【大学受験】古文の助詞は覚えなきゃダメ?濁点1つで逆の意味に!?
公開日:2023/04/19
こんにちは、四谷学院の奥野です。
大学入試対策「古文」と言えば文法に苦戦する受験生も多いでしょう。文法事項の中でも「助動詞」に苦手意識を持つ生徒は多いのですが、意外に入試でよく出るのが「助詞」なんです。
「なんとなくわかる」程度で対策を怠ってしまうと、思わぬ失点を招くことも…
と、言いつつも、ほかにもたくさん覚えることもあるしやりたいこともあるし、と後回しになりがちですが、この話を聞けば「まずい、助詞もやらなきゃ!」と思うのでは?
今回は、助詞にまつわる歴史的エピソードを紹介します。古文での助詞の重要性が実感できますよ。
古文の助詞は区別がつきにくい

「て」と「で」とか、区別つかないですよ。

昔ね、武田信玄という人と、上杉謙信という人がいてね…。






上杉はどう返したんですか?


そのまま返しただけ?いや違うな、濁点を取ったりつけたりしただけ?


ポイントは濁点をつけただけで意味が逆ということ!
つまり???

助詞とは
助詞は、必ず他の語(名詞・動詞・形容詞など)に付属してあらわれる、「付属語」です。また、助動詞などと異なって活用しません。つまり、助詞とは「活用しない付属語」というわけです。
実は古文の助詞は50種類以上あって、現代語にはない助詞もあれば、現代語と同じ意味だったり違っていたり、また複数の意味を持っている場合もあってなかなか複雑です。
とはいえ、入試で出される助詞は限られていますから、すべてを覚えていく必要はありません。
四谷学院の55マスターで助詞を攻略
四谷学院の教材「古典文法55マスター」では入試最頻出の助詞に絞り込み!格助詞・接続助詞・副助詞・終助詞の順番で例文を挙げながら分かりやすく解説しています。また、それぞれについて練習問題もついていますので、効率よく実戦的な文法力を身につけることができます。
また、どんどん入試問題にチャレンジしてみたいという方は「古典文法特訓ゼミ 識別・敬語編が有効です。
一人で学習するよりダンゼン効果的ですよ!

大学受験合格ブログ編集部
このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。
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