【共通テスト数学】時間が足りない人へ。攻略法と2つの「落とし穴」を解説。

最終更新日:2023/09/05

※この記事は約3分で読めます。

こんにちは、四谷学院の数学担当、鈴木です。
今回は、共通テストの数学の問題はどのように対策したらよいかについて、2023年度共通テストで出題されたバスケットボールの問題を例に解説していこうと思います。

共通テストの特徴

2023年度共通テストで出題された数学の問題を見ていきましょう。
問題文は一部省略するのですが、プロの選手と花子さんがシュートを打つときのボールの軌道に違いについて考える問題です。そのときの条件が以下でした。


この条件を見たときに「長い・・・。」と思ったそこのあなた、正解です。
これは数学の問題には必要ない部分がかなり多く含まれているから長くなっているのです。

では、この条件から問題を解くのに必要な部分のみをまとめてみましょう。


なんとこれだけなんです!
これだったらよくある数学の問題って感じがしますよね。

共通テストの数学で点数をとるコツは『問題文を要約して必要な部分だけを抜き出す』ことです。
「普段の問題は解けるけど、共通テストになると時間がかかって解けなくなってしまう。」という人は要約する練習をするとよいと思います!

・・・と、ここまで聞くと

「なるほど、問題文から必要なところを抜き出せれば共通テストは楽勝だな!」

と思ってしまうかもしれませんが、それには重大な落とし穴が大きく分けて2つあります。

共通テスト数学の落とし穴

まず一つ目は、そもそも問題が解けないことがあるという点です。せっかく必要な情報を抜き出せても、その問題を解く力がなかったら意味がないですよね。簡単に例を挙げると「この積分を計算すれば答えが出る・・・、けど肝心の積分ができない。」といった感じです。皆さんもこういった経験ありますよね。そうならないために、『全単元の基礎的な内容を完璧にしておく』必要があるわけです。

そして二つ目は、問題の状況がうまくつかめないという点です。これは「うまく誘導に乗れない」と言い換えることもできるでしょう。これができないとどこが重要な点か分からず、要約して抜き出すことも難しくなってしまいます。この問題の対処法は、『この問題はこの考え方を使う』という選択肢をたくさん貯めていくことです。
例えば今回のバスケの問題を読んだときに「あー、平方完成を使いそうだな」と思えた人はgoodです!ほかにも「最大・最小を求める」となったときは平方完成や微分、相加・相乗平均などが選択肢になりますよね。
これは共通テストだけでなく二次試験にも使えるので、ぜひ日頃から意識して貯めていけるとよいと思います。

このように、共通テスト対策といっても何か特殊な対策が必要というわけではなく、日頃の基礎固めをしっかりした上で少しのコツをつかむことが重要なのです。

四谷学院ではプロの講師が基礎の部分からテストを解くコツまで、幅広くサポートしていきます。基礎を疎かにせず知識をどんどん貯めていきましょう!
少しでも興味を持っていただいたら、ぜひ個別相談会に参加してみてください。オンラインでも実施中です。

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