
天王山とは、勝敗や運命を左右する大きなターニングポイントを表す言葉です。
大学受験を控えた高校3年生にとって、受験の天王山とされているのが夏休みです。「夏を制する者は受験を制する」といわれるように、夏休みに計画的に勉強を進めることで、志望校合格の可能性が大きく高まるでしょう。
今回は、夏休みが受験の天王山と呼ばれる理由や、この時期に取り組むべき勉強についてご紹介します。加えて、夏休みに失敗しないための過ごし方や、勉強計画の立て方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。



目次
なぜ夏休みは「受験の天王山」と呼ばれるのか

高校3年生にとって夏休みが受験の天王山といわれるのは、受験勉強にまとまった時間を使える貴重な期間だからです。
夏休みの期間は、地域や学校によって多少の差はありますが、およそ30~45日です。その間は学校の授業が止まるため、受験勉強に集中できます。
一方で、夏休みの過ごし方は、人によって大きな差があります。計画的に勉強を進めて実力を伸ばす受験生もいれば、思うように学習が進まない受験生もいるでしょう。
受験までのスケジュールを考えると、秋からは本格的に過去問演習へ取り組む時期に入ります。そのため、夏休みは基礎を仕上げ、苦手分野を克服しておく重要なタイミングといえます。
受験の天王山でやるべき勉強

受験の天王山である夏休みは、どのように勉強を進めればよいのでしょうか。ここでは、優先して取り組みたい内容をご紹介します。
基礎固め
学校の授業がない夏休みは、これまでの総復習に集中できる貴重な期間です。志望校の難易度に関係なく、まずは基礎を固めましょう。
夏休みのうちに基礎が仕上がっていれば、秋からの実践的な演習にもスムーズに移れます。
苦手克服
入試本番では、苦手分野が足を引っ張るケースも少なくありません。そのため夏休みのうちに課題を整理し、重点的に克服しておくことが大切です。
まずは、各科目で「どこがわかっていないか」を洗い出しましょう。理解が曖昧な単元や、解き方が身についていない問題を明確にすれば、自分の課題が見えてきます。
英語・数学
受験科目の中でも、英語と数学は積み上げ型の科目です。短期間での巻き返しが難しいため、夏休みのうちに優先して取り組む必要があります。
また、この2科目は配点が高く、差がつきやすい科目です。ほかの科目とのバランスを見ながら、十分な学習時間を確保しましょう。
復習中心で進める
夏は、新しい内容を詰め込むよりも、既習範囲を確実に定着させることが重要です。まずは復習を優先しましょう。
一度学習した内容は、適度な休憩をはさみながら繰り返し復習することで、長期記憶として定着しやすくなります。夏休みのうちに知識を整理し、確実に身につけておきましょう。
過去問はいつ始める?
学習計画を立てるにあたって、夏休みの間に過去問に取り組むべきか悩む受験生も少なくありません。過去問の演習に本格的に取り組む時期としては、一般的に秋以降が目安です。
ただし、過去問は実力固めだけでなく、出題傾向や現時点での課題を把握するためにも役立ちます。そのため、基礎が定着してきた夏休みのうちに、まず5年分を解いてみるとよいでしょう。
解説を読んでも考え方や解き方が理解できない部分があれば、そこが弱点です。理解が曖昧な単元を洗い出し、夏休みの間に重点的に復習しておきましょう。
夏休みの終わりには、過去問を解き直して、どれだけ実力が伸びたかを確認します。その結果を踏まえながら、秋以降の演習につなげていきましょう。
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受験の天王山で失敗する人の特徴

夏休みにしっかり勉強したつもりでも、成績が伸び悩んでしまう方には共通点があります。それは、「勉強したつもり」で終わってしまっていることです。
ここでは、「勉強したつもり」に陥りやすい、4つの落とし穴を解説します。
計画だけ立てて満足する
夏休みの学習では、きちんと計画を立てることが大切です。しかし、立派な計画表を作っただけで満足し、実際の勉強が進まなければ成績にはつながりません。
計画は、実行して初めて効果を発揮します。計画を立てたらすぐに取りかかる習慣をつけましょう。
勉強時間だけを重視する
勉強時間を確保することは大切です。しかし、「今日は10時間勉強した」と時間だけで満足し、理解や定着が不十分なままの場合もあります。
実力を向上させるには、勉強の時間ではなく、質が重要です。正答率や理解度を振り返る、解き直しをするといった習慣をつけ、質を高める工夫をしましょう。
苦手科目から逃げる
苦手科目を後回しにすることも、失敗の原因です。
苦手だからと先送りにすると、夏休みが終わっても弱点が残ったままになり、受験に間に合わない可能性があります。入試本番で苦手分野が出題されれば、大きな失点につながりかねません。
また、苦手科目を克服できれば、得意科目をさらに伸ばすよりも効率よく得点を伸ばせる場合があります。逃げずに、理解できるレベルまで戻って学習を進めましょう。
生活リズムを崩す
夏休みは自由に時間を使えるため、ついつい夜更かしをしがちです。しかし、生活リズムの乱れも成績が伸び悩む原因になります。
夜更かしが続くと睡眠の質が下がり、心身の不調や、集中力・記憶力の著しい低下を招くおそれがあります。
また、夜更かしが習慣になってしまうと、秋以降も日中に眠気が残り、十分なパフォーマンスを発揮できません。入試本番に向けて、夏休みも朝型の生活リズムを保ちましょう。
高1・高2も夏休みが重要な理由

まとまった勉強時間を確保できる夏休みは、受験を控えた高校3年生だけでなく、高校1年生・2年生にとっても重要です。
受験に必要な知識は、高1・高2から積み重ねていくものです。この時期の基礎が身についていないと、高3で学ぶ内容の理解や応用が難しくなります。
そのため、高1・高2の時点でも、勉強時間を十分に取れる夏休みを利用して、基礎固めや苦手分野の克服に取り組んでおくことが大切です。
夏を制する者は受験を制す!そのためには何をすべき?

失敗する人の特徴からもわかるように、夏休みの受験勉強が思いどおりに進むかどうかは、どのような勉強計画を立てるかによって大きく変わります。
では、勉強計画を考える際、どのような点に注意すればよいのでしょうか?
具体的な目標を決める
目標は、できるだけ具体的に設定しましょう。例えば「苦手な英語を重点的に勉強しよう」とするのではなく、「不規則動詞の語形変化をすべてマスターする」といった明確な目標にすると、より取り組みやすくなるはずです。
微調整が利くような計画を立てる
勉強計画を立てることはとても大切ですが、同時にそれは「無理なく実行できる」ものでなくてはなりません。「綿密な計画を立てすぎてしまって、気持ちに余裕がなくなってしまう」という状態にならないような計画を立てましょう。
計画の中に前もって「予備日」を設けておくようにすると、勉強が予定どおりに進んでいない場合などに微調整が利きやすくなります。
このような勉強計画を事前に立てておき、焦らず怠らずコツコツと勉強を続けることによって、思い描いたとおりの受験勉強ができるはずです。
まとめ
夏休みにどれだけ受験勉強に取り組めるかは、志望校合格の可能性にも大きくかかわります。
失敗する人の特徴からわかるように、夏休みの受験勉強では、「どのような勉強計画を立てるか」が大切です。しかし、自分一人だけで勉強していると、「わからない点が出てきても、聞く相手がいない」「モチベーションのキープが難しい」という問題が出てきます。
そのような不安を避け、確実に「夏を制して受験を制する」ために、各科目単科講座形式の四谷学院の夏期講習でしっかりと基礎固めをしませんか?
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