「春はあけぼの…」古典を勉強するなら枕草子がおすすめな理由

  公開日:2020/12/11


※この記事は約4分で読めます。


「春はあけぼの」で始まる枕草子は、大学入試でもよく出題されるテーマの一つです。

実は枕草子は、古典を勉強するのにとても役立ちます。
なぜなら、随筆として素晴らしいだけではなく、古典を学ぶ際にネックとなりやすい品詞分解や敬語表現を学ぶ教材としても大変役に立つからです。

今回は、枕草子で学習すべきポイントと、息抜きにも使える書籍をいくつかご紹介します。

 

枕草子についてちょっと復習


最初に、枕草子の概要を少し復習しましょう。

枕草子は、平安時代中期に清少納言によって書かれた随筆です。宮中の様子を何度も「いとをかし」と表現していることから、「をかしの文学」といわれることもあります。

枕草子は、冒頭の「春はあけぼの」の部分が有名ですが、

・類聚的章段(るいじょうてきしょうだん)
・日記的章段
・随想的章段

の3つのジャンルで構成されています。

類聚的章段は「ものづくし」とも呼ばれ、一つのテーマにつき関連するものを次々と書き連ねる内容になっています。「うつくしきもの」「ありがたきもの」など、身近なテーマごとにさまざまなものがテンポよく並べられ、連想ゲームのような楽しさもあります。

日記的章段は、清少納言が仕えた中宮定子を中心に、当時の宮廷貴族たちの様子が生き生きと書き記されています。

随想的章段は、日常生活や自然観察を通じて思ったこと・感じたことを自由に書いている章段です。そして「春はあけぼの」で始まる冒頭の段も、随想的章段とされています。

 

枕草子で学習すべきこと


次は、枕草子で学習すべきことです。

 

品詞分解

枕草子は文章が比較的短く、端的でわかりやすいのが特徴です。そのため品詞分解がしやすく、古典が苦手な人でも理解しやすいです。

特に大切なのが、助動詞です。
助動詞は複雑に感じますが、覚えなければならないのは接続・活用・意味の3点だけです。助動詞は、上にくる用言の活用形などで接続できるかどうかが決まるため、上下の語を見ながら判断しましょう。

より理解を深めるためには、ある程度文章を覚えてしまうのもおすすめです。細切れの知識を無理やり詰め込むのではなく、意味のある文章として理解すれば、知識の定着率もアップします。

 

敬語

枕草子の日記的章段では多くの貴族が登場するため、敬語、特に二方面敬語が多用されています。しかも枕草子は登場人物が把握しやすく、身分関係もわかりやすいため、敬語の学習に適しています。

敬語は、だれがだれに対して敬意を表しているかを問われることが多いですが、二方面敬語も基本的な考えは同じです。

・尊敬語
会話文:「発言者」から「動作をする人」への敬意
地の文:「筆者」から「動作をする人」への敬意

・謙譲語
会話文:「発言者」から「動作をされる人」への敬意
地の文:「筆者」から「動作をされる人」への敬意

・丁寧語
会話文:「発言者」から「会話の相手」への敬意
地の文:「筆者」から「読み手」への敬意

会話文か地の文かの見分けはつきやすいので、尊敬語・謙譲語・丁寧語のいずれにあたるかを見分けられるようになりましょう。

 

漫画などを活用するのもおすすめ

「古典がどうしても苦手」という方のために、漫画版の枕草子やコミックエッセイなどをご紹介します。

 

「本日もいとをかし!! 枕草子」(著者/編集:小迎 裕美子)(出版社:KADOKAWA)

人気イラストレーターによるコミックエッセイです。気楽に読むことができ、枕草子をよく知らない人でも楽しめます。

 

「まんがで読む枕草子(学研まんが日本の古典)」(著者:東 園子)(発売元:学研プラス)

日記的章段を中心に、ストーリー仕立てになっています。少女漫画が好きな方におすすめです。

 

枕草子(HMB NHKまんがで読む古典)(著者:面堂かずき)(発売元:集英社)

文庫版のコミックです。やわらかい絵ながら、権力闘争の経緯などもきちんと描かれており、登場人物や時代背景もしっかり理解できます。

 

桃尻語訳枕草子(上)(中)(下)(著者:橋本 治)(出版社:河出書房新社)

昭和のギャル語で書かれた枕草子です。原文を忠実にギャル語に翻訳しているためわかりにくい部分もありますが、註釈や巻末の解説がとても役に立ちます。

 

四谷学院でも漫画教材をご用意しています!

四谷学院でも、古文の世界をイメージするのに役立つ漫画教材「マンガ古文常識」をご用意しています。枕草子とは直接関係ありませんが、主要な古文作品の有名場面を漫画化しているので、古文世界への理解が深まり、古文がもっと読みやすくなるはずです。古文常識の解説もあるので、入試に直結する知識も得られます。

 

文法力・語彙力をつけて、古文の読解力を上げよう!

古文は、文法力・語彙力がついて読解力が上がると、どんどん楽しくなります。しかし、学校の授業のみで十分な力をつけるのは、難しいのが現実です。ポイントをおさえた予備校の講義を活用して、効率良く古典の実力をつけましょう。

四谷学院は単科受講制なので、好きな科目を好きなだけ自由に組み合わせて受講できます。語彙力アップをねらう人には、55段階個別指導のオプションで古文単語を選ぶこともできます。古文対策の一環としてぜひ活用してください。

フレキシブルな受講プランが作成できる四谷学院で、実力アップを目指しましょう。


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