「テスト前だけがんばる」から卒業しよう！成績が上がる人の習慣＆勉強法とは？

こんにちは。四谷学院受験コンサルタントチームの相川です。

「テスト前だけがんばる」勉強、していませんか？

「テスト直前にならないとやる気が出ない」
「毎回一夜漬けで乗り切っている」
「次こそは計画的に…と思っていたはずなのに、またギリギリで焦ってしまった」
こうした悩みを抱えている人は、実はとても多いんです。

実は、これにはちゃんと理由があります。
人間の脳は、「危機」や「脅威」を感じたときに、自然と行動を起こしやすくなる性質があるのです。

つまりテスト直前に、「悪い点数をとってしまったらどうしよう」と不安になったタイミングで、ようやく「追い込みモード」に入り、スイッチが入るわけですね。

しかし、これをくり返していても、成績は伸び悩みます。
なぜなら、丸暗記や短期記憶に頼る勉強では、理解の深まりや応用力が身につかないからです。

受験で求められるのは「点を取る力」です。
これは、一夜漬けでは決して身につきません。

そこで今回は、「テスト前だけがんばる」勉強をしがちな高校生に向けて、成績を上げた先輩たちの習慣と勉強法をお伝えします。
まずは次の定期テストで成績アップにつなげられるよう、早速始めてみてくださいね。

テストの前にやることは、あくまで「仕上げ」。
好成績をおさめている人は、テスト前に焦らないよう、普段から「テスト前の準備」をしているのです。

特別なことではなく、習慣の積み重ねが重要だと覚えておいてください。

では、どのようなことを意識すれば、成績アップにつながるのでしょうか。
成績を上げるために、先輩たちが実践している共通の習慣を見ていきます。

学校や予備校の授業を受けただけで満足していませんか？
わからない部分をそのままにしたり、理解が曖昧な状態で放置したりすると、せっかく習った内容もすぐに忘れてしまいます。

その日のうちに復習をし、簡単な問題演習まで行うことで、記憶の定着が一気に高まります。

授業を受けてから24時間以内に、15分ほど復習するだけで、記憶の定着率が大きく向上するという研究結果もあります。
学習した後に復習しないまま放置してしまうと、1日も経たないうちに多くの情報を忘れてしまうんですね。

授業で習ったことを定着させるには、日々の復習が欠かせません。

1週間に1日、30分だけでも「今週習ったことを解き直す時間」をつくってみましょう。
ここで細かく「思い出す練習」を重ねることで、テスト直前に「全部思い出す」ことがぐっと楽になります。

日曜日に「数学の問題集で、今週習った範囲の演習をする」など、習慣として決めておくことが継続のコツです。

テスト範囲が出てから「さて、何から取りかかろうか」と考えていませんか？
そこから対策を考え始めても、学習に取り組むのが遅れてしまいます。

定期テストは、毎回時期が決まっていますよね。
少なくとも2週間前には計画を立てておき、3日前には仕上げに入れるよう、調整していきましょう。

たとえば、このようなスケジュールでテスト勉強に取り組んでいる先輩もいます。
計画を立てるのが苦手な人は、こちらを参考にして、少しずつ自分に合った計画に修正してくださいね。