こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。
高校3年生の秋になると、大学入試に向けた問題演習も本格化してきます。
しかし、現役生のなかには、こんな悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
「学校の日本史の授業が、まだ近現代まで進んでいない」
「理科の授業が終わるのは12月になるらしい……」
「過去問を解いてみたけれど、習っていない単元が多くて全然解けない!」
周囲が過去問や入試レベルの問題集に取り組み始めると、自分だけ勉強が遅れているように感じてしまうかもしれません。
そこで今回は、高3の秋になっても未習範囲が残っている場合、どのように受験勉強を進めればよいのかを解説します。

学校の授業が終わるまで待っていても大丈夫?
入試までに十分な演習時間を確保するためには、学校の授業が終わるのを待つだけでなく、未習範囲を自分でも進めていく必要があります。
特に理科や地理歴史・公民、数学などは、高3の後半になっても授業が続いている学校があります。
もちろん、学校の授業は大切です。
しかし、すべてを習い終わるのが12月になった場合、そこから初めて全範囲の問題演習に取り組むのでは、十分な時間を確保することが難しいでしょう。
大学入試では、学校の授業の進度にかかわらず、志望校が定める出題範囲から問題が出されます。
だからこそ、学校の授業と並行して、自分でも受験勉強を進めることが重要なのです。
まずは未習範囲がどれくらい残っているのか確認しよう
最初に取り組みたいのは、受験に必要な範囲のうち、何を学習済みで、何をまだ習っていないのか整理することです。
「まだ授業が終わっていない!」と焦っていても、具体的に何を勉強する必要があるのかわからなければ、学習計画は立てられません。
まずは志望校の出題範囲を確認し、教科書の目次などを参考に、次の3つに分けてみましょう。
- 学習済みで、問題も解ける範囲
- 学校で習ったものの、理解が不十分な範囲
- まだ学校で習っていない範囲
たとえば、日本史で近現代が未習だったとしても、それ以前の範囲がすべて完璧とは限りません。
未習範囲を終わらせることだけを考えていると、すでに習った範囲の復習がおろそかになってしまう可能性があります。
また、学校の先生に今後の授業予定を確認しておくことも大切です。
「いつ頃までに全範囲を終える予定なのか」「どの単元に時間をかける予定なのか」がわかれば、自分で先取りする範囲も決めやすくなります。
未習範囲は教科書レベルの理解から始めよう
まだ習っていない単元は、いきなり入試問題に挑戦するのではなく、基本事項の理解と定着を優先しましょう。
秋になると、周囲の受験生が過去問や入試レベルの問題集に取り組み始めます。
その様子を見て、自分も難しい問題を解かなければと焦るかもしれません。
しかし、知識がない状態で入試問題に挑戦しても、解説を読むだけで終わってしまい、十分な学習効果が得られないことがあります。
未習範囲については、次の順番で勉強することをおすすめします。
- 教科書や参考書で基本事項を理解する
- 基本問題を解き、理解できているか確認する
- 間違えた部分を復習してから、入試レベルの問題に進む
たとえば、学校でまだ習っていない化学の単元がある場合、最初から難関大学の過去問を解く必要はありません。
まずは基本的な知識や反応の仕組みを理解し、典型的な問題を自力で解ける状態を目指しましょう。
大切なのは、教科書を最後まで読んだかどうかではありません。
学んだ内容を使って問題を解けるようにし、最終的に合格点につなげることです。
未習範囲の先取りと、既習範囲の復習は両立できる
未習範囲の先取りを進めながら、すでに習った範囲の復習や問題演習も継続しましょう。
受験本番が近づき、焦りが生まれていたとしても、どちらか一方に偏らない学習計画が大切です。
未習範囲が残っているからといって、すべての勉強時間を先取りに使うのはおすすめできません。
すでに習った単元も、復習しなければ忘れてしまいます。
たとえば、日本史の近現代が未習で、古代から江戸時代までの学習を終えている場合なら、
- 平日: 近現代の未習範囲を先取りする
- 週末: 学習済みの範囲から問題演習を行う
- 翌週: 間違えた問題を復習しながら、近現代の学習を進める
といった進め方が考えられます。
もちろん、これは一例です。
未習範囲の量や既習範囲の完成度によって、時間配分は変わります。
また、先取り学習を続けているのに、なかなか理解が進まないこともあるでしょう。
そうした場合は、一人で抱え込まず、学校や予備校の先生に相談してみてください。
現在の進度と志望校、入試までに残された時間を踏まえて、優先的に取り組むべき内容を整理しましょう。
過去問は全範囲を習い終わってから解くべき?
未習範囲が残っていても、全範囲を習い終わるまで過去問を解くのを待つ必要はありません。
ただし、過去問の点数だけで現在の実力を判断しないようにしましょう。
たとえば、過去問で50点しか取れなかったとします。
そこで失点した問題の多くが未習範囲だった場合と、すでに学習した範囲だった場合では、今後の対策は異なるでしょう。
前者なら新しい範囲の学習を進める必要がありますし、後者なら既習範囲の理解や演習量を見直すのが効果的です。
過去問を解いたときは、間違えた問題を次のように分類してみてください。
- まだ習っていないため解けなかった問題
- 習った内容を忘れていて解けなかった問題
- 知識はあったものの、問題に応用できなかった問題

こうして原因を整理すると、今の自分に必要な勉強が見えてきます。
未習範囲が多く、通しで解いても実力を判断しにくい場合は、単元別の問題集を使って、習った範囲から演習を積み重ねる方法もあります。
まとめ|学校の進度に合わせるだけでなく、自分の受験に合わせた勉強を!
高3の秋になっても学校の授業が終わっていないと、入試本番までに間に合うのか、不安になるかもしれません。
しかし、大切なのは学校の進度を気にすることではありません。
入試本番までに必要な学習を終え、問題演習に取り組める状態をつくることです。
まずは未習範囲と復習が必要な範囲を整理し、今週から取り組む内容を決めるところから始めてみましょう。
四谷学院では、科目別能力別授業と55段階個別指導を組み合わせ、一人ひとりの学習状況に合わせた受験勉強をサポートしています。
「学校の授業が終わっていない」「どこから先取りすればよいかわからない」という人は、ぜひ四谷学院に相談してくださいね。






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