【2026年度】国公立大学の前期日程とは?二次試験日程や出願時の注意点を解説

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国公立大学の一般選抜は、前期日程・後期日程に分けて二次試験を実施する、分離分割方式です。募集人数のうち、8割程度が前期日程に振り分けられることが多くなっています。また、前期日程と後期日程では試験科目や内容も異なるため、それぞれの対策が必要です。

今回は、2026年度の国公立大学の入試日程と、出願時の注意点を解説します。
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大学受験の出願校はどう決める?失敗しない出願校選びのコツ | 四谷学院大学受験合格ブログ

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国公立大学は3つの選抜方法がある

国公立大学の選抜方法には、一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜の3つがあり、それぞれ入試の時期や評価基準が異なります。

一般選抜

一般選抜は、学力を重視する選抜方法で、例年1月中旬の大学入学共通テストと、その後に実施される大学独自の個別試験で合否を判定します。国公立大学では、募集定員の約4分の3が一般選抜で選ばれます。

総合型選抜

総合型選抜は、生徒の意欲や適性を重視する選抜方法で、出願書類や小論文、面接などで合否が決まります。試験内容は大学や学部によって異なりますが、近年では大学入学共通テストや独自の学力検査を併用するケースも増えています。

学校推薦型選抜

学校推薦型選抜は、在籍する学校長の推薦が出願条件となる選抜です。出願にあたり評定条件が設けられることや、1学校からの出願人数が制限されることがあります。

選考は面接や小論文、プレゼンテーションなどで行われるほか、大学入学共通テストの受験が課されることも増えています。

なお、国公立大学の学校推薦型選抜は、条件を満たせば誰でも出願できる公募制が大半です。

国公立大学は最大3校まで出願可能


国公立大学の2次試験は2月下旬から始まります。
前期日程は2月下旬に実施され、3月上旬に合格発表が行われます。後期日程は、前期日程の合格発表後、3月中旬頃の実施です。一部の公立大学では、前期日程と後期日程の間に中期日程があります。なお、前期日程のみで後期日程を実施しない大学・学部やその逆もあります。

国公立大学の受験では、前期日程・後期日程で同じ大学の同じ学部を受けることも可能ですし、別の大学・別の学部を受けても構いません。

前期・中期・後期の各日程で1校ずつ出願できるため、最大で3校を受験できます。

 

2026年度(令和8年度)の国公立大学の前期・二次試験日程

2026年度(令和8年度)の国公立大学の試験日程は以下のとおりです。

一次試験大学入学共通テスト2026年1月17日(土)・18(日)
二次試験出願受付2026年1月26日(月)~2月4日(水)
前期日程試験日2026年2月25日(水)~
合格発表2026年3月6日(金)~10日(火)
入学手続締切日2026年3月15日(日)
中期日程

(一部の公立大学のみ)

試験日2026年3月8日(日)
合格発表2026年3月20日(金)~24日(火)
入学手続締切日2026年3月27日(金)
後期日程試験日2026年3月12日(木)以降
合格発表2026年3月20日(金)~24日(火)
入学手続締切日2026年3月27日(金)
追加合格合格者決定日2026年3月28日(土)~
入学手続締切日2026年3月31日(火)

 

二次試験の日程は大学によって異なる

国公立大学の二次試験の日程は、大学や学部によって異なります。詳細は、各大学の募集要項で必ずご確認ください。

 

国公立大学の前期日程と後期日程の違い

続いて、前期日程と後期日程の違いを詳しく見ていきましょう。

 

日程

例年、二次試験は前期日程が2月下旬、後期日程が3月中旬に実施されます。

前期日程の合格発表は後期日程の直前にあるため、前期日程の合格発表後に後期日程の勉強を一から始めるのは現実的ではありません。

また、後期日程の合格発表から入学手続きの締め切りまでは数日しかない場合もあり、合格後はとてもあわただしくなるでしょう。

 

募集人数

前期日程と後期日程では、募集人数にも大きな差があります。
国公立大学全体で見ると、前期日程と後期日程の募集人数の比はおおむね「8:2」で、前期日程での募集人数が圧倒的に多いのが特徴です。

近年は後期日程を実施しない大学も増えており、受験生の選択肢の幅は実質的に狭まっています。

一方で、後期日程の募集人数が前期日程より多い大学・学部や、後期日程のみ実施する大学・学部もあります。募集人数や入試方法は大学ごとに異なるため、最新の募集要項で必ず確認しましょう。

 

試験科目

前期日程と後期日程では、試験科目も大きく異なります。

前期日程の場合、文系学科は「外国語・国語・地歴公民・数学」から2~3科目、理系学科は「外国語・理科・数学」から2~3科目が一般的です。ただし、科目数を4つに設定している大学・学部学科もあります。

後期日程では傾向が大きく変わり、試験科目を1~2つに減らす大学や、総合問題・小論文・面接を課す大学、共通テストの成績だけで合否を判断する大学もあります。前期日程と後期日程では出題傾向や配点も異なる場合が多く、注意が必要です。

 

難易度

一般的に後期日程のほうが難易度は高めです。これは、募集人数が前期日程に偏っていて競争率が高くなることが主な要因として考えられます。合格のボーダーラインとされる大学入学共通テストの得点率を見ても、後期日程のほうが高くなっています。

ただし、後期日程は前期日程に比べて欠席率が高めです。2024年度入試では、難関大学で欠席率が80%を超えた例もあります。後期日程で受験する場合は、見た目の難易度に惑わされず、自分を信じて力を出し切ることが大切です。

 

国公立大学出願時の注意点


前期日程と後期日程に出願する際の注意点をまとめます。合否にかかわる内容もあるため、しっかり確認しておきましょう。

 

前期日程と後期日程は出願時期が同じ

前期日程と後期日程は、出願の締め切りが同じです。共通テストの約1週間後から出願受付が始まり、約10日間で終了します。

10日間は、長いようであっという間です。「共通テストの結果次第で出願先を変えるかもしれない」という場合は、あらかじめいくつかの出願パターンを用意しておくと安心です。

なお、近年はインターネット出願が主流ですが、調査書や志願理由書などの書類は郵送が必要な場合もあるため、出願手順は事前に確認しておきましょう。

 

前期日程で合格して入学手続きをすると後期日程は合格対象外

前期日程で合格し入学手続きを行うと、後期日程ではどれほど成績がよくても合格対象外になります。

前期日程の合格手続きの締め切りは、後期日程の結果発表前です。そのため、前期日程で合格した受験生は、後期日程の結果を待たずに入学するかどうかを決めなければなりません。後期日程で第一志望校を狙う場合は、この点に特に注意してください。

 

大学により募集パターンが異なる

後期日程を実施しない大学・学部が増えているため、「前期がダメなら後期で」と考えると、出願時にあわてることになりかねません。受験する大学を選ぶ際は、二次試験の募集パターンにも着目しましょう。

 

後期日程は前期日程と別の対策が必要な場合が多い

後期日程では、小論文や面接などを課す大学も多く、筆記試験がメインの前期日程とは別の対策が必要になるケースがあります。前期日程の終了後には、できるだけ早く後期日程の対策に取りかかりましょう。

前期日程が終わると緊張の糸が切れて勉強しなくなってしまう人もいますが、後期日程までの日数は限られています。後悔しないためにも、限られた時間を有効に活用してください。

 

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まとめ

今回は、国公立大学の二次試験日程について解説しました。
2026年度の国公立大学の二次試験の出願期間は2026年1月26日(月)~2月4日(水)で、前期日程は2月25日(水)から、後期日程は3月12日(木)以降に開始されます。出願や試験対策を確実に行うためにも、スケジュールを把握しておきましょう。

 

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大学受験合格ブログ編集部A

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