
こんにちは!四谷学院の奥野です。
受験生の夏休みは、ライバルと差を付ける大切な期間です。
自分に合った学習内容を決め、具体的な目標を設定しましょう。そうすることで学習計画を立てやすくなり、効率的に勉強を進められます。
本記事では、夏休み以降の成績アップにつなげるためにやることを4つご紹介します。



目次
受験生の夏休みはなぜ重要?

「夏を制する者は受験を制す」という言葉があるように、夏休みの過ごし方は受験の結果を左右する重要なターニングポイントです。なぜこれほどまでに夏休みが重視されるのか、その理由を解説します。
夏休みはまとまった勉強時間を確保できる
学校の授業がない夏休みは、受験勉強に集中できる貴重な期間です。普段は授業や部活で自由に使える時間が限られていますが、夏休みであれば普段はできなかった勉強に存分に取り組むことができます。
高3生が夏休みに勉強する時間は1日平均7.6時間とされています。仮に40日間の夏休みで毎日8時間取り組めば、夏だけで320時間の勉強時間を積み上げられる計算です。
まとまった時間が取れるこの時期こそ、苦手科目の復習や基礎固めを一気に進める絶好のチャンスといえるでしょう。
秋以降は基礎固めの時間がなくなる
秋以降は過去問演習や応用問題への取り組みが増え、基礎をじっくり学び直す余裕がなくなってきます。そのため、夏休みに1・2年生の内容と3年生の1学期までの復習をして、わからないところをなくしておくことが大切です。
この時期に基礎固めをしておけば、秋からの伸び率が変わってきます。夏休みのうちに基礎力を固め、志望校合格への土台をつくりましょう。
夏で差がつく受験生・差がつかない受験生の違い
受験前の夏は勝敗の分かれ目となる「天王山」とも言われ、受験生同士で勉強量や学習習慣の差が出やすい時期です。
差をつけられる受験生は、無理のない計画を立てて毎日コツコツと勉強できます。一方で、計画性がなく勉強量にムラがあったり、生活リズムが乱れて勉強時間を確保できなかったりすると成績は伸びにくいでしょう。
夏に差をつけるためには、生活リズムを整えたうえで無理のないスケジュールを立て、着実に学習を積み重ねることが重要です。
受験の対策で夏休みにやることは?

秋以降の成績を上げるには、夏休み中に以下のことを実践するのがおすすめです。
主要3教科の基礎を固める
夏休み期間中は、英語と数学、国語の主要3教科の基礎をしっかりと固めましょう。
ここでは、各教科の効率的な学習方法をご紹介します。
・英語
英語の入試で高得点を目指すためには、まずは単語力を鍛えることが不可欠です。
知っている単語が増えれば増えるほど、文を理解できるようになります。文を理解できるようになると、そこから英文法やイディオムの理解も進みやすくなります。
まずは単語力をしっかりと固め、未知の単語やイディオムに出会ったらメモを取り、解答後すぐに意味を調べるようにしましょう。
また、読解力を向上させるためには、文の構造の理解も重要です。構造解釈に慣れたら、長文読解の練習や例文の暗記、作文の練習に進みましょう。
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・数学
大学入学共通テストでは、「数学I・数学A」と「数学II・数学B・数学C」の対策が必要です。加えて、理系の二次試験では、微積分や複素数平面など発展的な内容への対応も欠かせません。
数学を伸ばすには、とにかく基礎を徹底して鍛えることが大事です。
夏休み中に苦手分野を克服し、基本問題を確実に解けるように演習を重ねましょう。
・国語
国語の現代文では、読解力と記述力の向上が重要です。
毎日1題でもよいので、現代文の問題に取り組む習慣を付けると、読解力を伸ばせます。また、文章を要約する練習をすると、記述力の向上につながるためおすすめです。
さまざまなジャンルに触れるためには、学校の問題集だけでなく、市販の参考書や問題集も利用しましょう。
また、古文では古典文法の理解と、古文単語の暗記が重要です。
漢文では、基本的な文法や漢字の読み方を覚え、漢詩の形式も理解しましょう。
とにかく勉強量を積む
夏休みは、勉強に集中できる貴重な期間です。
特に高校3年生は受験に向けて、毎日10時間程度の勉強が推奨されます。
しかし、量だけでなく質も大切であるため、学習計画を立てて効率よく学習を進めましょう。夏休み期間中に精一杯努力すると自信が付き、今後の学習や試験での大きな支えになります。
苦手科目を克服する
夏休みは、苦手科目を克服する最終チャンスです。
この時期を逃すと、学校の授業も再開し、弱点補強を集中的に行う時間が取れなくなってしまいます。
また、これから本格的に受験校選びをすることを考えると、苦手科目は早めに克服して、偏差値を上げておく必要があります。
そのため、1つだけ極端に成績が低い教科がある場合は、夏休みの間だけその基礎学習に多くの時間を割くことも検討しましょう。
入試の形式をチェックする
受験する大学をすでに決めている人は、過去問や赤本を見て、入試問題の傾向を分析しておきましょう。
基礎力の習得や苦手科目の克服が終わっている場合、このチェック作業がライバルとの差を付ける大事なポイントになってきます。
大学受験業界には「赤本を制するものが受験を制する」といった言葉もあります。
そのため、自分の志望校の問題に向き合う余裕がある人は、赤本を入試直前の力試しではなく、出題傾向の分析ツールとして上手に活用してみてください。
出願書類などの準備
特に、学校推薦型選抜と総合型選抜は、一般入試よりも早く出願と選考が始まります。
総合型選抜の出願は9月以降、学校推薦型選抜の出願は11月以降に始まるのが一般的です。夏休みのうちから書類準備を進めておきましょう。
なお、学校推薦型選抜は、希望者が多い場合、出願前に校内選考がある場合があります。
受験生の夏休みは1日何時間勉強すべき?

夏休みはまとまった勉強時間を確保できますが、ただ勉強をこなすだけでは成果にはつながりにくいものです。ここでは、学年別の目安時間や、学習の質を高める工夫をご紹介します。
受験生の夏休みの勉強時間の目安は?
受験生が夏休みに取り組むべき勉強時間の目安は、高校3年生で1日8〜10時間、高校1年生・2年生であれば3〜6時間程度です。夏休みの40日間で1日8〜10時間確保できれば、320〜400時間勉強できる計算になります。
ただし、長時間勉強することが目的にならないよう注意が必要です。無理をしすぎて受験前に体をこわしてしまったら元も子もありません。勉強時間の目安はあくまで目安として設定し、休憩をはさみながら無理なく続けられる範囲で取り組みましょう。
高1・高2・高3で勉強時間はどう違う?
夏休みに優先すべき勉強の内容と必要な時間は学年ごとに異なります。
高校1年生の場合、夏休みは高校の学習スタイルに慣れること、基礎力を固めることが最大の目標です。高校2年生は受験準備を始めるタイミングで、夏休みをどう過ごすかが3年生になってからの伸びを大きく左右します。いずれも1日3〜6時間を目安に学習時間を確保するとよいでしょう。
高校3年生は1日8〜10時間程度を目安にしっかり確保したいところです。秋以降は応用や実践への切り替えが必要になるため、基礎をじっくり固められるのは夏休みまでです。受験直前になってあわてないよう、計画的に進めましょう。
勉強時間よりも大切なのは“勉強の質”
ただ長時間机に向かうだけでは成績は伸びません。苦手科目は基礎力の養成、得意科目は応用力の強化に充てるなど、科目ごとに方針を変えて取り組むことが大切です。
意外に思われるかもしれませんが、夏休みに最も伸びしろがあるのは「好きだけど苦手な科目」です。興味があるぶん集中して取り組むことができ、基礎を固めることで一気に得点力を上げられる可能性があります。
理解できていない単元は重点的に学習し、「わかったつもり」で終わらせないようにしましょう。
集中力を維持するための休憩の取り方
勉強が長時間におよぶ場合は、適度な休憩が必要です。そのうえで集中力を高める工夫も重要になります。
そこでおすすめなのが、25分のタスクと5分の休憩を1セットにして作業を進める「ポモドーロテクニック」という時間管理法です。やるべきことを決め、25分という短いスパンで取り組むことで高い集中力を維持でき、学習密度を高められます。
また、週に1日は時間に余裕をもたせた予備日を設けたり、好きなことに取り組む時間を作ったりすることも、次の勉強への集中力を高めるうえで効果的です。
部活がある受験生はどう勉強時間を確保する?
部活を続けながら受験勉強をする場合は、スキマ時間の活用がポイントです。
まとまった時間を取りにくい部活生には「スキマ時間用ToDoリスト」の活用をおすすめします。これは、「10分空いた時間が生まれたときに何をするか」をあらかじめ決めてリスト化しておくというものです。何をすればよいかが明確になるため、急に時間ができた際に有効活用できます。
朝のちょっとした時間や通学時間を使って、部活と受験勉強をうまく両立しましょう。
夏休みに勉強時間を増やすコツ
急に長時間勉強しようとしても、なかなか習慣化しにくいものです。まずは毎日決まった時間に机へ向かうことを意識しましょう。「毎朝起きて食事をしたら机に座る」というように行動をルーティン化することで、日々の学習の動機づけになります。
毎日続けることへの自信がついてきたら、段階的に時間を増やしていくと無理なく習慣化できます。夏休みの終わりに目標時間へ到達できるよう、序盤は焦らず着実に積み上げていきましょう。
受験対策以外で夏休みを過ごす際の注意点

夏休みを有意義に過ごせるよう、以下の点に注意しましょう。
体調を崩さないようにする
夏休みは勉強だけに集中しがちですが、体調管理にも気を付けることが大切です。
長時間部屋にこもってばかりいると、気持ちの切り替えもしにくく、体調を崩す恐れがあります。
睡眠を十分に取り、定期的に運動をする習慣を付けましょう。
ストレスとの向き合い方を決める
高校3年生の夏休みは、受験準備の重要な時期ですが、勉強だけに集中しすぎるとストレスが溜まりやすくなります。
そのため、定期的に適度な息抜きを取り入れることが大切です。
しかし、息抜きをしすぎると受験準備がおろそかになる可能性もあるため、バランスに注意しましょう。
オープンキャンパスにも足を運ぼう
高校3年生の夏は、受験勉強だけでなく、大学のオープンキャンパスへの参加がおすすめです。
オープンキャンパスへ行くと、大学生活がイメージしやすくなり、勉強のモチベーション向上につながります。
きれいなキャンパスや学生生活を目の当たりにすることで、「絶対にこの大学に合格したい」という強い意欲が芽生え、受験勉強に対する熱意が一層高まるでしょう。
受験前の夏休みこそ予備校を活用しよう
受験前の夏休みで、「何をしたらよいかわからない」と感じる場合は、予備校の夏期講習や自習室の利用がおすすめです。
予備校では、プロの講師による講義や個別指導を受けられ、自習室では静かな環境で集中して勉強を進められます。
まとめ
受験前の夏休みは、英語・数学・国語の主要3教科の基礎を固め、勉強量を積むことが重要です。
特に、苦手科目の克服と入試形式の確認は、秋以降の成績向上に不可欠です。また、出願書類の準備も早めに始めましょう。
勉強以外では、体調管理とストレス対策が大切です。オープンキャンパスへの参加も勉強のモチベーションを高めます。目標と学習計画を立て、夏休みを有効活用してください。
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実際に予備校へ足を運べば、学習環境や指導方針、サポート体制を自分の目で確かめられます。複数の予備校を訪れて、それぞれの特徴を比較検討し、自分にぴったりの教室を見つけてみてください。




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