【古文・漢文】苦手な受験生必見!短時間で解答できるようになる勉強の仕方

  公開日:2021/07/07


※この記事は約4分で読めます。

こんにちは、四谷学院の山中です。

古文・漢文が苦手な人の中には、「勉強の仕方が分からない」、「どこから手をつけていいか分からない」という人もいるかと思います。
共通テストでも国語200点満点中の50点ずつしか配点がないし……と、ともすれば後回しにしがちかもしれませんが、実は古文・漢文というのは安定した点数を取りやすい科目なんです。

また、古文・漢文をなるべく短時間で解いて、残りの試験時間を現代文に回すのがセオリーだと言えるでしょう。

この記事では、古文・漢文を短時間で解答できるようになる勉強法について解説します。

知識さえあれば解ける問題がある

古文・漢文には文法や単語の知識さえ持っていれば解ける問題があります。これは知識問題ばかりではなく、読解問題であっても言えることなんです!

一般的に、共通テストは古文・漢文を先に解いて、残り時間を現代文に回した方が良いと言われます。その理由は、古文・漢文には「文法や単語の知識さえ持っていれば解ける問題がある」分、現代文よりも解くのに時間がかからないとされているからです。
もちろん、人によって得意・不得意がありますので「絶対にこの順番で解くのが良い」とまではなかなか言えませんが、1つの方法として知っておいて損はないでしょう。

短時間で解くためのポイント

では、古文・漢文をなるべく短時間で解くためには、どのようなところに着目すれば良いのでしょうか。実際の問題を、古文・漢文それぞれ見てみましょう。

古文のポイント

21年度の第1回共通テスト。国語の第3問、古文で以下のような問題が出題されました。

内裏(うち)わたりの女房も、さまざま御消息聞こゆれども、よろしきほどは、「今みづから」とばかり書かせたまふ『栄花物語』より

藤原長家が妻を亡くしてふさぎこんでいる場面。本文中にある上記の一文について、長家がなぜ下線部のような対応をしたのかという理由を問う問題です。

あなたはこうした問題が出てきたら、どこに注目しますか?

この問題で注目すべきところは、
実は下線部の直前にある「よろしきほどは」という部分。これは、長家が下線部の対応をした相手にあたります。

ここに使われている「よろし」という形容詞は、古文単語の中でも必ず覚えるべき重要語の一つです。辞書を引くと、主に以下のような意味が載っています。

① まずまずである。
② ふつうである。平凡である。
③ 適当である。似つかわしい。

「古語辞典(旺文社)」によれば、「よろし」とは「消極的に良さを認める」というニュアンスを持つ言葉です。とても良いというほどではありませんが、まあまあだ、悪くない、といった意味で使われます。
これがプラスの方向に転ぶと「まずまずだ」や「適当だ」、マイナスの方向に転ぶと「平凡だ」といった意味になります。

そして、こうした「よろし」の意味を知っていると、傍線部直前の「よろしき」を「並一通りの」と訳している選択肢が正解だということが分かります。
古文単語「よろし」の意味を知っているだけで、選択肢が1つに絞り込めるという問題になっていました。

漢文のポイント

知識の占める割合が大きいのは漢文も同様です。
第1回共通テスト国語第4問の漢文では、問5で以下の一文の解釈を答える問題が出題されました。

今君後則欲逮臣、先則恐逮于臣。『韓非子』より

あなたは、この一文がどのような構造になっているか分かりますか?
この一文は、「今」という副詞の後にくる「君(=あなた)」が主語で、その主語から繋がる述部として「後則欲逮臣」と「先則恐逮于臣」が並列されているという構造になっています。漢文で非常によく使われる、対句という表現方法です。

さらに、並列されている「後(おくるれば)則(すなはち)」と「先(さきんずれば)則(すなはち)」に使われている「則」は、「~すれば」という条件を表す接続語ですので、これらの意味は「遅れたら」「先に行ったら」という意味になります。
「あなたは遅れたとしたら~、先に行ったとしたら~」という意味になることが分かります。

この部分が訳せるだけで、正解の選択肢が絞り込める問題となっていました。

古文・漢文を短時間で解くコツ~まとめ~

たとえ全文は理解しきれなかったとしても、一文や一単語さえ分かれば設問は解ける場合もあるのが古文・漢文という科目です。
単純な知識問題ばかりではなく、上記で紹介した読解問題でも知識の有無が点数を左右するのです。
だからこそ、古文・漢文の点数が伸び悩んでいるという人は、古典文法・句形や単語をしっかり覚えることに力を入れましょう。

もちろん、単純に暗記をしているだけでは高得点を狙うことはできません。読解演習も大事です。
が、知識に抜けがある状態では、いくら読解演習を重ねたとしても点数はなかなか安定しないはずです。
「古文・漢文の勉強は何から手をつけていいか分からない」という人は、ぜひ文法・単語の確認から始めてください。


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