2027年度国公立大学入試は何が変わる?主要大学の変更点まとめ

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こんにちは、四谷学院 受験コンサルタントチームの藤川です。

大学入試では、試験科目や配点、募集方式などが前年から変更されることがあります。

「去年の入試と同じだと思って過去問を解いていたら、自分が受ける年度から方式が変わっていた」
「せっかく準備していたのに、必要な対策が変わってしまった」

ということは避けたいですよね。

2027年度入試でも、主要国公立大学を中心にさまざまな変更が発表されています。

2027年度の国公立大学入試における主な変更点を紹介するアイキャッチ画像

今回は、2026年8月下旬時点で公表されている大学公式情報から、特に受験生への影響が大きい変更をピックアップして紹介します。

※本記事では主な変更点を抜粋しています。出願の際は、必ず各大学が公表する最新の入学者選抜要項・学生募集要項をご確認ください。

私立大学の変更点については、以下の記事で紹介しています。

2027年度私立大学入試は何が変わる?早慶・MARCHなど主要大学の変更点まとめ
2027年度の私立大学入試では、試験科目や配点、入試方式、募集人員などにさまざまな変更があります。早稲田・慶應・MARCH・関関同立など主要大学の変更点と、最新の入試情報を自分で確認する方法を解説します。

2027年度入試で注意したい主要国公立大学の変更点

北海道大学|数学Bに「統計的な推測」を追加、外国語は英語のみへ

北海道大学では、2027年度一般選抜から個別学力検査の出題範囲が変更されます。

数学では、数学Bの出題範囲が従来の「数列」から、「数列」「統計的な推測」へ拡大します。

文系・理系を含め、数学α・数学βを利用する幅広い選抜が対象となるため、北海道大学で数学を受験する場合は注意が必要です。

また、個別学力検査の外国語も変更されます。

2026年度までは英語・ドイツ語・フランス語・中国語から選択できましたが、2027年度からは英語のみとなり、ドイツ語・フランス語・中国語は出題されません。

前年までの過去問を使う場合も、新たに試験範囲へ加わった単元や、受験できる科目の変更を見落とさないようにしましょう。

東北大学|「ゲートウェイカレッジ」を新設、既存入試の募集人員も変更

東北大学では、2027年4月から新たに「ゲートウェイカレッジ」を開設します。

従来のように学部・学科ごとに入学するのではなく、入学後に専門分野を決めていく新しい教育プログラムです。

入学者選抜は総合型選抜として実施され、募集人員は4月入学が88名、10月入学が90名となっています。
4月入学では大学入学共通テストを課さず、筆記試験と面接などによって選抜される形式です。

ゲートウェイカレッジの新設に伴い、既存の一般選抜やAO入試でも複数の学部・学科で募集人員が変更されます。

たとえば、工学部の一般選抜前期日程は595名から521名へ減少。
理学部でも前期・後期日程やAO入試の募集人員が変更されるなど、既存の選抜方式でも募集枠が見直されています

東北大学を志望する場合は、新しい入試が増えたことだけでなく、自分が受験する既存方式の募集人員がどう変わったかまで確認しておきましょう。

筑波大学|知識情報・図書館学類で後期日程を廃止し、前期日程を開始

筑波大学の情報学群知識情報・図書館学類では、2027年度から一般選抜の仕組みが大きく変わります。
これまで実施していた後期日程を取りやめ、前期日程で16名を募集する方式へ移行。

前期日程では、大学入学共通テストに加えて、個別学力検査等として英語と面接・口述試験が課される予定です。

つまり、知識情報・図書館学類を後期日程の候補として考えていた受験生にとっては、出願戦略そのものを見直す必要があります。

国公立大学では、試験科目だけでなく、前期・後期のどちらで募集するのかという変更が併願校の組み方にも直結するため注意しましょう。

千葉大学|教育学部で一般選抜の募集人員を26名減少

千葉大学教育学部では、2027年度から募集人員の配分が大きく変わります。

学校教員養成課程の全体の募集人員380名は変わりませんが、一般選抜前期日程の募集人員が282名から256名へ26名減少
一方で、総合型選抜は98名から124名へ増加します。

また、看護学部では一般選抜前期日程の募集人員が49名から56名へ増えるなど、学部によって変更の方向もさまざまです。

入学定員そのものが変わっていなくても、一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜などへの配分が変われば、受験生にとっての募集枠は変化します。

志望学部の「入学定員」だけではなく、自分が利用する選抜方式の募集人員まで確認しておきましょう。

大阪公立大学|工学部で前期・中期日程の募集人員を変更

大阪公立大学では、2027年度入試で複数の学部・学域に変更があります。

工学部海洋システム工学科では、一般選抜前期日程の募集人員が10名から14名へ増加する一方、中期日程は19名から14名へ減少
総合型選抜も4名から5名へ増加します。

また、法学部法学科では、一般選抜前期日程の募集人員が155名から158名へ3名増加しました。

国公立大学では、同じ学部・学科でも前期・中期・後期で募集人員が変わることがあります。

前年の倍率だけを見るのではなく、自分が受験する日程の募集人員が前年と同じなのかまで確認することが大切です。

広島大学|医学部医学科で面接を200点満点の点数評価へ

広島大学医学部医学科では、2027年度一般選抜前期日程で選抜方法が大きく変わります。

これまで面接はA・Bの段階評価でしたが、2027年度からは200点満点の点数評価となり、大学入学共通テストや数学・理科・外国語とともに総合点へ加算されます。
これに伴い、合計点も2800点から3000点へ変更となりました。

さらに、第1段階選抜を実施する目安も、志願倍率が約5倍を超える場合から約3倍を超える場合へ変更されます。
第1段階選抜は大学入学共通テストの成績で行われるため、志願者が多い場合には共通テストでの得点がこれまで以上に重要です。

医学科を志望する場合は、学科試験だけでなく、面接が合否に与える影響も前年までとは異なることを意識しておく必要があります。
面接が50点以下の場合は、総合点にかかわらず不合格となる点にも注意が必要です。

なお、工学部の前期日程では、個別学力検査の外国語が、これまでの英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1科目を選択する方式から「英語」のみに変更されます。

九州大学|工学部の後期日程を大幅縮小

九州大学工学部では、2027年度から入試制度が大きく変わります。

特に注意したいのが一般選抜後期日程の縮小です。

後期日程は募集単位を学科群から学科へ変更したうえで、電気情報工学科、材料工学科、機械工学科、航空宇宙工学科など、多くの学科・募集区分で募集を停止します。

2027年度に後期日程を実施するのは、「応用化学科」「化学工学科」「地球資源システム工学科」の3学科のみです。
募集人員は3学科を合わせて20名となります。

また、女子枠を導入することも発表されました。
材料工学科・融合基礎工学科では総合型選抜、機械工学科・量子物理工学科では学校推薦型選抜で導入されます。
ほかにも、複数の学科で、新たに「次世代研究者発掘入試」も実施される予定です。

これまで九州大学工学部を「後期日程の候補」と考えていた場合は、自分が志望する学科で本当に募集があるのかを必ず確認しておきましょう。

入試の変更点はどうやって調べればいい?

入試変更を確認するときは、まず志望大学の公式サイトを見ましょう。

大学によって名称は異なりますが、

「入試情報」
「入試の変更点」
「入試予告」
「2027年度入学者選抜」

といったページに掲載されることが多くあります。

見つからない場合は、

「大学名 2027年度 入試 変更」
「大学名 2027年度 入試 予告」

などと検索すると探しやすいでしょう。

国公立大学の場合は、特に

「前期・中期・後期日程の募集人員」
「大学入学共通テストの利用科目・配点」
「個別学力検査の科目・配点」

まで確認しておくことが重要です。

ただし、「変更予告」が出た段階では詳細が確定していないこともあります。

①変更点・予告を確認する
②自分の学部・学科・日程まで確認する
③正式な募集要項が公開されたらもう一度確認する

この順番でチェックするのがおすすめです。

予備校や受験情報サイトの一覧は、変更のある大学を探すには便利です。
ただし、出願科目や配点、募集人員などの最終確認は、必ず大学公式の最新情報で行いましょう。

まとめ|「去年と同じ」と思い込まず最新情報を確認しよう

大学入試の変更は、試験科目や時間が少し変わるだけとは限りません。

入試方式の新設や廃止、前期・中期・後期日程の変更、募集人員や配点・出題範囲の変更などによって、過去問の使い方や科目ごとの対策、併願校の組み合わせまで変わることがあります

また、同じ大学でも変更される内容は学部や入試方式によって異なります。

志望校が決まったら、前年までの入試情報だけで判断せず、自分が受験する年度・学部・学科・日程・選抜方式の最新情報まで確認することが大切です。

変更が発表された段階で一度確認し、正式な募集要項が公開されたら、試験科目や配点、募集人員、出願条件などを改めてチェックしておきましょう。

入試の変更を「自分の受験戦略」に落とし込むなら四谷学院へ

入試の変更点を確認できても、

「後期日程の募集がなくなったら、併願校をどう組み直せばよいのだろう」
「共通テストや二次試験の配点が変わったら、何を優先して勉強すればよいのだろう」

と迷うこともあるでしょう。

四谷学院では、受験コンサルタントが一人ひとりの志望校や学習状況に合わせて、受験戦略や学習計画を一緒に考えていきます。

大切なのは、変更点を知るだけで終わらせず、その情報を自分の出願や勉強にどう生かすかです。

志望校選びや入試方式、今後の学習について不安がある方は、ぜひ四谷学院の個別相談会へお越しください。

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大学受験合格ブログ編集部F

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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