大学受験で丸暗記は有効?丸暗記ではなく理解して暗記することを目指そう!

最終更新日:2022/09/26

※この記事は約4分で読めます。


大学入試の試験範囲はとても広いため、暗記に頼らざるを得ない部分もあるでしょう。

しかし、丸暗記に頼り過ぎるのはよくありません。理解をともなわない丸暗記は、「覚えたはずなのに、できない」「数週間前に暗記したのに、覚えていない」といった事態をまねくおそれがあるからです。

たしかにたくさん丸暗記すると、何となく勉強をした気分になります。

しかし、その場しのぎの丸暗記にどれだけ時間をかけても、大学合格にはつながりません。きちんと知識を定着させたいならば、“理解をともなう暗記”をすべきです。

今回は、暗記で失敗しないために、理解して暗記することの大切さを解説します。

 

丸暗記が大学合格につながらないのはなぜ?


最初に、丸暗記が大学合格につながりにくい理由を理解しておきましょう。

 

知識が定着しにくい

数字や言葉の羅列、公式を繰り返し唱えて丸暗記しても、知識を定着させることはできません。大学入試に役立つ知識として活用するためには、周辺情報と結びつける・実際に問題を解く際に使ってみるなど、それなりの作業が必要だからです。

実際、テスト前にあわてて覚えた公式などは、1週間もすれば忘れてしまいます。時間の無駄遣いになってしまうため、知識が定着しにくい丸暗記は避けるべきです。

 

理解をともなわない

覚えるだけで理解をともなわない丸暗記は、本番の入試でほとんど活用できません。

例えば、世界史・日本史で年号を語呂合わせなどで丸暗記するのはよくあることです。
しかし大学入試では、「なぜその出来事がそのタイミングで起きたのか」「その出来事の歴史的な意味は?」といったことまで理解しておかなければなりません。

これは、理系科目でも同じことです。公式や解法を丸暗記していても、ひねった問題が出題されると全然解けなくなってしまいます。

このようなことから、理解をともなわない丸暗記は、本番の入試で役に立たない可能性が高いです。

 

結論:丸暗記はその場しのぎ

「すぐに忘れてしまう」「入試で活用できない」丸暗記は、結局その場しのぎにすぎません。

たしかに出題範囲が限られている定期テストなどは、丸暗記でも高得点が取れる場合もあるでしょう。しかし、出題範囲が広い大学入試ではほとんど役に立ちません。限られた時間のなかで効率よく勉強を進めたいならば、丸暗記はむしろ避けるべきです。

「勉強しているのに成績が伸びない」と感じている人は、自分の学習方法が丸暗記に頼り過ぎていないかどうか振り返ってみましょう。

 

“理解をともなう暗記”で学習効率をアップ!


丸暗記が大学入試にあまり役に立たないとしても、「暗記ゼロで大学受験に挑まなければいけない」というわけではありません。

ここからは、大学受験に役立つ“理解をともなう暗記”について解説します。

 

周辺情報と結びつけて暗記する

暗記をする際には、丸暗記ではなくその他の知識と結びつけて暗記するようにしましょう。ポイントとなるのは、時系列・比較・俯瞰です。

時系列とは、言葉のとおり時の流れに沿って覚えるべきことを並べること。歴史などでよく使いますが、数学などであれば解法手順を並べるのもよいでしょう。

比較は、2つ以上のことを比べること。歴史であればA幕府とB幕府の比較、生物であればDNAとRNAの比較など、対になっているもの・複数あって比較できるものならば何にでも使えます。

俯瞰は、ピンポイントではなく全体像を把握すること。例えばザビエルが来た年号(1549年)だけではなく、その時期にイエズス会が海外布教に力を入れた理由、キリスト教が日本に与えた影響などまで広く理解する方法です。

いずれも丸暗記に比べて時間も労力も必要ですが、その分知識がしっかり定着します。

 

理数系科目では公式を導き出せるようになるまできちんと学習する

理数系科目では公式がたくさん出てきますが、これらをすべて暗記するのは大変なことです。しかし導き出し方を理解しておけば、必ずしもすべてを覚える必要はありません。

多くの公式は教科書や参考書に導出方法が載っているので、こちらもきちんと目を通しておきましょう。自力で導き出せるようになれば、公式と公式のつながりがわかるようになり、より理解が深まります。

 

理解して暗記すれば基礎学力が向上!応用問題にも対応できる!

その場しのぎではない理解をともなう暗記をすれば、知識が定着するため基礎学力のアップにもつながるでしょう。基礎がしっかり固まれば、応用問題にも対応できるようになります。

「覚えたはずの知識が引き出せない」という場合は、無意識のうちに丸暗記をしているかもしれません。心あたりがある場合は、今すぐ学習方法を見直しましょう。

覚えてもすぐ忘れてしまう丸暗記とは異なり、理解をともなう暗記は大学入試に役立つ本当の学力が身に付く良い方法といえます。

 

理解をともなう本当の学力をつけたいならば、四谷学院へお越しください!

丸暗記だけで、大学に合格することはできません。
しかし、自分でも意識しないうちに暗記に頼ってしまっていることもあります。「覚えたはずなのに、全然できない!」に気が付いたら、早めに対策を打ちましょう。

四谷学院には、「わかる」の先にある「できる」を実現する独自の合格戦略があります。四谷学院で、丸暗記だけに頼る受験勉強から卒業しましょう!

大学受験合格ブログ編集部

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