高知大学の受験対策!難易度や偏差値、合格に向けての勉強法を解説

最終更新日:2023/11/22

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こんにちは!四谷学院の奥野です。

高知大学は、1923年に設立された旧制高知高等学校を源流とする国立の総合大学です。

当初は文理学部・教育学部・農学部の3学部で構成された大学として発足しましたが、2015年からの改組を経て、6学部で構成される現在の形になりました。

この記事では、高知大学の入試の特徴や難易度、倍率、合格するための効率的な勉強方法を紹介します。

高知大学の受験を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2023年10月16日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて、必ずご確認ください。

高知大学の入試問題で問われる能力

まずは、高知大学が求めている人物像や入試の特徴、難易度について解説します。

高知大学はどのような人材(学生)を望んでいるのか

高知大学では、教育の基本目標として以下を掲げています。
<高知大学の基本目標>

  1. 教育

社会的ニーズに対応した教育改革を通じて教育の充実を図るとともに、学修成果の可視化や教学 IR の推進を通じ、入学前から卒業後まで一貫した質保証の中で教育を実施する。また、多様な人々が協働して学ぶことのできるインクルーシブな教育環境の構築と世の中に働きかけることのできる自律的な能力の向上を通じて、地域社会・国際社会の発展に貢献できる人材を育成する。

引用:高知大学 大学の理念・基本目標 | 高知大ポータル

また高知大学では、学部・学科・コースごとにアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)を定めています。ここでは、各学部における代表的な学科・コースのアドミッション・ポリシーを紹介します。

<人文社会科学部 人文社会科学科 人文科学コースのアドミッション・ポリシー>

【求める学生像及び高等学校段階で修得すべき内容・水準】
知識・技能

  1. 高等学校等で諸科目を幅広く履修し、基礎的な素養を身につけている。
  2. 主として言語による、正確で論理的な表現技術を身につけている。

思考力・判断力・表現力

  1. 物事を論理的にとらえ、判断し、的確に表現することができる。

主体性・多様性・協働性

  1. 地域の文化や地域社会の課題、人類全体に共通の普遍的な問題について、主体的に考えることができる。

関心・意欲

  1. 地域の文化や地域社会の課題、人類全体に共通の普遍的な問題について関心を持ち、取り組む意欲がある。

引用:高知大学 人文社会科学部のアドミッション・ポリシー

<教育学部 学校教育教員養成課程のアドミッション・ポリシー>

【求める学生像及び高等学校段階で修得すべき内容・水準】
知識・技能

  1. 教育実践に必要とされる教養や教育(保育)に関する専門的な知識を修得するために必要となる幅広い分野の基礎知識として、高等学校卒業程度の各教科に関する知識・技能を有する。

思考力・判断力・表現力

  1. 学習した内容を理解する能力を有する。
  2. 論理的に思考する能力を有する。
  3. 学習した内容を状況や課題に応じて活用したり応用したりする能力を有する。
  4. 学習した内容や自分の意見を他者に対して適切に表現する能力を有する。

主体性・多様性・協働性

  1. 主体的に課題を探求する態度を有する。
  2. 課題について多様な考え方をする態度を有する。
  3. さまざまな人々と協働して課題を解決する態度を有する。

関心・意欲

  1. 教育(保育)と教師(保育士)の仕事について強い関心を持っている。
  2. 教職への意欲を持っている。

引用:高知大学 教育学部のアドミッション・ポリシー

<理工学部 数学物理学科のアドミッション・ポリシー>

【求める学生像及び高等学校段階で修得すべき内容・水準】
知識・技能

  1. 高等学校卒業程度の教科学習に関する知識を有する。特に、 専門的知識を習得するために必要な事項として、数学あるいは理科についての内容を十分に理解している。

思考力・判断力・表現力

  1. 筋道を立てて物事をとらえることができる。
  2. 知識・技能を活用して自ら課題を見出し、その解決に向けた探求心が旺盛である。
  3. 自分が理解している事柄をわかりやすく説明することができる。

主体性・多様性・協働性

  1. 問題に対し、 自ら考えて解法を導くことができる。
  2. 課題解決に向け、 多様な人々と協力する意志を持っている。

関心・意欲

  1. 数や図形、 自然の現象等に関連する数学的な事柄に関心があり、 理解を深めたり課題を解決したりする意欲がある。あるいは、自然の現象や法則に関心があり、実験等を通じて理解を深めたり課題を解決したりする意欲がある。
  2. 基礎理学として数学又は物理学を学ぶ意欲がある。
  3. 数学又は物理学を核として学びつつ、他の分野にも知見を広める意欲がある。
  4. 科学と社会のあり方、 科学と倫理のあり方について関心がある。

引用:高知大学 理工学部のアドミッション・ポリシー

<医学部 医学科のアドミッション・ポリシー>

【求める学生像及び高等学校段階で修得すべき内容・水準】
知識・技能

  1. 医学知識を修得するために必要となる幅広い分野の基礎知識として、高等学校卒業程度の教科学習に関する知識があり理解している。

思考力・判断力・表現力

  1. 学習及び生活の中で自ら積極的に問題点をみつけ、解決方法を探求することができる。
  2. 科学的根拠に基づいて問題を分析的、批判的に考え、解決することができる。
  3. 自分の考えを口頭あるいは図や文章を用いて筋道を立てて明確に表現することができる。

主体性・多様性・協働性

  1. 自発的で継続的な自己学習の習慣を身につけている。
  2. 協調性や他者への深い思いやりがあり、周囲と良好なコミュニケーションをとることができる。
  3. 多様な背景を持つ他者の能力を認め、同じ目標に向かって協働することができる。

関心・意欲

  1. 生命科学や医学・医療に対する強い関心・意欲を持っている。
  2. 高知県内の地域医療に従事する強い意欲がある。(一般選抜[地域枠]、学校推薦型選抜Ⅱ、総合型選抜Ⅰ)
  3. 社会的な善悪に対して正しく判断し、自分の発言や行動に責任を持つことができる。

引用:高知大学 医学部のアドミッション・ポリシー

<農林海洋科学部 農林資源科学科 フィールド科学コースのアドミッション・ポリシー>

【求める学生像及び高等学校段階で修得すべき内容・水準】
知識・技能

  1. 専門的知識の修得に必要となる、高等学校卒業程度の教科学習に関する知識・技能を有する。

思考力・判断力・表現力

  1. 物事を客観的にとらえることができる。
  2. 得られた知識及びデータに基づいて科学的・合理的思考ができる。
  3. 正しい日本語、英語や数式を使って、自らの思考を適切に表現することができる。

主体性・多様性・協働性

  1. さまざまな人と意見交換ができる。
  2. 主体的に学ぶことができる。
  3. チームの一員として積極的に活動することができる。

関心・意欲

  1. 常識ある社会人として社会に貢献する熱意がある。
  2. 地域の課題を率先的に学び、解決に導く意欲がある。
  3. 専門分野の修得について強い関心と意欲を持っている。

引用:高知大学 農林海洋科学部のアドミッション・ポリシー

<地域協働学部 地域協働学科のアドミッション・ポリシー>

【求める学生像及び高等学校段階で修得すべき内容・水準】
知識・技能

  1. 入学までの過程で理系・文系を問わず幅広い教科を積極的に学び、地域協働に関連する専門的知識を修得するために必要となる幅広い分野の基礎知識として、高等学校卒業程度の教科学習に関する知識があり理解している。

思考力・判断力・表現力

  1. 論理的思考力と理性的判断力を持って物事に取り組むことができる。
  2. 自らの行動や体験について深く見つめ直し、客観的に分析することができる。
  3. 自分の表現を客観的に見つめ、他者に伝わる表現を心がけており、口頭と文章の両面にわたって充分な表現力を持っている。
  4. 豊かな教養に裏打ちされた能力で、課題の発見・探求とその解決にあたることができる。

主体性・多様性・協働性

  1. 学生同士の協働を基礎として、チームとして考え、行動し、課題の解決にあたることができる。
  2. さまざまな行動体験がある。
  3. 地域や日本社会に生起する問題の解決に挑戦する行動力を有する。

関心・意欲

  1. さまざまな問題領域の知識や技術に対して関心がある。
  2. 地域や日本社会に生起する問題に関心がある。
  3. 地域社会に存在する諸課題とその実践的解決、特に地域産業の振興に関心があり、積極的に地域社会の人々と協働する意欲がある。
  4. さまざまな行動体験を自らのキャリア形成や地域社会の人々の協働に活かす意欲がある。

引用:高知大学 地域協働学部のアドミッション・ポリシー

上記の教育目標や各学科のアドミッション・ポリシーを見てみると、学力はもちろんのこと、さまざまな人との協働に不可欠な人間性や高い意欲などを重視する学部・学科が多いことがわかります。

高知大学では、このほかにカリキュラム・ポリシーやディプロマ・ポリシーも掲げられています。詳しく知りたい方は高知大学ホームページをご覧ください。

高知大学入試の特徴

高知大学では、以下7つの選抜方式を導入しています。

  • 一般選抜(前期日程・後期日程)
  • 学校推薦型選抜Ⅰ
  • 学校推薦型選抜Ⅱ
  • 総合型選抜Ⅰ
  • 国際バカロレア選抜
  • 社会人選抜
  • 私費外国人留学生選抜

ここでは、なかでも受験者数が比較的多い一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜について、各特徴を紹介します。

一般選抜(前期日程・後期日程)

高知大学の一般選抜は、大学入学共通テストと個別学力検査、面接などを総合して評価が行われる方式です。学科やコースによっては、小論文や実技試験が課されます。

また、医学部医学科の前期日程のみ2段階選抜が実施され、志願者数が募集人員の4倍超となる場合には大学入学共通テストの成績をもとに第1段階の選抜が行われます。そして、第1段階選抜に合格した人に対して、個別学力検査などが課されます。

学校推薦型選抜Ⅰ・Ⅱ

高知大学では、学校推薦型選抜として以下2種類を実施しています。

  • 学校推薦型選抜Ⅰ(大学入学共通テストを課さない選抜)
  • 学校推薦型選抜Ⅱ(大学入学共通テストを課す選抜)

学校推薦型選抜Ⅰは、大学入学共通テストが課されませんが、下記のような試験や提出書類を通じて総合的に評価が行われる方式です。

  • 面接
  • 小論文
  • 調査書
  • 推薦書
  • 志願理由書および学修計画書 など

一方の学校推薦型選抜Ⅱは、大学入学共通テストの成績に加え、上記の試験や提出書類などを通じて総合的に評価されます。

具体的な選抜内容は学部・学科・コースによって異なるため、入学者選抜要項(PDF)をご確認ください。

総合型選抜Ⅰ

高知大学の総合型選抜Ⅰでは大学入学共通テストを課されませんが、この方式を採用するすべての学部・学科・コースで、2段階選抜が実施されます。

詳細はそれぞれ異なり、例えば人文社会科学部人文社会学科 社会科学コースでは、第1次選抜で志願理由書と講義理解力試験をもとに評価を行い、第2次選抜で適切試験と作文・面接により評価します。

これに対して理工学部地球環境防災学科では、第1次選抜として模擬授業と文章読解に基づく基本的理解力を問う面接を行い、第2次選抜で文字授業に基づく応用的思考力を問う面接を行います。

各学部・学科・コースにおける選抜方法の詳細は、入学者選抜要項(PDF)でご確認ください。

各科目の試験問題の特徴や難易度と対策

高知大学の入試対策をするうえでは、試験問題の特徴や傾向をつかんでおくことが大切です。

ここでは、高知大学で最も受験者数が多い、一般選抜(前期日程)における試験科目の傾向を紹介します。

英語

英語では、学部・学科・コースによって大問数や問題の内容が異なります。2023年度を例に挙げると、人文社会科学部は90分で大問4つ、教育学部は120分で大問6つ、医学部は120分で大問5つを解く内容になっていました。

問題の難易度や問題量も、学部・学科・コースによって異なりますが、長文読解の題材としては、人文系・社会系・自然科学系が選ばれることが多くなっています。
長文読解のトレーニングなどを行いながら、幅広い分野の知識を増やすことが大切でしょう。

数学

2023年度の入試では、理工学部と医学部が同じ問題で「数学Ⅰ」「数学Ⅱ」「数学Ⅲ」「数学A」「数学B」が出題範囲となり、大問4つを120分で解く内容になっていました。

教育学部でも、選択科目として数学を選べる場合があります。大問数と試験時間は変わりませんが、出題範囲が「数学Ⅱ」「数学B」のみとなり、上記学部とは大きく異なることを把握しておきましょう。

いずれも解答はすべて記述式で、考え方や計算過程も採点対象となるのが特徴です。
全体的に問題の難易度は標準レベルとされていますが、解答に至る過程も見られるため、証明問題などできちんと論述ができるように対策する必要があります。

物理

2023年度の試験問題は大問3つで構成されており、試験時間は理工学部と農林海洋科学部、教育学部が90分、医学部が2科目で120分となっていました。

力学分野から1問出されることが多く、そのほかは熱力学・波動・電磁気の分野から出される傾向があります。

問題の難易度は標準レベルとされていますが、数学と同様に計算や論述などの過程を見る問題が多く出されます。
ミスなく丁寧に答えを導き出せるように、練習を重ねましょう。

生物

生物の試験時間は物理と同じく、理工学部・農林海洋科学部・教育学部が90分で、医学部が2教科120分です。2023年度の試験問題は、4つの大問で構成されていました。

出題分野はそれほど大きく偏ってはいないものの、細胞や生態、進化などの出題がやや多めといえるでしょう。

難易度は標準レベルです。出題分野が幅広いため、各分野の標準問題が解けるように対策をしておいたほうがよいでしょう。

化学

化学も、物理や生物と同じ試験時間です。2023年度の試験問題は大問6つで構成されていました。

図示や計算式の過程を記載する問題が多く、有機化学や無機化学、高分子、理論化学などの分野からまんべんなく出される傾向にあります。

難易度はあまり高くありませんが、問題数がやや多いうえに大半の解答が記述式のため、時間配分を意識して問題を正確に解くトレーニングが必要でしょう。

高知大学入試の難易度・偏差値

Benesse「マナビジョン」のデータによると、高知大学の偏差値は49~67で、大学入学共通テストの得点率は54~81%となっています。
また、各学部の偏差値は以下のとおりです。

学部 偏差値
人文社会科学部 49~57
教育学部 49~52
理工学部 51~54
医学部 52~67
農林海洋科学部 51~53
地域協働学部 54

参照:マナビジョン「高知大学の偏差値」

高知大学の入試概要


ここからは、高知大学の入試概要について解説します。

出願資格について

高知大学の出願資格は、選抜方式ごとに定められています。

例えば、一般選抜では、志望する学部・学科等が指定する大学入学共通テストの教科・科目を受験し、かつ以下のいずれかに該当することを出願資格としています。

(1) 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者または 入学年3月卒業見込みの者
(2) 通常の課程による 12 年の学校教育を修了した者または入学年3月修了見込みの者
(3) 学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)第150条(第6 号を除く)の規定により、高等学校卒業者と同等以上の学力があると認められる者または入学年3 月31日までにこれに該当する見込みの者
参照:高知大学 2024 年度 高知大学 入学者選抜に関する要項

一般選抜の出願資格に関する詳細やほかの選抜方式の出願資格については、入学者選抜要項(PDF)をご確認ください。

試験科目や配点

高知大学の入試における大学入学共通テストの試験科目や配点は、選抜方式や学部・学科・コースによって異なります。

そのため、ここでは一例として、以下3つの学科・コースにおける一般選抜(前期日程)の情報を紹介します。

  • 人文社会科学部 人文社会学科 人文科学コース
  • 理工学部 化学生命理工学科
  • 医学部 医学科

なお、以下のデータはすべて2023年10月16日現在のものです。

<人文社会科学部 人文社会学科 人文科学コース>

教科 科目 配点
国語 「国語」 200
地理歴史

公民

「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」、「地理B」、「現代社会」、「倫理」、「政治・経済」、「倫理,政治・経済」から1科目選択 100
数学 「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」から1科目 ※1 50
理科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目選択 ※2
「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目選択
上記、1科目または2科目選択
50
外国語 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」から1科目選択 200

<理工学部 化学生命理工学科>

教科 科目 配点
国語 「国語」 200
地理歴史

公民

「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理,政治・経済」から1科目選択 100
数学 「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」から1科目選択 100
「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」から1科目選択 ※1 100
理科 「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目選択 200
(各100)
外国語 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」から1科目選択 200

<医学部 医学科>

教科 科目 配点
国語 「国語」 200
地理歴史

公民

「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理,政治・経済」から1科目選択 100
数学 「数学Ⅰ・数学A」 100
「数学Ⅱ・数学B」 100
理科 「物理」「化学」「生物」から2科目選択 200
(各100)
外国語 「英語」 200

※1:「簿記・会計」「情報関係基礎」を選択できる者は、高等学校もしくは中等教育学校で、これらの科目(ただし「情報関係基礎」については、普通教科および学校設定科目以外の「情報に関する科目」)を履修した者および専修学校の高等課程の修了(見
込み)者に限る
※2:「理科」の教科について、「基礎を付した科目」は2科目を合わせて1科目とみなす
参照:高知大学 2024 年度 高知大学 入学者選抜に関する要項

このほかの学部・学科・コースの試験科目や配点は、入学者選抜要項(PDF)をご確認ください。

出願者数や合格者数のデータ

2023年度における、高知大学の一般選抜(前期日程)の出願者数・受験者数・合格者数・実質倍率は、以下のとおりです。

学部 学科・課程 出願者数 受験者数 合格者数 実質倍率
人文社会科学部 人文社会科学科 347 311 198 1.6
教育学部 学校教育教員養成課程 136 105 81 1.3
理工学部 数学物理学科 70 65 42 1.5
情報科学科 37 34 19 1.8
生物科学科 62 58 29 2.0
化学生命理工学科 117 98 60 1.6
地球環境防災学科 46 42 23 1.8
医学部 医学科 350 194 60 3.2
看護学科 44 43 27 1.6
農林海洋科学部 農林資源科学科 198 172 94 1.8
海洋資源科学科 91 75 44 1.7
地域協働学部 地域協働学科 54 44 41 1.1

※最新の入試データは、高知大学の「受験者数、合格者数、入学者数 年度別一覧」でご確認ください。

高知大学に合格するための勉強方法


ここからは、高知大学に合格するための学習方法を紹介します。

高知大学に入るには、何をすればいい?

高知大学における入試の難易度は、学部・学科・コースによって大きく異なります。

入試問題の量や出題されやすい分野はある程度決まっていますが、理科のように幅広い分野を網羅しなければならない教科もあるため、注意しましょう。

高知大学に合格するためには、標準レベルの問題をミスなく解けるようにしつつ、記述対策や時間配分に関するトレーニングも進めることが大切です。

受験期の過ごし方

高校3年生になってからの1年間はとても重要で、この期間をどう過ごすかが、高知大学の合否を左右するといえるでしょう。
大学合格という目標に進むために、下記を参考にスケジュールを立ててみてください。

  • 春(4~5月):この時期は、基礎固めに力を入れることが大切です。基礎学力を養っておけば、その先の応用問題にも取り組みやすくなります。また、夏からの勉強に向けて、苦手分野の洗い出しも進めておきましょう。
  • 夏(6~8月):夏休みは多くの時間を確保しやすいため、苦手分野の克服に充てるのがおすすめです。1週間ごとなど短期的なスケジュールを組み、実際の勉強の進行度に合わせて都度見直しをすると、計画倒れしにくくなるでしょう。
  • 秋(9~11月):春から養ってきた基礎力をもとに、応用問題に取り組んでいきましょう。また、この辺りの時期から、大学入学共通テストの対策にも取りかかり始めます。高知大学は、大学共通テストの配点入試比率が高い傾向にあるため、大学入学共通テストの過去問や問題集などを使い、確実に大学共通テストで点数をとれるようにするのが大切です。
  • 冬(12月~):これまで学んできたことをしっかりと発揮できるように、入試本番を意識して勉強を進めていきます。例えば、本番と同じ時間制限をかけて過去問に取り組むなどです。また、入試当日に体調を崩すことがないように、体調管理も徹底しましょう。生活習慣を整えつつ、最後の仕上げを行ってください。

予備校で勉強する場合

高知大学の合格に向けて予備校に通う場合には、苦手分野や授業で理解できなかったところについて積極的に質問し、自主的に学習へと取り組む姿勢が大切です。

予備校の多くは集団授業を行っていますが、集団授業では個人に合わせて指導しづらく、苦手分野がある学生は取り残されてしまう可能性があるからです。

四谷学院のカリキュラムのご案内

前述したような、予備校の集団授業で起こりやすい問題を避けたい場合には、「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」を組み合わせた四谷学院独自のシステムである「ダブル教育」がおすすめです。

科目別能力別授業

四谷学院は一般的な予備校と異なり、クラス分けをテストの総合得点や志望大学だけで行うのではなく、科目と能力の2つをもとに行います。
科目ごとに自分のレベルに合った授業を受けられるので、無理なく理解が進み、理解力アップにつながります。

また、少人数制のクラスでアットホームな雰囲気があるため、わからないところがあった際にも気軽に質問しやすいでしょう。

55段階個別指導

科目別能力別授業で身に付けた理解力を活かし、解答力の向上へとつなげるのが55段階個別指導です。

過去の入試問題をもとに作成されたテストによって、理解が不十分な部分をチェックし、個別指導を行います。
中1レベルから東大レベルまでの55段階に沿って自分のペースで学習できるため、得意科目はどんどん進めながらも、苦手科目はじっくりと学力をつけられます。

高知大学入試は丁寧に解く力が重要!

【高知大学の入試概要】

  • 学力はもちろんのこと、さまざまな人との協働に不可欠な人間性や高い意欲などを重視する学部・学科が多い大学
  • 選抜方式は、一般選抜、学校推薦型選抜Ⅰ・Ⅱ、総合型選抜Ⅰ、国際バカロレア選抜、社会人選抜、私費外国人留学生選抜の7つ
  • 難易度は学部・学科によって異なり、標準~難しいレベル

【高知大学の入試データまとめ】

  • 2023年度の一般選抜(前期日程)のおける実質倍率は、1.1~3.2倍

【勉強方法まとめ】

  • 記述式の解答が中心となるため、解答に至るプロセス含め、書き表す力を養うことが必要
  • 基礎をしっかりと固めたうえで、応用力をつけることが大切
  • 応用問題や過去問を使う際には、時間配分を意識する

高知大学の入試対策としておすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育」です。自分の学習レベルに合った授業で、効率的な成績向上が望めるため、気になる方はぜひお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2023年10月16日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

失敗しない予備校選びは説明会参加が重要!

予備校選びは、大学受験の結果に影響をおよぼすといっても過言ではないでしょう。インターネットで確認できる情報だけでは限りがあるため、実際に説明会に参加して、自分に合った予備校を選ぶことが大切です。

以下の記事では、予備校の説明会について詳しく解説しています。説明会に参加する際の疑問や不安を解消するためにも、ぜひご一読ください。

大学受験予備校「説明会」の参加の仕方と確認ポイント

大学受験合格ブログ編集部

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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