を最優先にしたうえで、救済措置を受けられるよう必要な手続きを行いましょう。
医師の診断を受けよう
発熱した際は、まず医療機関を受診して原因を明らかにすることが大切です。インフルエンザではなく、別の感染症の可能性もあります。自己判断はせずに、医師から正しい診断を受けましょう。
また、追試験・振替受験・受験料の返金などを申請する際は、「医師の診断書」の提出が必須とされています。
受診時には必ず「大学入試の追試験(振替受験・受験料返金)の申請に必要です」と伝え、加療期間や症状の経過が記載された診断書を発行してもらいましょう。これが、救済措置を受けるための大切な書類となります。
受験大学や指定の問い合わせ先へ電話連絡
受験日までに症状が回復しない場合は、早めに受験予定の大学へ連絡しましょう。
大学入学共通テストの場合は、受験票に記載された「問い合わせ大学」に連絡します。対応は大学によって異なりますが、連絡したうえで所定の手続きをしなければ救済措置は受けられません。
一方、一般入試の場合は受験票、大学の募集要項、公式ホームページなどを見て、「どこに」「いつまでに」連絡すべきかを確認してください。
多くの大学では入試課が窓口になりますが、大学ごとに細かい指定があるため注意が必要です。
体調不良に関する問い合わせは珍しいことではなく、担当者も対応に慣れています。連絡する際は落ち着いて症状や状況を説明し、案内された手順にしたがいましょう。
試験ごとの救済措置について

体調不良による欠席への対応は、受ける試験の種類によって大きく異なります。
大学入学共通テスト、国公立大学の二次試験、私立大学の一般入試では、救済措置の内容や手続き、必要書類がそれぞれ定められています。
判断を誤ると救済を受けられない恐れもあるため、まずは自分が受験する試験のルールを正しく理解しておきましょう。
ここでは、試験ごとの欠席への対応について、わかりやすく解説します。
大学入学共通テストの場合
大学入学共通テストでは、体調不良などの正当な理由で本試験を受験できなかった場合に備え、約1~2週間後に「追試験」が実施されます。
科目構成は本試験と同じですが、問題は別に作成されるため、難易度や形式が一部異なることがあります。
追試験を受けるには、医師の診断書の提出が必須です。発熱やインフルエンザが疑われる段階で早めに受診し、加療期間が記載された診断書を準備しておきましょう。
また、受験が難しいと判断した時点で、速やかに受験票に記載された「問合わせ大学」へ連絡し、案内にしたがって追試験の申請手続きを進めることが重要です。
ただし、追試験はあくまで救済措置であり、申請期限が過ぎていたり必要書類が不足していたりすると認められないケースもあります。指示された締め切りや提出方法を必ず守り、確実に手続きを行いましょう。
国公立大学(二次試験)の場合
実施の有無や手続き方法、対象条件は大学ごとに大きく異なり、統一的なルールはありません。
例えば、「発熱・インフルエンザの場合のみ可」「診断書の提出が必須」「指定日時までの連絡が条件」など、大学によって細かな基準が設けられています。
志望校の募集要項や公式ホームページを確認し、追試験は実施されるのか、必要書類は何かを事前に把握しておきましょう。
また、体調不良が判明した時点で志望校の入試課へ早めに相談することも大切です。誤解や連絡漏れを防ぐためにも、勝手に自己判断せず、大学の指示にしたがって対応してください。
私立大学の場合
私立大学の体調不良による欠席への対応は、大学ごとに基準や手続きが異なります。大学入学共通テストのような全国一律の追試験制度はなく、各大学が独自に定めた救済措置にしたがうことになります。以下が、代表的な対応です。
|
どの対応を行っているのか、また、どの程度柔軟に対応してもらえるのかは大学によって大きく異なります。必ず志望校の公式ホームページで最新の情報を確認し、体調不良が判明した時点で入試課へ連絡して、指示を受けるようにしましょう。
子どもが発熱した際に保護者がやるべきこと

受験直前の発熱は、子ども以上に保護者も動揺してしまうものです。しかし、まずは大人が落ち着いて、状況を冷静に整理することが大切です。
救済措置は大学ごとに異なります。募集要項の確認、大学への問い合わせ、必要書類の準備といった事務的な対応は、保護者が中心となって進めましょう。学校の先生や予備校に相談すれば、過去の事例を踏まえた助言が得られることもあります。
また、メンタル面のサポートも非常に重要です。受験生本人が「もうダメだ」と不安になったり、自分を責めてしまったりするケースも少なくありません。
追試験や別日程の可能性があることを丁寧に伝え、安心して治療に専念できる環境を整えてあげてください。
保護者の落ち着いた行動が、子どもの心を支える大きな力になります。
まとめ
受験直前の発熱やインフルエンザ発症は大きな不安をともないますが、正しい手順を踏めば受験機会を失わずに済む可能性があります。まずは無理に試験会場へ向かわず、医師の診断を受けたうえで大学へ連絡し、状況を伝えることが重要です。
大学入学共通テスト・国公立大学の二次試験・私立大学の一般入試では救済措置が異なるため、早めに情報を確認しておくと安心です。いざというときに慌てないよう、本記事を参考にして、制度や対応方法をチェックしておきましょう。
受験生が動揺しやすい状況だからこそ、保護者が冷静にサポートし、安心して治療に集中できる環境を整えてあげてください。
失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!
予備校選びでは、口コミや公式ホームページの情報だけに頼らず、説明会や相談会に参加して実際の学習環境や指導方針、サポート体制を自分の目で確かめることが大切です。講師の雰囲気や校舎の設備、生徒へのフォロー体制などは、実際に足を運ばないとわからない部分も多くあります。
また、一つの予備校だけを見て決めるのではなく、複数の予備校を比較することで、自分に合った学習環境を見つけやすくなります。納得して学べる場所を選ぶためにも、積極的に説明会や相談会へ参加し、自分の目と耳で情報を確かめましょう。
以下の記事では、予備校の相談会・説明会への参加方法について解説しています。



