文理選択の決め方は?「数学が苦手だから文系」「迷ったら理系」が危険な理由をお伝えします!【大学受験】

最終更新日:2023/08/12


※この記事は約15分で読めます。

こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。

進路を考えるのって難しいですよね。「これから何十年と続く人生で、どの道を進んでいくべきなのか」は、いくら悩んでも正解が出ない問題かもしれません。
ところが、多くの高校では、1年生の1学期が終わるころから『文系と理系どちらに進むのか考えるように』と言われるようになり、年内には2年生以降の文理選択を提出することになります。
高校に進学して、たった半年ほどで興味を持った方を選ばなければいけないのは、よく考えると無茶なようにも思えます。

今回は、その後悔を抱えている人たちの理由を紐解きながら、あなたが文理選択を正しく判断できるよう考えていきましょう。

文理選択の悩みは多い

なぜ迷うのかと言えば、自分の将来を左右する重要な決断なのにもかかわらず、判断材料が少なすぎるんです。
文理選択の決め方について、受験コンサルタントである私のところには、生徒からも、そして保護者の方からもよく相談があります。たくさんの人が悩んで、迷っています。

苦手だと感じていた科目が、半年後にようやく分かるようになって一気に好きになることも珍しくないですし、そもそもまだ習っていない科目や分野がある状態で、正しい決断をするのは難しいでしょう。
「将来やりたいことが途中で変わった!」というのもよくあることです。

文理選択を後悔してしまう高校生は、残念ながら少なくありません。

「苦手科目を避ける」は非常に危険!

一番多い失敗が、「苦手科目を避ける」ことを理由に文系/理系を決めてしまうパターンです。特によく耳にするのが数学が苦手だから理系ではなく文系にするという決め方ですね。

たしかに私立の文系学部だけ考えるのであれば、数学を使わずに受験することが可能です。明確に「○○大学の文学部でこの教授に教わりたい」「法学部に進んで弁護士になりたい」と決めていて、積極的な理由で科目を絞るのであれば良いでしょう。

しかし、将来を何もイメージできていない状況で、「嫌いだから」「苦手だから」であきらめてしまうのは、自分の可能性を狭めてしまいます。

「文理選択を失敗してしまった…」と、後悔する受験生も少なくありません。
そこで、先輩たちから寄せられた、文理選択についての体験談も見てみましょう。

後悔① 受験で必要なのに授業がない科目が出てしまう

数Ⅲを学校の授業で教えてもらえないのが本当に大変でした…
【千葉大学 薬学部 薬学科 Sさん】
私は中学生のころから数学が苦手だったので、特に深く考えず文系を選びました。
友達も関東の私大を目指している人が多かったので、なんとなく自分も…という感じでした。でも、高2の夏にドラマの影響で薬剤師になりたいと思ったんです。

困ったのが、数Ⅲの授業を学校で受けられないことでした。2年生から進んだ文系コースでは、数ⅡBまでは授業があっても、数Ⅲの授業がないんです。3年生になるタイミングで理系コースに変更できないか学校でも相談しましたが、定員が決まっていて、後からはコース変更ができないと言われてしまいました。

薬学部は私立だと数Ⅲが不要な大学も多いですが、国公立では基本的に必須です。最低6年間も通うことになるので、学費のことも考えて必然的に国公立大学を目指すことになりました。

対応策は?
私の場合は、四谷学院のダブル教育で数学や理科を固められたので、なんとか国立の薬学部に合格できましたが、あのとき理系を選んでおけば、もう少し落ち着いて受験に挑めたのかもしれません。
数Ⅲを学校で教えてもらえないことは、「ライバルと比べて自分は不利な状況だ」とプレッシャーを感じる原因にもなっていました

でも、数Ⅲには最後まで自信が持てなかったので、志望度が高かった東京理科大を併願校から外しました。数少ない数Ⅲが必須の私大で、共通テストが終わって2週間で仕上げる自信がなかったからです。
結果的には国公立に合格できたので関係がなかったとはいえ、後悔がゼロとは言えません。

まだやりたいことが見つかっていない高校生も多いと思いますが、数年後の自分が後悔しないよう、早いうちに「真剣に自分の将来について考えてみる」時間はつくっておいた方が絶対に良いです。
もしそのときは結論が出なかったとしても、「ちゃんと悩んで考えたけど、あのときには出せなかった結論だから」と思えれば、気持ちが変わったとしてもそれほど後悔することはないんじゃないかと思います。

高校の文系/理系コース在籍者数は基本的に定員が決まっているため、後から自分だけ文理変更に対応してもらうというのはまず難しいでしょう。しかし、高校によっては希望者を対象とした補習を行っていたり、放課後の質問に対応してもらえたりとサポートがあることも。

今後の進路指導にかかわってくるため、文転や理転を考えている場合は、すぐに学校の先生にも相談しましょう。

また、文理転向を考えている人や、通信制高校に通っている人から、「学校で履修していない受験科目がある」という相談を受けることがあります。
四谷学院の55段階は、学年にかかわらず「その科目の一番初めからやり直し、どんどんできることが増えていく」ので、初めて学ぶ場合でも安心です。
学校でやらないから…とあきらめずに、ぜひ相談してくださいね。

後悔② 後回しにして克服するのが大変に

早い時期だったら絶対にまだ取り返せる!
【九州大学 芸術工学部 芸術工学科 Kくん】
僕は建築やデザインに興味があったので、工学部に進学したいと考えていました。
しかし、物理基礎の最初である力学からつまずいてしまい、高1の中間テストから赤点を取ってしまったんです。
先輩から「工学部は受験で物理が必須」と聞いて、ほかにも興味のあった社会学部や人文学部について調べるようになりました。

でも、調べるうちに「やっぱり工学部で学んでデザイナーになりたい」という気持ちが強くなったんです。そこで、1学期の期末テストが終わるころに四谷学院の受験コンサルタントの先生に相談しました。『デザイナーになりたいけど、物理ができるようになる気がしない。自分の得意な科目を活かした方が良いですか。』って。

すると先生が、『ちゃんと自分で調べて真剣に悩んでるのは素晴らしいね。』『でも、やりたいことをあきらめてしまうのはもったいないよ。』『もし後で「やっぱり物理をなんとかして工学部を受けたい」と思っても、内容が深くなるほど克服するのがより難しくなってしまうからね。』と話してくれました。

たしかに、物理基礎の段階で困っているのに、専門科目に入って難しくなったところで追いつくなんて正直無理だなと思います。

対応策は?
それまでは英語と数学だけ四谷学院で授業を受けていましたが、夏から物理基礎の55段階を始めることにしました。
学校に追いつかないと…と焦っていましたが、中学校の内容からやり直すことでどんどんできることが増えていき、自信が持てるようになったのを覚えています。
夏休みが明ける前には学校のペースに追いつき、2学期の中間テストでは、それまで下から数えた方が早い順位だった物理基礎が、クラスでトップ10に入るようになりました。

高校に進学してレベルが上がり、苦手意識が一層強まった科目がある人も多いと思います。
でも、そこから逃げたままでは、いつまで経ってもできるようにはなりませんゲームみたいに、相手(苦手科目)のレベルが上がる前に、早く倒してしまいましょう。当時は僕もかなり悩んでいて、大学受験が終わった今だから客観的に振り返ることができますが、少しでも参考になるとうれしいです!

実はやりたいことがあるのに、『自分は文系/理系に向いていないから…』と口にも出さないままひっそりと道を狭めてしまう高校生がいます。その結果、受験本番まであと1年…と迫ったころに『やっぱりあの学部に行きたいんだ!』と、おさえていた気持ちが爆発することも珍しくありません。

覚えておいてほしいのは、「苦手科目を後回しにするほど、後で大きな壁となって立ちはだかる」ということです。
早いうちから正しい手順で勉強すれば、苦手科目は克服できます。
進みたい道があるなら、違う道を探す前に、その道の進み方を一緒に考えてみませんか?

後悔③ 「迷ったら理系」はホント?ウソ?

人生の岐路で「とりあえず」はやめよう
【一橋大学 社会学部 社会学科 Mさん】
私は、高校生のころ、将来やりたいことや興味のある仕事というものがありませんでした。
高1の冬にあった文理選択でも迷っていたところ、親から『「文転」はできても「理転」は難しいと聞くから、迷うなら理系にしておいたらどうか』と言われ、とりあえず理系を選んだ記憶があります。「数学はできる方だし、古文や社会科目の成績も良くないからちょうど良いかな」くらいの軽い気持ちです。

そのまま理系コースで勉強を続けていましたが、受験まであと1年と迫った高2の冬に、とある理由から「西欧の歴史」に興味を持ち、一橋大学の社会学部でヨーロッパ史について学びたいと思うようになりました。

3年生になっても学校は理系コースのままでしたが、数学の難易度が高い一橋は自分の得意科目を活かすことができますし、元から国公立志望だったので国語や社会も勉強を続けていました。
たしかに「文転」は、受験勉強を始めるまでに触れてこなかった科目がないため、専門理科や数Ⅲがのしかかってくる「理転」よりもやりやすいのだと思います。

対応策は?
ただ、受験を控えた高校生に伝えたいのは、『「文転」も絶対に楽なものではない』ということです。何より苦しんだのが、国語と社会でした。共通テストレベルを想定して対策をするのと、国公立の二次試験まで必要なのとでは、天と地ほどの差があります。
世界史は、時系列と国や地域の関係性を頭に入れておけば、共通テストである程度得点できますが、一橋の二次試験はレベルが違いました。事件名や人物名を覚えるだけで解けるような問題は一つもなく、「その事件が起こった政治的背景や、それ以降の経済状況にどう影響を与えたか」などを400字程度で論述する問題が複数並んでいます。

社会学部はほかの文系学部よりも、二次の国語・社会の配点が高いのもあり、相当苦しみました。

四谷学院の先生に「文転する」と伝えると、すぐに学習プランを見直してくれたのが大きかったと思います。授業の科目変更だけでなく、55段階や模試の目標設定も、変更後の志望校に合わせて修正してくれたので、「あと1年くらいしかないけど、間に合うのかも」と信じることができました。また、夏期講習や冬期講習では、世界史や現代文の論述演習を扱った講座もあって、なんとか最後の最後に逆転合格をつかんだ形です。

改めて言いたいのが、『文転も楽ではない』ということです。
私は時間がなかったことから、高2の冬に友達よりも早く部活をやめて、受験勉強に専念することにしました。たしかに理転するよりはリカバリーがききやすいと思いますが、高校生活をもう一度やり直せるなら、今度は文系コースを選んで部活と両立して合格をつかみたいです。

本当に迷っていて結論が出ないのではなく、「実は文系に進みたいけど、周囲が理系を勧めてくるからどうしよう…」と困っている人は、信頼できる先生に思い切って本音を伝えてみてはと思います。

「迷ったら理系!」本当によく聞く言葉です。
Mさんが話してくれたように、理転よりも文転の方が負担は大きくないというのもあるのでしょう。しかし、「実はやりたいことが文系の方にあるのに、とりあえず理系コースを選ぶ」というのであれば、もちろんおすすめできません。目標が見えているのであれば、遠回りするのはもったいないですからね。

実は・・・学校の先生や保護者から勧められたことで、自分の主張ができなくなっている高校生も結構いるんです。
個別相談会で入学検討者の方に志望校を聞いていると、保護者の方が『えっ!そんなこと考えてたの!?』という反応することがあります。自分のことを考えてアドバイスをしてくれている…と思うと、なかなか反対の意見を言うことは難しいかもしれません。直接言いづらい場合は、私たちを「利用」して伝えてもらえるとうれしいです。自分だけでも保護者と一緒でも参加できる、四谷学院の個別相談会でお待ちしています。

「高1・2生対象 文理選択&学部選びガイダンス」を実施します!


四谷学院では、高校1年生・2年生を対象とした、「文理選択&学部選びガイダンス」を実施します!

参加は無料、四谷学院に入学されていない方でも参加できますよ。お友達と一緒の参加も大歓迎です!
また、来校された方には「四谷学院の最新 学部学科がわかる本」をプレゼントします。ガイダンスを聞いてからの情報収集にはもってこいの一冊です。

関東・関西・東海・九州エリアの10校舎からお好きな校舎を選べるので、ご都合の良い日程でご参加ください!
※ガイダンス内容はどの校舎も同じです。入塾にあたって、ほかの校舎の雰囲気も見ておきたいという場合は、別途来校希望の校舎にご連絡ください。

【関東エリア】
①自由が丘校 8/17(木) 18:00~ ②池袋校   8/18(金) 18:00~
③横浜校   8/19(土) 18:00~ ④四谷校   8/21(月) 18:30~
⑤船橋校   8/22(火) 18:30~
【関西エリア】
①西宮北口校 8/21(月) 18:00~ ②天王寺校  8/22(火) 19:00~
③梅田校   8/24(木) 19:00~
【東海エリア】
①千種校   8/23(水) 18:30~
【九州エリア】
①北九州校  8/24(木) 18:00~

どんな人におすすめ?

やりたいことが見つかっていない人

「どの大学や学部に進みたいか」「将来どんな仕事をしたいか」がイメージできていない人には、参加を強くおすすめします。

なぜ将来がイメージできないか…それは、情報が足りていないことが大きな理由です。
「医師になることを勧められるけれど、自分に適性があるのか?」「本が好きだから文学部に興味はあるけれど、みんなどういう仕事に就職しているんだろう?」
情報が不足していては、判断はできません。

ガイダンスでは、「○○学部ではこんなことを学べる!」というテーマで各学部を紹介していくので、興味や関心のある学部に出会える可能性が高いです。
進路について真剣に考えているのに、なかなか結論が出ない…というあなたに、新たな視点を増やしてくれるガイダンスです。

受験勉強のモチベーションが上がらない人

受験勉強は大変です。なのに、なぜ受験生は勉強をがんばれるのでしょうか?
それは、がんばった先に目標や成果があるからでしょう。行きたい大学に合格して、思い描いていたキャンパスライフを送るためにがんばるのです。

しかし、実際に高校1・2年生に話を聞いてみると、行きたい大学や将来やりたいことが決まっていない人も多いです。
目標が決まっていないとモチベーションはなかなか上がりません。

たとえば野球部で、「憧れの甲子園に行くことを目標にする人」と「目標もなくとりあえず入部した人」では、どちらの方が激しい練習についていけるでしょうか。入部する理由は人それぞれで正解はありませんが、「ハードな練習に耐えられる」のは間違いなく前者ですよね。

ガイダンスでは、現在MLBで活躍する大谷翔平選手が、学生時代に活用していた目標設定方法を紹介します。
自分の成長や成功へつながるヒントになるでしょう。

そろそろ自分を変えたいと思っている人

「勉強しないといけないのはわかってるんだけど、なかなか行動に移せない…」という人はいませんか?
「勉強したくない」という状態から、すぐに「毎日勉強する」状態に変えるのは、少し難易度が高いと感じる人が多いはずです。まずは、小さなアクションやきっかけから始めましょう。

その一環としてうってつけなのが、この「文理選択&学部選びガイダンス」です。予備校や塾に通ったことがない人は、校舎や教室の雰囲気を肌で感じてみてください。
程よい緊張感と明るさの中で、「ここでなら勉強をがんばれそうかも!」とスタートを切り始める先輩は多いですからね。

また、お友達を誘って一緒に参加するのもおすすめです。最大のライバルであり仲間と高め合いながら、合格をつかみとりましょう!もちろん、四谷学院で知り合った仲間と一緒に合格をつかむ人も多いので、気軽に参加してくださいね。

文理選択の決め方 まとめ

今回は、文理選択をする上で失敗につながりやすい決め方を確認していきました。

大事なのは、人それぞれ適性や性格、考え方は違うということです。ほかの人が成功したからと言って、自分もそれが当てはまるとは限りません。

周りの人の意見を参考にするのは大事ですが、鵜呑みにしてはいけません。「複数のコーチの話を全部受け止めたら、元々よりも悪くなってしまった…」というのは、スポーツではよくあることです。
どうするのがベストか迷うときは、とにかく多くの情報を揃えた上で、自分に合った最適な道筋を選ぶように心がけましょう。あなたとほかの人では、そのルートやゴール地点は違うはずですからね。

四谷学院では、受験コンサルタントが、あなたの状況をしっかり把握した上で、最適な道筋を一緒に考えてくれます。
進路情報や受験知識が豊富なプロに支えてもらえるのは、非常に心強いですよ。

 自分の人生の行き先を決める大事な文理選択。自分ひとりで悩まずに、プロと一緒に考えてみませんか? 

文理選択や進路で悩んでいるあなたを、四谷学院はいつでもお待ちしています!
ここから、「高1・2生対象 文理選択&学部選びガイダンス」特設ページに飛べるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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大学受験合格ブログ編集部

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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