【大学受験の古文常識】丑三つ時って何時?十二支がわかれば入試問題が解きやすくなる!

最終更新日:2023/08/02

※この記事は約8分で読めます。

こんにちは、四谷学院の奥野です。
大学入試対策として「古文常識」は、特に難関大学を目指す受験生にとっては必須の学習事項となります。
古文は、単語や文法だけを覚えたとしても、それだけでは読み解けないというケースも少なくありません。では、読めない部分はどうするかというと、前後の文脈から推測したり、注釈を参考にしたり・・・
この時に役立つのが古文常識なのです。

古文常識について理解を深めるシリーズ!今回は、十二支の話です。十二支がわかれば、方角も、時間もわかるんですよ。

こちらも併せてチェックしてみてくださいね
「現役合格のための古文の勉強法➂~古文常識編~」

現役合格のための古文の勉強法➂~古文常識編~

十二支で時間と方角がわかる

生徒
生徒
古文で「申(さる)の刻は現在の何時頃を指すか。次の中から最も適当なものを選びなさい」とかいう問題が出るじゃないですか。
先生
先生
うん、出るね。
生徒
生徒
いちおう「ね・うし・とら・う・たつ・み…」って丸暗記したんですけれど、イマイチよく分かってなくて、さっきの問題とかも×でした…。
先生
先生
この「子・丑・寅…」というのは、神様のところに集まった動物の順番と言われているんだ。それぞれの干支は2時間単位だよ。
生徒
生徒
2時間なんすよね…。でも「丑三つ」とか言いますよね?「三つ」ってどういうことすか?
先生
先生
2時間をね、4つにわけてるんだ。一つは30分。2時間をね4つにわけてるんだ。一つは30分。丑は午前1時から3時。
だから「丑三つ」というのは、午前2:00~2:30のことだね。
生徒
生徒
いかにも出そうな時間帯ですね。
先生
先生
「丑三つ時」は、幽霊や化け物が出る時間と言われるけれど、方角で言うと「丑寅」(東北)に当たるんだよね。つまり鬼門。

生徒
生徒
そ、そうなんすね。でも、なんで丑寅が鬼なんすか?
先生
先生
鬼って、丑の角を持っていて、寅柄の履き物をはいているからね。

生徒
生徒
そういうことですか。
先生
先生
でね、その鬼を退治しに行くので、桃太郎は裏鬼門の方角に当たる「申(さる)」・「酉(とり)」・「戌(いぬ)」を連れて行ったんだよ。

生徒
生徒
おお!ほんとだ。
先生
先生
「未(ひつじ)」はかよわい動物だからお伴には避けたんだね。
また、十二支が「申(さる)」・「酉(とり)」・「戌(いぬ)」の順番になっているのは、神様のところに行くときに「申」と「戌」が喧嘩していて(犬猿の仲)、「酉」が仲裁に入ってゴールしたからなんだって。
生徒
生徒
面白いですね。そういうのを聞くと、イメージが湧いて、記憶にも残りそう。
先生
先生
この動物の中には猫がいないけれど、その理由を知ってる?
生徒
生徒
いいえ?なんでですか?
先生
先生
猫は神様の話を聞いていなくて、後でねずみにうそ情報を教えられて、だまされちゃったからなんだよ。
つまり、…。
生徒
生徒
くっ…。つまり…授業中に先生の話をちゃんと聞けってことですよね!

まとめ【大学受験の古文常識】丑三つ時って何時?十二支がわかれば入試問題が解きやすくなる!

古文の世界は現代とはまったく背景が違う時代ですから、古文常識として、当時の文化・風習をしっかり学んでいく必要があります。
今回の先生の解説のように「イメージで覚える」というのもとても大事。「おもしろい!」「なるほど!」と感じれば記憶に定着しやすくなりますね。

四谷学院では『マンガ古文常識』という教材を用意しています。思わず友達や家族に教えたくなるようなエピソードをはじめ、当時の様子をマンガで学習できるので、古文常識をイメージしやすいですよ。

主要な作品の有名場面を四谷学院がマンガ化。これさえあれば、短期間で古文世界のイメージがつかめます。情景を思い浮かべられるようになれば、古文はダンゼン読みやすくなります。入試の得点に直結する、古文常識の解説も満載。読める! そして点になる!まさに一石二鳥の一冊です。

四谷学院のオリジナル教材を見る

大学受験合格ブログ編集部

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

四谷学院のダブル教育についてはこちら

四谷学院の55段階個別指導についてはこちら

個別相談会で詳しくご説明します

相談会の様子

システム紹介はもちろん、受講プランの作成や教材閲覧、校舎見学などを行っています。※相談会後の迷惑な勧誘やしつこい電話は一切しておりません。安心してご参加ください。

無料個別相談会はこちら

無料でパンフレットをお送りします

パンフレット

各コースの詳しい資料と合格体験記冊子を無料でお届けします。
お気軽にご請求ください。

無料資料請求はこちら

無料資料請求はこちら

こんな記事も読まれています

 

前の記事 » 
次の記事 » 

 

同じカテゴリの記事を見てみる  受験生への学習アドバイス 教科別学習アドバイス  

 

感想をお寄せください

個別のお返事はいたしかねますが、いただいたコメントは全て拝見しております。いただいた内容はメルマガやブログでご紹介させていただくことがございます。掲載不可の場合はその旨をご記入ください。
お問い合わせはフリーコール(0120-428255)にて承っております。