【ゼロから始める大学受験】化学の勉強法と学習のコツを解説!

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こんにちは、四谷学院理科担当の山中です。
化学をゼロから始める、もしくは化学をゼロからやり直す、そのためにはどんなふうに勉強していけばいいでしょうか?今回は、大学受験「化学」をこれから学習する高校生に向けて、どのような順序で、どのように学習していくのがよいかを解説していきます。
「学校の授業がどんどん進んでいて、どこから勉強すればよいかわからない」「ブランクがあって学び直したい」など、化学に不安を感じている人はぜひ参考にしてくださいね。

化学はどの順序で学習すればよい?

高校理科の教科書は「理科基礎」と「理科」の2つに分かれています。後者はより専門的な内容になるため、「専門理科」と呼ばれます。

化学の場合は、「化学基礎」と「化学(専門化学)」に分かれており、「化学基礎」の学習内容を完璧にすることが何より重要です。

「化学基礎」の学習テーマ

「化学基礎」では、次のテーマについて学習します。

化学基礎で扱うテーマ
①「元素記号」や「化学結合」などの基本知識
②「molや濃度・反応式」を扱う基本計算
③「酸・塩基の中和反応」
④「酸化還元反応」

①や②の内容は、それ以降のどの単元を学習する際にも必須ですが、実は、化学を苦手に感じている人は、この①や②で学んだ基礎知識・基礎計算がぱっと使える状態になっていないことが多いのです。なので、まずは①や②の内容を完璧にしていきましょう。

また、③④は、そもそも国公立・私大の個別試験で、大問のテーマとしても頻繁に出題され、得点源にしたい単元です。
③「酸・塩基の中和反応」の内容は、「専門化学」の「化学平衡」の単元ですし、④「酸化還元反応」の内容は「専門化学」の「電池・電気分解・無機化学」の単元で必要になります。

このように、「化学基礎」の内容が完璧かどうかで、「専門化学」の内容の理解度は格段に変わってくるので、まずは「化学基礎」を完璧にすることから始めましょう。

化学の暗記~2つのコツ ~

自分は記憶力が悪いんだ…と、暗記をあきらめている人はいませんか?
もちろん人によって得意不得意はありますが、暗記が苦手な人でも、工夫をすれば絶対暗記ができるようになりますよ!

(1)段階的に覚える

教科書に書いてあることを、いきなりすべて丸暗記しようと思っても、それは難しいですよね。まずは、次の流れを意識してみましょう。

① 教科書をひととおり読んでみて、その単元の大枠をとりあえずつかむ。

② 太字の用語を中心に用語の意味をちゃんと理解する。このとき、自分なりの言葉や図解を使ってノートにまとめなおしてみるのも効果的。

③ 問題集の基本問題を使って、学んだ用語や知識がどんな形で問われるのかを確認する。気づいたことがあれば、教科書やノートに書き込みしておくのも効果的。

基本問題に登場した用語や知識を最優先で覚えるようにする。それらが習得できたら、残りの知識についても増やせるようにしていく。

暗記をする場合に、ただ眺めているだけという人も多いですが、ぜひ(2)のまとめ作業や(3)の問題集のように、アウトプットする作業も取り入れてみましょう。人間の脳は、一度学んだことを“思い出そうとする”作業を繰り返すほど、記憶できると言われています。

(2) 関連づけて覚える

たとえば、「イオン化エネルギーは周期表の右上にある元素ほど大きい」という知識がありますが、これを丸暗記しているだけだと、右/左、上/下 で混乱することもありますよね。こういった知識は、次のように“関連づけ”をして覚えるようにすると混乱はなくなります。

例として、周期表の上下にある1族元素NaとKで考えます。

・Na(第3周期)とK(第4周期)では、原子半径はKのほうが大きい
・半径が大きいほど、原子核からの引力が弱いので、最外殻電子をとりやすい
・最外殻電子を1つとり、1価の陽イオンにするために必要なエネルギー(イオン化エネルギー)は、半径が大きいKのほうが少なくてよい

暗記は一人でできるけれど、関連付けは一人では難しいと感じる高校生も多いかと思います。実は、化学の先生はうまい関連づけの仕方をたくさん知っていますよ!暗記といえどもどんどん先生に質問して、理解しながら楽しく覚えていきましょう。

化学の計算のコツ


化学は、暗記分野と計算分野の両方がバランスよく出てくるので、計算もしっかりできるようにする必要があります。ここでは、計算問題に強くなるために、意識するとよいポイントを一つ伝授しましょう。

公式を言葉で説明できるように理解する

たとえば、酸塩基の分野で、中和滴定に関する次の公式があります。

【例】
濃度C [mol/L],体積V [mL],a価の酸と,濃度 [mol/L],体積 [mL],b価の塩基が中和した場合の量的関係

この公式を、言葉で説明すると、次のようになります。

先生
先生
左辺は「酸から電離するH+の物質量[mol]」を、右辺は「塩基から電離するOH-の物質量[mol]」を表していて、両者が等しくなるときに中和が完了する。

このように理解していれば、公式を覚えやすくなりますし、変化球の問題にも対応できるようになります。

「公式は覚えるモノなんだから、公式について質問しても仕方がない」と思っていたらそれは誤解です。公式は覚えるだけでなく使えなければ意味がありませんよね。そのために、「公式を理解する」ということは必ず必要です。もしも苦戦しそうだったら、公式の理解のしかたについても、ぜひ先生に質問しながら吸収していきましょう。

まとめ:ゼロから始める化学の勉強法と学習のコツ

化学が苦手な人、これから本格的に化学の受験勉強を始める人は、まずは「化学基礎」の単元を完璧にすることから始めましょう。そのうえで、学習においては、知識や公式を丸暗記するのではなく、理解して自分の言葉で説明できるようになることを目標にしましょう。

四谷学院の先生はすべてプロ。先生との距離が近いから、プロの先生と気軽にやりとりができます。気になるところや覚えにくいところなど、プロの先生からたくさんのコツを教えてもらって、化学を得意にしていきましょう。

まずは四谷学院の相談会にご参加ください。あなたの志望大学合格のための受験戦略をお伝えします。

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