「化学の成績が上がらない…」
理科科目のなかで、もっとも選択する受験生が多い化学という科目。
覚える知識量も多く、計算問題も頻繁に登場するため、苦手としている人も多いです。
どう勉強すれば得点が伸びるのかわからない…と困っている受験生もいるでしょう。
化学という科目は、知識を丸暗記するだけではなかなか成績が上がりません。
また、計算問題の演習をくり返すだけでも、得点には結びつかないでしょう。
化学は「基礎理論を正しく理解して使いこなす」ことが不可欠です。
用語や公式をただ覚えるのではなく、まずは正確に理解することから始めましょう。
文字だけでなく、映像でイメージできるように心がけると効果的です。
前述した通り、化学は受験者が一番多い理科科目です。
2025年度の共通テスト受験者数を見ても、物理が約14.4万人、生物が約5.7万人なのに対し、化学は約18.3万人となっています。
過去5年分の共通テスト結果を確認すると、そのうちの4年でほか2科目よりも平均点が低く、化学のみ唯一60点を上回ったことがありません。
2025年度は特に低く、化学の平均点は45.34点という結果でした。(物理58.96点、生物52.21点)
つまり、高得点をマークできれば、ライバルに大きな差をつけられる、志望校合格のカギを握る科目なのです。
そこで今回は、化学が苦手な人も得意な人も、確実に得点アップへつなげる夏期講習の活用法をお伝えします。
後半では実際の講座内容や失敗しない学習計画についても確認しているので、「これを受けたら合格に近づきそうだ!」「自分に必要なのはどれかな?」と、夏休みの過ごし方をイメージしながら読んでみてくださいね。
化学でライバルに差をつけて、志望校合格をつかみとりましょう!
目次
夏に対策すべき課題とは?
まずは、受験生が夏に行うべき対策について確認します。
各項目ごとに記事を紹介しているので、内容をより詳しく知りたい人はぜひ参考にしてみてください。

① 苦手科目の克服
普段は対策が後回しになりがちな苦手科目こそ、受験勉強に集中できる夏の間に対策していきましょう。
受験は総合戦。得意科目をさらに伸ばすよりも、苦手科目は伸びしろが大きく、大幅な得点アップが期待できます。

② 基礎力の完成
夏が明けて2学期を迎えると、学校も予備校も問題演習が授業の中心になってきます。
まだ基礎力が完成していない状態だと、いくら演習を積んでも学力は上がりません。
ただ基礎問題を扱うのではなく、入試問題を解くための武器として基礎力を磨き上げておく必要があります。
2学期から入試直前期までに大きく飛躍できるよう、この夏に準備しておきましょう!

③ 2学期の先取り
高校生の場合は特に、「学校でまだ習っていない分野」を夏の間に先取りしておく必要があります。
ライバルは同級生だけではありません。
昨年までにすべて履修を終えて、じっくり問題演習に取り組んでいる浪人生を相手に、最後は逆転していくのです。
志望校のレベルが高ければ高いほど、当然その大学に合わせた対策や演習量もたくさんこなしていかなければいけません。
「学校でまだ習っていない分野」が多く残っていると、問題演習を行う際も関連する箇所を避けて取り組むことになり、余計な手間が生じてしまいます。
自分の実力を把握しきれないまま、本番を迎えることになってしまうかもしれませんね。
試験本番までのラストスパートを全力で取り組めるよう、未習分野の先取りは意識しておきましょう。
四谷学院の夏期講座は何がすごい?
四谷学院では、夏の課題を克服できるよう、「夏期特訓」と「夏期講習」という2つのイベントを用意しています。
どちらも成績アップには欠かせない内容なので、組み合わせて活用しましょう!
夏期特訓
四谷学院、夏の最大の名物である夏期特訓。
1日約9時間の授業を3日間、1科目集中形式で行います!
※実施時間 9:00~19:30 (間に休憩時間を挟みます)
●1日約9時間の長時間授業でも、ライバルや仲間と一緒だから集中してがんばれる!
●プロのわかりやすい解説を基に問題が解けるようになり、長時間演習もあっという間に感じられる!
●苦手科目も長時間演習をこなすことで、やり切った自信を獲得できる!
【1科目集中で演習⇒解説⇒演習…!】
●徹底的に演習と解説をくり返し、疑問点をすぐにプロが教えてくれる!
●普段は後回しにしていた内容も、一気に網羅できる!
●問題数を大量にこなすことで、点の取り方がわかってくる!
こんな人にオススメ!
●特に苦手意識の強い科目がある人
●長時間集中して勉強するのが苦手な人
●これまでなかなか勉強できず、挽回したいと考えている人
●がんばっているのに点数が上がらず、伸び悩みを感じている人
夏期講習
単元やテーマ別にピンポイントで対策できる夏期講習。
プロの先生による集中講義で徹底的に弱点の対策を行い、今後の大きな成長につながること間違いナシです!
※1コマ80分授業 2コマ×3日間の計6コマが基本設定 (講座によって異なります)
●「記述問題」や「共通テスト形式」など、苦手な分野をピンポイントで対策できる!
●その分野にだけ時間を割けるので、深いところまで理解できる!
●説明や解説が中心になるので、普段問題を解くのが苦手な人でも授業についていきやすい!
【80分×6コマの時間設定】
●忙しい人でも、予定を組んで受講しやすい!
●ほかの科目やテーマの講座と組み合わせて、1日のなかでもバランスよく各科目を対策しやすい!
こんな人にオススメ!
●苦手分野がハッキリしている人
●さらに伸ばして武器にしたい分野がある人
●忙しくてなかなか勉強時間が確保できない人
●学校の授業が演習ばかりになり、もう一度イチから説明を聞きたい人
夏期特訓 講座紹介
化学 徹底演習
1学期に履修した「理論化学」の復習と、2学期に習う「有機化学」の先取りを一気に行う講座です。
理論化学のなかでも、苦手な人が多い「気体」「溶液」「平衡」などを扱います。
化学の得点を伸ばすには、まず基礎理論をしっかりと身につけたうえで、様々な形式の問題にチャレンジして応用力を磨く必要があります。
この特訓では、上記の分野についての理論や知識を整理し、数多くの問題パターンについて徹底的に演習を行います。
特に学校でまだ全範囲を学習していない高校生にとって、復習と先取りを効率的に行うことができるのは大きいですね。
化学をどう対策して良いのかわかっていない人、得点力を伸ばして得意科目にしたい人は、充実した3日間を過ごして自信をつけましょう!
※化学基礎+化学を必要とする人が対象です
レベル設定
「上級」「標準~基礎」の2レベル に分かれています。今の自分にはどのレベルが必要なのか、ぜひ個別相談会で確認してみましょう。
先輩からのオススメ!
![]() | 京都大学・工学部 合格! |
化学(上級) | |
理論分野の整理ができておらず、何ができて何ができていないかもよく分かっていなかった私にとって、この講座はすごく役立ちました。特に、演習を三日間ぶっ続けて行ったことによって、幅広い分野をまんべんなく勉強でき、苦手な分野が細かく分かったので、秋以降の勉強が大いにはかどりました。 |
夏期講習 講座紹介
酸塩基・電離平衡
入試化学において、出題頻度の高い「酸塩基・電離平衡」。
中和滴定・逆滴定・電離平衡・溶解度積…など、複雑な計算が多いため、苦手としている受験生も多い分野です。
これらの内容を正しく理解して解けるようになれば、理論化学は得点源へと変わっていきます。
化学をあきらめかけていた人も、武器にしたい人も、基本事項を完璧に仕上げ、入試問題に挑む準備をしましょう!
※化学基礎+化学を必要とする人が対象です
レベル設定
難しい順に 「標準編」「基礎編」 に分かれています。
「酸塩基・電離平衡 基礎編」…理論化学の基本事項を理解し直し、苦手を克服したい人にオススメです。
先輩からのオススメ!
![]() | 和歌山県立医科大学・医学部医学科 合格! |
酸塩基・電離平衡(標準) | |
平衡は入試必出であり、理論分野だけでなく化学全体の考え方にも重要な部分です。そこに的を絞り、十分な時間をかけることで、前期の復習だけでなく、化学全体の力をつけることができました。夏休みは前期に習ったことを定着させることが大切です。講習を利用して確実に定着させましょう。 |
無機化学総整理
「無機化学」の分野は、丸暗記では対応できません。
把握すべき化合物の性質や反応式が膨大な量であるからこそ、いかに整理し覚えやすくしていけるかがカギになります。
この講座では、非金属元素の性質から金属イオンの分離まで、無機化学の全体を確認し、入試に頻出な重要事項を総整理します。
膨大な量の知識を、プロと一緒に効率よく理解しましょう!
※化学基礎+化学を必要とする人が対象です
先輩からのオススメ!
![]() | 東北大学・医学部医学科 合格! |
無機化学総整理 | |
無機化学の知識が全くなかったので、夏休みのうちにと思い受講しました。夏休み明けは一通り全範囲やった状態にすることができたので、受講しておいて良かったです。自分で教科書を読んでやるのもいいですが、先生から説明を受けると頭に入りやすく、短時間で集中的にできるので効率が良いです。この講座のおかげで入試では間違えることはないくらい盤石な状態まで仕上げられました。 |
有機化学
「有機化学」は理論化学に次ぐ重要な分野です。
対策が後回しになりやすいこの分野で確実に点を取ることが、入試を勝ち抜くカギになります。
2レベルに分かれているため、まだ学校で習っていない人も安心して先取りに挑戦してください。
この夏で志望校合格を一気にたぐり寄せましょう!
※化学基礎+化学を必要とする人が対象です
レベル設定
難しい順に 「標準編」「基礎編」 に分かれています。
「有機化学 基礎編」…学校でまだ習っていない分野を先取りしたい人、苦手意識を強く持っている人にオススメです。
気体・溶液 計算トレーニング
理論化学のなかでも、苦手な人が多い「気体」「溶液」の計算問題に絞って対策を行う講座です。
本番で落としてはいけないレベルの問題を中心に、演習形式で授業を行うため、計算力や実戦力を磨くことができるでしょう。
公式を覚えるだけではなかなか得点できない、化学の計算問題における着眼点を伝授します!
※化学基礎+化学を必要とする人が対象です
先輩からのオススメ!
![]() | 北海道大学・総合入試理系 合格! |
気体・溶液 計算トレーニング | |
気体溶液の計算が苦手だったので講習をとったのですが、それまで見逃していた基礎の部分から丁寧に教わることができ、考え方が身につきました。夏以降もつまずいたときは夏期講習で身につけた基本に戻って確認することができたので、良かったです。特定の分野に苦手がある人は、ぜひとってみると良いと思います! |
ハイレベル化学
東大・京大や早慶など最難関大学を志望する受験生を対象にした講座です。
難関大と言えど、ほとんどの受験生が解けないような難問奇問を解く必要はありません。
化学において差がつくのは、「何を手掛かりに解けば良いのかわからない問題」です。
一目見ただけでは解き方がわからない問題を解けるようにするためには、問題文に隠されたヒントを見つけ出すセンスが必要となります。
この講座では、実際の難関大入試で出題された理論化学の問題を中心に扱い、難問を切り崩すセンスを身につけていきます。
化学を誰にも負けない武器に変えていきましょう!
※化学基礎+化学を必要とする人が対象です
入試化学研究
国公立や私立の上位校を志望する受験生を対象にした講座です。
志望校合格をつかむには、当然ですが「合格点をとる」必要があります。
そして、その得点力を磨くのに欠かせないのが、基礎力です。
この講座は、理論化学のうち「気体」「溶液」「反応速度と化学平衡」「酸塩基」の頻出問題を中心に、身につけた基礎をどう入試問題で使えば良いかを学びます。
学校のテストではまずまず得点できるのに、模試や過去問になると解法が思い浮かばない…という人は、飛躍のきっかけにしてください。
※化学基礎+化学を必要とする人が対象です
共通テスト化学基礎
化学基礎のなかでも、苦手とする受験生が多い問題を中心に扱います。
基本的な知識をおさらいしつつ、共通テストで出題されやすい分野や形式を効率的に対策することが可能です。
共通テストで化学基礎を受験する人は、必ずおさえておきましょう。
看護医療系を志望する人にもオススメです。
「化学の得点の伸ばし方を教えて!」夏期講習の受け方!まとめ
化学を得点源に変えるべく、四谷学院ではたくさんの講座を準備しています。
講座内容をしっかり確認して、受講プランを考えてみましょう。
化学で高得点をとるには、理論や公式を丸暗記するのではなく、イメージで理解することが不可欠です。
しかし、授業ですべての範囲を教えきれない、あるいは年内にようやく終わる…という学校も少なくありません。
すべて習ったうえで演習を行っている浪人生と比較して、理科科目は得点を伸ばしきれずに終わる現役生が非常に多くなってしまっています。
これまで主要教科に時間を割いてきたという人も多いでしょう。
だからこそ、1学期までの復習だけでなく、未習分野の先取りまで意識しなければいけません。
そのうえで、難関大を志望する人は、「ハイレベル化学」や「入試化学研究」で入試問題の解き方を身につけて得点力アップにつなげたいですね。
国公立文系や看護志望で、必要な範囲が化学基礎までという人は「共通テスト化学基礎」を受講し、独特な形式に対してのアプローチを学んでおきましょう。
さらに、夏期特訓を活用できるとより効果的です。
長時間の演習と解説をくり返し化学の基礎理論をしっかりつかめれば、志望校合格は大きく近づいてきますよ。
高い目標を設定している人や、学校のペースが遅いと感じている人は、このチャンスをぜひ活用してください!
最適な夏の計画を立てるなら個別相談会へ!
詳しい講座紹介や時間割設定は、夏期講座パンフレットに記載しています。
資料請求ページはこちらから
また、随時個別相談会を実施しており、受講計画を相談して決めることも可能です。
パンフレットもその場ですぐにお渡しできるので、ぜひご来校ください!
オンラインでの説明会や通塾も可能ですよ。
相談会予約ページはこちらから
化学を誰にも負けない武器にする、有意義な夏を過ごしましょう!