
こんにちは!四谷学院の奥野です。
東京科学大学は、東京都目黒区・港区・文京区・千代田区、神奈川県横浜市、千葉県市川市にキャンパスを構える国立大学です。2024年10月に、東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して誕生しました。
東京科学大学の学院・学部等には理工学系分野と医歯学系分野があり、理工学系は6学院(学士課程、大学院課程)、医歯学系は2学部4学科となっています。また、理工学系と医歯学系の両方にリベラルアーツ研究教育院があり、すべての学生が教養を学びます。
この記事では、東京科学大学の入試問題の特徴や難易度、合格に向けた効率的な勉強方法について解説します。
※本記事に記載されている情報は2025年9月22日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。



目次
東京科学大学の入試問題で問われる能力
東京科学大学の入試で問われる能力について、教育理念やアドミッション・ポリシーをもとに解説します。
東京科学大学はどのような人材(学生)を望んでいるのか
東京科学大学では、以下を教育理念として掲げています。
「挑戦し続けるフロントランナー」と「知と癒しの匠」としての気概と人間力をあわせ持ち、「科学の進歩」と「人々の幸せ」とを探求し、社会とともに新たな価値を創造する高度専門人材を輩出する。
この教育理念をもとに定めた学士課程の入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)では、以下の資質を持つ学生を求めているとしています。
<理工学系>
求める人材像
科学技術への知的好奇心や探究心と社会に貢献したいという志を有し、その基本的概念や基礎知識とそれを活用できる力を身に付けた人材を求めます。
求める力
専門力
理数系分野に関する基本的概念や基礎知識
教養力
社会に関する基礎的知識と語学力
コミュニケーション力
自らの考えを具体的に表現でき、他者の考えを聴くことができる力
展開力
論理的に思考して知識を活用できる力
<医歯学系>
本学の基本理念に共感し,本学(医歯学系)で学ぶという強い意志をもった多様な人材を国内各地のみならず世界各国から受け入れたいと考えています。
本学(医歯学系)の使命は,研究者・医療人のリーダーを育て,広く社会・人類に貢献する人材を育成することです。
それを実現するためには,幅広い教養と知識や,医療・生命科学への旺盛な好奇心のもと,問題を発見し,解決していく能力が必要となります。
また,本学(医歯学系)に入学し培われた経験は,日本国内のみならず,世界に発信していかなければなりません。そのためには,国内外に幅広く目を向け,医療・社会に貢献・還元するという使命感を在学中から意識し,卒業後に実践していく能力が必要です。
このように,本学(医歯学系)で学ぶために必要な基礎学力と,それをさらに発展させる力,自ら考え学習する能力と,それを生涯にわたって継続する力と意志,年齢相応の成熟度を備え,社会に貢献するために必要な倫理観およびこれから伸びる力を有している人材を求めます。
これらのことから、学習に対する意欲が高く、基礎知識を身につけており、社会に貢献したいという志を持つ学生が求められているといえるでしょう。
また、東京科学大学では、学院・学部ごとにもアドミッション・ポリシーを設定しています。詳しくは、東京科学大学受験生サイトの入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)をご確認ください。
東京科学大学入試の特徴
東京科学大学の入試制度は、理工学系と医歯学系で分かれています。ここでは、2026年度の入試情報をもとに、どのような選抜方法があるかを解説します。
【理工学系】一般選抜(前期日程)
理工学系の一般選抜は、大学入学共通テストにおいて、指定された科目をすべて受験した方が出願できる選抜方法です。全学院の一般選抜志願者数が募集人員の3.5倍超となる場合は、大学入学共通テストの得点をもとに第1段階選抜を実施することがあります。なお、大学入学共通テストの得点が利用されるのは第1段階選抜にのみです。
第1段階選抜を通過すると、第2段階選抜として大学独自の個別テストが実施されます。個別テストでは数学・英語・物理・化学の4科目が課され、その得点で合否が判定されます。
【理工学系】総合型選抜
理工学系の総合型選抜は、2段階選抜により行われます(工学院・物質理工学院・生命理工学院は、それぞれ志願者数が募集人員の約1.5倍や2倍となる場合にのみ実施)。第1段階選抜では大学入学共通テストの得点や各学院が指定する提出書類を、第2段階選抜では個別テスト(総合問題)や大学入学共通テストの得点、調査書等の提出書類を利用して合否が判定されます。
また募集枠には、性別を問わず出願できる「一般枠」と戸籍上の性別が女性である者が出願できる「女子枠」が用意されています。一般枠は全学院で用意されていますが、女子枠は生命理工学院を除く5学院のみとなります。
【理工学系】学校推薦型選抜
理工学系の学校推薦型選抜は、高等学校等の学校長からの推薦を受け、合格後に入学を確約できる方が出願できる選抜方法です。生命理工学院のみで実施しており、総合型選抜と同様に一般枠と女子枠があります。
学校推薦型選抜では、大学入学共通テストの成績・推薦書・調査書等の書類によって合否が決まり、個別テストは課されません。
【理工学系】そのほかの選抜方法
東京科学大学の理工学系では上記選抜方法以外に、私費外国人留学生特別選抜、国費外国人留学生優先配置選抜、編入学試験、学士課程再入学なども用意されています。詳しくは、東京科学大学受験生サイトの「入試制度」をご覧ください。
【医歯学系】一般選抜
医歯学系の一般選抜は前期日程と後期日程に分かれており、大学入学共通テストや個別テストの成績、調査書などによって判定を行う選抜方法です。
前期日程はすべての学部・学科で実施されます。また、医学部医学科と歯学部歯学科の志願者数が募集人員の約4倍となる場合には2段階選抜が行われます。
後期日程は、医学部医学科、医学部保健衛生学科検査技術学専攻、歯学部歯学科のみで実施されます。医学部医学科では募集人員の約12倍、歯学部歯学科では募集人員の約10倍となる場合にのみ2段階選抜が行われます。
【医歯学系】特別選抜
医歯学系の特別選抜は、特別選抜I(学校推薦型選抜)、特別選抜I(国際バカロレア選抜)、特別選抜Ⅱ(帰国生選抜)、地域特別枠推薦選抜(医学部医学科)、私費外国人留学生特別選抜の5つに分かれています。
特別選抜I(学校推薦型選抜)は、高等学校等の学校長の推薦を受け、合格後に入学を確約できる方が出願できる選抜方法です。基本は出願書類と小論文、面接を総合的に評価して合否を判定しますが、医学部医学科と歯学部歯学科は大学入学共通テストも課されます。
特別選抜I(国際バカロレア選抜)は、入学年の3月までに国際バカロレア資格を授与され、各学科・専攻が指定した科目を履修した方が出願できます(歯学部は成績評価に関する要件もあり)。
特別選抜Ⅱ(帰国生選抜)は、海外の学校で学んできた方向けの選抜方法です。出願書類、個別テストや面接の成績を総合して、合否判定を行います。
地域特別枠推薦選抜(医学部医学科)は、茨城県・長野県・埼玉県の地域医療を担う人材を育成する目的で実施される選抜方法です。合格した方には、修学資金として県ごとに用意された金額を貸与されます。貸与型の修学資金ですが、大学卒業後に指定された医療機関で一定期間の勤務を行うと返還を免除されます。
私費外国人留学生特別選抜は、日本国籍を持っておらず、日本留学試験の指定された科目を受験した方向けの選抜方式です。日本留学試験と個別テストの成績によって第1段階選抜を行い、第1段階選抜を通過した方に面接を実施して入学者を決定します。
東京科学大学の各科目の試験問題の特徴や難易度と対策
東京科学大学に合格するには、試験科目の特徴や試験全体の難易度を把握することが大切です。
ここでは、2025年度の試験問題を参考に、東京科学大学の一般選抜前期日程(理工学系)における試験問題の特徴について解説します。
数学
数学はすべて記述式で、試験時間は180分、大問は5つです。
2025年度入試では、逆関数を含む微分積分問題、ベクトルの空間図形への応用問題、確率と級数の融合問題、漸化式と無限級数の問題、連立方程式の解の個数に関する問題などが出されました。
東京科学大学の数学の難易度は、非常に高いといわれています。典型的なパターンの問題はほぼ出されず、何を使えば解けるのか考える思考力や発想力が試されます。複雑で膨大な計算が多い傾向にあるため、計算力も必要となります。
初見問題に積極的にチャレンジし、粘り強くさまざまな手法でアプローチする訓練をしましょう。問題を図やグラフにして視覚化したり、公式を当てはめてみたりすることで、解法が見えてくることがあります。
物理
物理は記述式で、試験時間は120分、大問は3つです。各大問は7~9問程度の小問集合となっています。
2025年度入試では、力学・電磁気学・熱力学に関する問題が出されました。特に力学と電磁気学は例年出題される傾向にあるため、優先的に対策を行いましょう。
東京科学大学の物理では、複数の物理法則が複雑に組み合わさった問題が多く出されます。教科書を丸暗記するのではなく、物理現象の本質をしっかりと理解することで、適切な物理法則を選択できるようになるでしょう。
化学
化学も記述式で、試験時間は120分、大問は3つです。大問はいずれも5問ずつの小問集合となっています。
東京科学大学の化学では、理論化学・無機化学・有機化学に関する問題が毎年出されており、2025年度入試でも出題されました。教科書の掲載範囲から出題されますが、深く理解しないと解けない問題ばかりです。教科書を徹底的に読み込み、法則や定義、原理などを自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
複雑な計算が必要な問題も多く出されるため、過去問を繰り返し解き、速く正確に計算できる力を付けましょう。
東京科学大学入試の難易度
Benesseの「マナビジョン」のデータによると、東京科学大学の偏差値は53~83となっています(2025年9月22日時点)。学院・学部ごとの偏差値は以下のとおりです。
| 学部 | 偏差値 |
| 理学院 | 71 |
| 工学院 | 72 |
| 物質理工学院 | 70 |
| 情報理工学院 | 73 |
| 生命理工学院 | 70 |
| 環境・社会理工学院 | 71 |
| 医学部 | 60~83 |
| 歯学部 | 53~70 |
また、大学入学共通テストの得点率は67~96%となっています。
参照:東京科学大学/偏差値・共通テスト得点率(入試難易度)【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報
東京科学大学試験の概要

東京科学大学の出願資格、試験科目と配点、出願者数のデータなど、試験の概要について解説します。
出願資格について
東京科学大学の出願資格は選抜方式によって異なるため、ここでは出願者数が最も多い一般選抜の出願資格をご紹介します。
2026年度理工学系の一般選抜に出願できるのは、以下のいずれかに該当し、2026年度大学入学共通テストにおいて指定する教科・科目をすべて受験した者です。
- 高等学校又は中等教育学校の後期課程を卒業した者及び入学年の3月卒業見込みの者
- 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び入学年の3月修了見込みの者
- 学校教育法施行規則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者のうち次の項目のいずれかに該当するもの及び入学年の3月31日までにこれに該当する見込みのもの
1.外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び入学年の3月31日までに修了見込みの者、又はこれらに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの(昭和 56 年文部省告示第 153号)
2.文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程(又は相当する課程)を有するものとして認定(又は指定)した在外教育施設の当該課程を修了した者及び入学年の3月31 日までに修了見込みの者
3.専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が別に定める日以後に修了した者(平成17年文部科学省令第137号)及び入学年の3月31日までに修了見込みの者
4.文部科学大臣の指定した者(昭和23年文部省告示第47号)
5.高等学校卒業程度認定試験規則(平成17年文部科学省令第1号)による高等学校卒業程度認定試験に合格した者(旧大学入学資格検定に合格した者を含む)及び入学年の3月31 日までに合格見込みの者で、入学年の3月31日までに18歳に達する者
6.本学(理工学系)において個別の出願資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、入学年の3月31日までに18歳に達する者
また、2026年度医歯学系の一般選抜に出願できるのは、2026年度大学入学共通テストにおいて指定する教科・科目をすべて受験した者で、以下のいずれかに該当する者です。
- 高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び入学年の3月卒業見込みの者
- 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び入学年の3月修了見込みの者
- 学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び入学年の3月31日までにこれに該当する見込みのある者
- 本学(医歯学系)において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、入学年の3月31日までに18歳に達する者
ほかの選抜方式の出願資格については、東京科学大学受験生サイトの募集要項をご確認ください。
試験科目や配点
東京科学大学の試験科目は選抜方式によって異なります。ここでは、理工学系の一般選抜(前期日程)について、試験科目と配点をご紹介します。
<第1段階選抜>
| 教科・科目名(大学入学共通テスト) | 配点 | |
| 国語 | 『国語』 | 200点 |
| 地理歴史 公民(※1) | 『地理総合,地理探究』、『歴史総合,日本史探究』、『歴史総合,世界史探究』、『公共,倫理』、『公共,政治・経済』から1科目を選択 | 100点 |
| 数学 | 『数学Ⅰ,数学A』 | 200点 |
| 『数学Ⅱ,数学B,数学C』 | ||
| 理科 | 『物理』、『化学』、『生物』、『地学』から2科目を選択 | 200点 |
| 外国語(※2) | 『英語(リスニングを含む)』、『ドイツ語』、 『フランス語』、『中国語』、『韓国語』から1科目を選択 | 200点 |
| 情報 | 『情報Ⅰ』 | 100点 |
| 合計 | 1,000点 | |
※1:地理歴史および公民において、指定した科目数を超えて受験した場合には第1解答科目の得点を用いる。ただし、第1解答科目が大学(理工学系)の指定した科目でない場合には、合格の対象とはならない。
※2:外国語の『英語』を選択した場合、200 点の内訳はリーディング 100 点、リスニング 100点とする。なお、『英語』を選択してリスニングを免除された者は、リーディングの配点100 点を 200 点に換算した得点とする。
<第2段階選抜>
| 教科・科目名(個別テスト) | 配点 | |
| 数学 | 「数学Ⅰ」、「数学A(図形の性質、場合の数と確率)」、「数学Ⅱ」、「数学B(数列)」、「数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)」、「数学Ⅲ」を、その総合問題や応用問題を含めて出題 | 300点 |
| 物理 | 「物理基礎」、「物理」を合わせて出題 | 150点 |
| 化学 | 「化学基礎」、「化学」を合わせて出題 | 150点 |
| 英語 | 「英語コミュニケーションⅠ」、「英語コミュニケーションⅡ」、「英語コミュニケーションⅢ」、「論理・表現Ⅰ」、「論理・表現Ⅱ」、「論理・表現Ⅲ」を合わせて出題 | 150点 |
| 合計 | 750点 | |
参照:東京科学大学 令和8(2026)年度 東京科学大学 入学者選抜要項(PDF)
出願者数や合格者数のデータ
東京科学大学の一般選抜(前期日程)における出願者数や合格者数(2025年度)は、以下のとおりです。
| 学院・学部 | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
| 理学院 | 740 | 632 | 132 | 4.8 |
| 工学院 | 1,257 | 1,057 | 270 | 3.9 |
| 物質理工学院 | 411 | 337 | 142 | 2.4 |
| 情報理工学院 | 620 | 552 | 122 | 4.5 |
| 生命理工学院 | 260 | 194 | 116 | 1.7 |
| 環境・社会理工学院 | 359 | 297 | 85 | 3.5 |
| 医学部 | 441 | 397 | 143 | 2.8 |
| 歯学部 | 235 | 191 | 68 | 2.8 |
参照:
東京科学大学 令和7年度学士課程(理工学系)入学者選抜実施結果
東京科学大学 令和7年度入学者選抜試験実施結果
東京科学大学に合格するための勉強方法

ここからは、東京科学大学に合格するための勉強方法をご紹介します。
東京科学大学に入るには、何をすればいい?
東京科学大学では、科学技術や医療への豊かな好奇心や探究心、大学で学ぶために必要な学力や思考力を持ち、社会へ貢献したいという志を持った人材を求めています。
偏差値70以上の学院・学部が多く、なかでも医学部医学科の偏差値は79~83と、非常に高くなっています。また、大学入学共通テストの得点率は67~96%です。これらの数値から難易度の高さがうかがえるため、基礎知識や定義を十分押さえたうえで、それらを初見の難問に応用する力や、正確に計算する力が求められます。
早めに苦手分野をつぶして、教科書の内容を本質から理解し、入試レベルの問題に取り組んでいきましょう。
受験期の過ごし方
東京科学大学を一般選抜で受験する場合、大学入学共通テストの対策をしつつ、個別テストで出される難問を解くための応用力も身につける必要があります。どの科目も難易度が高いため、なるべく早めに基礎を固め、苦手のない状態にしておく必要があるでしょう。
計画を立てずに受験勉強を進めると、やるべきことが間に合わないまま入試当日を迎えてしまう可能性があります。入試当日までにやっておくべきことを把握し、逆算してスケジュールを立て、計画的に進めていくことをおすすめします。
高校3年生の1年間でやっておきたいことを季節ごとにまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 春(4~6月):個別テストで使う科目を中心に勉強をします。この時期に基礎を固めておかないと、なかなか問題演習に取りかかれず入試本番に間に合いません。教科書を丸暗記するのではなく、なぜそうなるのかを深く理解しながら学習しましょう。
- 夏(6~8月):夏休み中にじっくりと苦手分野に取り組む時間を設け、克服しておくことが大切です。大学入学共通テストにのみ使う科目の対策は、夏休みが終わる頃までにほぼ完成させておくとよいでしょう。
- 秋(9~11月):これまでに固めた基礎力をもとに、演習問題や過去問題にどんどん取り組んでいきます。これらの問題を解くなかで隠れた苦手や理解が不十分な分野を見つけたら、基礎に立ち返って復習し、次は解けるようにしておきましょう。
- 冬(12月~):本番を想定して大学入学共通テストの過去問や予想問題を解き、時間配分に慣れていきます。個別テストの記述問題については、学校や塾で積極的に添削を受け、得点力を高めていきましょう。
予備校で勉強する場合
東京科学大学の入試には、難問を解くための応用力や、複雑な問題を正確に解く計算力が必要になります。
受験勉強は独学でも可能ですが、一人では勉強をスムーズに進めることが難しく、理解しきれずに本番を迎えてしまう可能性があります。勉強のやり方が間違っていても指摘してくれる人がおらず、効率が悪くなかなか成績が上がらない状況に陥るおそれもあるでしょう。
正しい方法で効率よく受験勉強を進めたいなら、予備校に通うことをおすすめします。
ただし、多くの予備校は大人数が同じ教室で学ぶ授業形式を採用しているため、一人ひとりへのきめ細かい指導が難しくなります。授業内容に不明点があっても質問しづらく、不明点がそのままになることも考えられます。
また、予備校の授業を受けているだけで勉強した気になり、実力が伸びないおそれもあるため注意しなければなりません。
四谷学院のカリキュラムのご案内
東京科学大学の合格を目指すなら、科目別能力別授業と55段階個別指導の「ダブル教育」を実施する四谷学院がおすすめです。
ここからは、科目別能力別授業と55段階個別指導の詳細をご紹介します。
科目別能力別授業
四谷学院の科目別能力別授業は、科目ごとにレベル分けしてクラス編成を行います。例えば、同じ国語であっても「現代文」は選抜クラス、「古文」は基礎クラスというように、科目ごとの習熟度でクラスを細かく分ける仕組みです。
志望校ではなく生徒の今の学力別にクラス編成を行うため、自分に合ったレベルの授業を受けられます。これにより「授業が難しすぎてついていけない」「授業が簡単すぎて学べることがない」ということがなく、効率よく学力を伸ばせます。
また、クラスは大人数ではないため、気軽に質問しやすい環境です。
55段階個別指導
55段階個別指導は、受験に必要な知識やテクニックを55段階に分けて並べ替え、中1レベルから志望校合格レベルまで少しずつステップアップしながら学べるようにしたプログラムです。
具体的には、55テキストを使って予習を行い、55テストを受けて理解度を確認します。解いた問題はプロの講師がその場で丁寧に採点・解説し、合格したらハンコを押してくれます。達成感を味わいながら、少しずつ段階を踏んで学力をアップさせることが可能です。
東京科学大学入試は志望学科に合わせた対策が重要!
【東京科学大学の入試概要】
- 入試制度は理工学系と医歯学系に分かれており、理工学系には一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜などがあり、医歯学系には一般選抜・特別選抜などがある
- 偏差値は53~83で最難関レベル
【東京科学大学の入試データまとめ】
- 一般選抜の実質倍率は1.7~4.8倍(2025年度)
【勉強方法まとめ】
- 基礎知識や定義を本質から理解し基礎をしっかり固める
- 応用問題を多く解き、知っている知識を応用する力や複雑な問題を正確に解き切る計算力をつける
東京科学大学を目指して効率よく学力アップを目指したい方は、科目別能力別授業と55段階個別指導の「ダブル教育」で着実に学力アップできる四谷学院をぜひご検討ください。
※本記事でご紹介した情報は2025年9月22日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!
受験に合格するためには、自分に合った予備校を選ぶことも非常に重要です。
インターネットの情報や口コミだけを参考にするのではなく、予備校の説明会・相談会に足を運んだうえで選びましょう。インターネットではわからない教室の雰囲気や講師の様子などを実際に見ることで、自分にあった予備校を選びやすくなります。
以下の記事では予備校の説明会・相談会についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
予備校の入学説明会って何をやるの?どうやって参加する?



