共通テスト国語(現代文・古文・漢文) 問題の傾向と対策 | 大学入学共通テストポイント解説

共通テスト共通テストの傾向と対策大学受験情報
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この記事では、共通テストの「国語」について具体的な内容と、試験に向けて有効な対策法を解説していきます。

出題内容

共通テスト「国語」は、大問5つで構成されており、第1問が論理的な文章、第2問が文学的な文章、第3問が実用的な文章、第4問が古文、第5問が漢文です。

大問によっては、複数の課題文が出題されることがあります。この場合、それらのあいだの共通点や相違点について、正確に理解することが求められます。一般的な大学入試ではあまり見られない特徴ですので、この傾向をしっかりと踏まえた対策が必要です。

配点

共通テスト「国語」の配点は、第1・2・4・5問が45点ずつ、第3問が20点(合計200点満点)です。

試験時間

共通テスト「国語」の試験時間は90分です。

共通テスト国語の特徴

まず、【出題内容】でも説明した通り、「複数の課題文が出題されることがある」ということが最も大きな特徴です。
課題文ははじめに2つ提示される場合もあれば、最初はまず1つの課題文を読ませて、設問のなかで関連する文章や資料を提示する形式の場合もあります。複数の課題文や資料の主旨を理解した上で、それらのあいだの異同を的確に見抜く技術を身につける必要があると言えるでしょう。

具体例を見てみましょう。クリックすると表示されます。

クリックして問題を表示する
【2023年度 共通テスト第2問小説問7】


この問題は、学校の実際の授業をシミュレートしたものになっており、小説本文の理解を深めるために教師が同時代の【資料】を提示しています。生徒であるWさんはその【資料】と本文の内容との共通点について考察し、【構想メモ】【文章】を書いたという設定になっています。

こうした体裁に慣れていないと、【資料】【構想メモ】【文章】の、いったいどこを見ればよいのか戸惑ってしまうことでしょう。しかし、共通テストの形式を事前に知っていれば、答えを出すことは決して難しくありません。
設問文および【文章】の空欄Ⅰの前後にある「共通点」に着目して、その上で、本文で扱われた終戦後という時代状況および登場人物の「仕事のやり方」、そして【資料】中の広告とのあいだにある「共通点」(戦中=戦後)を考えればよいのです。

共通テスト国語の攻略法

特に共通テストの科目のなかでも、国語は時間内に解き終えるのが難しいと言われています。テーマなどの関連があるとはいえ、設問中に別の出典の文章や資料が提示されるわけですから、先の本文の主旨を念頭に置きつつ、別の文章の主旨や資料の特徴と比較・照合しながら問題を解いていく、という複雑な作業が必要になるのです。

したがって、正解となる選択肢を見抜くために必要な情報を効率よく押さえていかなければなりません。繰り返されているフレーズは何か、傍線部直前直後に特徴的な表現や語句はなかったか、傍線部と因果関係をつくっている箇所はないか、傍線部中の指示語がさしている語句は何か、等々。

こうしたポイントを絞った読解によって、選択肢を吟味する際に必要な情報が効率よく記憶に残るようになり、またそれらを総合した本文全体の主旨と、別の文章や資料との異同を素早くかつ正確に比較・検討することが可能になるのです。

四谷学院
四谷学院
このような作業は、なかなか一人では行うことができるようになりません。なぜなら、文章が異なれば、注目すべき本文中のポイントがある場所や内容もまた変わってくるためです。また、自分一人ではどうしても時間に対してルーズになりがちです。
四谷学院であれば、経験のある講師が具体的なケースについて、それをある程度普遍化した形で解説してくれますし、決められた時間内でみんな一斉に解きますから、大問一つにかけるべき20分なら20分という時間を体に染み込ませることができます。まさにこの点にこそ予備校で共通テスト対策を行う意義があると言えるでしょう。

共通テスト対策「これだけはやめて!」

繰り返しになりますが、共通テストの国語は、90分という制限時間内で全ての問題に余裕をもって解答するのが難しいテストです。したがって、論理的な文章・文学的な文章・実用的な文章・古文・漢文という大問5つで構成されているテストに対して、自身がどの大問から解くべきなのか、どの大問に何分くらいの時間をかけるべきなのか、そうした戦略を事前に決めておく必要があるのです。

練習でも本番でも絶対にやってはいけないのは、何の方策もなく、最初から順に解き始めて、途中ですぐに答えが分からなかった設問に、その都度多大な時間をかけてしまい、ついには漢文を5分で解かなければいけない羽目になった…などという無為無策の演習です。漢文は比較的満点が取りやすい科目である、といった傾向を考え合わせれば、上のような解き方が、どれほど効率を無視したものであるかは、すぐに分かることでしょう。

現代文を普段から読んでいて、得意にしているような人でしたら、論理的な文章・文学的な文章にそれほど時間を取られることもないため、順番どおりに解くのもよいでしょう。しかし、古文や漢文は、現代文に比べると、知識があればすぐにそれが得点に結びつきやすい科目と言えます。

したがって、各大問をどのような順番で解くのか、それぞれに何分くらい時間をかけるべきなのか、どのように解けば効率を最大化できるのかを常に念頭に置いたうえで演習に取り組むべきなのです。

過去問題の活用

これまで述べてきたように、共通テストには、複数の課題文を読解するという特徴があります。しかし、ある一つの文章を読んでその主旨を効率よく正確につかみとる、という作業自体は変わったわけではありません。
その意味で、過去のセンター試験を解くことは非常に有効です。一つひとつの問題がよく練られており、そこで要求されている力を身につけることは、共通テストを解く上でも必ず役にたちます。ぜひ有効活用して下さい。
そして、ある一つの課題文を読み解くための知識や技術、そして本文の内容・主旨と選択肢とを比較する手順や方法をマスターしたら、その上で、複数の課題文が提示されている共通テストの過去問題に取り組むと、無駄がないでしょう。

四谷学院
四谷学院
「共通テスト国語の過去問題を解く」と言っても、数に限りがあります。その点、四谷学院では夏期・冬期・直前講習で、現在の共通テストの傾向を踏まえた模擬問題を使って演習を行いますから、過去問題を解くなかで培った技術が、課題文が変わっても使えるかどうかを実地に確認することが可能です。また、問題演習の後には、共通テストを分析しつくしている、経験のある講師による解説を聞くことができますので、自分一人で勉強するよりも学習効果は断然高いということになります。

高1・高2の共通テスト対策

先ほど【過去問題の活用】でもふれたように、センター試験の過去問を解くことは、とても有効な勉強法です。文章のテーマ、量や難易度は必ずしも一定したものではありませんが、だからこそ、数をこなせばこなすほど多様な視点・アプローチを得られるはずです。
また、共通テストも年度によっては、過去のセンター試験とほぼ同じ出題パターンになっています。ぜひとも、センター試験の過去問に取り組んでみてください。

いっぽうで、対策に悩むのは第3問の実用的な文章ではないでしょうか。先の【出題内容】でもふれたように、一般的な大学入試にはあまり登場しないタイプのものであり、それだけに類題が少ないからです。
そこで、ニュースを観たり新聞を読んだりする習慣をつけてみてはどうでしょう。特に力を入れている話題に関しては、図・表・グラブといった資料を交えて、総合的・多角的に説明がなされます。第3問も、これと同じような構成になっているので、資料を意識しながら説明を頭に入れるという思考法を日々練習できます。

対策は早ければ早いほど有利です。今のうちから、共通テスト対策を万全にしていきましょう。

四谷学院
四谷学院
四谷学院では、発表されている試作問題の類題を、クラス授業で学期ごとに扱うと同時に、55段階個別指導の高12現代文の段問題B(初段~5段)で、実用的な文章を扱っています。現時点では、共通テストの類題を解くことができる機会というのはなかなかありません。四谷学院のカリキュラムを通じて共通テストで高得点を取るための解答力を養っていきましょう。

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大学受験合格ブログ編集部S

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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