こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。
高校2年生の秋になると、
「そろそろ受験勉強を始めた方がいい?」
「今まであまり受験を意識していなかったけど、秋からでも間に合う?」
と考え始める人も増えてきます。
周りに塾や予備校へ通い始める人がいると、「自分も何か始めないと」と焦ることもあるでしょう。
ただし、受験勉強を始めるからといって、いきなり毎日何時間も勉強したり、新しい参考書を何冊も買ったりする必要はありません。
高2の秋に一番大切なのは、今の学力を確認し、高3になってから本格的な受験勉強へ入りやすい状態をつくることです。
今回は、高2の秋から受験勉強をスタートする人に向けて、最初の1か月でやっておきたいことを紹介します。
高3に向けて良いスタートを切るために、ぜひ参考にしてください。




高2の秋は「受験勉強の土台」をつくる時期
高2の秋は、高3で本格的な受験勉強を進めるための準備をするのに適した時期です。
これまで習った内容を振り返りながら、苦手な分野を確認し、少しずつ基礎を固めていきましょう。
しかし、「とりあえず英単語を始めよう」「受験生が使っている参考書を買ってみよう」「毎日3時間勉強することにしよう」と、ただ何となく勉強を始めるだけでは、思うような成果にはつながりづらいでしょう。
最初に考えたいのは、「高3になるまでに、どんな状態になっていたいか」ということです。
高3になってから高校1・2年の内容を一から復習するのと、基礎をある程度固めた状態で志望校対策へ進むのとでは、その後の勉強の進めやすさが変わります。
高2の秋は、「高3と同じように受験勉強に取り組む時期」というより、高3で本格的に走り出すための土台をつくる時期と考えてみましょう。
最初の1か月の進め方
1週目|新しい勉強を始める前に「今できないところ」を探す
最初の1週間でやるべきことは、新しい参考書を進めることではありません。
まず、自分の現在地を確認しましょう。
たとえば、
- 定期テストで何度も間違えている単元
- 模試で正答率が低かった分野
- 一度習ったはずなのに説明できない内容
- 英単語や英文法など、覚えたつもりで抜けている知識
などを洗い出します。
特に英語や数学は、これまで習った内容の理解が、その後の学習に大きく影響する科目です。
英文法があいまいなまま長文読解ばかり進めたり、数学Ⅰ・Aの基本事項が抜けたまま難しい問題に挑戦したりしても、途中でつまずいてしまうでしょう。
最初の1週間は、「何を新しく始めるか」よりも、「どこまで戻って勉強する必要があるか」を見つけることを優先しましょう。
2週目|時間のかかる科目の基礎から手をつける
苦手なところが見えてきたら、復習を始めましょう。
ここで意識したいのが、成果が出るまでに時間のかかる科目を後回しにしないことです。
特に英語や数学は、知識を覚えただけですぐに力がつく科目ではありません。
たとえば英語なら、
単語を覚える→ 文法を理解する→ 英文を正確に読む
という積み重ねが必要です。
数学でも、公式を覚えるだけでなく、実際に問題の中で使えるようになるまで練習しなければなりません。
だからこそ、高2の秋から少しずつ進めておく価値があります。
ただし、「受験勉強を始めるから」と新しい教材を次々に増やす必要はありません。
まずは学校で使っている教材や手元の問題集を使って、これまで習った範囲の「わからない」を一つずつ減らすところから始めてみましょう。
3週目|学校がある日でも続けられる勉強量を決める
受験勉強を始めると、「毎日○時間やらなければ」と勉強時間ばかり気にしてしまうことがあります。
しかし、高2の秋からいきなり高3受験生と同じ勉強量を目指しても、学校や部活との両立が難しくなり、続かなくなるかもしれません。
この時期にまず意識したいのは、長時間勉強できる日を増やすことではなく、学校がある普通の日でも受験を意識した勉強を続けられる状態です。
たとえば、
英単語を20分
数学の復習を30分
その日の授業でわからなかったところを10分確認する
といった小さな目標でも、毎日続けることで学習習慣につながります。
最初から完璧な計画を立てる必要はありません。
「毎日これだけはやる」という最低ラインを決めて、まずは1週間続けてみましょう。
高2のうちに勉強を生活の中へ組み込めるようになれば、高3になって勉強量を増やすときにも対応しやすくなります。
4週目|「何時間やったか」より「何ができるようになったか」を見る
受験勉強を始めて1か月ほどたったら、一度振り返りの時間をとりましょう。
このとき、「今月は50時間勉強した」という勉強時間だけで評価してはいけません。
それよりも、
「英単語を○語覚えられた」
「二次関数で苦手だった問題を解けるようになった」
「英文法のこの単元なら説明できるようになった」
など、実際にできるようになったことを確認します。
反対に、「毎日勉強するつもりだったのに、週3日しかできなかった」という場合もあるでしょう。
そのときは、「もっと頑張らなければ」で終わらせず、続かなかった理由を考えます。
部活で帰宅が遅いなら、勉強する時間帯を変える。
毎日の予定が多すぎたなら、やることを減らす。
計画どおりに進まなかった原因を見つけて、翌月の計画を調整するところまでが大切です。
高2の秋に志望校を決めきる必要はない
「受験勉強を始めるなら、志望校も今すぐ決めないといけないのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
もちろん、目標となる大学が決まっていれば、必要な科目や学力を考えやすくなります。
ただ、高2の秋の段階では、第一志望を一つに絞れていなくても問題ありません。
まずは、
「国公立と私立のどちらを考えているか」
「文系・理系のどちらへ進むか」
「どんな分野に興味があるか」
といった大きな方向性から考えていきましょう。

大学について調べながら勉強を進める中で、「この大学を目指したい」と思えることもあります。
つまり、志望校が決まるまで受験勉強を始めないのではなく、基礎固めと進路研究を同時に進めていくことが大切なのです。
高2から大学受験までの長期的な勉強計画については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

まとめ|高2の秋は「高3で慌てない」ための準備をしよう
高2の秋から受験勉強を始めるなら、いきなり難しい問題や長時間の勉強に挑戦する必要はありません。
まず1か月、
今の苦手を確認する→ 基礎の穴を埋め始める→ 毎日続けられる勉強量を決める→ できるようになったことを振り返る
という流れで進めてみましょう。
高2の秋に重要なのは、ただ「受験勉強を始めた」という状態になることではありません。
高3になったときに、本格的な受験勉強へスムーズに移れる状態をつくっておくことが大切です。
そのためにも、まずは今日、これまで習った範囲の中から「まだ不安だ」と感じるところを一つ探してみてください。
そこが、高2の秋から始める受験勉強のスタート地点になります。
高2からの受験勉強に迷ったら四谷学院へ
「何から始めればいいかわからない」「今の学力なら、どこから復習すればいい?」と迷っている人もいるでしょう。
四谷学院では、現在の学習状況や進路希望を確認しながら、一人ひとりに必要な学習計画を考えていきます。
高3になってから慌てて受験勉強を始めるのではなく、高2の今から少しずつ準備を進めたい人は、ぜひ個別相談会も活用してください。




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