
こんにちは、四谷学院の受験コンサルタント、田中です。
大学受験では学力試験だけでなく、人物評価を重視する入試方式が増えています。特に総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜では、面接試験が合否を左右する重要な要素になります。
この記事では、はじめて面接試験に向き合う方に向けて、基礎的な情報を丁寧に解説します。



目次
この記事でわかること
- 大学入試で行われる面接の基本的な種類
- それぞれの面接形式の特徴と対策ポイント
- 面接官がチェックしている観点
- 基礎的な面接対策の始め方
大学入試で行われる面接の主な種類
大学受験における面接には、いくつかの形式があります。それぞれの特徴を知っておくことで、より効果的な準備が可能になります。
個人面接・個別面接
最も一般的な形式で、受験生1人に対して面接官が1~3人つくスタイルです。質問の内容は、志望理由や高校生活についてなど、オーソドックスなものが多く、人物の深掘りがされます。
集団面接
複数の受験生が同時に面接を受ける形式です。自分の意見を的確に伝える力や、他者の発言を聞く態度も評価対象となります。
グループディスカッション(GD)
受験生同士であるテーマについて討議し、その様子を評価される方式です。コミュニケーション力や協調性、論理的思考力が見られます。
プレゼンテーション型
自分で準備したテーマについて発表し、それに基づいた質疑応答を行う形式です。企画力や表現力が問われます。
それぞれについての詳しい対策方法はこちらのページで紹介しています。


面接官が見ている4つの観点
面接で見られているのは、あなたの性格や単なる知識・暗記力ではありません。大学側は、以下のような観点から受験生を評価します。
- 志望動機の明確さと一貫性
- コミュニケーション力と表現力
- 自己理解と自己分析の深さ
- 大学で学びたいこと・将来像の具体性
面接対策で意識したい基本のポイント
はじめて面接に挑む方にとっては、何から手をつければよいのか不安もあると思います。以下の基本的なステップを参考に、計画的に準備を進めましょう。
- 志望理由書の再確認:書いた内容と話す内容に矛盾がないかチェック。
- 想定質問と回答の準備:よくある質問に対して自分の言葉で答える練習。
- 模擬面接の実施:家族や先生に協力してもらい、実践的な練習を行う。
- 身だしなみとマナー:第一印象も評価の対象です。服装や挨拶は基本を大切に。
もっと詳しい面接対策を知りたい方へ
応用的な面接対策や実践的なアドバイスについては、以下のリンク先で詳しく紹介しています。
おわりに|面接は「正解」を探す場ではない
面接は減点方式ではなく、あなたという人物を多面的に見るための場です。自分自身を深く理解し、素直な言葉で伝えることを心がければ、どんな質問にも落ち着いて対応できます。
受験は不安も多いですが、丁寧な準備があなたの自信につながります。まずは基礎から一歩ずつ始めてみましょう。

