【生物】答案作成がスムーズになる「4つの問い」—ティンバーゲンの4つの問いから考える生物学習のポイント

  公開日:2021/07/08
最終更新日:2021/07/09


※この記事は約3分で読めます。

こんにちは、四谷学院の山中です。

生物の勉強は、幅広い分野からたくさんの知識を暗記しなければならない、と思われがちです。
確かに暗記は必要ですが、ただやみくもに覚えようとするのも苦痛ですよね?

この記事では、記述答案作成を見すえた勉強のヒントとして「ティンバーゲンの4つの問い」について紹介します。

ティンバーゲンの4つの問いとは?

動物行動学者ニコ・ティンバーゲン(ニコラース・ティンバーゲン Nikolaas Tinbergen)は、動物の行動を研究する際、4つの異なる切り口からアプローチすることができる、と唱えました。
その4つの切り口とは、

①メカニズム:どのようなしくみで成立しているのか
②機能:どのような利点/意義があるか
③発達:成長過程でどのように獲得するか
④系統進化:進化の過程でどのように獲得したか

この4つです。「ティンバーゲンの4つのなぜ」とも言われています。

4つの切り口からの研究

例えばスズメの仲間(鳴禽類)では、オスは「さえずり」と呼ばれる複雑な鳴き声を持ちます。生まれつきさえずりができるわけではなく、幼鳥期に周りのオスのさえずりを聞くことで学習しています。
この「さえずり」という行動1つについても、4つの切り口から研究されています。

①メカニズム→脳内にどのような構造があり、さえずりを学習できるのか?
②機能→縄張りの防衛や雌への求愛など、生存・繁殖における利点があるのか?
③発達→幼鳥から成鳥になる過程で、どのようにさえずりを獲得するのか?
④系統進化→進化の過程で、いつから「さえずり」するようになったのか?

行動学の分野に限らず、生物として学ぶさまざまな現象は、この「4つの問い」のいずれか(または複数)に答えるものになっています。
それゆえ、入試での問われ方も「4つの問い」に準じており、特に「①メカニズム/しくみ」「②機能/利点/意義」として問われることが多いのです。

参考文献 生き物をめぐる4つの「なぜ」 長谷川眞理子 集英社新書(2002)

入試問題の解答に!

例えば「CAM植物の光合成」についての記述答案を作成する場合を考えてみましょう。

「①メカニズム」に着目して
「夜に大気中の二酸化炭素をに固定し、日中は日中は液胞に蓄積したから二酸化炭素を取り出し光合成を行う」
と書くこともできます。

そして
「②機能」に着目すれば
「夜に炭素固定を行うことで、日中は気孔を閉じ水分の蒸散を防ぎながら光合成ができる」
と書くこともできます。

その設問が「何を答えてほしいのか」をきちんと読み取ることがポイントです!

ぜひ日々の学習でも「4つの問い」の視点を取り入れてみてください。答案作成がスムーズになりますよ。


夏期講習の詳細はこちら

個別相談会で詳しくご説明します

相談会の様子

システム紹介はもちろん、受講プランの作成や教材閲覧、校舎見学などを行っています。※相談会後の迷惑な勧誘やしつこい電話は一切しておりません。安心してご参加ください。

無料個別相談会はこちら

無料でパンフレットをお送りします

パンフレット

各コースの詳しい資料と合格体験記冊子を無料でお届けします。
お気軽にご請求ください。

無料資料請求はこちら

無料資料請求はこちら

 

前の記事 » 
次の記事 » 

 

同じカテゴリの記事を見てみる  夏期講習・夏期特訓  

 

感想をお寄せください

個別のお返事はいたしかねますが、いただいたコメントは全て拝見しております。いただいた内容はメルマガやブログでご紹介させていただくことがございます。掲載不可の場合はその旨をご記入ください。
お問い合わせはフリーコール(0120-428255)にて承っております。

このページの先頭へ