こんにちは。四谷学院 受験コンサルタントチームの相川です。
受験生活の中で、よく聞く言葉があります。
「他人と比べないで、自分のペースで進もう。」
確かに正しい言葉です。
でも、そう言われても――やっぱり比べてしまうのが人間というもの。

友達の模試の結果を見て落ち込んだり、SNSで「もう過去問3年分解き終わった!」という投稿を見て焦ったり。
「比べないようにしよう」と思うほど、余計に意識してしまいますよね。
そんなときに、自分を責めてはいけません。
なぜなら、“比べる”ことは人間の自然な機能だからです。
テストで良い成績を取るのも、ライバルに勝って志望校合格を勝ち取るのも、だれかとの比較によって決まるのですから、今のうちから意識しておくと良いでしょう。
“比べる”のは決して悪いことではありません。
だれかと比較することによって自分の現状を知り、次の行動を決める。
問題は、「比べ方」を間違えないようにすること。
今回は、正しい比較の仕方と、成績アップへのつなげ方についてお話しします。



目次
「誰と」「何を」比べるか
比べる相手を「他人」から「過去の自分」に変えるだけで、比較は前向きな行動に変わります。
昨日より単語を5個多く覚えられた。
先週より3ページ多く数学の問題演習に取り組めた。
それだけでも、確かな成長を感じられるでしょう。
さらに、比べる基準を「結果」ではなく「過程」にしてみましょう。
模試の偏差値が思うように上がっていなくても、「解ける範囲が広がった」「読むスピードが上がった」といった変化に気づけるはずです。
“伸びている途中”を評価できるようになると、努力がちゃんと報われている感覚が得られます。
そして、「感情」で比べるのではなく、「データ」で比べることも大切です。
点数に一喜一憂するのではなく、「前回のようなミスを今回は減らせたか?」と冷静に分析してみましょう。
数字や記録といった客観的な視点を持つことで、比べることがストレスではなく、モチベーションに変わります。

四谷学院ではどうしてる?「比べ方のコツ」
ここまで読んで、「実際、どうやって“正しい比べ方”を身につければいいの?」
と思った人もいるかもしれません。
そこでおすすめなのが、四谷学院の「55段階個別指導」です。
この学習システムは、まさに「比べ方」を変える仕組みそのもの。
クラスの順位や偏差値ではなく、「自分がどの段階まで理解を積み上げたか」という、自分基準の“成長メーター”を持つことができます。
1つの課題をクリアするたびに、「前より理解できた」「苦手だった分野ができるようになった」と実感できるでしょう。
この「小さな成功体験」の積み重ねこそ、勉強を続けるエネルギーになります。
「周りはもう〇〇を終えているのに…」と焦る日もあるでしょう。
しかし、55段階では、他人のスピードではなく自分のステップアップが基準です。
昨日より自分が1段上がっていれば、それは確かな前進ですよね。
成績を上げるとは、「誰かを追い越す」ことではなく、「自分を更新し続ける」ことなのです。
この考え方を、日々の勉強にも取り入れてみてください。
ノート1ページ、単語10個、模試の復習1問――どんなに小さくても、「前回より進んだ自分」を意識する。
それが、現役合格へとつながる「比べ方のコツ」なのです。

「比べる習慣」を自分の味方にする方法
他人を見て焦る気持ちは、実は「自分も変わりたい」というサインです。
大切なのは、その気持ちを否定するのではなく、「どうすれば自分もそこに近づけるか」という行動に変えること。
比べることをやめるのではなく、比べ方を整えるのです。
たとえば、友達が模試で自分よりも高得点を取っていて、落ち込んだとき。
その気持ちを引きずるのではなく、「前回間違えた文法問題を落とさなかった」「計算ミスが減った」と、自分の進歩に目を向けてください。
これだけでも、「比べる」力を前向きに使うことができます。
「比べる」という行為を自分でコントロールできるようになると、受験だけでなく、その先の人生でも力になります。
だからこそ、比べることを悪者にせず、「比べ方」を自分の味方にする習慣を身につけましょう。

まとめ
今回は、正しい「比べ方」によって、成績や勉強習慣を前向きに変えるコツについてお伝えしました。
比べる力がある人=自分の成長に気づける人
他人と比べて焦るのではなく、過去の自分と比べて進歩を実感できる人は、勉強も人生も上手く前に進めます。
比べ方は習慣で変えられる
小さな変化や努力に目を向け、結果だけでなく過程も評価することで、「伸びている途中」の自分をしかり認められるようになります。

今日から始める「比べ方改革」
- 模試の結果を見るときは、「できたところ」「成長した部分」を赤ペンで囲む。
- 勉強ノートの端に、「昨日よりできたこと」を1行書く。
- SNSを見て焦りを感じたら、それを「自分を前に進めるサイン」と捉える。
小さな習慣の積み重ねが、「比べ方」を変え、心の余裕を生む力になります。
比べることをやめるのではなく、比べ方を整えること。
それが、現役合格への、もっとも現実的で優しい道なのです。
「比べ方を整えてみたい」そんな人は?
四谷学院には、「55段階個別指導」という独自の学習システムがあります。
クラス順位や偏差値ではなく、「自分がどの段階まで理解を積み上げたか」を基準に成長を実感できるのが特徴です。
先生が途中式や解答プロセスまで丁寧にチェックしてくれるので、理解を深めながら「自分の進歩」を確認でき、勉強の面白さも少しずつ実感できますよ。
「本当は勉強を楽しみたい」「自分の成長をもっと実感したい」「苦手を克服したい」――
そんな人は、ぜひ気軽にご相談ください。
あなたの努力を、私たちが全力でサポートします。
全国の校舎でお待ちしています!


