
こんにちは!四谷学院の奥野です。
名古屋市立大学は、名古屋薬学校と名古屋市立女子高等医学専門学校をルーツとし、7学部を擁する総合大学です。学部によっては有名私立大学よりも難易度が高いとされる名門校で、キャンパスのアクセスのよさも相まって人気を博しています。
この記事では、名古屋市立大学の入試の特徴や難易度などをご紹介します。効率よく合格するための勉強法も解説するので、受験をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
※本記事に記載されている情報は2025年6月20日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。



目次
名古屋市立大学の概要

古屋市立大学は大学憲章において、真理を探究し人類の幸福に資する実践的な研究成果を世界に発信する「知の創造の拠点」となるべく行動することを宣言しています。
教育目標には、幅広い視野と教養、「共生」の精神、豊かな創造性、高度な知識と技術を身につけ、地域社会および国際社会に貢献することができる人材の育成を掲げています。
また、アドミッション・ポリシーとして、以下の4つの資質を入学者に求めています。
- 十分な基礎学力とそれに裏打ちされた知識・技能
- 自ら課題を発見・解決し、それを伝える思考力・判断力・表現力
- 主体性を持ち、幅広い視野で多様な人々と協働して学ぶ態度
- 豊かな人間性と、地域や社会で活躍できる適性
アドミッション・ポリシーは、学部ごとにも細かく定められています。詳しくは、大学公式ホームページのアドミッション・ポリシーをご覧ください。
名古屋市立大学には、桜山(川澄)・滝子(山の畑)・田辺通・北千種の4つのキャンパスがあります。新入生が対象の教養教育科目は滝子キャンパスで学び、専門科目は学部ごとに以下のキャンパスで学びます。
- 桜山(川澄)キャンパス:医学部
- 滝子(山の畑)キャンパス:経済学部・人文社会学部・総合生命理学部・データサイエンス学部
- 田辺通キャンパス:薬学部
- 北千種キャンパス:芸術工学部
大学名:名古屋市立大学
設立年:1950年
学生数:4,563人(2025年5月1日時点)
所在地:
・桜山(川澄)キャンパス
〒467-8601
名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1
・滝子(山の畑)キャンパス
〒467-8501
名古屋市瑞穂区瑞穂町字山の畑1
・田辺通キャンパス
〒467-8603
名古屋市瑞穂区田辺通3-1
・北千種キャンパス
〒464-0083
名古屋市千種区北千種2-1-10
公式ホームページ:名古屋市立大学
X(旧Twitter):@NagoyaCity_Univ
Instagram:nagoyacity_univ
YouTubeチャンネル:@NagoyaCity_Univ
名古屋市立大学の学部別偏差値と難易度(レベル)
Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、名古屋市立大学の偏差値は56~78、大学入学共通テストの得点率は65~88%となっています(2025年6月20日時点)。
学部別の偏差値は以下のとおりです。
| 学部 | 偏差値 | |
| 医学部 | 医学科 | 78 |
| 保健医療学科 | 57~58 | |
| 薬学部 | 72~74 | |
| 経済学部 | 70~75 | |
| 人文社会学部 | 61~71 | |
| 芸術工学部 | 56~60 | |
| 総合生命理学部 | 65 | |
| データサイエンス学部 | 60 | |
参照:名古屋市立大学/偏差値・共通テスト得点率(入試難易度)【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報
名古屋市立大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学
ここでは、名古屋市立大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学をいくつかご紹介します。
■偏差値の近い大学「医学部医学科」
名古屋大学(国公立) 医学部医学科(偏差値58~75)
広島大学(国公立) 医学部医学科(偏差値77)
慶應義塾大学(私立) 医学部医学科(偏差値79)
■偏差値の近い大学「薬学部」
大阪大学(国公立) 薬学部(偏差値75)
千葉大学(国公立) 薬学部(偏差値73~75)
九州大学(国公立) 薬学部(偏差値72~74)
■偏差値の近い大学「経済学部」
千葉大学(国公立) 法政経学部(偏差値69~75)
大阪公立大学(国公立) 経済学部(偏差値68~74)
同志社大学(私立) 経済学部(偏差値72)
■偏差値の近い大学「人文社会学部」
静岡大学(国公立) 人文社会科学部(偏差値56~65)
三重大学(国公立) 人文学部(偏差値61~68)
関西大学(国公立) 社会学部(偏差値60~68)
名古屋市立大学入試の特徴
名古屋市立大学は公立大学のため、大学入学共通テストと個別学力検査等で合否を判定する一般選抜がメインの選抜方法といえるでしょう。
学校推薦型選抜では、学部によって大学入学共通テストを課さない方式や、名古屋市の高校に限定されている方式などが用意されています。ここでは、2025年度試験における主な選抜方法をご紹介します。
一般選抜
大学入学共通テストの指定科目と、個別学力検査等の成績で選抜する方法です。前期日程・公立大学中期日程・後期日程があり、学部によって実施日程が異なります。
- 経済学部・人文社会学部・芸術工学部:前期日程・後期日程
- 医学部・データサイエンス学部:前期日程のみ
- 薬学部:公立大学中期日程のみ
- 総合生命理学部:後期日程のみ
なお、医学部のみ2段階選抜が実施されます。
学校推薦型選抜
学校推薦型選抜には、大学入学共通テストを課さない方式と課す方式があり、学部・学科によって異なります。主な入試方式は以下のとおりです。
- 学校推薦型選抜A:大学入学共通テストを課さない
- 学校推薦型選抜B:大学入学共通テストを課す
- 学校推薦型選抜(中部圏活躍型):中部圏内の高等学校出身者または大学卒業後6年間は中部圏内に居住する意思がある者が対象。大学入学共通テストを課す
- 学校推薦型選抜(名古屋市高大接続型):名古屋市立高等学校出身者が対象。大学入学共通テストを課す
- 地域枠学校推薦型選抜:愛知県内の高等学校出身者または出願時に愛知県内に保護者が引き続き3年以上居住している者、かつ愛知県の修学資金を受給し、大学卒業後に一定期間、愛知県内の地域医療への従事を確約する者が対象。大学入学共通テストを課す
- 学校推薦型選抜(連携指定校型):大学が指定する高等学校・学科を卒業見込みの者が対象。大学入学共通テストを課す
例えば、医学部医学科では、地域枠学校推薦型選抜・学校推薦型選抜(中部圏活躍型)・学校推薦型選抜(名古屋市高大接続型)の3つの方式が採用されています。
名古屋市立大学の入試科目別の出題範囲とその対策
入試問題の特徴をつかんでおくことは、効率よく入試対策を行ううえで重要です。ここでは、名古屋市立大学の一般選抜(前期日程)における各科目の試験問題の特徴や傾向を解説します。
英語の対策と勉強法
長文読解問題3問・自由英作文1問の大問4つで構成されており、試験時間は120分です。出題形式は記述式が中心で、難易度は高めに設定されています。
長文は分量が多いため、時間配分が重要になります。単語や文法を確実に身につけたうえで、過去問や問題集などを使って出題形式に慣れ、短時間で読み進められるようにしておきましょう。
数学の対策と勉強法
大問4つで構成されており、試験時間は120分です。問題は一部共通で、学部によっては選択して回答する形式になっています。
難易度は標準レベルが中心のため、点数を落とさないように基礎を徹底的に固めることが重要です。加えて、日頃からわかりやすい解答を意識して、答案を作成するクセもつけましょう。模範解答から書き方を学び、演習後は学校の先生や予備校の講師の添削指導を受けるのがおすすめです。
国語の対策と勉強法
現代文2問、古文1問の大問3つの構成で、試験時間は90分です。
単純計算だと1問に30分かけられるため、十分時間があるように見えるかもしれません。しかし、現代文が長文となるため、実際は時間配分に工夫が必要になります。説明を求める記述問題が頻出なので、文章の内容を正確に把握して、簡潔にまとめる練習をしておくとよいでしょう。
古文の問題は標準レベルですが、内容を具体的に説明したり、理由を説明したりする問題が出されます。基本的な文法・単語の習得はもちろん、実際の古文の文章に慣れ親しんでおくことをおすすめします。
物理の対策と勉強法
前期日程で実施される医学部の理科は、物理・化学の2科目で試験時間150分です。
物理は大問4つで構成され、力学や電磁気、波動が頻出となっています。標準レベルの問題がほとんどですが、中には応用レベルの問題もあるので、演習をしっかり行っておきましょう。また、問題数が多いため、どのように時間配分するか練習しておくことも大切です。
化学の対策と勉強法
化学は大問4つの構成で、難易度は標準レベルです。計算問題や構造決定の問題、説明を求める論述問題、図示問題などが頻出傾向にあるので、演習を通じて練習しておきましょう。
無機・有機・理論化学のどの分野からもバランスよく出題されるため、苦手分野のないように対策することが大切です。
名古屋市立大学試験の概要

ここからは名古屋市立大学試験の概要を解説します。
出願資格について
名古屋市立大学の一般選抜において出願資格があるのは、以下のいずれかに該当し、入学年の大学入学共通テストで大学指定の教科・科目を受験した方です。
- 高等学校(中等教育学校の後期課程を含む。以下同じ。)を卒業した者及び入学年の3月卒業見込みの者
- 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び入学年の3月修了見込みの者
- 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び入学年の3月31日までに修了見込みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの
- 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者及び入学年の3月31日までに修了見込みの者
- 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者及び入学年の3月31日までに修了見込みの者
- 文部科学大臣の指定した者(昭和23年5月31日文部省告示第47号)※
- 高等学校卒業程度認定試験規則により文部科学大臣の行う高等学校卒業程度認定試験に合格した者(廃止前の大学入学資格検定規程により文部科学大臣の行う大学入学資格検定に合格した者を含む。)及び入学年の3月31日までに合格見込みの者で、入学年の3月31日までに18歳に達するもの
- その他本学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、入学年の3月31日までに18歳に達するもの
※文部科学大臣の指定した者のうち、ジェネラル・サーティフィケート・オブ・エデュケーション・アドバンスト・レベル資格を有する者として出願する場合は、当該資格に3科目以上合格していることも必要である。
ただし、上記の条件8に該当する場合は個別の審査が必要になるため、指定期限までに大学へ申請しなければなりません。詳しくは最新の要項をご確認ください。
入試日と出願の受付期限
名古屋市立大学の入試日と出願期間は、選抜方法・学部・学科によって異なります。下記は、2025年度一般選抜の入試日と出願期間です。
| 学部・学科 | 出願期間 | 試験日 | |
| 医学部 | 医学科 | 2025年1月27日(月)~2月5日(水) | 2025年2月25日(火)・26日(水) |
| 保健医療学科 | 2025年2月25日(火)・26日(水) ※26日(水)は看護学専攻のみ | ||
| 薬学部 | 2025年3月8日(土) | ||
| 経済学部・人文社会学部・芸術工学部 | 前期:2025年2月25日(火) 後期:2025年3月12日(水) | ||
| 総合生命理学部 | 2025年3月12日(水) | ||
| データサイエンス学部 | 2025年2月25日(火) | ||
参照:名古屋市立大学 入学試験日程 | 入試情報 | 名古屋市立大学
最新の情報は、大学公式ホームページでご確認ください。
入試科目や配点
ここからは、名古屋市立大学の一般選抜における入試科目と配点を、一部学部を抜粋してご紹介します。以下のデータは2025年度試験の内容です。詳しくは、大学公式ホームページや最新の要項をご確認ください。
<医学部医学科(前期日程)>
| 教科・科目名(大学入学共通テスト) | 配点 | |
| 国語 | 『国語』 | 125 |
| 数学 | 『数学Ⅰ,数学A』『数学Ⅱ,数学B,数学C』 | 125 |
| 外国語 | 『英語(リスニング含む)』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目選択 | 125 |
| 地理歴史 | 『歴史総合,世界史探究』『歴史総合,日本史探究』『地理総合,地理探究』『地理総合/歴史総合/公共』(うち2出題範囲選択)『公共,倫理』『公共,政治・経済』から1科目選択 | 75 |
| 公民 | ||
| 理科 | 『物理』『化学』 | 100 |
| 情報 | 『情報Ⅰ』 | 50 |
| 合計 | 600 | |
| 教科・科目名(個別学力検査等) | 配点 | |
| 数学 | 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B「数列」・数学C「平面上の曲線と複素数平面」「ベクトル」 | 300 |
| 外国語 | 英語(「英語コミュニケーションⅠ」「英語コミュニケーションⅡ」「英語コミュニケーションⅢ」「論理・表現Ⅰ」「論理・表現Ⅱ」「論理・表現Ⅲ」) | 300 |
| 理科 | 「物理基礎・物理」、「化学基礎・化学」 | 400 |
| 面接 | 医学を志す動機・意欲、医師への適性、社会性・協調性、コミュニケーション能力などを総合的に評価 | 200 |
| 合計 | 1,200 | |
<薬学部(公立大学中期日程)>
| 教科・科目名(大学入学共通テスト) | 配点 | |
| 国語 | 『国語』 | 100 |
| 数学 | 『数学Ⅰ,数学A』『数学Ⅱ,数学B,数学C』 | 100 |
| 外国語 | 『英語(リスニング含む)』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目選択 | 100 |
| 地理歴史 | 『歴史総合,世界史探究』『歴史総合,日本史探究』『地理総合,地理探究』『地理総合/歴史総合/公共』(うち2出題範囲選択)『公共,倫理』『公共,政治・経済』から1科目選択 | 100 |
| 公民 | ||
| 理科 | 『物理』『化学』『生物』『地学』から2科目選択 | 100 |
| 情報 | 『情報Ⅰ』 | 25 |
| 合計 | 525 | |
| 教科・科目名(個別学力検査等) | 配点 | |
| 数学 | 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B「数列」・数学C「平面上の曲線と複素数平面」「ベクトル」 | 200 |
| 外国語 | 英語(「英語コミュニケーションⅠ」「英語コミュニケーションⅡ」「英語コミュニケーションⅢ」「論理・表現Ⅰ」「論理・表現Ⅱ」「論理・表現Ⅲ」) | 200 |
| 理科 | 「化学基礎、化学」 | 200 |
| 合計 | 600 | |
<経済学部(前期日程)>
| 教科・科目名(大学入学共通テスト) | 配点 | |
| 国語 | 『国語』 | 100 |
| 数学 | 『数学Ⅰ,数学A』『数学Ⅱ,数学B,数学C』 | 100 |
| 外国語 | 『英語(リスニング含む)』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目選択 | 100 |
| 地理歴史 | ① 『歴史総合,世界史探究』『歴史総合,日本史探究』『地理総合,地理探究』『地理総合/歴史総合/公共』(うち2出題範囲選択)『公共,倫理』『公共,政治・経済』から1科目選択 | 100(※) |
| 公民 | ||
| 理科 | ② 『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』(2出題範囲選択)『物理』『化学』『生物』『地学』から1科目選択 | |
| 情報 | ③ 『情報Ⅰ』 | |
| 合計 | 400 | |
(※①の第1解答科目、②の第1解答科目、③のうち、最も得点の高いものを使用)
| 教科・科目名(個別学力検査等) | 配点 | |
| 数学 | 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B「数列」・数学C「ベクトル」 | 200 |
| 外国語 | 英語(「英語コミュニケーションⅠ」「英語コミュニケーションⅡ」「英語コミュニケーションⅢ」「論理・表現Ⅰ」「論理・表現Ⅱ」「論理・表現Ⅲ」) | 200 |
| 合計 | 400 | |
参照:名古屋市立大学 学生募集要項 令和7年度・一般選抜用(PDF)
※そのほかの学部・学科の詳細は、大学公式ホームページより最新の要項をご確認ください。
出願者数や合格者数のデータ
名古屋市立大学の一般選抜における出願者数や合格者数は、以下のとおりです。ここで取り上げるのは、2025年度における一般選抜のデータです。
| 学部・学科 | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | |
| 医学部 | 医学科 | 207 | 149 | 61 | 2.4 |
| 保健医療学科 | 303 | 209 | 108 | 1.9 | |
| 薬学部 | 1,073 | 732 | 141 | 5.2 | |
| 経済学部 | 1,342 | 830 | 240 | 3.5 | |
| 人文社会学部 | 851 | 625 | 175 | 3.6 | |
| 芸術工学部 | 442 | 302 | 96 | 3.1 | |
| 総合生命理学部 | 264 | 137 | 58 | 2.4 | |
| データサイエンス学部 | 302 | 264 | 52 | 5.1 | |
参照:名古屋市立大学 令和7年度名古屋市立大学入学試験志願者数等調(PDF)
名古屋市立大学の受験料と学費目安
名古屋市立大学の入学検定料は、各日程につき17,000円です(2025年度試験)。
初年度の学費は、入学料332,000円(名古屋市住民等232,000円)、授業料年間535,800円となっています(2025年4月入学者)。学費のほかに後援会費や同窓会費、保険料などの諸団体納付金が、学部別に77,660円~263,800円必要です。
さらに、入学後の経費として、全国統一の共用試験受験料や学外実習費などが発生します。
名古屋市立大学卒業後の進路
名古屋市立大学の2024年度卒業生の進路は、79%が就職(臨床研修医含む)、15.8%が大学院への進学でした。就職希望者の就職率は98.5%です。
就職先の業種上位は、情報通信業、医療・福祉、公務となっています。
名古屋市立大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ
大学の環境や雰囲気などを知るには、オープンキャンパスへの参加がおすすめです。
名古屋市立大学のオープンキャンパスは例年夏と秋に開催され、学部・学科によって日程や内容などが異なります。参加には事前申し込みが必要となるため、詳しくは大学公式ホームページをご確認ください。
なお、2025年度の夏オープンキャンパスは、以下の日程となっています。
| 学部・学科等 | 日程 |
| 医学部医学科 | 2025年8月2日(土) |
| 医学部保健医療学科看護学専攻 | 2025年8月19日(火) |
| 医学部保健医療学科リハビリテーション学専攻 | 2025年8月3日(日) |
| 薬学部 | 2025年8月2日(土)、3日(日) |
| 経済学部 | 2025年7月19日(土) |
| 人文社会学部 | 2025年7月13日(日) |
| 芸術工学部 | 2025年8月23日(土) |
| 総合生命理学部 | 2025年7月19日(土) |
| データサイエンス学部 | 2025年8月9日(土) |
名古屋市立大学に合格するための勉強方法

ここからは、名古屋市立大学に合格するための勉強方法をご紹介します。
名古屋市立大学に入るにはどのような対策をすればいい?
名古屋市立大学は、一般的な国公立大学に比べて個別学力試験の科目が少なく、受験しやすく感じられるかもしれません。しかし、その分1科目の得点が合否に大きく影響する可能性が高くなります。ケアレスミスがないように、丁寧に解答することを日頃から意識しておくとよいでしょう。
また、名古屋市立大学の入試では、記述式や論述問題など、文章力を求められる問題が多く出されます。文章力は一朝一夕に得られるものではありません。そのため、演習問題を数多く解いて、学校の先生や予備校の講師にできるだけ多く添削してもらい、復習を重ねることをおすすめします。
受験期の過ごし方と勉強のコツ
高校3年生の1年間は、合否を大きく変える可能性のある期間です。短期的なスケジュールだけでなく、長期的なスケジュールを立てることで、効率的な学習ができます。ざっくりで構わないので、以下を参考に1年間のスケジュールを立ててみましょう。
- 春(4~5月):基礎を徹底して身につける時期です。教科書を中心に丁寧に学習し、穴がないようにしておきましょう。単語や文法などの暗記事項も、この時期から取り組んでおきます。
- 夏(6~8月):夏は、集中的に苦手分野を潰す期間です。夏休みの期間は集中して学習に取り組み、春に発見した苦手分野を克服しましょう。苦手分野がわからないのであれば、一度過去問を解いてみるのもおすすめです。
- 秋(9~11月):秋は、本格的に演習に取り組む時期です。名古屋市立大学レベルの問題集や、模試を活用して応用力を伸ばしましょう。また、大学入学共通テスト対策もこの時期から始めます。
- 冬(12月~):繰り返し過去問に取り組む時期です。名古屋市立大学ならではの記述問題や、時間配分の練習を中心に行いましょう。不明な点があれば、基礎事項の確認を怠らないようにしてください。
名古屋市立大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう
受験勉強は独学でも可能ですが、モチベーションの維持や自己管理が難しいというデメリットがあります。そのため、受験に対するサポートが充実している予備校に通うことをおすすめします。
しかし、予備校に通っていれば安心というわけではありません。その理由は、一般的な予備校で行われる集団授業にあります。
集団授業では、あらかじめ決められているカリキュラムに沿って、授業を進行するのが一般的です。そのため、授業レベルが自分に合っていなければ講師の授業を聞いて終わるだけになり、理解が深まらないこともあり得ます。
わからない箇所は講師に積極的に質問するなど、主体的に授業に取り組まないと、成績の向上は難しいことを覚えておきましょう。
四谷学院のカリキュラムのご案内
予備校の授業にありがちな欠点をカバーできるのが、四谷学院独自の「ダブル教育」です。以下では、ダブル教育の2つのポイントをご紹介します。
科目別能力別授業
多くの予備校では、入塾テストの結果や志望校によってクラス分けをします。それに対し、四谷学院の科目別能力別授業は、科目ごとのレベルに合わせて「基礎クラス」「選抜クラス」といったクラス分けを行うのが特徴です。
これにより、授業についていけなくなったり、内容が簡単すぎたりする心配がなく、効率的に理解力を伸ばせます。
また、毎月行う「レベル診断テスト」に合格すると、学力の伸びに合わせてクラスレベルも上がっていきます。
55段階個別指導
科目別能力別授業で得た理解力を解答力につなげるのが、55段階個別指導です。
55段階個別指導では、過去の入試問題を分析して作成した55テストを通じて、解答の仕方が不完全なところや理解が不足しているところをチェックします。
チェックした箇所については、プロの講師がその場で解説するため、着実に解答力を高められます。
講師との1対1のやりとりで、できていなかったところの理解はもちろんのこと、思考力や記述力アップも期待できます。
名古屋市立大学入試は多角的な視点と文章力が重要!
【名古屋市立大学の入試概要】
- 一般選抜が中心だが、多彩な学校推薦型選抜も実施されている
- 難易度は全体的に標準レベル、学部・学科によっては高め
【名古屋市立大学の入試データまとめ】
- 実質倍率は1.9~5.2倍で学部や学科によって差がある(2025年度)
【勉強方法まとめ】
- 英作文や記述式、論述問題など、書く力が重視される傾向にあるので、日頃から文章を書くこと、考えを簡潔にまとめることに慣れておくのがおすすめ
- 科目によっては解くスピードが求められる。過去問で時間配分の練習をしておくとよい
名古屋市立大学に合格するには、用語や語句などの基礎知識はもちろん、文章力が重要です。一般的に、文章力は短期間で得られるものではないとされていますが、四谷学院の「ダブル教育」なら効率的に身につけられます。早い段階から受験対策をするためにも、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。
※本記事でご紹介した情報は2025年6月20日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!
予備校選びは大学受験の合否に大きな影響を与えます。インターネットやパンフレットの情報だけでは限界があるため、実際に説明会・相談会に参加し、自分に合った予備校を選びましょう。
以下の記事では、予備校の説明会・相談会について詳しく解説しています。説明会・相談会に参加する際の疑問や不安を解消するために、ぜひ参考にしてください。


