
こんにちは!四谷学院の奥野です。
名古屋工業大学は、愛知県名古屋市にキャンパスを置く1949年開学の国立大学で、名古屋工業専門学校と愛知県立工業専門学校を前身とする歴史ある大学です。工学部のみの単科大学で、「名工大(めいこうだい)」の愛称で親しまれています。
この記事では、名古屋工業大学の入試の特徴や難易度、倍率、合格するための勉強法などをご紹介します。名古屋工業大学の受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
※本記事に記載されている情報は2025年7月19日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。



目次
名古屋工業大学の概要
名古屋工業大学は、1905年に名古屋高等工業学校としてその歴史をスタートさせました。その後、1944年に名古屋工業専門学校に改称し、1949年に現在の名古屋工業大学として開学した歴史ある大学です。
工学部のみの単科大学であり、工学のほぼ全分野をカバーしています。課程は以下の3つに分かれています。
- 高度工学教育課程……生命・応用化学科、物理工学科、電気・機械工学科、情報工学科、社会工学科
- 創造工学教育課程(6年一貫)……材料エネルギーコース、情報・社会コース
- 基幹工学教育課程(夜間主)5年制課程……電気・機械工学コース、環境都市工学コース
また、名古屋工業大学ダイバーシティ推進センターでは、女子学生に工学の学びの魅力を知ってもらうための取り組みとして、進路支援サイト「工学の扉を開こう」を開設しています。これは、多様な視点を活かすイノベーションの担い手として、女子工学人材が求められている現代社会の需要に応えるものです。
なお、名古屋工業大学のアドミッション・ポリシーは以下のとおりです。
高度工学教育課程
- 高等学校等で学習する教科・科目の基本的な知識を習得し、これを活用して課題解決を行う能力をもつ人、特に英語の基礎学力と表現力をもつ人
- 工学や科学技術の学習に特に必要となる数学と理科に関する論理的・数理的・科学的思考力をもつ人
- 知的探究心が旺盛で、自ら新しい課題を見つけ挑戦し、ものやしくみを創造することで、自然との共生の上に人類の幸福に貢献する意欲をもつ人
創造工学教育課程
- 高等学校等で学習する教科・科目の基本的な知識を習得し、これを活用して課題解決を行う能力をもつ人、特に英語の基礎学力と表現力をもつ人
- 工学や科学技術の学習に特に必要となる数学と理科に関する論理的・数理的・科学的思考力をもつ人
- 知的探究心が旺盛で、自ら新しい課題を見つけ挑戦し、ものやしくみを創造することで、自然との共生の上に人々の幸福に貢献する意欲をもつ人
- 他者と意見を交わすことのできるコミュニケーション力をもつ人
基幹工学教育課程
- 高等学校等で学習する教科・科目の基本的な知識を習得し、これを活用して課題解決を行う能力をもつ人
- 工学や科学技術の学習に特に必要となる数学と理科に関する論理的・数理的・科学的思考力をもつ人
- 知的探究心が旺盛で、自ら新しい課題を見つけ挑戦し、ものやしくみを創造することで、自然との共生の上に人類の幸福に貢献する意欲をもつ人
キャンパスは名古屋駅からおよそ15分、緑豊かな鶴舞公園のそばに位置し、約21.4万㎡という広大な敷地面積を誇ります。交通アクセス良好な場所にありながら、自然の落ち着きを感じられるのが魅力です。
大学名:名古屋工業大学
設立年:1949年
学生数:3,997名(2024年5月1日時点)
所在地:
〒466-8555
愛知県名古屋市昭和区御器所町
X(旧Twitter):@nitechofficial
YouTubeチャンネル:国立大学法人名古屋工業大学
名古屋工業大学の偏差値と難易度(レベル)
Benesseの「マナビジョン」のデータによると、名古屋工業大学の偏差値は59~68で、大学入学共通テストの得点率は71~84%です(2025年7月19日時点)。
また、学科・コースごとの偏差値は以下のとおりです。
| 学科・コース | 偏差値 |
| 生命・応用化学科 | 61~66 |
| 物理工学科 | 61~66 |
| 電気・機械工学科 | 62~66 |
| 情報工学科 | 61~68 |
| 社会工学科/建築・デザイン分野 | 61~66 |
| 社会工学科/環境都市分野 | 59~64 |
| 社会工学科/経営システム分野 | 60~65 |
| 創造工学教育課程/材料・エネルギーコース | 60~65 |
| 創造工学教育課程/情報・社会コース | 60~65 |
参照:名古屋工業大学/偏差値・共通テスト得点率(入試難易度)【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報
名古屋工業大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学
ここでは、名古屋工業大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学をいくつかご紹介します。
■偏差値の近い大学「工学部」
名古屋大学(国立) 工学部(偏差値64~66)
岐阜大学(国立) 工学部(偏差値56~60)
豊田工業大学(私立) 工学部(偏差値66~68)
名古屋工業大学入試の特徴
名古屋工業大学は国立大学のため、大学入学共通テスト受験後に個別学力検査等を受ける「一般選抜」が主な選抜方法です。加えて、学校推薦型選抜と総合型選抜、外国人留学生特別選抜があります。
ここでは、一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜について解説します。
一般選抜(前期日程・後期日程)
高度工学教育課程と創造工学教育課程で行われる選抜方法です。大学入学共通テスト(6教科8科目)に加え、個別学力検査として数学・理科(物理か化学)・英語の3教科を受験します。創造工学教育課程に関しては面接も課されるので、対策が必要です。
なお、創造工学教育課程を受験する場合は、2段階選抜が行われる場合があります。2段階選抜が実施されるのは、募集人員に対して入学志願者が前期日程で約4倍、後期日程で約8倍に達した場合です。大学入学共通テストの成績をもとに第1次選抜を行い、合格者に対して個別学力検査等を実施します。
学校推薦型選抜
大学入学共通テストを課す入試方式(生命・応用化学科、物理工学科、電気・機械工学科、情報工学科)と、課さない入試方式(物理工学科、電気・機械工学科、情報工学科、社会工学科)があります。
大学入学共通テストを課す入試方式では、大学入学共通テストの成績、提出書類および面接で選抜を行い、大学入学共通テストを課さない入試方式では提出書類、数学と理科の筆記試験および面接で選抜を行います。詳しくは入学者選抜要項をご確認ください。
総合型選抜
高度工学教育課程の一部の分野と、基幹工学教育課程にのみ設けられている選抜方法です。大学入学共通テストを課さず、スクーリングを通じた発表または模擬授業に関するレポートおよびプレゼンテーション、口頭試問を含む面接および提出書類で合否を決定します。詳しくは入学者選抜要項をご確認ください。
名古屋工業大学の入試科目別の出題範囲とその対策
名古屋工業大学の入試対策においては、試験問題の出題範囲と傾向をしっかりとつかんでおくことが大切です。ここでは、最も受験者数が多い一般選抜(前期日程)の試験問題の特徴をご紹介します。
数学の対策と勉強法
名古屋工業大学の数学は試験時間120分で大問4つ、すべて記述式です。微分積分が頻出分野ですが、このほかに数列・ベクトル・軌跡もよく出題されます。これらの範囲は優先的に学習を進め、苦手があれば確実につぶしておきましょう。
また、記述式であることから、最終的な解が間違っていても場合によっては部分点をもらえる可能性があります。そのためには、途中式をわかりやすく記載する必要があるので、過去問の解答例を参考にしつつ、解答の書き方も練習しておきましょう。
理科(物理、化学)の対策と勉強法
名古屋工業大学の理科の試験は試験時間100分で、物理か化学のどちらか1科目を選択します。どちらも記述式で大問3つの構成です。
物理は小問数の多さが特徴です。やさしい問題から難しい問題まで出されるため、基礎をしっかりと固めたうえで、問題集などを使って応用レベルに対応できる力をつけましょう。頻出分野は力学です。
化学は計算量がかなり多く、有機化学・無機化学・理論化学の範囲から幅広く出題される傾向にあります。教科書レベルを漏れなく身につけたうえで計算力を養い、本番で計算ミスをしないようにしましょう。
英語の対策と勉強法
名古屋工業大学の英語の試験は試験時間80分で、マーク式と記述式の混合になっています。大問5つの構成で1~4問は長文読解、5問目は自由英作文です。
長文読解の問題数が多く、速読力が求められます。長文読解用の問題集を使って長文に慣れておくとよいでしょう。また、英問英答式のため、その訓練もしておくのがおすすめです。
自由英作文は60~80語で解答します。近年は日本語で出題されていますが、英語で出題されるときもあるので、過去問に取り組んで慣れておきましょう。
名古屋工業大学の入試概要

ここからは、名古屋工業大学試験の概要を解説します。
※記事に記載のデータは、2025年7月19日現在のものです。
出願資格について
名古屋工業大学への出願資格があるのは、大学入学共通テストで大学が指定する教科・科目を受験し、なおかつ次の内容のいずれかに該当する人とされています。
- 高等学校または中等教育学校を卒業した者及び入学年の3月卒業見込みの者
- 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び入学年の3月卒業見込みの者
- 学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び入学年の3月31日までにこれに該当する見込みの者
なお、上記3の要件に該当する場合は、さらに細かい要件があります。また、学校推薦型選抜や総合型選抜に出願する場合は、別途出願要件を満たす必要があるため、詳細を入学者選抜要項で確認しておきましょう。
入試日と出願の受付期限
入試日と出願期間は選抜方法によって異なります。ここでは、2026年度一般選抜の日程をご紹介します。
| 課程 | 区分 | 出願期間 | 試験日 |
| 高度工学教育課程 | 前期 | 2026年1月26日~2月4日 | 2026年2月25日 |
| 後期 | 2026年3月12日 | ||
| 創造工学教育課程 | 前期 | 2026年2月25日、26日 | |
| 後期 | 2026年3月12日、13日 |
参照:名古屋工業大学 2026年度(令和8年度) 工学部入学者選抜要項(PDF)
入試科目や配点
ここでは、一般選抜(前期日程)における試験科目や配点をご紹介します。なお、以下のデータはすべて2025年7月19日現在のものです。
<高度工学教育課程>
| 試験区分 | 教科 | 科目 | 配点 | |
| 大学入学共通テスト | 国語 | 『国語』 | 200 | |
| 地理 歴史 公民 | 『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』『地理総合/歴史総合/公共』『公共,倫理』『公共,政治・経済』から1科目 | 100 | ||
| 数学 | 『数学Ⅰ,数学A』『数学Ⅱ,数学B,数学C』 | 200 | ||
| 理科 | 『物理』『化学』『生物』から2科目 | 200 | ||
| 外国語 | 『英語(リスニングを含む)』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目 | 200 | ||
| 情報 | 『情報Ⅰ』 | 50 | ||
| 小計 | 950点を450点に換算 | |||
| 個別学力検査 | 数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲは全範囲 数Aは「図形の性質」及び「場合の数と確率」 数Bは「数列」及び「統計的な推測」 数Cは「ベクトル」及び「平面上の曲線と複素数平面」を併せて数学として出題 | 400 | |
| 理科 | 生命・応用化学科、物理工学科、社会工学科:「物理基礎・物理」又は「化学基礎・化学」のいずれか1科目を選択 電気・機械工学科、情報工学科:「物理基礎・物理」 | 400 | ||
| 外国語 | 英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲを併せて英語として出題 | 200 | ||
| 小計 | 1,000 | |||
| 合計 | 1,450 | |||
<創造工学教育課程>
| 試験区分 | 教科 | 科目 | 配点 | |
| 大学入学共通テスト | 国語 | 『国語』 | 200 | |
| 地理 歴史 公民 | 『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』『地理総合/歴史総合/公共』『公共,倫理』『公共,政治・経済』から1科目 | 100 | ||
| 数学 | 『数学Ⅰ,数学A』『数学Ⅱ,数学B,数学C』 | 200 | ||
| 理科 | 『物理』『化学』『生物』から2科目 | 200 | ||
| 外国語 | 『英語(リスニングを含む)』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目 | 200 | ||
| 情報 | 『情報Ⅰ』 | 50 | ||
| 小計 | 950点を450点に換算 | |||
| 個別学力検査 | 数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲは全範囲 数Aは「図形の性質」及び「場合の数と確率」 数Bは「数列」及び「統計的な推測」 数Cは「ベクトル」及び「平面上の曲線と複素数平面」を併せて数学として出題 | 400 | |
| 理科 | 「物理基礎・物理」又は「化学基礎・化学」のいずれか1科目を選択 | 400 | ||
| 外国語 | 英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲを併せて英語として出題 | 200 | ||
| 小計 | 1,000 | |||
| その他 | 面接 | |||
| 合計 | 1,450 | |||
参照:名古屋工業大学 2026年度(令和8年度) 工学部入学者選抜要項(PDF)
出願者数や合格者数のデータ
名古屋工業大学の出願者数や合格者数は、次のようになっています。なお、ここで取り上げているのは、2025年度における一般選抜(前期日程)のデータです。
| 学科・コース | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
| 生命・応用化学科 | 342 | 319 | 126 | 2.5 |
| 物理工学科 | 287 | 283 | 68 | 4.2 |
| 電気・機械工学科 | 340 | 328 | 108 | 3.0 |
| 情報工学科 | 349 | 331 | 88 | 3.8 |
| 社会工学科(建築・デザイン分野) | 152 | 149 | 45 | 3.3 |
| 社会工学科(環境都市分野) | 63 | 62 | 25 | 2.5 |
| 社会工学科(経営システム分野) | 57 | 54 | 20 | 2.7 |
| 創造工学教育課程(材料・エネルギーコース) | 55 | 46 | 23 | 2.0 |
| 創造工学教育課程(情報・社会コース) | 57 | 50 | 15 | 3.3 |
参考:名古屋工業大学 2025年度(令和7年度)入学者選抜状況(PDF)
名古屋工業大学の受験料と学費目安
名古屋工業大学の入学検定料は17,000円、大学入学共通テストの検定料は18,000円(3教科以上受験の場合)です。
また、入学料は282,000円、年間の授業料は535,800円です。
名古屋工業大学卒業後の進路
名古屋工業大学の2024年度学部卒業生の進路は、進学率が81.1%と高くなっています。就職を選ぶ学生は少ないものの、就職を希望した学生の就職率も98.6%と非常に高い数字です。
就職先には、住友電装、トヨタ自動車、竹中工務店といった産業界や、官公庁・非営利法人が見られ、多くの卒業生が大学で学んだ専門知識を活かして活躍していることが伺えます。
名古屋工業大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ
名古屋工業大学のオープンキャンパスでは、事前申込制の特別講演会や模擬授業といったプログラムが用意されています。
保護者向けの講演会もあるので、気になる方は大学公式ホームページのオープンキャンパス・イベント情報で最新情報をチェックしてください。
また、「女子学生のためのテクノフェスタ2025」という催しも予定されています。名古屋工業大学に興味がある女子学生は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
名古屋工業大学に合格するための勉強方法

ここからは、名古屋工業大学に合格するための勉強方法をご紹介します。
名古屋工業大学に入るにはどのような対策をすればいい?
名古屋工業大学の入試は、大学入学共通テストよりも個別学力検査の配点比率が高いことが特徴です。前期日程の場合、大学入学共通テストと個別学力検査の合計点数で1,450点満点ですが、そのうち個別学力検査の数学と理科がそれぞれ400点という高配点です。この2教科で800点満点となり、配点全体の半分以上を占めています。
したがって、個別学力検査の数学と理科でいかに点数を伸ばすかが、合格へのカギを握っているといっても過言ではありません。
名古屋工業大学の個別学力検査は、試験全体の記述問題の量や物理の小問数、英語の長文読解の問題数などが多く、大変な部分もありますが、標準レベルの問題も多くあります。過去問にしっかりと取り組み、出題されやすい分野から優先的に学習を進めていきましょう。
受験期の過ごし方と勉強のコツ
高校3年生の1年間は、過ごし方次第で合否の確率が変わりかねない、重要な期間です。計画を立てずにやみくもに勉強するのではなく、年間を通して長期的なスケジュールを立て、受験勉強を進めましょう。
具体的なスケジュールは、下記を参考にしてください。
- 春(4~5月):春は基礎を固める時期です。教科書の内容を繰り返したり、やさしめの問題集を丁寧に解いたりして、基本的な問題は確実に解答できるようにしておきましょう。同時に、苦手分野の確認も行います。
- 夏(6~8月):基礎固めを継続しつつ、苦手分野に集中して取り組みます。まとまった時間を確保できる夏休みは、苦手克服のチャンスだといえるでしょう。週単位でも計画を立て、苦手を潰すためにじっくりと取り組みます。
- 秋(9~11月):ここまでに身につけた基礎力をベースに、演習問題に挑戦します。大学入学共通テスト対策を始めるのもこの時期です。使用する問題集を入試レベルのものにして、これまで身につけた知識をアウトプットする訓練を行いましょう。
- 冬(12月~):時間配分を意識しながら過去問に取り組みましょう。過去問は解いて終わりではなく、解答や解説をしっかりと確認して、知識に穴がないかどうかの確認もします。
名古屋工業大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう
受験勉強への取り組み方は人それぞれです。独学で学ぶか予備校に通うか、迷っている方も多いでしょう。
独学で受験勉強を進める場合、注意したいのはモチベーションの維持です。加えて、1人で受験勉強を進めていると、受験に関する有益な情報を周囲から得られない可能性もあります。
以上のことから、より効率的に合格を目指すなら、予備校を利用するのがおすすめです。予備校には受験のプロがいるため、必要なときに的確なアドバイスや情報を得られるでしょう。さらに、現状に適した学習計画を作成してもらえたり、相談にのってもらえたりと、さまざまなサポートが受けられます。
ただし「予備校にさえ通っていれば安心」ともいえません。
一般的な予備校の授業は集団授業です。大手予備校ともなれば、一度に多くの生徒が同じ授業を受けることになるでしょう。講師の授業を受け身で聞いて終わってしまうケースもあり、知識が定着しないおそれもあります。
また、集団授業に流されて苦手分野が取り残されてしまう可能性があることも、予備校のデメリットとして挙げられます。授業では理解できなかったところは、自分で講師に聞きに行くなどの積極性がないと、苦手分野の克服は難しいでしょう。
四谷学院のカリキュラムのご案内
予備校の授業にありがちな欠点をカバーできるのが、四谷学院独自の「ダブル教育」です。以下では、ダブル教育の2つのポイントをご紹介します。
科目別能力別授業
多くの予備校では、入塾テストの結果や志望校によってクラス分けが行われます。それに対し、四谷学院の科目別能力別授業は、科目ごとのレベルに合わせて「基礎クラス」「選抜クラス」といったクラス分けを行うのが特徴です。
これによって、授業についていけなくなったり、内容が簡単すぎたりする心配がなく、効率的に理解力を高められます。
また、毎月行う「レベル診断テスト」により、学力の伸びに合わせてクラスレベルも上がっていきます。
55段階個別指導
科目別能力別授業で得た理解力を解答力につなげるのが、55段階個別指導です。
55段階個別指導では、過去の入試問題を分析して作成した55テストを通じて、解答の仕方が不完全なところや理解が不足しているところをチェックします。
チェックした箇所については、プロの講師がその場で解説するため、着実に解答力を高められます。講師との1対1のやりとりで、できていなかったところの理解はもちろんのこと、思考力や記述力アップも期待できます。
名古屋工業大学に合格するには丁寧に解く力が重要!
【名古屋工業大学の入試概要】
- 工学系の単科大学なので、要求される学力の分野がはっきりしている
- 個別学力検査の特徴的な配点比率を考慮した対策が重要
- 難易度は標準~やや難しいレベルに分類される
【名古屋工業大学の入試データまとめ】
- 2025年一般選抜(前期日程)の実質倍率は2.0~4.1倍
【勉強方法まとめ】
- 特に個別学力検査の数学と理科の配点が高いため、頻出傾向のある分野を中心に十分な学習が必要
- 物理は問題数が多く、英語は長文が多い。過去問を使って時間配分の練習をしておく
名古屋工業大学の合格をつかむためには、周りの学生と差をつけることが大切です。そのためには基礎を徹底し、いかにミスを少なくするかがポイントになるでしょう。
そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育」です。自分の学習レベルに合った授業で、無理なく学力向上が望めます。気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※本記事でご紹介した情報は2025年7月19日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!
志望校合格を勝ち取るには、自分に合った予備校を選ぶことが大切です。インターネットの口コミや予備校のパンフレットだけでは、得られる情報に限りがあります。気になる予備校があれば説明会・相談会に参加し、実際の雰囲気や講師の質などを確かめましょう。
以下の記事では、予備校の説明会・相談会に参加する際に確認すべきチェックポイントや、参加時の不安を解消する方法について解説しています。予備校選びで迷っている方は、ぜひご覧ください。



