
こんにちは!四谷学院の奥野です。
立命館アジア太平洋大学は、大分県別府市にキャンパスを構える私立大学です。1995年に学校法人立命館が立命館アジア太平洋大学設立を構想し、2000年4月に大分県・別府市・立命館の三者によって開学しました。
3つの学部を擁する立命館アジア太平洋大学では、全学生のうち約半数が国際学生、教員も2人に1人が外国籍というグローバルな環境で学ぶことができます。
授業の約9割を日本語・英語の二言語で行うなど、徹底した言語教育を実施しています。また、世界160以上の大学との協定に基づく交換留学など、国際交流制度が充実していることも特徴です。
この記事では、立命館アジア太平洋大学の入試問題の特徴や難易度、合格に向けた効率的な勉強方法について解説します。
※本記事に記載されている情報は2026年7月17日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。



目次
立命館アジア太平洋大学の入試問題で問われる能力
立命館アジア太平洋大学が求める学生像について解説します。
立命館アジア太平洋大学はどのような人材(学生)を望んでいるのか
立命館アジア太平洋大学では、以下のような人材の育成を目指しています。
- 相互理解の立場でさまざまな国・地域の人々と協力できる国際感覚と国際的視野を身につけた日本人の養成
- 日本の高等教育機関で学び、日本を正しく理解し、国際社会で活躍する国際学生の養成
- 日本と諸外国の間の友好関係の構築と各国・地域の将来の社会・経済の発展に寄与する人材の養成
また、アドミッション・ポリシー(入学者の受け入れ方針)では、以下の資質・能力を持つ学生を求めているとしています。
[知識・技能]
- 大学での学習に必要な基本的知識
- 大学での学習を遂行するために必要な英語または日本語の能力
[思考力・判断力・表現力]
- 主体的に課題を発見し問題解決に取り組むためのクリティカル・シンキングと分析力、創造力
- 情報を正確に読み解く力、自分の考えを的確に表現し論理的に説明する力や数的思考力
[主体性・多様性・協働性]
- 目標に向かう行動力、やり抜く力
- 他者との相互理解に基づき他者を巻き込みつつ、他者に貢献する態度
- 多文化教育環境を十分に活用し「多文化協働学修」に参画する意欲
上記によると、立命館アジア太平洋大学では、知識や技能はもちろん、論理的に考えて判断する力や、他者や多様な文化を理解し、目標に向かってやり遂げる力を持つ学生が求められています。
なお、立命館アジア太平洋大学では、各学部でもアドミッション・ポリシーを設定しています。詳しくは、大学公式ホームページの入学者の受け入れ方針をご確認ください。
立命館アジア太平洋大学の入試の特徴
立命館アジア太平洋大学は、多文化環境を背景に、さまざまな選抜方法を提供しています。ここでは、2027年度の入試情報をもとに、立命館アジア太平洋大学の選抜方法について解説します。
総合型選抜
立命館アジア太平洋大学の総合型選抜には、総合評価方式、活動アピール方式、帰国生徒(海外就学経験者)選抜があります。
総合評価方式は、さらに論述型と探究型に分かれています。論述型は書類審査に加え、1,200字の論述試験が課されます。探究型は、書類審査に加え、資料やグラフから自分なりの問いと答えを設定する探究試験と個人面接が課されます。どちらの型も試験はオンラインで実施されますが、日本国内で受験する必要があります。
活動アピール方式は、資格や検定、語学、留学、文化・芸術・スポーツ、生徒会など、中学卒業以降に熱心に打ち込み、高い実績や優れた活動に取り組んだことをアピールする入試方式です。活動報告書や活動実績証明を含む書類審査と、オンラインでの個人面接によって合否を判定します。
帰国生徒(海外就学経験者)選抜は、日本国外において、正規の教育制度に基づく中学校・高等学校(Grade7以上)にあたる課程で通算2年以上の教育を受けた方が出願できます。書類審査に加え、録画面接を実施します。
学校推薦型選抜(公募制)
立命館アジア太平洋大学の学校推薦型選抜(公募制)には、IBDP型があります。IBDP型は、国際バカロレア(IBDP)取得または取得見込みで、学校長による推薦を受けた方が出願できます。書類審査に加え、録画面接が課されます。
一般選抜
立命館アジア太平洋大学の一般選抜は、独自試験の得点で合否を判定する「独自試験の方式」、大学入学共通テストの成績で合否判定を行う「共通テスト方式」、大学入学共通テストの成績と独自試験の得点を組み合わせて合否を判定する「共通テスト併用の方式」があります。
すべての方式で、TOEFLやIELTSなどの英語外部資格試験スコアを、独自試験の英語または大学入学共通テストの外国語(英語)の得点に換算することが可能です。全国30ヵ所に試験地があり、好きな場所で受験できます。
また、試験日が違えば異なる学部への出願も可能で、2月入試は最大12回、3月入試は最大10回、選考のチャンスがあります。
国際学生入試
立命館アジア太平洋大学では、日本国籍以外の方を対象とした入試を行っています。出願するためには、学歴と言語能力において大学が示す条件を満たす必要があります。
学歴関係書類や言語能力を証明する書類の提出に加え、録画面接を実施し、それらの総合評価によって選考を行います。
立命館アジア太平洋大学の各科目の試験問題の特徴や難易度と対策
立命館アジア太平洋大学に合格するには、試験科目ごとの特徴や傾向を把握することが大切です。
ここでは、立命館アジア太平洋大学の一般選抜における試験問題の特徴について解説します。
英語
英語はマーク式で、試験時間は80分、大問は5題です。2025年度試験では長文総合問題が2題、会話文、文法・慣用句、語句選択英文完成の問題が1題ずつ出題されました。
長文読解力は、精読と多読の両方に取り組むことで身につけることができます。単語や慣用句を覚える際は、読むだけでなく書く、聞く、口に出すなど、さまざまな感覚を使うと効果的でしょう。文章の中でどのように使われているかを意識することも大切です。
国語(スタンダード3教科方式、英語重視方式)
国語はマーク式と記述式の併用で、試験時間は80分、大問は3題です。2025年度試験では現代文が2題、古文が1題出題されました。
現代文では、評論で用いられる重要な概念を理解する必要があります。日頃から評論文を読み、頻出する概念を押さえておくことで、文章の内容を理解しやすくなるでしょう。古文は単語や文法の基礎をしっかり身につけることに加え、文中に出てくる動作の主体を把握することが大切です。
文系数学
文系数学は記述式で、試験時間は80分、大問は3題です。2025年度試験では、1題目は場合の数、方程式の解、ベクトルが出題され、2題目は数列、3題目は確率が出題されました。
問題数はやや多めですが、教科書の例題や章末問題をしっかり理解していれば解ける問題がほとんどです。基礎を確実に身につけたうえで、論理的に表現できるよう演習を行いましょう。
立命館アジア太平洋大学入試の難易度
Benesseの「マナビジョン」のデータによると、立命館アジア太平洋大学の偏差値は59~66となっています(2026年7月17日時点)。学部ごとの偏差値は以下のとおりです。
| 学部 | 偏差値 |
| アジア太平洋学部 | 59~66 |
| 国際経営学部 | 61~65 |
| サステイナビリティ観光学部 | 59~63 |
なお、大学入学共通テストの得点率は64~82%となっています。
参照:立命館アジア太平洋大学(APU)/偏差値・共通テスト得点率(入試難易度)【2026年度入試・2025年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報
立命館アジア太平洋大学の試験の概要

立命館アジア太平洋大学の出願資格、試験科目と配点、出願者数や合格者数のデータなど、試験の概要について解説します。
出願資格について
立命館アジア太平洋大学の出願資格は、選抜方式によって異なります。ここでは一般選抜の出願資格を2027年度の情報をもとにご紹介します。
一般選抜に出願できるのは、以下のいずれかに該当する方です。
①高等学校または中等教育学校を卒業した者、または入学日までに卒業見込みの者
②特別支援学校の高等部または高等専門学校の3年次を修了した者、または入学日までに修了見込みの者
③学校教育法施行規則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、または入学日までにこれに該当する見込みの者
a.外国において、学校教育における12年の課程を修了した者またはこれに準ずる者で文部科学大臣の指定した者、または入学日までにこれらに該当する見込みの者
b.文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者、または入学日までに修了見込みの者
c.専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であること、かつ文部科学大臣が定めるその他の基準を満たすものに限る)で、文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後に修了した者、または入学日までに修了見込みの者
d.外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEAレベル、国際Aレベル、欧州バカロレア資格を保有する者、または入学日までに取得見込みの者
e.国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI、NEASC、Cognia、NCA CASI、NWAC、SACS CASI、COBIS)の認定を受けた教育施設の12年の課程を修了した者、または入学日までに修了見込みの者
f.高等学校卒業程度認定試験規則による高等学校卒業程度認定試験(旧規程による大学入学資格検定を含む)に合格した者、または入学日までに合格見込みの者で、入学日までに18歳に達する者
g.学校教育法第90条第2項の規定により大学に入学した者であって、本学において、大学における教育を受けるにふさわしい学力があると認めた者
h.本学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、入学日までに18歳に達する者
ほかの選抜方法の出願資格については、大学公式ホームページの入試方式一覧をご確認ください。
試験科目や配点
立命館アジア太平洋大学の試験科目は選抜方法によって異なります。ここでは、2027年度一般選抜における試験科目と配点をご紹介します。
<全学部(2月入試 スタンダード3教科方式)>
| 教科 | 科目・範囲等 | 配点 | |
| 外国語 | 英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲ (※英語外部資格試験のスコア等が一定の基準に達している場合、得点に換算する措置あり) | 120点 | |
| 国語 | 現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、古典探究(漢文の独立問題は出題しない) | 100点 | |
| 地理歴史、公民、数学 | 世界史 | 世界史探究 | いずれか1科目選択・100点 |
| 日本史 | 日本史探究 | ||
| 地理 | 地理総合、地理探究 | ||
| 政治・経済 | 政治・経済 | ||
| 数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(数列)、数学C(ベクトル) | ||
| 合計 | 320点 | ||
<全学部(2月入試 英語重視方式)>
英語・国語・選択科目の3教科を受験し、「英語」+「国語または選択科目の高得点科目」の2教科で判定します。
| 教科 | 科目・範囲等 | 配点 | |
| 外国語 | 英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲ (※英語外部資格試験のスコア等が一定の基準に達している場合、得点に換算する措置あり) | 150点 | |
| 国語 | 現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、古典探究(漢文の独立問題は出題しない) | 100点 | |
| 地理歴史、公民、数学 | 世界史 | 世界史探究 | いずれか1科目選択・100点 |
| 日本史 | 日本史探究 | ||
| 地理 | 地理総合、地理探究 | ||
| 政治・経済 | 政治・経済 | ||
| 数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(数列)、数学C(ベクトル) | ||
| 合計 | 250点 | ||
参照:立命館アジア太平洋大学 入学試験ガイド[国内学生入学試験]2027年4月・9月入学(PDF)
出願者数や合格者数のデータ
立命館アジア太平洋大学の一般選抜における出願者数や合格者数(2026年度)は、以下のとおりです。
| 学部 | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
| アジア太平洋学部 | 1,132 | 1,099 | 238 | 4.6 |
| 国際経営学部 | 850 | 821 | 86 | 9.5 |
| サステイナビリティ観光学部 | 729 | 714 | 120 | 6.0 |
参照:
立命館アジア太平洋大学 2026年4月入学 一般選抜入試結果データ(PDF)
立命館アジア太平洋大学に合格するための勉強方法

ここからは、立命館アジア太平洋大学に合格するための勉強方法をご紹介します。
立命館アジア太平洋大学に入るには、何をすればいい?
立命館アジア太平洋大学では、基礎的な知識やスキルを持ち、さまざまな価値観を持つ人と協働しながら、目標を達成するために意欲的に取り組む学生を求めています。
偏差値は学部によって多少異なりますが、おおよそ60~65、大学入学共通テストの得点率は6割~8割が合格ラインとなっています。基本事項をしっかり押さえ、苦手分野や不明な箇所を残さないようにしましょう。
過去問を確認して出題傾向を把握し、それに合わせて対策を進めましょう。演習を繰り返し、時間配分にも慣れておくことが大切です。
受験期の過ごし方
立命館アジア太平洋大学を一般入学試験で受験する場合、早い段階で選択科目を決め、計画的に学習を進めましょう。特に、英語は配点が高いため、重点的に力を伸ばしていく必要があります。
過去問に取り組んで出題傾向をつかみ、傾向に合った学習をすると効率的です。基礎の抜け漏れがないように、苦手分野は早めに対策しておきましょう。
高校3年生の1年間は、長期計画を立てて受験勉強を進めましょう。季節ごとに何をすべきか以下にまとめました。
- 春(4~6月):基礎を固めて受験勉強の土台づくりをしましょう。教科書の内容をしっかり理解し、例題や章末問題を解けるようにしておきます。英単語や文法、古文単語など覚えるべきものは計画を立てて進めていきましょう。
- 夏(7~8月):まとまった時間が取れる夏休みは、苦手克服のラストチャンスです。夏休み中に到達したいレベルから逆算し、「週に問題集を○ページ進める」など、短期的なスケジュールを組むとよいでしょう。
- 秋(9~11月):過去問演習や入試レベルの問題演習にどんどん取り組み、これまで身につけた知識をアウトプットしていきます。志望校の過去問を確認し、出題形式や頻出分野、問題のレベルを把握しながら対策を進めましょう。
- 冬(12月~):時間配分を意識して過去問や予想問題に取り組みましょう。入試本番で力を出し切れるよう、体調やメンタルを整えておくことも大切です。直前期でも、不明点や理解があいまいな箇所はそのままにせず、基礎に戻って確認しましょう。
予備校で勉強する場合
があります。
受験勉強は独学でも可能ですが、不明点や苦手な単元を自力で解決するのは非常に難しいでしょう。また、効率的な学習方法がわからない、モチベーションを保つのが難しいといった悩みも出てきます。
そのため、効率よく学力を伸ばしたい方は、予備校に通うのがおすすめです。
ただし、大人数の予備校の場合、大人数の生徒に対して1人の講師が授業を行うため、一人ひとりに合わせたきめ細かな指導は難しいでしょう。
不明点や疑問点があっても、すぐに質問できるとは限らず、理解できないまま授業が進んでしまうこともあります。
四谷学院のカリキュラムのご案内
立命館アジア太平洋大学を受験するために予備校をお探しの方には、「ダブル教育」の四谷学院がおすすめです。ダブル教育は、科目別能力別授業と55段階個別指導を組み合わせた四谷学院独自の学習システムです。
科目別能力別授業と55段階個別指導とはどのようなものか解説します。
科目別能力別授業
四谷学院の科目別能力別授業は、志望校のレベルではなく、生徒の学力レベルに合わせてクラスを編成します。「現代文は標準クラス、古文は基礎クラス」のように、科目ごとに細かくクラスを編成するので、一人ひとりが自分のレベルに合った授業を受けられます。
クラスは大人数ではなく、質問も気軽にできます。周りの仲間と励まし合いながら取り組めるため、モチベーションを保ちやすい環境です。
55段階個別指導
四谷学院の55段階個別指導は、受験に必要な知識やテクニックを55段階に分けて、中1レベルから志望校合格レベルまで段階を踏んで身につけることができるシステムです。
過去の入試問題を分析して作った55テストを受験し、合格したら次の段階に進めます。不明点や理解が不十分な箇所はその場でプロの講師がマンツーマンの解説をしてくれるので、苦手を残さず学力を伸ばせます。
立命館アジア太平洋大学入試は志望学科に合わせた対策が重要!
【立命館アジア太平洋大学の入試概要】
- 選抜方法は、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜などがある。日本国籍以外の方を対象とした国際学生入試も用意されている
- 偏差値は59~66で標準~やや難レベル
【立命館アジア太平洋大学の入試データまとめ】
- 一般選抜の実質倍率は、4.6~9.5倍(2026年度)
【勉強方法まとめ】
- 入試で利用する科目をまんべんなく対策する。特に配点が高い英語は重点的に取り組む
- 過去問を確認し、出題傾向に合わせて学習に取り組む
立命館アジア太平洋大学の受験対策は、「ダブル教育」を実施する四谷学院がおすすめです。自分のレベルに合った授業やプロの講師の指導で効率よく学習したい方は、四谷学院の詳細をご確認ください。
※本記事でご紹介した情報は2026年7月17日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!
立命館アジア太平洋大学に限らず、大学受験を成功させるには、予備校選びが非常に重要です。
予備校選びは、インターネットや口コミだけを参考にせず、説明会・相談会に実際に足を運んで決めることをおすすめします。教室の雰囲気や学習環境、指導方針などを自分の目で確認したうえで、自分に合った予備校を選びましょう。
以下の記事では、予備校の説明会・相談会で何をチェックすればよいのかまとめています。予備校選びにぜひお役立てください。



コメント