【2026年度入試 法学を学べる学部】共通テスト50~60%台でも目指せる国公立大学の法学部を教えて!【まだ間に合う!】

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こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。

国公立大学を目指している受験生にとって、最大の壁となる共通テスト
その点数によって出願する大学を変えることも珍しくなく、まずはそこに照準を合わせて勉強している人も多いでしょう。

「金銭面などの条件から国公立でないと進学できない」「かといって浪人も許されていない」という受験生もよく見かけます。
その状況で目標得点を下回ってしまうと…夢見ていたキャンパスライフを送れなくなってしまいますね。
もちろんそうならないために勉強をがんばっているわけですが、「備えあれば憂いなし」、万が一に備えて準備しておくことは重要です。

今回は、共通テストの得点が50~60%台でも合格を狙える国公立大学の法学を学べる学部を一気に紹介していきます。
併願先を検討するときにも、役立ててくださいね。
ボーダー等はあくまで目安ですから、気になった大学は自分でも調べてみましょう!

また、「法学部ではない」法学を学べる学部もこちらに記載しています。
弁護士などの「法曹」を目指すのであれば、ほとんどの人は法学部で専門的に学び、法科大学院へ進学することになります。
自分が「法学」にどう関わりたいのかを整理して、進路を決めましょう!

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目次

【目標得点別】共通テスト50~60%台でも目指せる大学を一覧でチェック!

※目標得点は「2026年度入試 受験校決定PERFECT BOOK」を参照しています。年度により実際のボーダーラインは異なるため、注意してください。
※法学部など専門的に法学を扱う大学は、赤太字で記載しています。

国公立大学

前期日程
目標得点率大学学部(学科)
84.0%金沢大学文系一括入試
83.0~
70.0%
滋賀大学総合経済
81.5~
71.0%
埼玉大学経済
75.0%都留文科大学教養(地域社会)
75.0~
67.5%
高崎経済大学地域政策
72.0%岡山大学
熊本大学
(法)
(法)
71.5%奈良県立大学
長崎大学
地域創造(地域創造)
多文化社会(多文化社会)
71.0%奈良女子大学生活環境(生活文化学コース)
70.5%金沢大学人間社会学域(法学類)
70.0%北九州市立大学(法律)
69.5%茨城大学人文社会科(法律経済)
69.0%静岡大学人文社会科(法)
68.5%新潟大学(法)
68.5%小樽商科大学
68.0%山梨県立大学
三重大学
国際政策(総合政策)
人文(法律経済)
67.0%信州大学経法(総合法律)
67.0~
62.5%
下関市立大学経済(公共マネジメント)
66.5%岩手大学
岐阜大学
人文社会科(地域政策課程)
地域科
65.0%福井県立大学
愛媛大学
経済(経営)
法文(人文社会科)
64.5%香川大学(法)
64.5~
62.0%
熊本県立大学総合管理(総合管理)
63.5%長野県立大学
富山大学
鹿児島大学
グローバルマネジメント
経済(経済経営)
法文(法学コース)
63.0%鳥取大学
琉球大学
地域(地域創造コース)
人文社会(国際法政)
62.5%島根大学
島根県立大学
佐賀大学
法文(法経)
地域政策(地域公共コース)
経済(経済法)
62.0%山形大学人文社会(総合法律コース)
61.5%和歌山大学経済(経済)
61.0%山口大学経済(経済)
61.5~
60.5%
弘前大学人文社会科(社会経営課程)
60.5%秋田大学教育文化(地域文化)
60.5~
60.0%
山梨大学生命環境(地域社会システム)
60.0%徳島大学総合科(社会総合科)
59.0%旭川市立大学
福島大学
経済(経営経済)
人文社会学群(行政政策学類)
57.5%岩手県立大学
大分大学
総合政策(総合政策)
経済(総合経済)
57.0~
56.5%
高知大学人文社会(社会科学コース)
56.0%宮崎大学
地域資源創成(地域資源創成)
53.0%長崎県立大学地域創造(公共政策)
中期日程
目標得点率大学学部(学科)
80.0%奈良県立大学地域創造(地域創造)
76.5%都留文科大学教養(地域社会)
75.5%新潟大学(法)
74.0%長野県立大学グローバルマネジメント
63.5%下関市立大学経済(公共マネジメント)
後期日程
目標得点率大学学部(学科)
85.0%山梨県立大学国際政策(総合政策)
85.0~
76.0%
滋賀大学総合経済
81.0%鹿児島大学法文(法学コース)
80.5%埼玉大学経済
80.0%愛媛大学法文(人文社会科)
79.0%北九州市立大学(法律)
79.0~
73.5%
高崎経済大学地域政策
78.5%富山大学経済(経済経営)
77.5%三重大学人文(法律経済)
77.0%小樽商科大学
静岡大学

人文社会科(法)
76.0%熊本大学(法)
76.0%和歌山大学経済(経済)
74.0%茨城大学人文社会科(法律経済)
73.5%岐阜大学
奈良女子大学
地域科
生活環境(生活文化学コース)
73.0%香川大学(法)
73.0%山形大学人文社会(総合法律コース)
72.5%鳥取大学
島根大学
地域(地域創造コース)
法文(法経)
71.0%岩手大学人文社会科(地域政策課程)
70.5%琉球大学人文社会(国際法政)
70.5~
70.0%
山梨大学生命環境(地域社会システム)
70.0%島根県立大学地域政策(地域公共コース)
69.0~
65.5%
熊本県立大学総合管理(総合管理)
67.5%山口大学経済(経済)
67.0%弘前大学
佐賀大学
人文社会科(社会経営課程)
経済(経済法)
65.5%岩手県立大学
徳島大学
総合政策(総合政策)
総合科(社会総合科)
65.0%福井県立大学経済(経営)
64.5%秋田大学教育文化(地域文化)
63.5%大分大学
経済(総合経済)
61.5%旭川市立大学経済(経営経済)
59.5%長崎県立大学
宮崎大学
地域創造(公共政策)
地域資源創成(地域資源創成)

【地域別】共通テスト50~60%台でも目指せる大学を一覧でチェック!

※目標得点は「2026年度入試 受験校決定PERFECT BOOK」を参照しています。年度により実際のボーダーラインは異なるため、注意してください。

北海道地方

北海道の国公立大学で、法学部を置いているのは北海道大学のみです。
「旧帝」と呼ばれる難関大学の1つで、共通テストでは8割前後の得点が必要となります。
法科大学院まで進学することも可能です。

経済学部や社会学部の中に、法学について学ぶ学科も含まれているため、そちらを紹介します。

【公立】旭川市立大学(北海道)

前期:経済学部 経営経済学科(目標得点率:59.0%)
後期:経済学部 経営経済学科(目標得点率:61.5%)

旭川市立大学は、3つの学部を持つ公立大学です。

経営経済学科の中に、「経営・法学コース」があり、行政や法務関連について学ぶことができます。

前期日程では二次試験がなく、共通テストのみで合否を判定します。

【国立】小樽商科大学(北海道)

前期:商学部(目標得点率:68.5%)
後期:商学部(目標得点率:77.0%)

小樽商科大学は、道内の文系受験者から人気の高い、商学部のみの単科大学です。

募集は商学部という括りですが、企業法学科では商法や労働法、知的財産法など、法律について深く学ぶことができます。

前期の二次試験は英語・国語・数学、後期は共通テストのみで合否を判定します。

東北地方

東北地方の国公立大学で、法学部を置いているのは宮城県の東北大学のみです。
「旧帝」と呼ばれる難関大学の1つで、共通テストでは8割前後の得点が必要となります。
法科大学院まで進学することも可能です。

経済学部や社会学部の中に、法学について学ぶ学科も含まれているため、そちらを紹介します。

【国立】弘前大学(青森県)

前期:人文社会科学部 社会経営課程(目標得点率:61.5~60.5%)
後期:人文社会科学部 社会経営課程(目標得点率:67.0%)

青森県弘前市にある弘前大学は、5つの学部を持つ国立大学です。

人文社会科学部は「文化創生」と「社会経営」の2課程に分かれており、そのうち社会経営課程には「経済法律コース」が設置されています。

前期の二次試験では、英語が必須で国語か数学を選んで受験することが可能です。

【国立】岩手大学(岩手県)

前期:人文社会科学部 地域政策課程(目標得点率:66.5)
後期:人文社会科学部 地域政策課程(目標得点率:71.0)

岩手大学は、岩手県盛岡市に本拠地を置く国立大学です。

人文社会科学部には「地域政策」課程があり、政策法務や企業法務についても学ぶことができます。

後期では二次試験で小論文が課されるため、対策を進めておきましょう。

【公立】岩手県立大学(岩手県)

前期:総合政策学部 総合政策学科(目標得点率:57.5%)
後期:総合政策学部 総合政策学科(目標得点率:65.5%)

岩手県立大学は、岩手県滝沢市に本部を置く公立大学です。

総合政策学科には3つのコースがあり、「法律・行政コース」を選択できます。

前期・後期ともに、二次試験では総合問題が課されており、複数の科目に跨った問題が出題されます。

【国立】秋田大学(秋田県)

前期:教育文化学部 地域文化学科(目標得点率:60.5%)
後期:教育文化学部 地域文化学科(目標得点率:64.5%)

秋田県秋田市には、5つの学部を設置する国立の秋田大学があります。

地域文化学科では、2年進級時に3つのコースから選択することになりますが、その中の「地域社会コース」では法学も扱います。

後期日程では、配点も大きい小論文と面接が求められるため、対策が必要です。

【国立】山形大学(山形県)

前期:人文社会科学部 人文社会科学科[総合法律コース](目標得点率:62.0%)
後期:人文社会科学部 人文社会科学科[総合法律コース](目標得点率:73.0%)

山形県内に4つのキャンパスがある山形大学は、8学部を設置している国立の総合大学です。

人文社会科学部には5コースあり、出願の時点で「グローバル・スタディーズ」、「人間文化」、そして「総合法律」を含めた3コースに分かれ、それぞれ試験を行います。

前期試験の二次は英語か数学の1科目のみ、後期試験は小論文のみとなっています。

【国立】福島大学(福島県)

前期:人文社会学群 行政政策学類(目標得点率:59.0%)
後期:人文社会学群 行政政策学類(目標得点率:78.5%)

福島大学は、福島県福島市に本拠地を置く国立大学です。

行政政策学類には、「地域社会と文化コース」と「地域政策と法コース」があり、後者では法学や行政学を主に扱います。

前期・後期ともに二次試験は小論文のみとなっているため、しっかり対策しておきましょう。

関東地方

関東地方の国公立大学で、法学部を置いているのは東京大学(主に文科Ⅰ類)、東京都立大学一橋大学千葉大学(法政経学部)です。
いずれも難関大学であり、共通テストでは8~9割の得点が求められます。
4大学とも、法科大学院まで進学することも可能です。
また、筑波大学にも法科大学院はありますが、夜間・土曜日に通学可能な社会人大学院となっています。

経済学部や社会学部の中に、法学について学ぶ学科も含まれているため、そちらを紹介します。

【国立】茨城大学(茨城県)

前期:人文社会科学部 法律経済学科(目標得点率:69.5%)
後期:人文社会科学部 法律経済学科(目標得点率:74.0%)

文理6学部を置く茨城大学は、県内の3キャンパスに分かれて学ぶ国立大学です。

法律経済学科は2つのメジャーで構成されていて、「法学メジャー」から法科大学院に進学する学生もいます。

前期・後期ともに二次試験は英語のみで、「主体性評価」が加点されます。

【公立】高崎経済大学(群馬県)

前期:地域政策学部(目標得点率:75.0~67.5%)
後期:地域政策学部(目標得点率:79.0~73.5%)

群馬県高崎市の高崎経済大学は、経済学部だけでなく地域政策学部も置く公立大学です。

地域政策学部のカリキュラムには、地域行政や地方政治も含まれています。

前期・後期ともに、共通テストの3教科or5教科受験を選ぶことができますが、英語のみ必須となっています。

【国立】埼玉大学(埼玉県)

前期:経済学部(目標得点率:81.5~71.0%)
後期:経済学部(目標得点率:80.5%)

埼玉大学は、5つの学部がすべてさいたま市に集まる、ワンキャンパス型の大学です。

経済学部の4つのメジャーには、「法と公共政策」が含まれています。
南関東という立地から受験者も集まりやすい大学ですが、共通テスト60%台で合格をつかむ人も珍しくありません。

前期日程では、共通テストが3教科、二次試験も英語のみで受験できる「国際プログラム枠」がありますが、非常に高い得点が求められます。

甲信越地方

甲信越地方の国公立大学で、法学部を置いているのは信州大学新潟大学です。
いずれもこの地域で人気の大学ですが、法科大学院は廃止されているため、ほかの大学院へ進学することになるでしょう。

経済学部や社会学部の中に、法学について学ぶ学科も含まれているため、そちらも紹介します。

【公立】都留文科大学(山梨県)

前期:教養学部 地域社会学科(目標得点率:75.0%)
中期:教養学部 地域社会学科(目標得点率:76.5%)
後期:ナシ

山梨県都留市の都留文科大学は、私立大学と変わらない科目数で受験できる公立大学です。

地域社会学科は3年次より4コースに分かれ、「公共政策コース」では憲法、「環境社会コース」では環境法についても学ぶことができます。

前期は共通テストが英語と社会が必須の3科目受験で、二次試験はありません。
後期も共通テストは同様で、二次試験は小論文のみとなっています。

【国立】山梨大学(山梨県)

前期:生命環境学部 地域社会システム学科(目標得点率:60.5~60.0%)
後期:生命環境学部 地域社会システム学科(目標得点率:70.5~70.0%)

山梨大学は、山梨県甲府市に本拠地を置く国立大学です。

地域社会システム学科は、経済学や政治学など6つの領域から構成されており、法律学も含まれています。

後期日程の二次試験は配点のない面接のみであり、共通テストの得点で合否が大きく左右されます。

【公立】山梨県立大学(山梨県)

前期:国際政策学部 総合政策学科(目標得点率:68.0)
後期:国際政策学部 総合政策学科(目標得点率:85.0)

山梨県立大学は、山梨県甲府市にある公立大学です。

総合政策学科は、2年次より3つのコースから選択することになり、「地域マネジメントコース」で、民放などに触れることができます。

前期・後期ともに、共通テストは英語と国語が必須の3教科受験となっています。
また、二次試験は前期が面接のみ、後期は設定がなく共通テストの得点のみで判定されます。

【国立】信州大学(長野県)

前期:経法学部 総合法律学科(目標得点率:67.0)
後期:ナシ

国立である信州大学は、メインとなる松本キャンパスだけでなく、県内に全5キャンパスを置く広域型キャンパスという特徴があります。
文理8学部を置く総合大学で、甲信越地方の中でも人気の高い大学です。

法科大学院が廃止されるタイミングで経済学部と統合された学部ですが、実務的な法学を幅広く学ぶことができます。

後期試験の実施がなく、前期の二次試験は1科目のみで共通テストの配点が高く設定されています。

【公立】長野県立大学(長野県)

前期:グローバルマネジメント学部 グローバルマネジメント学科(目標得点率:63.5)
中期:グローバルマネジメント学部 グローバルマネジメント学科(目標得点率:74.0)
後期:ナシ

長野県長野市に本拠地を置く長野県立大学には、2つの学部があります。

グローバルマネジメント学部には3つのコースがあり、「グローバル・ビジネスコース」では経済学や会計学だけでなく、法学についても学ぶことが可能です。

後期試験の実施がなく、中期は共通テストの得点のみで合否を判定します。

【国立】新潟大学(新潟県)

前期:法学部 法学科(目標得点率:68.5%)
後期:法学部 法学科(目標得点率:75.5%)

文理10学部を置く新潟大学は、新潟市に2つのキャンパスを持つ総合大学です。

法科大学院は廃止されていますが、「法曹養成プログラム」では3年間で学修を終え、連携先の大学院へ進学することも可能です。

前期試験は二次が英語と小論文、後期試験は小論文のみとなっています。

北陸地方

北陸地方の国公立大学で、法学部を置いているのは金沢大学(法学類)のみです。
法科大学院まで進学することが可能であり、全国から受験生が集まります。

経済学部や社会学部の中に、法学について学ぶ学科も含まれているため、そちらも紹介します。

【国立】富山大学(富山県)

前期:経済学部 経済経営学科(目標得点率:63.5%)
後期:経済学部 経済経営学科(目標得点率:78.5%)

富山大学は、富山県内に3つのキャンパスを持つ国立の総合大学です。

過去には経営法学科など3つの学科がありましたが、2024年から経済経営学科のみに改組されています。
ただ、「公共政策プログラム」では、引き続き法学について学ぶことが可能です。

二次試験は、前期が英語か数学の選択、後期で総合問題が課されます。

【国立】金沢大学(石川県)

前期:人間社会学域 法学類(目標得点率:70.5%)
後期:ナシ

前期:文系一括入試(目標得点率:84.0%)
後期:ナシ

金沢大学は、文系・理系の一括入試を実施している、北陸地方でも人気の高い国立大学です。

人間社会学域に法学類を設置しており、そのまま法科大学院まで進学することができます。
また、文系一括入試で入学した後に、2年次から法学類へ移行することも可能です。

文系一括入試は、共通テストが英語必須の3科目のみ、二次試験も英語と総合問題であるため、求められる得点率は高くなります。

【公立】福井県立大学(福井県)

前期:経済学部 経営学部など(目標得点率:65.0%)
後期:経済学部 経営学部など(目標得点率:65.0%)

福井県立大学は、福井県吉田郡永平寺町に本部を置く公立大学です。

経済学科と経営学科があり、会社法や取引法を扱います。
また、2026年からは地域政策学部が誕生するため、そちらでも法学を扱う可能性があります。

前期試験でも共通テストは3科目で出願できるため、私立志望であっても受験できる公立大学です。

東海地方

東海地方の国公立大学で、法学部を置いているのは名古屋大学のみです。
「旧帝」と呼ばれる難関大学の1つで、共通テストでは8割前後の得点が必要となります。
法科大学院まで進学することも可能です。

また、静岡大学三重大学にも、法学を専門的に扱う学科が設置されています。

経済学部や社会学部の中に、法学について学ぶ学科も含まれているため、そちらも紹介します。

【国立】岐阜大学(岐阜県)

前期:地域科学部(目標得点率:66.5%)
後期:地域科学部(目標得点率:73.5%)

岐阜大学は、岐阜県岐阜市にあるワンキャンパス型の総合大学です。

地域科学部は、2年次から地域政策学科と地域文化学科に分かれます。
専門基礎科目に法学が含まれるだけでなく、憲法や民法を選択して学びを深めることも可能です。

前期・後期ともに二次試験で小論文が課され、前期のみ英語か数学の選択が必要となります。

【国立】静岡大学(静岡県)

前期:人文社会科学部 法学科(目標得点率:69.0%)
後期:人文社会科学部 法学科(目標得点率:77.0%)

静岡キャンパスと浜松キャンパスの2つを持つ静岡大学。
人文社会科学部は静岡キャンパスで学ぶことになります。

ほかの大学の地域政策学科などとは異なり、法学を専門的に扱うため、広く深く学ぶことが可能です。

前期・後期ともに二次試験では小論文が必要となり、前期のみ英語と現代文が課されます。

【国立】三重大学(三重県)

前期:人文学部 法律経済学科(目標得点率:68.0%)
後期:人文学部 法律経済学科(目標得点率:77.5%)

三重県津市のキャンパスに5つの学部が集まる三重大学。

法律経済学科は、「法政コース」と「現代経済コース」に分かれています。
法政コースを選択し、法学や政治学を中心に専門性を高めることが可能です。

前期日程の二次試験は英語が必須で国語か数学を選択、後期日程は小論文のみとなっています。

近畿地方

近畿地方の国公立大学で、法学部を置いているのは京都大学大阪大学大阪公立大学神戸大学です。
いずれも難関大学であり、共通テストでは8~9割の得点が求められます。
4大学とも、法科大学院まで進学することも可能です。

経済学部や社会学部の中に、法学について学ぶ学科も含まれているため、そちらを紹介します。

【国立】滋賀大学(滋賀県)

前期:総合経済学部(目標得点率:83.0%~70.0%)
後期:総合経済学部(目標得点率:85.0%~76.0%)

文理3学部を設置している滋賀大学。

総合経済学部は、3年次より「経済」「経営」「社会システム」から専攻を選びます。
中でも社会システム専攻では、会社法や国際法について学ぶことが可能です。

前期・後期ともに、科目数や配点が大きく異なる4方式から選択して出願できるため、自分が有利になる方式を選びましょう。

【公立】奈良県立大学(奈良県)

前期:地域創造学部 地域創造学科(目標得点率:71.5%)
中期:地域創造学部 地域創造学科(目標得点率:80.0%)
後期:ナシ

奈良県立大学は、地域創造学部のみを設置する、奈良市の公立大学です。

1年次に基礎法学を学んだうえで、2年次以降は行政法などを選択して学ぶことができます。

前期・中期ともに、共通テストは英語と国語が必須の3科目受験。
二次試験も小論文のみとなっています。

【国立】奈良女子大学(奈良県)

前期:生活環境学部 文化情報学科[生活文化学コース](目標得点率:71.0%)
後期:生活環境学部 文化情報学科[生活文化学コース](目標得点率:73.5%)

西日本で唯一の国立女子大学である、奈良女子大学。
根強い人気のある大学です。

文化情報学科の生活文化学コースでは、基礎法学を学ぶことができます。

後期日程では、二次試験が面接のみとなっています。

【国立】和歌山大学(和歌山県)

前期:経済学部 経済学科(目標得点率:61.5%)
後期:経済学部 経済学科(目標得点率:76.0%)

和歌山県和歌山市のキャンパスに、4学部1学環が集まる和歌山大学。

経済学部には5つのプログラム科目があり、「法律学」も含まれています。

前期日程の二次試験は英語と数学、後期日程は小論文のみですが、非常に配点が高く設定されています。

中国地方

中国地方の国公立大学で、法学部を置いているのは広島大学岡山大学島根大学(法文学部)です。
広島大学は全国から受験生が集まる難関大学であり、共通テストでは8割弱の得点が求められます。
また、広島大学と岡山大学は、そのまま法科大学院まで進学することも可能です。

経済学部や社会学部の中に、法学について学ぶ学科も含まれているため、そちらも紹介します。

【国立】岡山大学(岡山県)

前期:法学部 法学科(目標得点率:72.0%)
後期:ナシ

岡山県岡山市に本部を置く岡山大学は、10学部を設置する国立大学です。

各学年で少人数教育を行っており、法科大学院に進学することも可能です。
中国地方で人気の高い大学の1つといえるでしょう。

前期日程の二次試験は、英語と国語のみ。
後期日程は実施がありません。

【国立】鳥取大学(鳥取県)

前期:地域学部 地域学科[地域創造コース](目標得点率:63.0%)
後期:地域学部 地域学科[地域創造コース](目標得点率:72.5%)

鳥取大学は、鳥取県鳥取市と米子市にキャンパスを置く国立大学です。
地域学部は、鳥取キャンパスで学ぶことになります。

地域学科には「地域創造」「人間形成」「国際地域文化」の3コースがあり、地域創造コースでは経済や政治とともに、法学を学ぶこともできます。

前期・後期ともに、二次試験は小論文のみとなっています。
また、後期は英語・国語を含む共通テスト3科目で出願できるため、私立志望者でも受験可能です。

【国立】島根大学(島根県)

前期:法文学部 法経学科(目標得点率:62.5%)
後期:法文学部 法経学科(目標得点率:72.5%)

島根大学には、松江キャンパスと出雲キャンパスがあります。
法文学部は、松江キャンパスがメインとなります。

法経学科は、「法学」「経済学」「司法特別」の3コースに分かれています。
司法特別コースは、法科大学院への進学を目指す学生のためのサポートを行うコースです。

前期日程の二次試験は、英語と国語。
後期日程は総合問題となっており、資料の読み取りや記述問題が出題されています。

【公立】島根県立大学(島根県)

前期:地域政策学部 地域政策学科[地域公共コース](目標得点率:62.5%)
後期:地域政策学部 地域政策学科[地域公共コース](目標得点率:70.0%)

島根県立大学は、島根県浜田市に本部を置く公立大学です。

地域政策学科には3つのコースがあり、「地域公共コース」では、法学や行政学などについて学びます。

前期・後期ともに、二次試験で学科試験がありません。
前期は調査書と活動報告書、後期は面接のみです。

【公立】下関市立大学(山口県)

前期:経済学部 公共マネジメント学科(目標得点率:67.0~62.5%)
中期:経済学部 公共マネジメント学科(目標得点率:63.5%)
後期:ナシ

2025年に看護学部を新設した下関市立大学。

経済学部には3つの学科がありますが、公共マネジメント学科は経済学や商学だけでなく、法・政治・行政などの公共に関連する分野を扱います。

前期日程では、共通テストを4科目で出願できるA方式と、3科目のB方式があります。
二次試験はいずれも小論文で、中期日程では代わりに英語が課されます。

【国立】山口大学(山口県)

前期:経済学部(目標得点率:61.0%)
後期:経済学部(目標得点率:67.5%)

山口県内に3つのキャンパスを置く山口大学。
多くの学部が集まる山口市の吉田キャンパスで、経済学部も学びます。

経済学部は、「経済」「経営」「観光政策」の3学科に分かれます。
経営学科の「企業法務コース」では、法学系の科目が揃っています。

二次試験を見ると、前期は英語か数学の1科目のみ、後期は小論文のみです。

四国地方

四国地方の国公立大学で、法学部を置いているのは香川大学愛媛大学(法文学部)です。
いずれの大学も法科大学院は廃止されているため、ほかの大学院へ進学することになるでしょう。

経済学部や社会学部の中に、法学について学ぶ学科も含まれているため、そちらも紹介します。

【国立】徳島大学(徳島県)

前期:総合科学部 社会総合科学科(目標得点率:60.0%)
後期:総合科学部 社会総合科学科(目標得点率:65.5%)

徳島大学は、徳島市内に3つのキャンパスを持つ国立大学です。

社会総合科学科は、「国際教養」「心身健康」「地域デザイン」の3コースに分かれ、扱う分野は多岐にわたります。
地域デザインコースでは、法律学などの公共政策系についても触れることが可能です。

二次試験は、前期が英語と国語、後期は小論文のみとなっています。

【国立】香川大学(香川県)

前期:法学部 法学科(目標得点率:64.5%)
後期:法学部 法学科(目標得点率:73.0%)

香川大学には、四国地方で唯一の法学部があります。

法科大学院はありませんが、早期卒業が可能な「法曹プログラム」を設置しており、成績次第では大阪大学や広島大学といった連携法科大学院に進学することも可能です。

二次試験は、前期が英語のみ、後期は小論文のみとなっています。

【国立】愛媛大学(愛媛県)

前期:法文学部 人文社会学科(目標得点率:65.0%)
後期:法文学部 人文社会学科(目標得点率:80.0%)

愛媛県松山市に本拠地を置く、国立の愛媛大学。

法文学部は、2年次より3つのコースに分かれます。
「法学・政策学」コースを選択肢、法学を専門的に学ぶことが可能です。

後期日程は、共通テストが英語と国語必須3科目で出願でき、二次試験も小論文と調査書のみとなっています。

【国立】高知大学(高知県)

前期:人文社会科学部 人文社会科学科[社会科学コース](目標得点率:57.0~56.5%)
後期:ナシ

高知大学の人文社会科学部は、高知県高知市の朝倉キャンパスで学びます。

社会科学コースでは、4つのプログラムを選択でき、「法律・政治プログラム」も用意されています。

前期日程では、共通テストの科目がやや異なるA・B方式から選んで出願できます。
また、ほかの2コースは後期日程もありますが、社会科学コースは実施がありません。

九州・沖縄地方

九州・沖縄地方の国公立大学で、法学部を置いているのは九州大学北九州市立大学熊本大学鹿児島大学(法文学部)です。
法科大学院は、九州大学と琉球大学に置かれています。
九州大学は「旧帝」と呼ばれる難関大学の1つで、共通テストでは8割前後の得点が必要となります。

経済学部や社会学部の中に、法学について学ぶ学科も含まれているため、そちらも紹介します。

【公立】北九州市立大学(福岡県)

前期:法学部 法律学科など(目標得点率:70.0%)
後期:法学部 法律学科など(目標得点率:79.0%)

福岡県北九州市の北方キャンパスで学ぶ、北九州市立大学の法学部。

法学部は、「法律学科」と「政策科学科」に分かれており、専門的に学ぶことが可能です。

前期・後期ともに、共通テストは英語と国語が必須の3教科で出願できます。
また、前期の二次試験は小論文、後期は面接と、学科試験が課されません。

【国立】佐賀大学(佐賀県)

前期:経済学部 経済法学科(目標得点率:62.5%)
後期:経済学部 経済法学科(目標得点率:67.0%)

佐賀県佐賀市に本拠地を置く佐賀大学。

経済法学科では、環境法や知的財産法などを学ぶことができ、刑法や民法の理解を深めるゼミも存在します。

前期の二次試験は英語のみ、後期は小論文のみ。
いずれも、共通テストで理科を受験せずに出願することが可能です。

【国立】長崎大学(長崎県)

前期:多文化社会学部 多文化社会学科(目標得点率:71.5%)
後期:ナシ

長崎市内の3か所にキャンパスを置き、10学部も設置している長崎大学。

多文化社会学科は5つのコースを設置しており、「国際公共政策コース」では、法学や政治学を通じて国際的な社会問題について理解を深めることができます。

実施しているのは前期日程のみ。
共通テストは数学か理科を外して出願でき、二次試験も学科は英語のみとなっています。
小論文に近い、「ペーパー・インタビュー」も課されるため、対策しておきましょう。

【公立】長崎県立大学(長崎県)

前期:地域創造学部 公共政策学科(目標得点率:53.0%)
後期:地域創造学部 公共政策学科(目標得点率:59.5%)

5学部9学科が、県内の2キャンパスに集まっている長崎県立大学。

公共政策学科は、法律や行政、政治といった分野を扱います。

前期日程では、二次試験の科目を英語と数学のいずれかで選んで出願できます。
後期日程は、英語のみが課されます。

【国立】熊本大学(熊本県)

前期:法学部 法学科など(目標得点率:72.0%)
後期:法学部 法学科など(目標得点率:76.0%)

九州地方で根強い人気がある熊本大学。

法学部の中でも「法学・公共政策学」「アドバンスト・リーダー」コースに分かれ、将来や進路を考えて学習のペースや分野を決めることができます。

前期日程では、二次試験が英語と国語、後期日程は小論文のみとなっています。
また、調査書も配点に含まれています。

【公立】熊本県立大学(熊本県)

前期:総合管理学部 総合管理学科など(目標得点率:64.5~62.0%)
後期:総合管理学部 総合管理学科など(目標得点率:69.0~65.5%)

熊本県熊本市のキャンパスに、文理3つの学部が集まる熊本県立大学。

総合管理学科には、「ビジネス」「公共」「情報」といった専攻があり、公共専攻では法学を学ぶことが可能です。

前期・後期ともに、共通テストの科目数が異なる2方式を選択できます。
また、二次試験はいずれも小論文と調査書のみです。

【国立】大分大学(大分県)

前期:経済学部 総合経済学科(目標得点率:57.5%)
後期:経済学部 総合経済学科(目標得点率:63.5%)

文理5学部を置く大分大学は、県内に3つのキャンパスがある国立大学です。

総合経済学科には6つのコースがあり、「地域経営・法コース」で法学に触れることができます。

前期日程は二次が英語か数学の1教科。
後期は小論文のみで受験できます。

【国立】宮崎大学(宮崎県)

前期:地域資源創成学部 地域資源創成学科(目標得点率:56.0%)
後期:地域資源創成学部 地域資源創成学科(目標得点率:59.5%)

宮崎市に3つのキャンパスが固まっている宮崎大学。

地域資源創成学科のカリキュラムを見ると、専門科目に「法律学入門」があります。

前期の二次試験は総合問題となっており、資料の読み取りなど多様な問題が出題されます。
後期は小論文と面接のみです。

【国立】鹿児島大学(鹿児島県)

前期:法文学部 法経社会学科[法学コース](目標得点率:63.5%)
後期:法文学部 法経社会学科[法学コース](目標得点率:81.0%)

桜島の近く、鹿児島市に3つのキャンパスを置く鹿児島大学。

法科大学院はありませんが、早期卒業が可能な「法曹養成連携プログラム」を設置しています。
連携している法科大学院に進学し、法曹を目指すことが可能です。

二次試験に目を向けると、前期は英語と国語、後期は配点の低い面接のみとなっています。

【国立】琉球大学(沖縄県)

前期:人文社会学部 国際法政学科(目標得点率:63.0%)
後期:人文社会学部 国際法政学科(目標得点率:70.5%)

日本最南端に位置する琉球大学。

国際法政学科には2つのプログラムがあり、「法学プログラム」で広く学んだあとに法科大学院に進学することが可能です。

前期日程の二次試験は、英語と調査書。
後期は小論文と調査書が課されており、共通テストでは理科が不要になります。

まとめ

今回は共通テストの得点が50~60%台の得点でも合格を狙える大学について確認しました。
あくまで過去のデータを参考にしているため、最新の入試動向をチェックしておきましょう。

共通テストが終わっても、まだあなたの挑戦は終わっていません。
自分が満足できる大学に合格できるよう、二次試験の準備をしっかりしながら、出願計画を立てましょう!

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大学受験合格ブログ編集部F

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