予備校スタッフが教える!合格者数の罠

最終更新日:2019/08/13

※この記事は約2分で読めます。


こんにちは。四谷学院の奥野です。

今日は、「合格者数」についてお話ししていきます。

合格者数を参考にしてはいけない

予備校や塾を選ぶ際に、「合格者数」を参考にする人がいます。

「この予備校は難関大に合格した生徒が〇〇人もいる!」
「あの塾は例年東大合格者を輩出しているすごい塾だ!」
こう考えてその予備校や塾に通い始める人が多いのです。

敢えて先に言いますね。

これは、大きな過ちです!

予備校や塾は、合格者数で決めてはいけません。

算出方法が違う

なぜだと思いますか?

合格者数は、必ずしもその予備校・塾の実績を反映したものではないからです。

合格者数とは、明確に定義が決まっているわけではありません。
実は、予備校・塾ごとに算出方法が異なるのです。

予備校A
 毎日予備校Aに通っている生徒のうち、実際に合格した数
 (通学している生徒を在籍生としてカウント)
予備校B
 Bの季節講習を一度でも受講したことがある生徒のうち、合格した数
 (季節講習を受講しただけの生徒も在籍生としてカウント)
予備校C
 C主催の模試を一度でも受験した生徒のうち、合格した数
 (模試を一度でも受験すれば、在籍生としてカウント)

合格者数1のマジック

いかがでしょうか?
これでは、実際は予備校Aに通っている生徒も、予備校Bの講習やC主催の模試を受けただけで、
三つの予備校の在籍生としてカウントされるのです。

当然、合格したらどの予備校でも「合格者数1」として集計されます。

そんな馬鹿な!と思うかもしれませんが、ホントの話です。
その証拠として、多くの予備校がこぞって発表している「東大合格者数」を見てみましょう。

これを全て合計すると、実際の東大合格者よりも数が多くなるんです。

「合格者数1」のマジックですね。
ちなみに、合格率も同じです。母数がマジックなのですから、当たり前ですよね。

現在予備校・塾を探している方は、まやかしの合格者数・合格率に惑わされず、
卒業生の体験記などを読んでみて、実際に足を運んで、
自分に合うところを探してくださいね。

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