共通テストの英語の時間が足りない!そんな人に知ってほしい英語リーディングの傾向と対策について

最終更新日:2024/02/29

※この記事は約6分で読めます。

こんにちは、四谷学院英語担当の田川です。

2021年度入試から始まった大学入学共通テスト(以下、共通テスト)。長文づくしのテストに時間制限の面で苦戦している生徒さんも多く、「どうしたら早く読めるようになりますか?」という質問をたびたび受けます。

今回は、共通テストを解くにあたって、スピードアップのポイントをお伝えできればと思います。

英語リーディング 出題の特徴

共通テストの英語リーディングは、読解に焦点を当てた出題になっている点が特徴です。センター試験では読解だけでなく、発音や語彙、文法、整序、会話文などから幅広く出題されていましたが、共通テストでは読解問題のみが出されます。

また、共通テストは一部の英文を理解できれば解答できるような設問ではなく、横断的に複数の情報を読み取って答えを導き出す設問が見られます。
そのため、ある程度英語に慣れていないと、解答にかなり時間を要してしまうでしょう。

先生
先生

語彙数も2020年度センター試験の約4,300語から、2022年度の共通テストでは約6,000語と大きく増加しているため、時間配分に苦労する受験生も少なくありません。

英語の時間が足りない人がやりがちなこと

ここでは、英語の試験時間が足りない受験生がやりがちなことを紹介します。1つでも当てはまる場合はすぐに改善し、効率よく解く練習をしましょう。

慌てて問題を解いている

英語の時間配分に苦労する人が陥りがちなのが、慌てて問題を解くことです。

自分の限界を超えたスピードで読もうとしても、人間の脳の処理能力には限界があるため、結果的に何度も読み返すことになります。
速いスピードで何度も読み返すよりも、自分のペースでしっかりと読むことを意識しましょう。

また、英語リーディングを時間内に終えるためには、素早い理解力と高い情報処理能力を鍛えなければなりません。英文に触れたり、長文問題に取り組んだりするなど、脳を英語に慣れさせることが必要です。

先生
先生

日々の積み重ねにより、スムーズに理解できるようになれば、時間に余裕が生まれるでしょう。

解けない問題にこだわっている

解けない問題が出た際に、そこにどれくらい時間を使うのかは重要なポイントです。特に、文法や知識問題は「あと一歩で思い出せそうなのに……」と、詰まることも多いでしょう。

解けない問題に時間をかけると、そのあとの問題を解く時間が足りなくなることが考えられます。解けない問題や合っているか不安な問題は後回しにして、次の問題に取りかかりましょう。

その際には、後回しにする問題にチェックを付けたり、メモを残したりしておくと、最後に見直しやすいためおすすめです。

時間配分を誤っている

共通テストでは問題を解くだけでなく、マークミスやケアレスミスがないか、最後に確認を行うことが大切です。

問題を解く時間だけで時間配分を考えてしまうと、時間制限ギリギリまで問題を解いてしまい、見直しの時間が足りずミスに気付かない場合があります。

試験当日までに過去問を解いて問題ごとの時間配分を把握し、各問題に適切な時間をかけられるようにしましょう。

なぜ時間が足りないのかを把握できていない

英語試験の時間が足りないと感じる場合、時間不足の根本的な原因を知ることが重要です。

読解スピードが遅いのか、単語の理解が難しいのか、問題の意図をつかむのに時間がかかるのかなど、自分の弱点を理解して対策を講じることが、効果的な時間管理につながります。

英語リーディングは「場面設定」を素早くつかめ

共通テストの英語リーディングでは、前半は文章量の比較的少ない読解問題が続き、日常生活のさまざまな場面を題材とした読解問題を素早く解く必要があります。そのため、まずは文章の場面設定をつかむことが重要です。

文章の場面設定をつかむには、問題文の冒頭部分や設問文を先に読んでおくとよいでしょう。

以下の記事では、具体例を挙げて解説しています。併せてチェックしてみてください。

共通テスト英語 問題の傾向と対策 (リーディング・リスニング) | 大学入学共通テストポイント解説

英語リーディングで高得点を狙うなら

英語リーディングで高得点を狙うためのポイントを2つ紹介します。

英単語の暗記

英語リーディングで時間内に解きつつ高得点を狙うためには、英単語の暗記が必要です。単語を覚えることは、読解スピードの向上にもつながります。

暗記する1日の単語の目標数を決めて、毎日「暗記→確認テスト」の順に行い、同じ範囲を1週間後や1ヵ月後にも実施します。間隔を空けて繰り返し学習しましょう。

単語帳に色付けして暗記しようとしても、確実な暗記にはつながりません。しっかりと意味を理解できているか確認しながら学習を進めましょう。

問題に慣れる

高得点を狙うためには、長文読解に慣れることが大切です。共通テストの問題は長文読解のみで構成されており、後半の問題に進むほど文章が長くなるため疲れてしまいます。

解く順番を変えたり、問題文の読み直しを減らしたりするなどの工夫をして、疲れを軽減させましょう。

共通テストの英語の時間が足りない!そんな人に知ってほしい英語リーディングの傾向と対策について~まとめ

共通テストに限らず、英語の読解問題において、単語や表現の意味は文脈のなかで決定されます。文脈がわからない状態で、単語帳で覚えた意味を当てはめるようにして読み進めても理解がしづらく、結果として読むスピードも落ちてしまうでしょう。

共通テストの英語リーディングのように、さまざまな題材の英文が出される読解のテストであれば、なおさら場面の把握が重要です。対策する際には、場面設定を素早くつかむことを意識してみてください。

共通テスト対策も!四谷学院におまかせください

四谷学院では、共通テストに対応できる「骨太な基礎力」を徹底して鍛え上げる学習を提供しています。基礎を鍛え上げることで、新しいテスト様式にも惑わされず、自分の力を最大限に発揮することが可能です。

四谷学院の55段階個別指導では、科目ごとに共通テストの出題形式に対応した実戦演習を行い、基礎力を得点力に結びつける力を養います。

また、共通テストではリスニング力の重要度も増していますが、四谷学院では対策としてスマートフォンで学習できる教材「リスニングマスター」を提供しています。この教材を活用すれば、隙間時間に学習してリスニング力を伸ばすことが可能です。

受験に必要な知識やテクニックを効率よく身に付けたい方は、ぜひご検討ください。

失敗しない予備校選びは相談会・説明会参加が重要!

予備校選びは、合否に大きな影響を与えます。口コミやホームページの情報だけで選ぶのではなく、説明会に参加して実際の学習環境や雰囲気を確認しましょう。指導方針やサポートの質、指導内容の適合性、講師の質などを自分の目で確認することが大切です。

また、予備校を選ぶ際には最初から1校に絞らず、複数の予備校から比較検討するのがおすすめです。

大学受験予備校「説明会」の参加の仕方と確認ポイント

大学受験合格ブログ編集部

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

四谷学院のダブル教育についてはこちら

四谷学院の55段階個別指導についてはこちら

個別相談会で詳しくご説明します

相談会の様子

システム紹介はもちろん、受講プランの作成や教材閲覧、校舎見学などを行っています。※相談会後の迷惑な勧誘やしつこい電話は一切しておりません。安心してご参加ください。

無料個別相談会はこちら

無料でパンフレットをお送りします

パンフレット

各コースの詳しい資料と合格体験記冊子を無料でお届けします。
お気軽にご請求ください。

無料資料請求はこちら

無料資料請求はこちら

こんな記事も読まれています

 

前の記事 » 
次の記事 » 

 

同じカテゴリの記事を見てみる  受験生への学習アドバイス 教科別学習アドバイス  

 

感想をお寄せください

個別のお返事はいたしかねますが、いただいたコメントは全て拝見しております。いただいた内容はメルマガやブログでご紹介させていただくことがございます。掲載不可の場合はその旨をご記入ください。
お問い合わせはフリーコール(0120-428255)にて承っております。

このページの先頭へ