こんにちは。四谷学院 受験コンサルタントチームの相川です。
近年、大学入試では「指定校推薦」や「総合型選抜(旧AO入試)」を利用する受験生が増えています。
実際、推薦入試による合格者が募集定員の半数以上を占める大学も多く、いまや推薦入試は「特別なルート」ではなく、「メインの選択肢」になりつつあります。

高校1・2年生の皆さん。
「まだ時間があるから大丈夫」と思っていると、いつの間にか“推薦入試のために動き出すタイミング”を逃してしまうかもしれません。
実は、推薦入試を有利に進めるためには、今この時期からの準備こそが大きな差を生みます。
部活・学校行事・生徒会・ボランティア――
どれも「高校生活の定番」ですが、ただ参加するだけでは十分とは言えません。
“自分が主体となって活動した経験”を積み、そしてそれを「記録」「振り返り」「言語化」できることが、推薦入試における強みになるのです。
この先、推薦を視野に入れている人も、「もしかして推薦も考えた方がいいかな」と思い始めている人も。
行動を始めるなら、まさに今がチャンスです。
今回は、高校1・2年生のうちにやっておくべき、5つの具体的なアクションをご紹介します。



目次
① 生徒会・委員会・部活動で「役割」を持つ
推薦入試で評価されるのは、「どんな活動をしたか」という実績よりも、どんな姿勢で関わり、どう成長したかというプロセスです。
たとえば、次のような活動はすべてアピールポイントになります。
- 生徒会で文化祭や地域清掃などの企画・運営を行う
- クラス委員として学級の運営に関わる
- 部活でキャプテンや副キャプテンなどのリーダー役を務める
ただし、大切なのは役職そのものではありません。
これらの活動に共通しているのは、「責任を持って周囲を動かした経験」があることです。
自分がどんな課題を見つけ、どんな工夫で改善したかを具体的に語れることが、推薦入試での大きな強みになります。
「誰かに頼まれたからやった」ではなく、自分から動いた経験を少しずつ積み上げていきましょう。

部活
② ボランティアや地域活動に参加してみる
地域清掃、福祉施設の訪問、募金活動、地元イベントの手伝いなど、どんな活動でも大丈夫です。
大学が特に重視するのは、「社会と関わる姿勢」や「自分から行動する力」です。
短期間だけの参加でも問題ありませんが、できれば定期的に関わることで、活動の信頼性や深みが増します。
また、活動日誌や写真を残しておくと、志望理由書や面接でのエピソードとして使いやすくなります。
ポイントは、単に「参加した」だけで終わらせず、自分が何を考え、どんな工夫をしたかを振り返ることです。
こうした経験を少しずつ積み重ねることで、推薦入試でのアピールがぐっと強くなります。
③ 授業外の学び・探究活動を記録する
最近の推薦入試では、「探究活動」や「課題研究」を重視する大学が増えています。
たとえば、次のような取り組みが考えられます。
- 好きな分野(医療・心理・経済・教育など)のニュースや本を調べてまとめる
- 学校の探究の授業で扱ったテーマをさらに深掘りする
- オープンキャンパスや大学の模擬講義に参加し、学んだことをレポートにまとめる
大切なのは、「何を学んだか」だけではなく、そこから何を考え、どう次に活かしたかを言葉にできることです。
授業外での学びを少しずつ記録しておくと、推薦入試の志望理由書や面接で、自分の主体的な学びの姿勢として強くアピールできます。

④ 学校外のコンテスト・資格にも挑戦してみよう
英検、数検、漢検などの資格試験や、作文・小論文・ポスターコンクールなどの学校外の活動も、立派な実績になります。
推薦入試では、努力の継続や挑戦する姿勢が評価されるポイントです。
「結果が出なかったから意味がない」と思う必要はありません。
大切なのは、挑戦した経緯やそこから何を学んだかを言葉にできることです。
たとえ順位や級が思うようにならなくても、自分から挑戦して取り組んだ経験そのものが、推薦入試での強いアピールにつながります。
⑤ 日常の中で「振り返りメモ」をつけておく
推薦入試では、自己PRや志望理由書を書くときに、高校生活での経験を振り返る必要があります。
そのときに役立つのが、いわば「自分ノート」です。
たとえば、週に1回でも構わないので、次のような内容を記録しておくと良いでしょう。
- 今週がんばったこと・うまくいったこと
- 難しかったこと・次に改善したいこと
- その経験から気づいた自分の強みや弱み
こうした小さな積み重ねが、3年生になったときに自然と語れる“自分史”になります。
推薦入試でのアピールは、特別な実績だけでなく、日々の努力や成長のプロセスをいかに言葉にできるかで決まるのです。
日常的に、言語化する練習をしておきましょう。

まとめ『推薦で有利になる!1・2年生のうちにやっておくべき5つのこと』
推薦入試は「3年生から準備しても間に合う」と思われがちですが、実際には1・2年生の過ごし方がすべての土台となります。
以下の5点を意識して、今のうちから準備を始めましょう!
チェックリスト
- ①生徒会や委員会で役割をもった
- ②ボランティアや地域活動に関わった
- ③興味のあるテーマを探究した
- ④資格・コンテストに挑戦した
- ⑤日常の振り返りを記録している
1・2年生のうちから「行動」と「記録」を重ねていけば、推薦入試で確実に一歩リードできます。
そして何より、それらの経験が自信を持って面接や小論文に臨む力になるでしょう。

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