こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。
ゴールデンウィークが終わり、5月になりました。
受験を控えた高校3年生も、そうでない1・2年生も、充実した日々を送れたでしょうか。
高校生に学習指導をしていると、「5月は勉強についての相談がもっとも多い時期」であることがわかります。
今回は、高校生が5月に失敗しやすい、注意すべきポイントを3つお伝えします。
すでに困っている人もそうでない人も、参考にしてくださいね。
①「慣れ」に注意する
もっとも注意すべきは、悪い意味で「慣れてしまった」ケースです。
新年度が始まり、4月からは決意を新たに、勉強に力を注いできた人も多いでしょう。
学習計画を立てて、予習復習のやり方なども確認し、「正しい勉強」を心がけていたはずです。
人間は習慣や環境に慣れてくると「効率化」をするようになります。
もちろん、効率を上げるのは悪いことではありません。
ただ、以下のような経験はありませんか?
「今までは全部のページを見直していたけれど、苦手な分野だけ復習すれば良いや」
「寝る前に1時間勉強する計画だったけれど、30分くらいで眠くなっちゃうし早めに切り上げようかな」
重要なのは「目的を達成できるかどうか」です。
「”復習”をした」「少しでも”勉強”時間をとった」と、行動したかどうかに目線がいっていないでしょうか。
解決方法は?
筋トレやダイエットの経験がある人は、こんな失敗をしたことはないでしょうか。
「最初は動画を見ながらスクワット30秒、腹筋×20回、これを3セット…と、メニューも決めていた」
「しかし、慣れてきたから動画も見ずに運動するようになり、時間や回数もなんとなくでやり続けている」
もちろん何も行動しないよりは効果があるでしょう。
ただ、これも「運動をする」ということにだけ意識がいっており、「筋肉をつける」「痩せる」という目的を達成するには、最善のやり方ではないことがわかります。
求めていた結果が出せないまま、終わってしまうかもしれませんね。
この問題を解決するには、客観的な視点を大事にすると良いでしょう。
変に慣れてしまっていると感じたら、もう一度初心にかえるのが大切です。
計画を修正するときにも、「ちょっと楽がしたいから」ではなく、「目的を達成するために必要だから」の目線で考えたいですね。
自分で厳しくチェックすることが難しいと感じる人は、実際に自分の状況を客観的に見てくれる存在をつくることも有効です。
たとえば四谷学院の受験コンサルタントは、その重要な役割にうってつけの存在ですよ。
②「休みボケ」に注意する
ゴールデンウィークも継続して勉強ができたでしょうか?
まとまった休みがとれたことで、旅行に出かけた人や部活動に励んだ人もいるでしょう。
学校が休みになり授業がなくなると、勉強時間自体が減ってしまう人も多いです。
せっかく4月から良いスタートを切ることができていても、ここで一度リズムが崩れてしまうと、元に戻すのにも時間がかかってしまいます。
受験生が「夏以降はがんばれたけど、もっと前からがんばっておけば良かった…」と後悔するのも、ちょうどこの時期についてです。
解決方法は?
一番シンプルな方法は、休みボケにならないようにすることです。
つまり、勉強を継続するということ。
マラソンなどでも、疲れたからといって立ち止まってしまうと、また走り出すまでに時間がかかり、余計に体力を使うためうまくいきません。
それよりも走るペースを調整したり最初からペース配分を徹底したりする方が、良い結果につながるでしょう。
休息は大事ですが、完全に止まってしまうのは非常に危険なことなのです。
ゴールデンウィークが過ぎてからも、同様に休みボケが勉強の邪魔をする機会は今後も訪れます。
今回はうまくいかなかった人も、今後に向けて適切な学習計画やペース配分を考えられるようにしていきましょう。
③「息切れ」に注意する
ゴールデンウィークも机に向かい続け、普段はできないような勉強量を確保した人もいるでしょう。
ぜひその調子で成績を伸ばしていきましょう!
ただ、学校がないからと張り切って勉強していた人ほど、今度は「息切れ」を起こしてしまう可能性があります。
5月病というフレーズを聞いたことがあるでしょう。
新年度になり環境が変化したなかで、がんばろうと無理をした結果、ストレスなどが蓄積し無気力になってしまう現象です。
ちょうど1か月ほどでパンクしてしまう人が多いんですね。
特に受験を控えた3年生は、自分のキャパシティを超えてしまい、この時期に最初の挫折を味わうことが珍しくありません。
解決方法は?
まず、学校が休みでもしっかり勉強に取り組めた自分を褒めてあげてください。
「自分の1番の味方は自分」です。
もしもがんばりすぎて疲れてしまったとしても、それはあなたにとっての「失敗」ではありません。
そのうえで、自分の限界を知っておきましょう。
「勉強体力」と呼ぶこともありますが、頭や体がどれくらいの勉強量に耐えられるのかは、人それぞれ違います。
普段は長時間の受験勉強が難しい高校生だからこそ、このタイミングでキャパシティを把握できるのは非常に有意義なことですよ。
また、予測を立てる練習もしておきましょう。
これも個人差はありますが、苦手科目を勉強していると普段よりも疲れを感じやすい人が多いのではないでしょうか。
やらなければいけない勉強が山積みなのに、苦手な科目を最後に残していたら…余計に疲れが溜まるだけですよね。
自分の特性を知り、どういう順番やペースで勉強すべきかを把握しておくことが、あなたの今後の成長を左右するのです。
まとめ「高校生が5月に失敗しやすい3つのポイント」
今回は、高校生が5月に失敗しやすい、注意すべきポイントについてお伝えしました。
新年度になってから初めての長期休暇だからこそ、意識して自分で行動をコントロールする必要がありますね。
いずれのポイントにも共通するのが、「管理すること」の重要性です。
自分を律することが苦手な人は、早いうちに改善しておく必要があるでしょう。
「計画を立てるのが苦手」「ゴールデンウィーク期間の勉強はちょっと失敗したかも…」と思っている人は、四谷学院をぜひ頼ってください。
合格のプロである受験コンサルタントが、あなたが志望校合格を勝ち取るための学習計画を考え、ペース管理まで行ってくれますよ。
「勉強をがんばらないと!」と思っている人ほど、目の前の課題にばかり注目し、客観的に物事を捉えることが難しくなってしまいます。
失敗せず、志望校合格をつかみたいと考えているあなたの力になるために、全国の校舎でお待ちしています!