歯学部に向いている人の特徴とは?進学するメリットとおもな就職先も紹介!

最終更新日:2024/04/03

※この記事は約6分で読めます。


こんにちは、四谷学院の奥野です!

歯学部に向いている人は、コミュニケーション能力や細やかな観察力がある人だといわれています。
加えて、解剖学や医学に興味を持ち、人々の健康をサポートしたいと思っている人も向いていると言えるでしょう。

本記事では、歯学部に向いている人の特徴や進学のメリット、おもな就職先などを詳しく紹介します。
本記事を読むことで、自分の適性や将来のキャリアについてより深く理解し、自信を持った進路選択ができるはずです。

歯学部とはどのような学部?


歯学部は、口の中の健康に焦点を当てた医療系の学部です。
具体的には、以下のような学問を学びます。

  • 口腔解剖学 → 口の中の構造や歯の形成に関する学問
  • 口腔衛生学(口腔生理学) → 口の中の機能や健康に関する学問
  • 口腔細菌学(口腔微生物学) → 口の中の細菌や病気に関する学問
  • 歯科薬理学 → 歯科治療に使用される薬の効果や使い方についての学問
  • 歯科理工学 → 歯科治療や器具に使われる技術や材料に関する学問

多くの学生は、大学で6年間学び、卒業後に国家資格である「歯科医師免許」の取得を目指します。

歯学部の分野は大きく、「基礎歯科学」と「臨床歯科学」の2つの分かれており、歯科医に必要な技術や臨床経験を身に付けます。

歯学部を設置している大学の例としては「東京歯科大学」や「東京医科歯科大学」があります。

歯学部が向いている人の特徴


最終的に歯科医師を目指す場合、医療従事者として患者の歯の健康に関する医療業務に携わることになります。
そのため、「人を健康にしたい」という強い意志を持っている人に歯学部は向いているでしょう。

そのほか、以下のような人が歯学部には向いているといわれています。

  • 手先が器用な人
  • コミュニケーション能力が高い人
  • 積極的に新しい知識を学べる人
それぞれ、歯学部に向いている人の特徴について、それぞれより具体的に紹介します。

手先が器用な人

歯科医師は、口の中で細かな医療行為を行うため、手先の器用さが求められます。
特に小児歯科では、子どもの小さな口内での治療が必要です。

また、根管治療では、カメラを使って歯の奥深くまで治療を行う、高度な技術が要求されます。
加えて、狭い口内で器具を使って手際よく治療する必要があるため、的確に作業を行う器用さと集中力も必要です。

コミュニケーション能力が高い人

歯学部は、コミュニケーション能力が高い人に向いています。
歯の治療方法や歯科医に期待していることは、患者ごとに異なります。また、治療内容や費用についても丁寧に説明する必要があります。

歯の治療の中には、保険が適用されるもの・されないものがあり、場合によっては高額な治療になる可能性があります。
そのため、しっかりと患者に治療行為について説明をして納得をしてもらった上で治療行為をすることが求められます。

特に歯医者は「痛い」「怖い」などのイメージを持つ人も多いため、患者の気持ちに寄り添い、安心感を与えることが大切でしょう。

歯科医として患者との信頼関係を築きながら、適切な治療を提供するためには、コミュニケーション能力が必要です。

積極的に新しい知識を学べる人

医学は日々進歩しているため、常に新しい知識や技術を追い求めるのが苦でない人や、向上心の高い人が適しています。

例えば、昨日まで治療不可能とされていた症状も、翌日には治療方法が確立される場合があります。

積極的に学会や講演、ライブオペセミナー(実際に手術の様子を公開するセミナー)などに参加し、最新の情報を吸収することが大切です。

大学入学から歯学部卒業までの大まかな流れ


ここでは、歯学部入学から卒業までの一連の流れを見ていきましょう。

1〜2年生:教養科目

教養科目や、「医学概論」「歯科医学発展史」などの基礎科目を学びます。これらの科目は、歯学部生活の基盤を築くとともに、将来の専門知識を深めるための土台となります。

2〜4年生:基礎歯学課程

「口腔解剖学」「口腔病理学」「口腔細菌学(口腔微生物学)」「口腔衛生学(口腔生理学)」「歯科薬理学」「歯科材料学」など、基礎歯学課程を学ぶ期間です。口腔内の構造や機能だけでなく、生命科学や人体の構造・機能についても学びます。
また、実習では模型の削り方や入れ歯の作り方などを学び、人体解剖の実習も行われます。

4〜6年生:臨床歯学課程

「予防歯科学」「歯科保存学」「口腔治療学」「口腔外科学」「小児歯科学」「歯学矯正学」「歯科麻酔学」などを学ぶ期間です。歯科医としての治療に直接関わる知識を身に付けます。
5年生からは、大学病院での臨床実習が始まり、6年生の2月には歯科医師国家試験※があります。

※該当する年に卒業見込みの場合、受験資格を得ます。

大学卒業後:卒後臨床研修

国家試験に合格すると、臨床研修があります。

この研修は1年以上にわたり行われ、研修先には出身大学の歯学部附属病院や他大学の歯学部附属病院、歯科診療所などがあります。

歯学部のおもな就職先

歯学部を卒業したあとの進路は、複数にわたります。

多くの卒業生は、病院や一般開業歯科診療所での勤務を選択しますが、そのほかにも大学院での研究生活や博士号取得、公衆衛生や歯科医療行政への進路もあります。

ここでは、歯学部卒業生のおもな就職先を紹介します。

歯科医師

歯学部に入学した多くの学生が、歯科医師を目指します。歯科医師国家試験に合格し、1年以上の臨床経験を修了すると歯科医師として働けます。
臨床研修では研修先から給与が支払われますが、その金額は研修先によって異なります。

研究機関

大学で学んだ知識を活かして、研究機関に就職する人もいます。なお、研究機関に進む場合でも、歯科医師免許取得後の臨床研修が必要です。

公務員

医療分野での公務員として、医系技官や歯科医官として働く人もいます。
医系技官は厚生労働省に所属し、医学の専門知識を活かして国民の健康を守る仕事です。

医系技官として働くには、歯科医師免許を取得し、臨床研修の修了後に医系技官採用試験に合格する必要があります。

歯科医官は、自衛隊の病院や駐屯地で歯科診療を担当する仕事です。歯科医師免許を取得後、地方協力本部に連絡して志願します。

まとめ:四谷学院で志望校合格を目指そう!

そのため、歯学部の合格を目指すならば、しっかりと受験対策をすることが大事です。

四谷学院は、学生の理解力と解答力を向上させる独自のダブル教育を提供しています。
受験コンサルタントが、生徒の学力や目標に合わせた学習計画を立てるため、志望校合格へ向けた学習を効率よく行うことが可能です。
四谷学院で学んで、志望校への合格を目指しましょう。

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