こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。
高校2年生の秋になると、少しずつ大学受験を意識し始める人も増えてきます。
一方で、部活を続けていると、
「受験勉強を始めたいけれど、部活で時間がない」
「本格的に勉強するのは、引退してからでもいい?」
と悩むこともあるでしょう。

結論から言えば、高2の秋から高3の受験生と同じような勉強量をこなす必要はありません。
ただし、「部活を引退したら受験勉強を始めよう」と、それまで何もしないのは避けましょう。
大切なのは、引退したあとにスムーズに受験勉強へ移れるよう、今のうちから土台をつくっておくことです。
今回は、部活で忙しい高校2年生が、引退を待たずに始めておきたい受験準備を紹介します。
部活引退後に「ゼロから始める」のは避けよう
部活を続けながら勉強時間を確保するのは簡単ではありません。
平日は学校と部活で一日が終わり、休日も練習や試合がある人なら、まとまった勉強時間をつくるのは難しいでしょう。
だからといって、高2の秋から無理に何時間も受験勉強をする必要はありません。
目指したいのは、引退したときに「何から勉強すればいいかわからない」という状態をつくらないことです。
たとえば、
- 英単語をほとんど覚えていない
- 数学ⅠAの苦手単元をそのままにしている
- 模試で間違えたところを一度も復習していない
という状態で高3を迎えてしまうと、本格的な受験勉強に入る前に、まずこれまでの学習の穴を埋めるところから始めなければなりません。
今のうちに少しずつ準備しておけば、引退後に勉強に使える時間が増えたときに、すぐに次の段階へ進みやすくなります。
高2の秋、部活が忙しくてもやっておきたい3つのこと
部活が忙しい時期は、「あれもこれも」と手を広げる必要はありません。
何もかもを完璧にしなければと思うと、余計に行動に移しづらくなってしまいます。
まずは、高3になったときに大きな負担として残りやすいものを減らすことを優先しましょう。
1. 授業でわからないところを放置しない
最優先したいのは、今学校で習っている内容をできるだけ理解しておくことです。
特に英語や数学は、それまでに習った内容を使って次の単元へ進むことが多いため、苦手な分野を放置していると、その後の学習にも影響しやすくなります。
部活で疲れている日に、長時間の復習をする必要はありません。
まずは、「今週習った範囲で、わからないところはどこか」を確認し、週末などに一つずつ解消していきましょう。
受験勉強を始めるというと、「新しい参考書を始めること」をイメージする人もいるかもしれません。
しかし、まずは授業や定期テストでつまずいた単元を見直し、「わからない」を一つずつ減らしていくことが大切なのです。
2. 英語・数学は短時間でも継続する
部活が忙しい人ほど、毎日まとまった時間を確保することよりも、完全に勉強から離れてしまう日を減らすことが重要です。
たとえば、
- 英単語だけは毎日復習する
- 英文法の問題を数題でも進める
- 数学の基本問題を1~2問解く
など、自分が続けられる量を決めましょう。
ポイントは、調子のよい日にだけ頑張るのではなく、部活がある日でも続けられる量にすることです。
高3になって勉強時間が増えたときにも、すでに続けている習慣があれば、その上に勉強量を積み上げていくことができます。
「0を1にする」のは大変です。
しかし、すでにある「1」を増やしていく方が、ずっと取り組みやすくなります。
忙しいなかでも、「勉強習慣を0にしない」ことが大切です。

3. 模試やテストで「引退後に取り組む課題」を見つけておく
今すぐに、苦手なものをすべて克服しようと焦る必要はありません。
その代わり、模試や定期テストを受けたら、「自分は何ができていないのか」を記録する習慣をつけておきましょう。
たとえば、
- 英文法の時制が苦手
- 二次関数の応用問題で必ず止まってしまう
- 古文単語が不足している
といった形で、できるだけ具体的に整理しておきます。
これがあれば、部活を引退して本格的に受験勉強を始めるときにも、「とりあえず参考書を買う」のではなく、自分に必要な勉強から始めることができます。
模試は判定を見るだけで終わらせず、これから勉強する内容を見つける材料として活用しましょう。
「部活が終わったら本気を出す」だけでは足りない
部活を最後まで頑張ることと、大学受験に向けた準備を始めることは両立できます。
「今は部活があるから受験勉強はできない」と完全に分けて考えるのではなく、「今できる範囲の準備をして、引退後に一気に加速する」方が現実的です。
高2の秋から、高3の受験生と同じ勉強量をこなす必要はありません。
引退後に、
- 英単語から全部やり直さなければならない
- 数学のどこが苦手なのかわからない
- 何から始めればよいのかわからない
という状態にならないよう、今のうちに準備しておくことが大切です。
部活と日々の勉強を両立するための時間の使い方や具体的なコツについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

高2の秋は「引退後のスタート地点」をつくる時期
部活が忙しい高校2年生が、今から受験に向けて準備するなら、
- 授業のわからないところを残さない
- 英語・数学を少しでも継続する
- 模試やテストで今後の課題を見つけておく
この3つから始めてみましょう。
高2の秋は、まだ受験勉強を仕上げる時期ではありません。
高3になったとき、そして部活を引退したときに、すぐ本格的な受験勉強へ移れる状態をつくっておく時期なのです。
「部活が終わってから始める」のではなく、「部活を続けながら、始められるところだけ始めておく」。
この意識が、引退後のスタートダッシュを大きく左右します。
高2の秋から受験勉強をどう始めればよいか迷っている人は、こちらの記事も参考にしてください。

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部活にも全力で取り組みながら、大学受験に向けて今できる準備を一緒に整理していきましょう。







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