横国大(横浜国立大学)の受験対策!難易度や合格に向けての勉強法を解説

  公開日:2020/08/14
最終更新日:2020/08/18


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横国大(横浜国立大学)の受験対策!難易度や合格に向けての勉強法を解説
横国大(横浜国立大学)は、関東圏の国立大学の中でも高い人気を誇る大学です。多くの著名人を輩出している大学でもあり、名門大学の1つでもあります。

日本の国立大学の中で唯一「国立」という文字が大学名に入る横国大は、1876年にできた横浜師範学校が基になってできた大学です。様々な沿革を経て、1949年に横浜国立大学として発足しました。

この記事では、横国大に合格するために問われる能力や難易度、入試概要をはじめ、効率の良い勉強法をご紹介します。合格を目指している方は、ぜひチェックしてみてください。

※本記事に記載されている情報は2020年8月14日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

横国大の入試問題で問われる能力

ここでは、横国大が求めている人材や、入試問題の特徴などをご説明します。

 

横国大はどんな人材(学生)を望んでいるのか

「実践性」「先進性」「開放性」「国際性」の4つを基本理念として掲げている横国大では、その理念に則って、求める学生像を以下のように定めています。

● 幅広い基礎学力を備え、確かな知識や技能を身に付けたい人
● 知的好奇心や科学的探究心を持ち、新たな発見やアイディアを創造する思考力や判断力を獲得したい人
● 社会が直面する諸課題を解決するために、多様な人々と協働して主体的に社会へ参画する強い意志と責任感を持ちたい人
● 国境を超えたグローバル時代において、外国人学生と共にコミュニケーション力を高め、世界を舞台に発信・飛躍したい人
● 大学院に進学し、さらに高度の知識・技能を身に付け、高度専門職業人として社会に貢献したい人
引用元:横浜国立大学 入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

まとめると、横国大が求めている人材は、「社会のリーダーとしてグローバルな共生社会に貢献したい学生」です。基本的な学力が備わっていることはもちろん、グローバルな視点で学業に主体的に取り組み、柔軟な発想と課題解決能力を身につける力も求められます。

 

横国大入試の特徴

横国大の入試は、基本的に他の国立大学と同じように、大学入学共通テストの後に個別学力検査が行われます。学部によって少し試験方法が異なります。

● 理工学部
理工学部では学科ごとではなく、EP(学科内のプログラム)単位で入試が行われているのが特徴です。同じ学科内であっても、違うEPであれば第2志望として受験ができます。

● 経営学部
これまで、経営学科の前期試験では学科試験が行われておらず、二次試験は調査書の提出のみで行われていました。しかし、2021年度からは学科試験が導入され、英語と数学から1教科選択する必要があります。

● 都市科学部
都市社会共生学科の二次試験は英語と小論文でしたが、前期試験は小論文のみに。後期試験は面接のみに変更になります。

● 全学部
2021年度から、全ての学部において調査書と自己推薦書の提出が必要になります。

 

各科目の試験問題の特徴

ここでは、各科目の試験問題の特徴や傾向をご説明します。

 

英語

試験時間は90分で、長文2題、会話文1題、英作文1題の大問4つで構成されています。ほとんどの問題が記述式なので、長文を正確に読み取る能力と英作文能力が重要です。特に長文読解と英作文では、問題文の文脈をしっかり把握しないと答えられない内容になっています。

過去問などで、読解と英作文の演習を繰り返し行っておくと良いでしょう。

 

文系数学

試験時間は90分で、大問3つの構成。全体的なレベルはそこまで高くはないものの、全問記述式で、異なる分野が融合した問題が出題されるので、幅広い知識が必要になります。難しい問題でも、問題文中や小問で誘導があるので、丁寧に読み取っていけば得点が可能です。

教科書や問題集を使用して、高校数学で習う全ての分野において、一通りの 基礎知識は身に付けておきましょう。

 

理系数学

試験時間は150分で、大問が5つ。文系数学よりも難易度は高く、全体的に計算量が多いのが特徴です。頻出問題は、微分積分・空間ベクトル・確率。なかには論証力が必要になる問題もあるので、分かりやすい証明ができるように練習しておくと良いでしょう。

特に、数Ⅲの問題は周りと差がつきやすい範囲。合格を目指すなら、数Ⅲを重点的に学習しておきましょう。

 

物理

試験時間は2科目で150分。大問3つで構成されています。問題のボリュームが多いため、かなりスピード感を持って解答する必要があるのが最大の特徴です。計算問題が中心なので、素早く正確に解答できるよう練習しておきましょう。

一見難解な問題でも、問題文を丁寧に読むと基本的な知識で対応可能なことが多いです。語句を聞かれる問題もあるので、基礎を徹底して学習しておきましょう。

 

化学

こちらも、試験時間は2科目で150分。大問3の構成です。難易度は易しめで、教科書レベルの問題が中心。内容正誤問題が出題されるので、教科書を読み込んで正確な知識を身に付けておきましょう。

また、計算問題も少しではありますが出題されます。計算ミスをしないように、途中式を書く癖を付けておきましょう。

 

生物

試験時間は2科目で150分。大問は3つほど。教科書レベルの問題が大半ですが、論述問題も出題されます。易しい問題では周りと差がつきにくいので、論述問題を確実に獲得できるように対策をしておくと良いでしょう。

20〜120字と、問題によって文字数に幅がありますが、どの問題でも「簡潔さ」と「論理的」の2つを意識することが重要です。

 

小論文

学部や学科で内容は異なりますが、どれも課題文から2題出題される方式です。文章の内容を説明する問題と、自分の意見を述べる問題が出題されます。

小論文の対策は数をこなすのが有効ですが、自分1人で学習してもあまり伸びません。学校の先生や塾の講師などに添削を依頼して、フィードバックを得ることが有効です。

 

横国大入試の難易度

横国大の難易度は高く、学部や学科によっては早慶上智と並ぶほどです。ただし、学部や学科によって偏差値のバラつきがあり、最も高いのは経営学部が65程度なのに対して、理工学部では55程度と、大きく差があるのが特徴です。

 

横国大試験の概要

横国大試験の概要
以下では、横国大の試験概要をご説明します。

※記載のデータは、全て2020年7月時点のものです。

 

受験資格について

横国大の定めている受験資格は、以下の通りです。なお、4つ目の「個別の入学個別審査」については入学者選抜要項に詳しく記載されているので、自分が当てはまるか確認してみてください。

1.高等学校又は中等教育学校を卒業した者、および入学年の3月卒業見込みの者。
2.通常の課程による12年の学校教育を修了した者、および入学年の3月までに修了見込みの者。
3.学校教育法施行規則第150条第1号から第5号の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、および入学年の3月31日までにこれに該当する見込みの者。
4.本学において、個別の入学個別審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者で、18歳に達した者および入学年の3月31日までに18歳に達する者
引用元:横浜国立大学 入学者選抜要項

 

試験科目や合格要件

横国大の学部ごとの試験科目や配点は、以下の通りです。なお、ここでは個別学力検査の前期日程における試験科目などについて解説します。

 

教育学部

<人間形成コース・教科教育コース>

科目 出題範囲 配点
面接試験 200
選択科目 小論文、音楽の実技、美術の実技、体育の実技の中から1科目選択 200

<特別支援教育コース>

科目 出題範囲 配点
面接試験 200
小論文 200

 

経済学部

科目 出題範囲 配点
数学 数Ⅰ、数Ⅱ、数A、数B 400
外国語 コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ 400

 

経営学部

科目 出題範囲 配点
数学・外国語

*どちらか1科目選択

数Ⅰ、数Ⅱ、数A、数B 200

 

コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ

 

理工学部

科目 出題範囲 配点
数学 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A、数B 450
理科 物理基礎・物理、化学基礎・化学 450
外国語 コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ 300

*化学・生命系学科のバイオEPのみ理科に「生物基礎・生物」が追加され、3科目から2科目選択して受験します。

 

都市科学部

<都市社会共生学科>

科目 出題範囲 配点
小論文 300
外国語 コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ 300

<建築学科・都市基盤学科>

科目 出題範囲 配点
数学 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A、数B 450
理科 物理基礎・物理、化学基礎・化学 450
外国語 コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ 300

<環境リスク共生学科>

科目 出題範囲 配点
数学 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A、数B 450
理科 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物、地学基礎・地学

*2科目選択

450
外国語 コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ 300

引用元:入学者選抜要項

 

入試の合格者最低点は?

横国大の合格最低点は、以下の通り。なお、ここでご紹介するのは、2020年度の個別学力検査の前期日程における合格最低点です。

学部 学科・課程、コース・EP名 満点 合格最低点
教育学部 学校教育課程 人間形成コース・教科教育コース 小論文 1300 907.20
人間形成コース・教科教育コース 音楽 1300 786.20
人間形成コース・教科教育コース 美術 1300 784.20
人間形成コース・教科教育コース 体育 1300 976.40
特別支援教育コース 1300 823.60
経済学部 経済学科 1700 1135.00
経営学部 経営学科 900 717.40
理工学部 機械・材料・海洋系学科 機械工学EP 2100 1497.20
材料工学EP 2100 1457.40
海洋空間のシステムデザインEP 2100 1472.40
化学・生命系学科 化学EP、化学応用EP 2100 1439.00
バイオEP 2100 1392.60
数物・電子情報系学科 数理科学EP 2100 1483.60
物理工学EP 2100 1470.80
電子情報システムEP 2100 1508.40
情報工学EP 2100 1573.00
都市科学部 都市社会共生学科 1500 1116.80
建築学科 2100 1617.40
都市基盤学科 2100 1557.40
環境リスク共生学科 2100 1443.00

出典:合格者の最高点、最低点、平均点

 

出願者数や合格者数のデータ

横国大の出願者数や倍率は、以下の通りです。なお、ここでご紹介するのは、2020年度の個別学力検査の前期日程におけるデータです。

学部 学科・課程、コース・EP名 出願者数 倍率
教育学部 学校教育課程 人間形成コース・教科教育コース 284 1.9
特別支援教育コース 27 1.4
経済学部 経済学科 539 2.9
経営学部 経営学科 266 1.4
理工学部 機械・材料・海洋系学科 機械工学EP 196 2.9
材料工学EP 51 2.0
海洋空間のシステムデザインEP 62 2.9
化学・生命系学科 化学EP、化学応用EP 274 2.9
バイオEP 45 2.2
数物・電子情報系学科 数理科学EP 54 1.9
物理工学EP 195 2.7
電子情報システムEP 203 2.7
情報工学EP 159 4.7
都市科学部 都市社会共生学科 95 2.8
建築学科 234 4.9
都市基盤学科 35 1.5
環境リスク共生学科 110 2.9

出典:一般入試実施状況

 

横国大に合格するための勉強方法

横国大に合格するための勉強方法
ここでは、横国大に効率良く合格するためにおすすめの勉強方法をご紹介します。

 

横国大に入るには、何をすればいい?

難易度の高い横国大ですが、入試問題は標準〜少し難しいレベルがほとんど。つまり、1つのミスが命取りになる可能性が高いということです。教科書や問題集、資料集などを丁寧に学習して、基礎的な知識を徹底的に学習しておきましょう。

また、試験時間に対して問題量が多い科目が多いのも特徴です。本番通りに過去問演習を行い、時間配分をシミュレーションしておくと良いでしょう。

どの学部・学科でも科目によって大きな配点の差がないので、どの科目もまんべんなく学習する必要があります。

 

受験期の過ごし方

受験前の1年間、季節ごとにすべきことをご紹介します。

● 春(4〜6月):春は基礎を徹底する期間。横国大は基礎を重視する問題が多いので、決して疎かにしてはいけません。
● 夏(7〜9月):夏休みは、秋以降に苦手分野を残さないように、春の学習で出てきた苦手分野や疑問点を解決する期間。まとまった時間がとれるのは貴重なので、夏休みが終わるまでにどのレベルに達しておきたいのかを目標に、短期的なスケジュールを組みましょう。
● 秋(10〜12月):共通テスト対策を始めましょう。横国大の二次試験対策にもつながります。
● 冬(1月〜):二次試験対策に集中しましょう。過去問や難易度が高い問題演習を行い、応用問題にも対応できるようにしておきます。英作文や小論文対策として、数をこなすことも重要です。

 

予備校で勉強する場合

予備校に通うという選択肢は良いのですが、予備校に「通っているだけ」ではNG。確かにスケジュールを管理しやすくなりますし、いつでも質問できる環境も整っています。友だちやライバルができて、切磋琢磨できるのも予備校ならではのメリットでしょう。

しかし、予備校の集団授業は一方通行であることがほとんど。聞いているだけで理解しているつもりになっているケースがとても多いのです。予備校に通うとしても、授業内容を理解・実践して、主体的に学ぶ姿勢が重要です。

 

四谷学院のカリキュラムのご案内

四谷学院独自のダブル教育システムは、予備校にありがちな集団授業の弱点を補填できるシステム。効率的な学力の向上を望めます。

ダブル教育システムの柱は、以下の2つです。

 

科目別能力別授業

科目別能力別授業とは、科目と能力の2つでクラス分けを行うシステムのことです。一般的な予備校では総合得点だけでクラス分けを行いますが、それだと得意科目では暇をもてあまし、苦手科目では授業レベルについていけない、という状況に陥りがち。

しかし科目別能力別授業であれば、どの教科も自分の学習レベルにあった授業を受けられます。苦手科目のフォローと得意科目のさらなる向上が目指せるので、基本的な知識がまんべんなく必要な横国大には、ぴったりの学習法です。

 

55段階個別指導

集団授業のデメリットの1つである「実践不足」を補えるのが、55段階個別指導。マンツーマンで丁寧に演習を行うので、「知識のアウトプット」が徹底的に行えます。入試に必要なのは実践力なので、合格に直結する力が養えるでしょう。

 

横国大は基礎の徹底が重要!

【横国大の入試概要】
● グローバルな視点で主体的に学問に取り組める人材を求めている
● 大学入学共通テストのスコアと個別学力検査のスコアの合計によって合否判定
● 難易度は標準〜高め

【横国大の入試データまとめ】
● 合格最低得点率は60〜75%程度
● 前期日程における倍率は1.9〜4.7倍と、学科やEPによって大きな差がある

【勉強方法まとめ】
● 記述や論述、英作文など、文章力が重視される問題が多い
● 問題文は難しくても基礎知識を問われる問題が多い
● 過去問などで出題方法に慣れておくことを推奨

横国大は、全国的に知名度が高く、人気もある大学。そんな横国大の合格を目指す方は、四谷学院への入学をご検討ください。四谷学院独自の「ダブル教育」システムで、合格に必要な幅広い知識と実践力を身に付けることができます。

効率の良い学習は、合格の可能性を大幅に上昇させます。四谷学院の学習システムを体験して、効率良く成績を向上させましょう。体験授業も行っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2020年8月14日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。


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